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zoom RSS 『GOSICK』/桜庭一樹 ○

<<   作成日時 : 2009/11/28 23:38   >>

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桜庭一樹さんの、ライトノベル時代の代表作である、『GOSICK』
これだけ、「桜庭さんの作品が好きだ〜!」「強化ガラス細工の少女たちが云々〜!」と叫んでいるにもかかわらず、水無月・Rは桜庭さんのライトノベル時代の作品をあまり読んだことがなかった。
ヨーロッパの架空小国のとある学園を舞台に、日本から留学した少年・久城一弥と人形のような美少女・ヴィクトリカが謎を解いてゆく・・・というシリーズの第1作。
面白かったですよ〜。主人公・一弥がトホホで(笑)。トホホ萌えな私としては、こりゃもう素敵なゴチソウでございましたわ〜(←って、どこのアブナイ人だろう私)。

留学生・久城一弥は、授業に現れず学園の巨大な図書館の最上階に籠っている美少女・ヴィクトリカに気に入られたのか、「つまらん〜。退屈だ〜。」と振り回されている。
まだ語られていないけど、以前に一弥が事件に巻き込まれたとき、ヴィクトリカがその知恵の泉から混沌(カオス)を再構築して言語化して、救ったのだと言う。それがきっかけで、たぐいまれなる頭脳を持ったヴィクトリカに退屈しのぎに謎を持ってこいと、いつもゴネられている。
いつもヴィクトリカの謎解きのお手柄を横取りする気どり屋の貴族警部・グレヴィールは何故かヴィクトリカがいないかのように、一弥にだけ話しかける。

ヴィクトリカに振り回される一弥のトホホが、何と言うかもう、すっごくいいです(笑)。一生懸命頑張ってヴィクトリカを守ろうとしてるのに、空回りだったり、すっ転んだり・・・。対するヴィクトリカが、非常に冷静で、ぶっきらぼうで、ずば抜けた頭脳の鋭さを持っているのに、何故か世慣れてないアンバランスさ。陶器人形のような美貌と流れる金の絹糸のような長い金髪をもった美しい少女が、パイプをふかしまくって、鮮やかに謎を解く。その相方が、帝国軍人の三男のプライド(?!)を持ちつつも、振り回され役のかわいらしい少年。
いやぁ・・、非常にトホホ感が漂っていいですね。

ひょんなことから、過去の殺戮が行われた客船の再現シーンに侵入してしまった一弥とヴィクトリカは、再現される殺戮に巻き込まれる。死んだはずの男に襲われ、沈みかける船から救出された女と二人は、警察署で謎解きをする。
10年前の殺戮は、ソヴュールの未来を占うものだったと。
そして、ヴィクトリカの出生の秘密の一部が本人によって、明かされる。

いやぁ、ストーリーも面白かったけど・・・やっぱりトホホだよねぇ(笑)。この後、どれだけヴィクトリカに振り回されるか、楽しみだ〜。

ちなみに、ヴィクトリカの兄・ブロワ警部が、以前助けた東洋の少年・一弥の様子を見に来ると称して、ヴィクトリカの知恵を借りに来るのは、ヴィクトリカの頭脳を利用するという面もありつつも、腹違いの奇才の妹の退屈を晴らすという、兄らしい思いやりもちょっとはあるのかな〜なんて思いました。

(2009.11.27 読了)

Gosick
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角川文庫 著者:桜庭一樹出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:文庫ページ数:301p発行年月


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水無月・Rの『GOSICK』シリーズ記事
『GOSICK』(本稿)
『GOSICK V 〜その罪は名もなき〜』
『GOSICK V 〜青い薔薇の下で〜』
『GOSICK W 〜愚者を代弁せよ〜』
『GOSICK X 〜ベルゼブブの頭蓋〜』
『GOSICK Y 〜仮面舞踏会の夜〜』
『GOSICK Z 〜薔薇色の人生〜』
『GOSICK [ 上 〜神々の黄昏〜』
『GOSICK [ 下 〜神々の黄昏〜』
『GOSICKs 〜春来たる死神〜』
『GOSICKsU 〜夏から遠ざかる列車〜』
『GOSICKsV 〜秋の花の思い出〜』
『GOSICKsW 〜冬のサクリファイス〜』

『GOSICK RED』
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GOSICK 桜庭一樹
GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) オススメ! 聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。 自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。... ...続きを見る
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2009/11/28 23:57
「GOSICK ―ゴシック―」桜庭一樹
GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)クチコミを見る ...続きを見る
本のある生活
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GOSICK
 以前「GOSICKs・春来たる死神」(桜庭一樹)を本ブログで紹介したが、その本編第1巻に当たるのがこの「GOSICK」である。第一次世界大戦の記憶がまだ新しい時代に、架空のヨーロッパ ... ...続きを見る
本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館]
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。TBさせていただきました。
私もこのシリーズは気になっていましたが、手に取るのは遅かったです。
文庫本、装丁が違うバージョンで発売されているんですよね。
私はまだ2冊しか読んでいませんが、ヴィクトリカと一弥のコンビ、大好きです。
とっても可愛いです^^
ストーリーも面白かったですね〜。
船の中っていう密室空間がまた引き込まれました。
たくさん買ったにも関わらず読んでいないので、そろそろ読まなきゃと思ってます。
苗坊
2009/11/28 23:58
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
このシリーズは、富士見ミステリー文庫の方が最初の出版で、角川のは、桜庭さんが直木賞を取った後の諸作品(再)文庫化の流れ・・・みたいです、多分。
人形のように美しいのに口の悪い(笑)ヴィクトリカと、秀才の国費留学生のはずなのにトホホ感たっぷりに振り回される(ヴィクトリカだけじゃなくてほかの子にも)一弥のコンビ、微笑ましいですよね〜♪
続巻を早く読みたいです。
水無月・R
2009/11/29 22:48
やっぱりこのお話は、一弥ですよね〜。言われてみと、まさに水無月・Rさんお好みのトホホ男子です(笑)。振り回されたり空回りしたりするのが、もうかわいくってかわいくって。
桜庭さんはラノベ時代の作品もいいですね〜。シリーズ読んでいこうと思います。
june
2010/06/23 15:00
juneさん、ありがとうございます(^^)。
ええ!握り拳で主張いたしますとも!!
一弥のトホホは、スンバラシイ!と(笑)。
頑張ってるのに、何故か正当評価を受けないところが、憐れで愛おしいです♪
桜庭さんのラノベ、私的にはかなり良いです。
文章のテンポがいい、展開が巧い、構成が面白い!の三拍子そろってると思います!
水無月・R
2010/06/23 22:07

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