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zoom RSS 『咲くや、この花 〜左近の桜〜』/長野まゆみ △

<<   作成日時 : 2010/04/09 20:35   >>

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あ〜!う〜!イライラしたッ! 
・・・何がって、主人公・桜蔵(さくら)にである。
前作『左近の桜』の時は、桜蔵本人が「あくまで自分はノーマル」と言ってるから良し、としてたんだけどさ〜。
本作『咲くや、この花 〜左近の桜〜』は、私的には、如何なものかと思いますよ、長野まゆみさん。
いや・・・BL風味なのは、まあいいんですよ、この際。
問題は、自分はノーマルだと主張する桜蔵が、どうしてそっち方向へ踏み込んで行っちゃうか、なのですな。

男と男のための連れ込み宿、『左近』の息子・桜蔵は高校3年生。
進学費用や色々(普通息子を脅迫するか?)のため、父・柾(まさき)に頭が上がらないせいで、いいように妖物の相手をさせられているのもイライラするし、妖(死人とか、物の怪系とか)の相手はイヤだイヤだと言いながら、その状況に自ら転がり落ちてってるような気がしてさ〜。ホントに嫌なら、もうちょっと全力で抵抗しなきゃ。なし崩し的に、それを許容してるような気がするんですよ、桜蔵は。
私は小市民なので、基本的に同性愛に関しては腰が引けてしまうんですよね。やれ触れたの、裸になったの・・・ってだけで、ややもすると拒否反応が出そうなのに(それでも最近は少しは許容範囲広がったのですよ)、実の父親が両刀遣いで、しかもいわゆる愛人の立場である桜蔵の母がそれを認めてるってのが、全然理解できないです・・・。

今回も、メインの妖物は死人。黒面(クロツラ)と呼ばれる、犬に似てるような魂喰らいも、あちこちに出てくる。(←表紙の動物・・・これ見ると可愛い気がするけど、魂喰らいなんだよねぇ)
桜蔵が性(さが)として引き寄せてしまうのか・・・、とにかくやたら死人にもてあそばれている。そういうのちょっと・・・ねぇ(あんまりキモチいい話じゃないと思う)。
本人は真也っていう彼女もいて、男は好きじゃないって言ってるにもかかわらず、関係するのは男でしかも(多分)死人・死霊の類・・・。

しかも(今回の文章で何回「しかも」って書いてるんだろう私・・・)桜蔵、この物語の最後に自宅『左近』を出て父の家(正妻と住んでる家)に住むことになる。入口は別だと言いつつ、その戸口の鍵は柾も持ってるなんて・・・ますますキケンじゃん!・・・多分、この続きの物語が出ても、私が読むかどうかはかなり微妙な気がします。(男同士の近親相姦はさすがにナシだろ・・・と思いたいけど、柾の性格上、やたら妖物を桜蔵に押し付けて面白がりそうだからな〜)
それと、やっぱり長野さんは「硝子細工のように繊細で儚くて、現実味がない少年たちの体温のなさげな物語」な系統が好きなので・・・。

しかし、何故柾は桜蔵を「女」と言うのだろう。どうも桜蔵は父母の子でありながら妖物の気も交じってるようで(作中で妖物がらみの産婆にとり上げられたとも言われてるし)、概念的な半陰陽なのかもしれないな〜とか、ぼんやりと感じてますが、どうなんでしょうねぇ。
もう一人の息子、千菊(ちあき)の事は、男扱いなのに。千菊は全く妖物系ではなく、健全な子供(高校生)だし、柾も千菊に対しては真っ当な父でありたいようだ・・・ずるい男だなぁ。
どうも、私は柾が嫌いだ。妻がありながら愛人に子供を二人も産ませ、しかも一人は正宅へ連れてくる、更には遊び相手(本気もあり?)は男・・・ってどうなの?

(2010.04.03 読了)

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