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zoom RSS 『まほろ駅前狂騒曲』/三浦しをん ◎

<<   作成日時 : 2015/01/31 22:31   >>

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ホント、三浦しをんさん、大好きだなぁ♪大抵のしをんさんの作品で、私こういうこと書いてるけど、読んでてホントに楽しいんですもの。ううん、楽しいだけじゃなく、切なかったり、淋しかったり、トホホだったり、心温まったり、色々な感情がこみあげてきて、ああ、素敵な物語を読めてるなぁ、って実感できる。
『まほろ駅前狂騒曲』、ホントに駅前で大騒動でしたねぇ(笑)。

『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前番外地』に続く第3作。
前2作も、ホントに笑ったりホロリとしたりし、色々な事件(多田の便利屋業の業務だけじゃなくそれを外れていても)に巡り会い、物語の最後に密かに苦しんでいる多田と行天に少し光がさしてきて、いいなぁ素敵だなぁ、多田便利軒とそこに関わる様々な人々のことをもっと知りたい、そう思ったのですが、今作でもっともっとその気持ちが大きくなりましたね。

「横中バス間引き運転」を疑う岡老人、娼婦のルルとハイシー、市民病院に入院してる曽根田のばあちゃん、多少スネに傷を持つ一般市民(?!)の星とその手下たち、多田が恋焦がれてる飲食店チェーン社長の亜沙子、小六の由良公、他にも新たな依頼人たち、駅前ロータリーで怪しげな活動をする無農薬野菜販売の団体・・・。まほろ市は、相変わらず何かと雑多な人々が暮らし、何事かに出会い、時々多田便利軒に面倒な依頼が舞い込み、騒がしさの中でも、順調に時が過ぎていく。
そんな中で、行天の娘・はるが多田便利軒に預けられることになる。
子供を異様に恐れる行天には、それなりの理由があるのだけど、多田は行天が子供を痛めつけるような男ではないことがわかっているし、信じていると言う。さしもの行天も、一緒に生活するうちにはるに慣れ、ぎこちなかったり見当違いだったりしながら、はると接してゆくようになる。
そして、色々なことが巡り巡って、バスジャックされたバスに乗り合わせてしまった行天とはると由良公の友達・祐弥は、まほろ駅前南ロータリーで大騒動に巻き込まれることになる。
騒動は、行天の○○が再び飛び、警察が踏み込んできたことで、終着する。
その後、行天は病院から姿を消してしまい、はるは母親が迎えに来、多田は一人きりの生活に戸惑いを感じながらも、日常を過ごして・・・。なぜか、「多田便利軒・探偵部門」が発足することになる(笑)。

うん、たくさんのことをざっくり書いたけど、全然足りませんね(笑)。
ホントにいろんなことが起きて、そのたびに多田はあたふたし、行天は突拍子もないことをやらかし、何とか事件は解決するけど、割と二人ともいろんなダメージを受け、でも、救われてる。
曽根田のばあちゃんの「あの世ってあるのかねぇ」の問いに「ないけど、俺はあんたのことをなるべく覚えてるようにする」と言い、祐弥に「自分が正しいと感じたことをしろ、だけど正しいと感じる自分が正しいか、いつも疑え」と言う行天、なんか凄いいいこと言ってるんですけどねぇ。
でも、いかんせん行天。変人ぶりは相変わらずです。

しかしねぇ、四歳児を預かるのは、もっと大変だと思うのよ。幸いにしてはるちゃんは、大変聞き分けもよく好き嫌いもない、素直な子だったけど。子育て経験のほぼない男二人、しかも仕事の事務所に住んでるような…に預ける勇気、預かる勇気、私にはないわ〜。事故や病気やけがも怖いし、ホームシックと言うか母恋しで泣き喚かれたり暴れられたりしたら、参っちゃうし。そりゃ、多田はいい人だし、行天は子供の本当の父親だったりするけど。・・・三峯さん、結構チャレンジャーですよねぇ・・・(^_^;)。

そんなはるちゃんですが、可愛いですな(#^.^#)。ウサギの「クマクマ」を常にお供にし、4歳児だけど理解力もあって。そして何より「タダサン」「ギョーテン」と二人を呼んでるのが可愛い。喋る言葉がひらがななのもかわいい・・・。

それから、ルルとハイシーが出てくるシーンが好きです。わあわあ大騒ぎしながら現れ、その騒がしさで多田と行天を癒していく。優しくて思いやりがあって、若くて明るくて、元気。彼女たちが出てくると、笑いがパワーアップする感じがして、楽しいです。

多田の恋心も、ようやく叶ったのも良かったな〜。これから、二人はどうなるのかしらと思うと、ニヤニヤしてしまう。
由良公たちは、無事に中学受験に成功したのかしらとか、星たちは相変わらずまほろの裏社会を暗躍するのかしらとか、はるはまた遊びに来てくれるかなぁとか、探偵部門、どうなっちゃうのよ?!とか。いろいろ気になることはいっぱい。
是非また、続編を読みたいものですね。

奥付のページの手前に本作の登場人物たち集合のイラストが入ってました。
まほろ市、いいなぁ。ちょっと、住んでみたいかな。イロイロ、大変なことは起こりそうだけど(笑)。

(2015.01.29 読了)

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三浦しをん 文藝春秋発行年月:2013年10月30日 予約締切日:2013年10月28日 ページ数:


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まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん
まほろ駅前狂騒曲著者:三浦 しをん文藝春秋(2013-10-30)販売元:Amazon.co.jp オススメ! まほろ駅前で起きる、混沌と狂乱の大騒ぎ! まほろ市で便利屋稼業を営む多田と行天。ある日多田 ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
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シリーズ3作目。 ...続きを見る
Bookworm
2015/02/05 12:35
【まほろ駅前狂騒曲】(三浦しをん)を読了!
まほろ駅前って、ほんとうに騒がしいよね。 ...続きを見る
じゅずじの旦那
2015/02/05 18:43

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは^^
今回はいつにもましてバタバタでしたね〜^^;
本当に駅前で色々ありましたね。
どうなることかと思いましたが何とかなってよかったです。
はるちゃんがとても可愛かったですね^^ギョーテンともちゃんと関われてよかったと思いました。
何だかまた新たな問題がたくさん出てきそうですが^^;これからも楽しみです。
苗坊
2015/02/01 11:34
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
ホントにイロイロなことが起こって、でもちゃんと納まるんだからすごいですよね。
「探偵部門」、すっごく気になります!
はるちゃんにまた遊びに来てほしいですし。
続き、書いてくれないかなぁ、しをんさん。
水無月・R
2015/02/04 21:49
この記事を読んで、本当にてんこ盛りな一冊だったんだなぁと改めて思いました(笑)
たしかに4歳児を預かるのは大変ですよね;;;ワタシ、姪っ子のお世話が大変で・・・遠い目。はるちゃんが良い子だったから、あの二人でなんとかなったんでしょうね。それにしても、はるちゃん、本当に可愛かったですね〜!

気になることが沢山あるので、是非とも続編を読みたいですね。
すずな
2015/02/05 12:45
こんなに騒々しい駅前がある街には住みたくない(笑
はるちゃんにはまたゲスト出演して欲しいですね。
困った行天をもっと見たい!
じゅずじ
URL
2015/02/05 18:48
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
我が子が4歳児の頃…、毎日が「闘い」だった気がしますよ(笑)。はるちゃんみたいに、聞き分けのイイ子じゃなかったので。4歳の彼らを人に長期間預ける…無理無理無理!絶対に無理!
でも、きちんと受け入れて、仲良く過ごせていたのが良かったですね。行天も少しは子供に対する恐怖心がなくなったでしょうしね♪

ホント、続編読みたいですよねぇ〜。

水無月・R
2015/02/07 22:26
じゅずじさん、ありがとうございます(^^)。
あれ〜、駄目ですかぁ(笑)。
まほろ市、いいところだと思いますけど、確かに騒がしいかな〜(^_^;)。
はるちゃんは、ぜひまた遊びに来てほしいですね。そして、行天が抱っこせざるを得ない状況とかになって、あわてふためいたら面白いですよ♪
水無月・R
2015/02/07 22:29

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