蒼のほとりで書に溺れ。

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zoom RSS 『銀色の翼』/佐川光晴 ×

<<   作成日時 : 2009/05/06 21:37   >>

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「生きることの困難さを正面から見据える」という書評の言葉・・・うわぁこれ、絶対弱ってた時に見つけた書評だ・・・(-_-;)。時々、あるんですよねぇ、こういうの。で、たいてい評価が低いんだ(笑)。いや多分、好みの問題であって、私に合わないだけなんだと思います。

脳腫瘍の後遺症で頭痛に悩まされる主人公と、頭痛の会を通して知り合い結婚した偏頭痛持ちの妻の出会いと再生を描いた表題作『銀色の翼』

作家になった男が、昔の知人(と思われる)炭焼き職人のもとを訪れ、彼の告白を聞く、「青いけむり」

2篇とも、「で?」と聞きたくなるような、記述に感じられたのである。そう、小説ではなく、記述。ただ、描かれているだけ・・・。特に「青いけむり」の方は、主人公が作家である必要も、炭焼き職人が大学寮時代に知り合った他大学の寮生という設定の必要性も、それぞれの夫婦間の関係とか・・・だから、何?って感じで・・・。全然必然性がなくて、不自然で不可解で、不愉快になってしまった。どこかでラストへ向かって収束するのかと思って、最後までかなり頑張って読んだんだけど、読み終わって非常に脱力。「何なんだよ、これは」と・・・。

まだ救いがあったのは「銀色の翼」の方で、妻のかたくなさや、夫である主人公の脳梗塞の後遺症の頭痛と神経系の緊張型頭痛や、結婚のいきさつなど物語性もそこそこあった。かつ、主人公が病後の学生時代にやたら囚われていた京都の神社仏閣の石のスケッチの場へ、夫婦で訪れて一緒に医師を眺めるラストシーンは、それなりに「再生」というテーマを感じられた。ただ・・・あまりにもこじつけなきがしなくものないので、ちょっと・・・。

酷評だなぁ・・・(笑)。多分、頑張って読んだのに何も報われなかったから、じゃないかと。いや、勝手に選んでおいてそんな言いがかりをって気もしなくはないですが・・・。
久し振りに、「なんだったんだろう・・・」という虚しさを感じた作品ではありました。ある意味貴重なのかも?
あ・・・忘れてた。著者は佐川光晴さんです。

(2009.05.05 読了)

銀色の翼
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著者:佐川光晴出版社:文藝春秋サイズ:単行本ページ数:211p発行年月:2006年06月この著者の新


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