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zoom RSS 『キノの旅 (11) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○

<<   作成日時 : 2009/05/04 23:08   >>

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時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ、11冊目。とうとうローマ数字、変換できなくなっちゃったよ(笑)。
喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。2人の出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。
キノ組・シズ様組・師匠組、それぞれがそれぞれらしく、「ひと」の多々ある部分をデフォルメした国を、旅する。

『キノの旅 (11) -the Beautiful World-』
口絵「子供の国」
キノに不穏な質問をする子供。
口絵「お花畑の国」
キノが訪れた時は内乱。隣国の軍人が解決し、花の種をまく。花畑を訪れるシズ様一行。
口絵・プロローグカメラの国・b」
普通の、記念撮影風景。
第一話「つながっている国」
壮大な、ドッキリ企画?ネット(?)につながってることで、騙されている男。
第二話「失望の国」
期待通りにするのは、結構疲れるんだけど、いろいろ困るんだよね。
第三話「アジン(略)の国」
キノ達が訪れた、長い長い名前を持つ国。その名前の真実とは。
第四話「国境のない国」
亡国の王子・シズ様&喋る犬・陸&手榴弾少女・ティー、登場
私もこんな国はイヤだ。
第五話「学校の国」
師匠が教えられない最新技術を身につけるため、とある学校へ通うキノ。
第六話「道の話」
壮大すぎる計画・・・(笑)。
第七話「戦う人たちの話」
戦う理由。だが内部では思惑が違っていて。
エピローグ「カメラの国・a」
科学的発展をしなかった国で、別れ際カメラで撮影される、キノ達。
とても見つけやすいあとがき
時雨沢さん・・・楽しく遊んでますね。いえ、大好きですこういうの!

毎回、感心するんですよね〜。時雨沢さんの描く「いろいろな国」の多種多様さには。しかも全くのフィクションではなく、人間の持つ色々な面を誇張して描いてるだけで、こんなにバリエーションがあり面白くも心に響くエンターテイメントであるということが、ホントにすんばらしい。

そして、キノ&エルメスの軽妙なやりとり、シズ様&陸&ティーの何故かトホホな国との出会いと別れ、師匠&ハンサムな弟子のえげつない事態かいくぐり。
どのチームも、淡々と日々の旅路を過ごしているんだけど、やたら面白い。
何と言っても、水無月・Rはシズ様組びいきだけどね!だって、シズ様ったら!
・・・常に真剣なのに、何故トホホ。
・・・誠実かつ爽やかハンサム系なのに、何故トホホ。

トホホには、愛がある もう〜、水無月・Rのトホホ萌え魂に直球投げ込んできて、愛があふれちゃうんですもん!素敵すぎです。萌え萌えです。

第三話「アジン(略)の国」で過去にこの国でとあることをした人物とは、師匠の師匠(?!)なのではないかと思ってます。なんだか行動の基準がとっても師匠らしい感じがするので。この物語では、師匠はえげつない行動をしてませんが(笑)、このあっさりとした交渉方法は、とっても「らしい」ですよね。

プロローグ&エピローグの「カメラの国」は、とても素敵な物語でした。
自分の心(頭)に、その風景をとどめておくことのできる、機械。記録することよりも、記憶することの方が、もっと美しいと・・・そう感じました。
逆に、うわ〜諧謔的、と思ったのが第一話「つながってる国」。これはあれよね、ネット依存症への警鐘・・・う〜ん違うな、揶揄?とにかく、画面に出れば繋がってる、そこにある、と信じてしまう危うさを描いていたと思います。本当は、そうじゃないのに・・・。
鼻で笑えるレベルのようで、鼻で笑ったらいけない怖さがありました。

ああ、あとがき(笑)。時雨沢さんて、どうしてこう読者の期待にこたえてくれるのかしらん♪
次は何をやってくれるのか、どんなことになっちゃうのか、楽しみでしょうがない私(^_^;)。

(2009.05.03 読了)

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The beautiful world電撃文庫 著者:時雨沢恵一出版社:アスキー・メディアワークス/


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キノの旅&#8554;-the Beautiful World- 時雨沢恵一
キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)著者:時雨沢 恵一メディアワークス(2007-10)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 「口絵 子供の国」 この国では大人が子どもをダメにしたゲーム類 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2012/04/19 00:27

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは^^
こんかいのあとがき、残念ながら図書館のバーコードに隠れて読めませんでした〜残念。
師匠の昔の話に出てくる伝説的な人は師匠の師匠なのでしょうか?(ややこしい!)短編でも微妙に絡み合っているのが良いです。
あとちょっとで追いつくので頑張って読みます^^
苗坊
2012/04/19 00:47
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
図書館の本だと、時々そういうことありますのね、時雨沢さんの本の場合(笑)。
そういう時は「お店の人、ごめんなさい」と心の中で謝りながら、本屋さんで確認させていただいています(^_^;)。
短編がキノの旅の道順通りじゃなく、過去まで行き来しているのが、いいですよね。別の旅人組が前に通った国を、また別の旅の体験をしてとおっていく旅人組がいる、素敵なつながりだと思います♪
水無月・R
2012/04/19 13:12

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