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zoom RSS 『正義のセ 2』/阿川佐和子 ○

<<   作成日時 : 2014/01/22 18:17   >>

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前作『正義のセ』ではまだ新人検事だった主人公・竹村凜々子も5年目を迎え、それなりに経験も積んできたのだが、本作『正義のセ 2』では、とんでもない大ピンチに見舞われることになる。
阿川佐和子さんが描く、生真面目すぎる女性検事の物語、「えぇぇ!なんでここで〜!」ってところで終わっちゃうという(笑)。これは『正義のセ 3』を読むしかないじゃないですか〜!

横浜地検でかかわった強姦致傷事件。同じ女性として胸痛む思いをしながらも、被疑者の取り調べや被害者の事情聴取を執り行い、起訴までこぎつけた凜々子は、その後東京地検へと異動になる。
そしてある日、長崎地検から一本の電話が入る。長崎で捕まった男が、凜々子が起訴した強姦致傷事件をやったのだと主張しているという。「まさか、冤罪…」と動揺する凜々子は、最高検に呼び出しを受け事情聴取されることになっていた。
そんな時再会した、小学校時代の親友・小林明日香。新聞社の文化部記者だという彼女に聞かれるがままに、つい愚痴ってしまった内容が、翌日の新聞社会面に載ってしまう。「冤罪事件!」と大騒ぎになって、家に帰ることもできなくなった凜々子だが、明日香に騙されたとは信じがたく、連絡を取ろうとする。

前作で、一つ一つの事件を起訴する過程はきちんと描かれてるけど、なんか物足りな〜い、なんて思ってたら、ここにきてビックリするネタが上がってきちゃいました。
凜々子の立場に立てば、「なんで、起訴した男は、犯行を認めたの?!」「どうして警察はきちんと証拠を照査しなかったの?!」ってことになるけど、一般的には「無実の男が冤罪で捕まった」なんてことになれば、マスコミが大騒ぎになる。もちろん、何も知らない私がそんな記事を読んだら「捕まえた警察、起訴した検察は何やってたんだ」って思ってしまうでしょうねぇ。

てわけで、凜々子大ピンチ!ってところで本作は終わっちゃうのですよ。
そりゃ同時出版されるはずだわ『正義のセ 3』。ここで終わったら、先が気になって仕方ないじゃありませんか!
明日香はどう返事するのか?凜々子は冤罪を出したことになってしまうのか?
明日、図書館行って予約してきます!

メインの流れは、その冤罪事件のことなんだけど、他にもいくつかのエピソードが織り込まれていく。
同期の検事・順子の職場不倫スキャンダルの顛末が、順子だけが割を食った結末になったこと。
父親の浮気疑惑(←多分違う)、妹と旅館御曹司との恋愛、新人時代からずっと凜々子を慕って何度でもアタックしてくる神蔵守のこと、検事としての日常業務のあれこれ。

個人的には、神蔵守が何度でも果敢に凜々子に告白してはあっさり却下されてるのが、結構好きです(笑)。何度でも、何度でもチャレンジする根性は、素晴らしいですな(^_^;)。ちょっとトホホの香りがする〜(笑)。
それだけ一途に凜々子が好きなのねぇ。そんな神蔵と付き合うでもなく、友達というか親しい同僚でいられる凜々子も、結構すごいな。
でももしかしたら、『3』で関係が変わったりしないかなぁ、なんてちょっと期待してる。
だって、神蔵イイ奴だよ?同じ検事で冤罪とかそういう事にはかなりデリケートな立場なのに、「どんな時でも、僕は凜々子ちゃんの味方だから」なんて言ってくれるんだから。まあ、凜々子の参加する合コンを変装して覗ってたりするのは、如何なものかと思いますが(笑)。
横浜地検時代にコンビを組んでいた相原事務官も、いい人だしな。
うん、こういう人たちがいるってのは、凜々子の人徳だと思うなぁ。お固すぎて生真面目すぎて、色々大変な凜々子だけど、周りの人に恵まれてるってのは、いいですな。読んでて安心する。

さてさて、続巻が楽しみです。どんな展開になるのか。
トホホ神蔵との関係はどうなるのかは、個人的に大変興味がありますね(笑)。

(2014..01.20 読了)

『正義のセ』
『正義のセ 2』 本稿
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