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zoom RSS 『ようこそ授賞式の夕べに 〜成風堂書店事件メモ・邂逅編〜』/大崎梢 ◎

<<   作成日時 : 2014/06/05 22:34   >>

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おおおお!!とうとう来ました、「成風堂シリーズ」と「ひつじくんシリーズ」のコラボ!
きゃ〜!きゃ〜!きゃ〜!しかも舞台はあの〈本屋大賞〉ならぬ〈書店大賞〉の授賞式の1日。
各地の書店員さん&出版社営業さん達が、首都圏を駆け巡る、アクティブな展開にドキドキしっぱなしでした!
大崎梢さん、ありがとう!!
『ようこそ授賞式の夕べに 〜成風堂書店事件メモ・邂逅編〜』、すっごく面白かったです!

ホント、面白かった〜。本屋業界・出版業界の色んなことを、大崎さんの作品で知った私ですが、今回の〈書店大賞〉(本屋大賞)のことも、いろんなことを知りました。ますます、リアル本屋さんで本を買わなくちゃな〜、と思った次第です。
・・・財政が許す範囲で、ってところはちょっと小声になっちゃいますが(^_^;)。

〈書店大賞〉の授賞式の日、成風堂の杏子と多絵は朝の業務を終えた後、九州から〈書店の名探偵〉に会いに来たという佐々木花乃という書店アルバイトの女の子から、〈書店大賞〉の事務所に届いた怪文書の謎を解いてほしい、という依頼をされる。
また一方で営業仲間(他社)の真柴から強引に呼びつけられた井辻(ひつじくん)は、当の書店大賞実行委員長・竹ノ内から怪文書にあった「飛梅書店」について聞かされる。
そして、成風堂チームと出版営業チームがその怪文書について調べるために、東奔西走し始める。
途中で色々な事実が発覚し、とある書店員が暴行を受け意識を失う事件まで起き、更には「書店大賞で、得票データの改ざんが行われている」などという悪意ある情報が、ひそかにマスコミの耳に入る。
緊迫した事態の中、登場人物(多絵とひつじくん)の頭の中では真相が見え始めるころ、書店大賞の授賞式が始まってしまう。
会場の中庭で、成風堂グループと出版営業グループは一致協力、真犯人を追い詰め、駆け付けた警察に引き渡す。
かくして〈書店大賞〉を巡る事件は、無事解決を迎えることになった・・・。

書店大賞の1日を追って、○時○分という区切りで時間を追って物語が進んでいくのだけど、その○時○分の下に、栞だったりブリーフケースだったり本だったりのマークが入ってて、成風堂チームの話と出版営業チームの話の区別がつきます。栞は謎の人物の朝の様子と花乃のパートになるんですが、途中で「あれ、これってもしかして」と思ったらその通りでした。ナルホドなトリックですなぁ。

書店大賞を狙った真犯人、その動機は酷く浅ましいもので、ホントに嫌な気分になりました。
元ネタである本屋大賞も、賛否両論あることは知ってましたけど、出来れば続いてほしいと私は思います。
TVマンの上戸さんの言葉も、重い。だけど、このまま紙の本が衰退してしまうよりは、こういった大衆的なイベントで注目を集めるのも、一つの手だと思うし、何より書店員さんたちが会社を越えての協力で作り上げるイベントって、素敵じゃないですか。誰もが、本を愛している。だからこそ行われ、受け入れられている。もちろん、上手くいかないこともたくさんあるけど、少しずつ改正していけばいい。そんな書店員さんたちの頑張りが結実したのが、あの賞だと思うから。

物語のラストで、ひつじくんが「成風堂も担当書店になるかも」と言ってましたが。ぜひそうなってほしいですねぇ。
そんで、真柴の野望(可愛い書店員さんとのラブロマンス(笑))を、アッサリかっさらったらいいよ!
そんでもって、「ひつじくん、ズルいよ!」と言われても、「井辻です」って言い返して、だけどスルーされたらいいよ!


そういえば、書店大賞のラインナップの中に、『クローバー・レイン』の家永嘉人著『シロツメクサの頃』が、第2位に入ってましたね!
う〜ん、やっぱり読んでみたいなぁ。「夜間中学を舞台にした切なくも温かい物語」というたった1行の紹介だけど、とても気になります!
ていうか、他の作品も気になるぅ〜!成風堂シリーズでおなじみの影平さんも、ネット犯罪ミステリが4位にランクインしてましたしねぇ。


そうそう、さらにそういえば、です。この作品、図書館で借りたんですけど、「付録」がついてまして。
多分、販売の際に挟まれてるおまけの一つなんだと思うんですけど、特別掌編「桜咲く日に」がついていました。
書店大賞のパーティー会場でひつじくんの前任者で現在は編集者の吉野さんが、営業時代にお世話になった書店員さんを探してると、『クローバー・レイン』の工藤が一緒に探してくれ、再会に至るというエピソード。
うふふふふ〜。これで、「成風堂シリーズ」と「ひつじ君シリーズ」と「千石社シリーズ」が一堂に会しましたねぇ!個人的には、工藤の会社の営業〈王子〉にもご登場いただきたいです。きっといつか、王子も再登場することを、楽しみにしてますぅ、大崎さん♪

ホント、出版&書店業界の物語って、いいです♪
やっぱり私、本が好きだなぁ、って・・・、とっても感じました!

(2014.05.31 読了)

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成風堂書店事件メモ邂逅編 東京創元社・ミステリ・フロンティア 大崎梢 東京創元社発行年月:2013年


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ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)著者:大崎 梢東京創元社(2013-11-09)販売元:Amazon.co.jp オススメ! 今日は年に一度のイベント、書店大賞 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2014/06/07 20:32
ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ(邂逅編)(大崎梢)
成風堂シリーズの杏子さんと多絵ちゃん、そして、ひつじくんシリーズ(?)の井辻くんのコラボ。もうねー!やっと、会えたよーっ!と、読みながらテンションが上がりました(笑)この日を待ち望んていたので、本当に嬉しかったなぁ。 ...続きを見る
Bookworm
2014/07/15 12:43

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは^^
水無月・Rさんの妄想素敵です!
ひつじくんもたまには出し抜かないと!
杏子でも多絵でもどっちでもいいです←ヒドイ
そして公私混合で謎解きしてほしいです^^

本屋大賞もそうですが賛否両論があるでしょうが私もいろいろ思うところはありますが^^;
読書が普及してほしいので続けてほしいなと思います。
苗坊
2014/06/07 20:31
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。

うふふ、ウケて頂けて、嬉しいです♪
でも、見えるようですよね〜。真柴がぎゃんぎゃん騒いでるのをしれ〜っと二人で眺めててほしいです(笑)。私的には、杏子さんかな♪

大衆的でいろいろと言われる賞だけど、書店員さんたちの努力の結晶です。あまり本を読まない人にも注目される、そして読書人口がちょっとでも増えるかもしれない賞です。続いていってほしいですよね!
水無月・R
2014/06/07 22:39
うわ〜私も真柴の野望をかっさらうひつじくんを見たいです(笑)いつか読めるといいですね〜。

待ち望んでいた出会いがやっと果たされて凄く嬉しい1冊でした。謎解きもワクワクドキドキして楽しかったし。今後の展開も期待できそうで楽しみですね〜。

そして、千石社とのコラボも読めたなんて羨ましいです〜。素敵な図書館ですねー!私は読めませんでした;;;文庫化の時に収録してくれないかなぁと願ってます。。。
すずな
2014/07/15 12:54
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
ずっと、成風堂とひつじくんがコラボしたらいいのに〜!と思ってたので、すっごく嬉しかったですね!
これから先も、ホントに楽しみです♪

付録は、ホントにラッキーでした(#^.^#)。
水無月・R
2014/07/15 21:36

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