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zoom RSS 『ドS刑事 〜三つ子の魂百まで殺人事件〜』/七尾与史 ◎

<<   作成日時 : 2014/01/25 20:29   >>

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うわ〜、とうとう◎つけちゃったよ私(笑)。
・・・ってとこから、今回は書き始めましょうか。
七尾与史さんの作品、今までは〈面白いけど、ちょっとご都合なところもあるし、ドSは猟奇じゃないし、ツンデレってちょっと違うし〉と思って、○評価だったんですけどね。
本作『ドS刑事 〜三つ子の魂百まで殺人事件〜』で、とうとう◎つけちゃった。
だって、すんごい勢いで読了しちゃったんだもの。
私がごちゃごちゃ文句付けてた部分がぶっ飛ぶほど、面白いというか興味深かったのですよ。これかな?という真相が見えて、いろんな事実が見えてきて、「私の推理は正しいのか?!」と気になって、気になって…。
うん、そんで、私の推理は正しかったです。やった〜♪(←殺人事件でやった〜♪ってどうなの)

『ドS刑事 〜風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件〜』『ドS刑事 〜朱に交われば赤くなる殺人事件〜』に引き続き、ドSで殺人現場愛好っぷりにも拍車がかかったヒロイン・黒井マヤ。若くて美人で頭がよくて、口や性格が悪くて、父親(警察庁次官)の権力振りかざして・・・それでもなんでか嫌いになれないのは、「死体が好きだから」というとんでもない猟奇趣味に一徹している清々しさかしらん(笑)。
死体や殺人現場を見たいが為に、犯人を推察できても泳がしてしてしまうマヤ。彼女の推理を嗅ぎ当てて、事件解決に励まなくてはならない、イケメン刑事・代官様こと代官山。代官様には、東大卒キャリアで少女のように可愛らしい顔立ちでドMの浜田に立ちまくる死亡フラグ(マヤの嗜虐)から彼を守るという使命(?!)もある。
相変わらず、代官様が苦労しています(笑)。苦労してるけど、猟奇趣味の方はちょっと慣れてきたんじゃないの〜(^_^;)。
ちなみに浜田の方は、相変わらずどんなに酷い目に遭っても「姫様、姫様」とマヤに懐いてて、しかも常人では考えられないレベルで頑丈且つとんでもない回復力。ただし、マヤのデコピンによる出血のため、常におでこには包帯が巻かれていますが(笑)。

いや〜、相変わらずキャラが立ってますねぇ。エンターテイメントの王道だよね、キャラ立ちは。
そう、殺人現場を見せものにする残酷さも犯人の発想のエグさも、ぜ〜んぶエンタメと思えば、「すっげ〜、ひっでぇ〜」で読み切れるものなのですよ(笑)。

さて、前作のラストに発生した「井の頭公園生首5つ事件」を解決させた打ち上げ宴会の後、「特別なイベントに行くわよ」とマヤにスナッフフィルムの上映会に連れて行かれてしまう。・・・ス、スナッフフィルムって・・・えぇぇ〜(-_-;)。
後日、スイーツ食べ過ぎ殺人事件の捜査に取り掛かることになったマヤたち捜査一課の面々は、一向に進展しない状況に頭を悩ませる。そんな中でも、「面白そうな事件があったから」と単独(或いは代官様や浜田を伴って)であちこちの奇妙な殺人事件を調べるマヤと、その行動を怪しむ代官様。
そんなストーリーと交互に、マヤが中学生の頃に「ホラー映画」の素晴らしさを教えてくれた親友・神童キリコとのエピソードが描かれる。

とりあえず、神童キリコの話に関しては「世間知らずのセレブお嬢様、無謀!思慮足りなさ過ぎ!」としか言いようがないんだけど、頭のいい神童キリコと黒井マヤが、どんどん事態に巻き込まれそこから脱出するための行動力には、確かに驚かされる。

現代とマヤの中学時代(あまりのショックでマヤは事件の記憶を失っている)の事件が、関連しあい、そして意外な展開を見せ始める。マヤの記憶も徐々に戻り、事件で亡くなったキリコの墓参りの際に「私が刑事になったのは、キリコの仇をとるためよ」と発言。うっ、なんかいい話な展開?!
が、まあ最終的にはやっぱり黒井マヤは黒井マヤ、犯人のところに一人で乗り込んで行って、とんでもないことをお願い。そして捕まってしまう。
勿論、マヤの推理にやっとこさ追いついた代官様が、マヤの父からの強引な依頼(成功すればマヤとの仲を認める!)によりエンジェル浜田を伴って、救出に乗り込むんですが。
その際に、マヤをかばって背中を刺される大けが…。でもそんな目に遭っても、ちゃんと復活できるところが、浜田と同様不死身ですねぇ代官様(笑)。

そんな復活した代官様、またもやラストに誘われてマヤの部屋に。ところが、警察庁次官の父が登場、「娘を幸せにするとの一言が何故言えない!」と迫られる。その危機を救ったのが「あしゅら男爵状態男女一体死体」発見の一報。
う〜ん、、続巻への振りですよね!七尾さん〜♪

しっかしですねぇ、代官様どんどん包囲網を狭められてますね。お父さんとも顔見知りになっちゃったし、陥落も時間の問題じゃないでしょうか(笑)。
大体、本作でも時々「こんな美しい妻だったら」とか「花弁の香りに引き寄せられ」とかイロイロ、よろめきまくりです。
そのたびに、ハッとなって「いやでも彼女の猟奇趣味には付き合えない…!」って我に返るんだけどね、絶対そのうち戻ってこれなくなるよ(笑)。
スプラッタなホラー映画も一緒に見ちゃってるし、凄惨な殺人現場にも慣れてきちゃってるし、何よりマヤの思考を追うことで、彼女にどんどん近づいていくじゃないですか。
これはもう、落ちるしかないでしょう!たとえドSで猟奇で死体マニアだって、いいんじゃないでしょうか。エンタメなら、それもアリさ♪
という訳で、頑張れ代官様。たぶんエンジェル浜田は泣くけどね、マヤのデコピンひとつで黙るよ(^_^;)。

(2014.01.25 読了


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七尾与史 幻冬舎発行年月:2013年08月 ページ数:279p サイズ:単行本 ISBN:97843


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