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あのう・・・、主題は、どこにあったんでしょうね? 最後の最後にそれをぶちまけて、ああいう終わりにするのはずるいんじゃないですかね。・・・合わないなぁ。 書評で選んでハズレ、のいい例になってしまいました・・・(-_-;)。真保裕一さんのファンの方、ごめんなさい。 『最愛』というタイトルも、ちょっとやりすぎな気が・・・。 主人公・小児科医の押村悟朗は、デートの最中に警察から電話が入り、姉が事件に巻き込まれて重体になったことを知らされる。急いで病院に駆け付けたものの、18年間失踪していた姉が何故事件にかかわったかもわからない上に、前日元殺人犯と入籍していたことが判明。姉の部屋で探し出した年賀状を元に、姉の周辺を探り始めるが・・・。 ・・・姉弟愛なんだよね、多分。 幼くして両親を失い、姉弟別の親戚に引き取られ。自分は大事にされて育ったけれど、姉は引き取られた家で上手くいかず、しかも親戚同士が財産分与で揉めて不仲になり、会えなくなったある日、一度だけ顔を見せて姉は去って行った。以来18年の間、姉は何をしていたのか。 何故、元犯罪者と結婚したのか。そして配偶者たるその男は、なぜ姿を現さないのか。 そういうミステリーかと思えば、やたら押村悟朗が悔恨に囚われて、姉にかかわる人物たちを妬んだり疑ったりし、執拗なまでに姉のことを探る。しつこく姉の夫の携帯に留守電を入れるあたり、相当粘着質である。 しかも、姉は自分の正義を絶対視する、強気で一本気な女で、少々エキセントリック。その姉のやらかしたことをすべて肯定的にとらえる悟朗は・・・なんかおかしいよ、と感じる。人間18年離れて暮らしていたら、変わるもんだと思うけど。どうしてそこまで、一途に姉の正当性を信じられるのか? 最後の最後に、その悟朗の姉への執着の理由が明らかにされるんだけど、まあその・・・小市民な水無月・Rには受け入れがたい理由だったりするわけで。さらに、脳死状態の姉に薬物をこっそり投与して、自らの手で逝かせるというのは、確かもう保たないからなんだろうケド・・・医者だけにひどいなぁと思うのである。「2人だけになりたかったのだ」なんてのも、なんだか言い訳じみてる。 ううむぅ・・・、合わんなぁ。残念ですが・・・。 (2008.12.23 読了) |
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