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zoom RSS 『私が捜した少年』/二階堂黎人 △

<<   作成日時 : 2009/06/15 21:11   >>

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二階堂黎人さんて、確かすんごく本格なミステリーを書く人だったと思うんですが・・・。
『私が捜した少年』はというと、本格ミステリーじゃなく、パロディ・ハードボイルド(笑)です。
ただ・・・6歳児の母としては、ちょっとこれはなかろうという、ツッコミはさせて頂きたい。

主人公・渋柿信介はライセンスを持たない私立探偵、ニヒルでハードボイルドな男である。世の中を鋭い眼光で眺め、斜めに構えて事に当たり、経験豊富で・・・だが、彼は幼稚園児なのである。
彼の縄張りは、「キンポウゲ幼稚園」。幼稚園のお友達からの依頼をビックリマンチョコ2個と風船ガム2枚で受け、失せもの探し、浮気調査、名称詐称・・・など色々な事件を解決している。
その傍ら、父である刑事・ケン一の関わる事件にも、冴えわたる推理の過程を子供らしく示唆し解決に導く。

もしかすると、そこが面白いのかなぁ〜とも思うのですが、水無月・R的に響かなかったのが、幼稚園児のハードボイルドぶり・・・ですね。
こういうパロディ小説なんだから、リアリティとか求めちゃいけないんだと思うんですが、どうにも、「6歳児はそんなこと考えないよ!」という・・・ね。ウチの次男君6歳ですが、彼がこんなこと考えてるんだとしたら、母はちょっと、困ります。そりゃあ、渋柿信介は頭の中ではこんなことを考えてるけど、表には出さないで無邪気なふりをしてるんだぜ、ということなんだろうケド・・・。

F-1レーサー並みの運転技術をもってる元アイドルな母・ルル子のキャラはなかなかに強烈。お手軽ミステリーファンで、夫から捜査中の事件の話を聞きだしては、信介を巻き込んで事件解決に手を出そうとする。まあ、考えるのは信介で、彼女はとんでもない運転技術で犯人を追いつめるんだけど、一緒に乗ってるとき一応警察関係者であるケン一は、スピード違反とか・・・いいんですかね?

ぶつぶつ文句は言ってますが、幼稚園の事件が実際の事件のヒントになるという構成は面白いというか、へぇぇ〜と思います。

(2009.06.15 読了)

私が捜した少年 (講談社文庫)
講談社
二階堂 黎人


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