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zoom RSS 『王朝小説集』/芥川龍之介 ○

<<   作成日時 : 2010/01/09 22:56   >>

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いやぁ・・・最近の小説ばかり読んでると、いわゆる「純文学」が読めなくなりますなぁ。すんごく、読むのに時間がかかりました・・・(T_T)。短編集なのにねぇ。
そんな私が、なんで芥川龍之介『王朝小説集』なんか読んだかというと、今更ながら森見登美彦さんの『【新釈】走れメロス 他四篇』の元ネタが読みたくなったからなのですね(笑)。

で、その読みたかった元ネタは「藪の中」。モリミー作品では、素敵すぎるほどの翻案っぷりでしたが。それでも、それぞれの主観で食い違う主張、誰もが自分に都合いいように物事を覚えていようとし、事実を捻じ曲げるのだ・・・というのが上手く、翻案されてたんだなぁ〜と思いました。
結局真実は、殺した男にあったのか、逃げた女にあったのか、殺された男(巫女の口寄せで語られたこと)にあったのか・・・・。人間て狡猾だなぁ・・・というのがはっきりと描かれてましたね。
 
王朝時代を描いた16篇の短篇。そのうち「羅生門」「鼻」「芋粥」「袈裟と盛遠」「龍」「往生絵巻」は教科書や別の短編集などで読んだりしたことがありました。でも、かなり記憶があやふやだったので、今回もう一度読み直してみました。何とも、しっかりした作りの物語だなぁ・・・と思います。ただ・・・「愛と笑いとツッコミ処満載」に萌えまくりな身としては、ちょっと荷が重かったです。・・・あはは。

未読だったものの中で、気になったのは未完作品「邪宗門」。あの後、異教の沙門は何をするんだろう・・・。姫君と沙門の関係は、沙門が乗り込んだ御堂供養の場で、堀川の若殿が沙門に対して何をしたのだろう・・・。沙門の布教する「摩利の教」は多分キリスト教で、掲げる女菩薩は聖母マリアであろうと思うんだけど、今後の展開がどうなるのか、非常に気になりますね〜。ずっと先が気になってわくわくしながら読んでたので(未完)で終わった時は結構がっくりしました・・・。

あ、そういえば私、この記事の冒頭で「芥川龍之介」と呼び捨てしています。基本、作家さんの名前は「○○さん」と書いてるんですが「芥川龍之介さん」というのはどうにも、座りが悪くて。「さん」呼ばわりするには大文豪すぎるし、かといって「先生」や「様」も違う気がする・・・と迷った末での呼称です。逆に呼び捨てにすることで敬意を表しておりまする・・・・って、言い訳っぽいですな(^_^;)。

(2010.01.09 読了)

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