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zoom RSS 『憧憬☆カトマンズ』/宮木あや子 ◎

<<   作成日時 : 2012/04/11 22:20   >>

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面白かった〜〜!!!いやぁ、ノリがいいなぁ、楽しいなぁ!
ままならぬ想いにとらわれる切ない物語もいいんですけど、宮木あや子さんのこういう物語も、いいです!
最近、読書のペースがかなり落ちてたんですが、すごい勢いで読了しちゃいました、『憧憬☆カトマンズ』
因みに私も、カトマンズがどこにあるのかわかってませんでした〜♪

東京都下にあるおバカ大学を卒業して7年、IT系派遣社員として働いてきた後藤ちゃん&食品マネキン派遣(いわゆる試食のお姉さん)から派遣会社の営業になった中尾ちゃんの2人。二人の間にある、芯の通った友情と行動力にしびれましたねぇ!
あちこちに散りばめられるサブカルや音楽に関するネタはよく判らなかったけど、でも彼女たちのノリのいい会話が楽しいです。
おバカ大学卒業だからと言って、この二人をなめちゃいけない。お勉強は出来なくても、お仕事はデキる!そういう才能の人ってたまにいるんだけど(逆もまた然り)、そういう面が突き抜けた二人だからこそ、固い友情が成立するんですよねぇ。

最初は不倫してた後藤ちゃんが職場の後輩と恋愛関係になり、中尾ちゃんも一緒に仕事をしてる後輩と恋愛をはじめ、なんだかいい感じにハッピー。仕事も頑張るし、恋愛もうまくいく。でも、ちゃんとリアリティがあるし、とにかく愛と笑いとツッコミ処が満載。好きだ〜こういう展開。
そして、トドメが後藤ちゃんの後輩のパティ(パティシエ志望の略)。この子がホントいい(笑)。下町の鯛焼き屋の娘なんだけど、必死にそれを隠して「可愛らしいお嬢さん」風にふるまってる。パティシエ志望なんてのも嘘、餡ことか甘いものなんて大嫌い(笑)。ところが、自分のウチの鯛焼き屋さんにたい焼きを買いにきた、サイパン出身の力士・ナンゴクと知り合い、恋に落ちてしまう。そこからのパティは行動力全開で、後藤ちゃん達にも本性カミングアウトしちゃうし、賭博疑惑に巻き込まれたナンゴクに「私がサイパンに会いに行く」と言ったり。
パワフルな女の子は大好きですね〜。
ちなみに、パティが次の契約更新で辞めるって言った時、ごちゃごちゃとゴネるセンター長を後藤ちゃんが書類で横っ面をひっぱたいたシーン、一番笑った。後藤ちゃんかっこよすぎる(笑)。
その後の、パティのサイパン移住後のシーンもよかったわ〜。

あとがきで、宮木さん本人が「ウルトラハッピーエンド」と言ってたけど、気持ちがいいよね、こういう話。

ところで。
パティの章で、近所の加奈ちゃんのお兄ちゃんが葬儀屋で、パティに「マサ」って呼ばれてて、加奈ちゃんがかなりのブラコンって…それは、私の大好きな 『セレモニー黒真珠』トホホ系眼鏡美男子・木崎のことではあ〜りませんか!!
その瞬間、「きゃ〜!きゃ〜!!萌えるッ!」と身悶えした私、たぶん変態の域に入りかけてる(笑)。結局木崎本人は全然登場しなかったにもかかわらず、テンションは持続。それって…いい大人としてどうよ(^_^;)。
でね、もう一つ気が付いたんです。中尾ちゃんの担当する派遣女子・鑓水って、たしか 『野良女』に出てきましたよね?!いやぁ、リンクしてるんだ〜、他の宮木作品と。
…ってことは、あの〈三島財閥〉とかが出てくる作品群ともつながりがあったらどうしよう、って、ちょっとうろたえました(笑)。
このノリで、あの世界観とリンクしてたら、スゴすぎる・・・(^_^;)。

そういえば。
中尾ちゃんの彼氏の村内君、いろんな人からどう見てもゲイと思われてるんだけど、ゲイの人って、見たらわかるんですかね(笑)。すごくかっこいい、きれいな男(アパレル出身のおしゃれな男)である、という表現がされてるんだけど、そういう人は、女に興味がなさそうに見えるんですかねぇ?村内君はバリバリ女好きだそうですが(笑)。

(2012.04.08 読了)

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宮木あや子 日本経済新聞出版社発行年月:2011年06月 ページ数:236p サイズ:単行本 ISB


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憧憬☆カトマンズ
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは☆
どーなんでしょ。見てわかるのかなぁ。
私の知っているきれいな男の人は、女性相手にも男性相手にももてて苦労しているヘテロさんだったので、参考になんにもなりません(^^;;;

ウルトラハッピーだと、読むのも早くなっちゃいますね。
私は「野良女」は未読なのですが、繋がっていたとは。探さなくちゃ。
後藤ちゃんの啖呵を切るシーン、かっこよかったですね。
こんなに読んですっきり爽快感がある本も近年まれでした。
香桑
2012/04/11 22:57
私はそういう人が近くにいないので分かりませんが、多分気づかないと思います。鈍い人間なので^^;
後藤ちゃんと中尾ちゃんの関係がとてもいいなと思いました。2パワフルですよね〜。
宮木さんの作品は2冊しか読んでいないのでリンクにはもちろん気づかず。もったいなかったです。今年は少しずつ読めていけたらいいなと思います。
苗坊
2012/04/12 00:07
宮木作品って両極端だよなぁと思いながら、でも、どっちも好きなんですよねー!
からっとした笑いで最初から最後まで楽しく読めました。突っ込みどころも満載でしたが、そこも含めて楽しめましたね。
「野良女」とのリンクは気付きませんでした!うわーちょっと悔しい^^;
すずな
2012/04/12 12:40
香桑さん、ありがとうございます(^^)。
ホント、この物語は超大当たりでした!
爽快な読み心地、ゲラゲラ笑いながら(家族に可哀そうな者を見る目で見られながら)、楽しく読了いたしました〜。
『野良女』はちょっとお下劣というかなんというか・・・かなりぶっちゃけ路線ですが、笑い処は満載でしたよ♪
水無月・R
2012/04/12 12:45
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
後藤ちゃんと中尾ちゃんの関係が、かっこいいですよね。お互いを大事に思ってて、尊重してる感じ。よくわかり合ってるし。
宮木作品は、いいですよ〜ホント。是非是非、お読みくださいませ♪
水無月・R
2012/04/12 12:49
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
両極端ですけど、どちらもイイですよね、ホント。
『野良女』の鑓水は、苗字が珍しいから気づきました(^_^;)。そして〈三島財閥〉系と関わりがあったら、と愕然としたのでした(笑)。
水無月・R
2012/04/12 12:57

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