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zoom RSS 『こなもん屋馬子』/田中啓文 ◎

<<   作成日時 : 2012/07/23 23:24   >>

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むははは・・・!なんじゃこりゃ〜(笑)。
理屈とかはどうでもいいというか、そんなもん超越してて、とにかくノリがスンバラシイのですよ(笑)。
何なの、この激しくぶっちぎり感のあるキャラ!
田中啓文さんと言えば、私的には『笑酔亭梅寿謎解噺』シリーズの、豪快(ていうか破天荒?)かつ人情溢れる楽しい物語を書かれる作家さんなんですが、今回も、大変素晴らしいですね!
『こなもん屋馬子』、そう、〈蘇我家馬子(そがやのうまこ)〉という中年女がやっている、大阪のソウルフード?!な「こなもん」の店・馬子屋(屋台だったりもするけど)とそこに出入りする、訳アリでお悩みを抱える人々の、豪快かつ爽快なお悩み解決ストーリー!
これが笑わいでいられようか、ってものですよ〜♪

しかし、大阪のオバハンをここまでデフォルメすると、既に人間ではないと言うか妖怪寄りと言うか・・・(笑)。
さすがに自分のこと「あて」と言ったり、お尻を「おいど」と言う人は、見たこと聞いたことないよ、私。そろそろO阪暮らしも3年目だけどさ。
とは言え、ツッコミどころが微妙なパーマをあて、どデカい豹の顔が入ったTシャツを着て、黒いスパッツを履いたムチムチなオバハン、というのはいる(笑)。みんながみんな、そうじゃないけど、かなりの確率で街中で普通に出会える(笑)。まあこんなもんだろ、とスルー出来るようになった最近の自分が、ちょっと怖いわ〜・・・(^_^;)。
いやいやでも、馬子みたいなインパクトのオバハンは、そうそういないです、ていうか、遭遇したことないです。残念ながら。

さてさて、物語の方へ戻りましょうか。
いや〜、でも、何をどう言ったらいいんでしょうねぇ(笑)。
すっごく、面白いんですよ。大阪のオバハンがどうこうじゃなくてね、いろんな人がいろんな悩みを抱えて「馬子屋」を訪れるんだけど、もちろん馬子がそれを直接解決するわけじゃないんですよ。
馬子の出す「こなもん」料理を食べて、やみつきになって通いつめてるうちに、悩みに対するきっかけを見つけたり、馬子にどやされて目が覚めたり、とんとん拍子に悩みは解決してゆく。そこが面白い。
かなりご都合主義だし、馬子のハチャメチャなキャラだけで回してる感もなくはないから、どの章もまあ解決するんだろうな〜、っていう見通しは立つんだけどね。

各章に馬子屋の常連になる男が語り手になるんだけど、それぞれに馬子がかなり直球なあだ名をつけていて、それが章タイトルになっています。各章の語り手や、お悩みを抱えてる人々のことを書くのもいいんだけど、各章の馬子屋の看板に書かれてる馬子の形容に私は注目しちゃいましたよ。
「豚玉のジョー」
店主ベンピ(ベッピン?)
「たこ焼きのジュン」
店主クレオパトロン(クレオパトラ?)
「おうどんのリュウ」
店主ミスユニバー(ミスユニバース?)
「焼きそばのケン」
店主BIRJIN(BIJIN=美人?)
「マルゲリータのジンペイ」
店主絶生の美人(絶世の美人?)
「豚まんのコーザブロー」
店主エロ・ザ・ブス・テーラ(エリザベス・テーラー?)
「ラーメンの喝瑛」
店主美の仮住まい(美のカリスマ?)
・・・これって、ツッコミ待ちってことでよいのでしょうか馬子様(笑)。

内容はね〜、読んで笑って、楽しんでいただけたらいいんじゃないかな〜。言及するのやめときます。
各章の粉もんがそれぞれとても美味しそうなのと、神出鬼没な店の謎はファンタジーだと思うけど、なんだろう馬子とイルカの存在感はファンタジーとはかけ離れてるよねぇ、とか、色々それぞれがツッコミ入れながら読んだらいいと思うんですよ。読む人の好みで、フリーダムにね♪

大阪のどこかに出没するこなもん屋の「馬子屋」。激しく〈大阪のオバハン〉な太った中年女とその弟子?のイルカという少女がやっているその店は、凝ったものは出てこない。シンプル故に深い味わいを感じた客たちは、その味に魅了され、通い詰める。
「こなもん」といえば、お好み焼き・たこ焼きを指すものと思ってたんですけど、うどんやらピザまでその範囲を広げて構わないんですねぇ(笑)。小麦粉使ってたら、こなもんということですね。
どれもおいしそうで、食べてみたいです〜。特に、屋台なのに石窯のピザが焼き上がってくるってのがすごいですよ!どんな屋台なんや〜!(笑)
どっか、うちの近所に出現しないかしら、馬子屋。
そしたら、子供連れて通い詰めるんだけど。夏休みだし(笑)。

(2012.07.22 読了)

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田中啓文 実業之日本社発行年月:2011年10月 ページ数:298p サイズ:単行本 ISBN:97


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