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zoom RSS 『閉経記』/伊藤比呂美 ◎ (エッセイ)

<<   作成日時 : 2013/06/26 19:41   >>

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伊藤比呂美さんは、詩人である。
だけど、水無月・Rにとっては〈肩の荷の降ろせる子育てエッセイスト〉なのだ。
長男妊娠時代から次男幼児期まで、伊藤さんの子育てエッセイにどれだけ助けられたことだろう。
妊婦&赤ちゃん&子育て雑誌からの情報過多で頭でっかちになり、パンパンに腫れ上がった育児への気負いを、「いい塩梅」「良い加減」という言葉でクールダウンしてくれたのは、伊藤さんの『良いおっぱい 悪いおっぱい』『おなか ほっぺ おしり』等の子育てエッセイだった。
本書『閉経記』は、そんな伊藤さんが更年期を迎える前後の、〈漢(おんな)〉としてのあれこれを描いたエッセイである。

伊藤さんのエッセイは、新聞の連載などで目にする機会が結構あったので、非常に親しみがある。
伊藤さんほどにはカッコよく割り切れていないけれど、その考え方や行動に共感するところ、多々ある。というより、影響を受けた部分が結構あると思う。特に子育てで、子供やそれに絡む人間関係にべたべたしないでいいという事を学べて、とても楽だった。というか、今でもありがた〜く、そのように生きている。
そんな伊藤さんが『閉経』をテーマにエッセイを書いた。私にとってはもうちょっと先の話だと思うのだが、いつか通る道だと思うと、その入門編で伊藤さんの文章が読めるのは、ありがたい。
と、いうわけで。読んでみたのである。

テーマが『閉経』と言っても、更年期の鬱がどーたらとか、ホルモンバランスが崩れて云々とか、そういう事ばっかりが書いてあるわけじゃない。
親の介護(伊藤さんはカルフォルニア在住で、親御さんは熊本)とか、夫婦の問題、ハマってるもの、友達のこと、娘たちの成長、など内容は盛りだくさん。
もともと伊藤さんの気質に共感が出来るので、読んでいて「うんうん」「そーだそーだ」と納得し、「私も数年後にはこんなことに悩むかも」と予習気分になったり。カッコいいよな〜と感心したり。
なんだか、元気が出るなぁ。うん、いいねぇ、伊藤さん。

かつて日本中を席巻したという、「紅茶キノコ」。なんか聞き覚えはあるけど、我が家にはなかったような気がする(笑)。それが何故か「kombucha(コンブチャ)」という表記でエナジードリンクの棚に並んでいるという。
その紅茶キノコを培養してみたり、発酵食品をふつふつと育てて調理に利用したり。
ただし、白人である旦那さんからのクレームによりその熱は、いったん抑えることになったそうな。うふふ・・・おもしろいなぁ。

そうかと思えば〈ズンバ〉というダンスに入れあげる。ハマるときは、ずっぽりはハマる伊藤さん、週6回通ってすぐには痩せなくても、だんだん改善されたんですって。私も、年をとったらやろうかしらん、なんて思ったりする(笑)。

他にも、偏屈なアーティストの旦那さん(と言っても実は事実婚)と一緒にいることがコミュニケーションだと気付くとか、父母を彼岸に見送るとか、長女に子供が生まれるとか、家族のこともたくさん。
どんなこともどーんと受け止め、受け取ってからあたふたバタバタすることもあるけど、「あたしはあたし」と何とか自分に取り入れていく。
そういうところ、ホントにカッコいいなぁと思う。
〈漢〉と書いて「おんなorおばさん」と読む。潔い感じがしてイイ。
私も〈漢〉になりたいと思う。まだまだ、その境地には至れないけど。
堂々と、生きたいと思う。そういう元気と、具体的な目標の姿みたいなものをもらった気がする、読書でした♪

(2013.06.25 読了)

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