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zoom RSS 『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』/アンソロジー ◎

<<   作成日時 : 2016/04/17 12:30   >>

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読了後、リアル本屋さんに駆け込みたくなりますよねぇ(笑)。
ていうか、読んでる最中から、職場の近くの本屋さんでウロウロし、棚や平台をを眺めてニヤニヤしてた不審者は、私ですともさ(^_^;)。
ああ、本屋さんて素晴らしい。なんて素敵な物語がたくさん存在するのかしらん♪
大崎梢さん、ありがとう!大崎さんのリクエストで実現したこの『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』、ホントにホントに素晴らしく、そして楽しかったです!

「本と謎の日々」 有栖川有栖
読書はしないと豪語する店長の、本にまつわる謎解き。
「国会図書館のボルト」 坂木司
絶妙なセレクトの本屋さんを、万引き被害から救うために団結した男たち(笑)。
「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」 門井慶喜
失言した夫のお弁当にはとある数の石が。奥さんの機嫌は取り戻せるか?!
「モブ君」 乾ルカ
いつも現れるお客様、モブ君。店じまいの日、彼がとった行動。
「ロバのサイン会」 吉野万里子
ロバから見た読書。ロバだってサインが出来るんだよ。人の気持ちがわかるんだよ。
「彼女のいたカフェ」 誉田哲也
ブックカフェでの出会いから、数年後、再会した彼女。
「ショップtoショップ」 大崎梢
偶然聞きつけた、不穏な会話。本屋で万引きの濡れ衣を着せられた高校生。
「7冊で海を越えられる」 似鳥鶏
恋人から送られた全くジャンルの違う7冊の本。彼女の伝えたいメッセージとは。
「なつかしいひと」 宮下奈都
大切な人を失って虚ろになった心に、そっと注がれる読書体験。勧めてくれた少女は。
「空の上、空の下」 飛鳥井千砂
空港内にある書店で、鬱屈している契約社員。上巻を2冊売るというミスから知り合った男性と打ち解ける。

いやぁ、どの話もホントよかった。本屋さんて素晴らしい!
そりゃ、体力は要るし、手間暇かかる割に給料もあまり良くない、常に万引きと戦わねばならないし、売り上げのための企画も大変。だけど・・・本が好きな私には、やっぱり憧れの夢の空間ですよ。
私なんかよりずっと本に詳しい人がいて、物語だけでなく実用や学習にも有用な本がいっぱいあって…。
うん、たくさんは買えないけど、やっぱり定期的に本屋さんへ行こう。
本屋さんの空気に触れて、眺めて、癒されようっと。うむうむ。

「ロバのサイン会」が、すごく良かったです。ウサウマくんが可愛い、人間の言うことがわかってて、しかも字も読めちゃう。一緒に旅をした山田ちゃんを心配して、屋上からひとりで(一頭で?)新宿に行こうとしたり。本屋さんの人がどうしてそこまで山田ちゃんとウサウマくんに肩入れするのが分からなかったけど、ラストにはすっごくほっこりして、「良かったね〜」とちょっとウルっときました。
ロバから見た「本」や「読書」って、こんな風なんだ〜、すごく新鮮♪

「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」は、奥さんが求める本が私には最初からわかってたので逆に、「どーしてわかんないんだ〜!!」とやきもきしました。あの有名なフレーズを書店員さん達でも知らないのか・・・、ジェネレーションギャップなの?!と、ちょっとショック(笑)。

「彼女のいたカフェ」の彼女って、素敵だなぁと思ったら、結構アクティブな再登場。へぇ、カッコいいなと思ったら、・・・その名前!!いや私、彼女のシリーズ読んだことなかったんですけど、読みたいなぁって、リスト入りしちゃったじゃないですかぁ・・・。
アンソロジーの罠にガッツリ落ちちゃう私・・・(笑)。
この彼女のシリーズ以外も、読みたい作家さんもできて、ますます〈読みたい本リスト〉は長くなるばかり(*^^)v。

「空の上、空の下」も、素敵。最初は、主人公の鬱屈や不満に同調してイライラしてしまったし、よくないってわかりながらも彼女のごまかし行動にはちょっと共感しちゃったりして、ちょっと心苦しい読み心地だったのですよ。だけど、上巻2冊買っていったお客さんが戻ってきて、その顛末を話してくれ、彼女から下巻を受け取って、上巻を渡してあげて、ってなったらもう「あらあら、ウフフ…」ってなりますよね?!
しかも「空の上で「下」」「空の下で「上」」とかもう、ロマンス満開って感じで、もう…!本人たちはそんなんじゃなくて、しゃれた行動って感じに受け取ってますけど、これはもう素敵な物語の導入部ですよ!うふふふふ・・・。
しかも、その約束の後に、彼女の鬱屈である「本屋さんの仕事と同僚」の問題も解決というか展開の兆しが・・・。ああ、いいなぁ、素敵だなぁ!お仕事小説でもあるんですなぁ!!

取り上げた4編以外も、ホントどれもそれぞれによくて、なんかもうすごく幸せな読み心地でした♪
大崎さん、こんな素敵なアンソロジーをリクエストして下さって、ありがとうございました!!

(2016.04.16 読了)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは^^
本好きにはたまらないアンソロジーでしたよね!大崎さん企画ありがとう!と思いました。初読み作家さんもいましたが、どの作品も好きです。
「彼女のいたカフェ」そうそう、私もそのシリーズを読んだことがないんですが思わぬリンクに嬉しくなりました。そういえばこの本を読んだときに読もうかななんて思っていたのにすっかり忘れていました^^;
苗坊
2016/04/17 13:23
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
ええ、ホントにたまりませんよね〜♪
大崎さんに感謝です!

本屋さんに存在する色々なドラマ、楽しかったです。私もちょっと関わりたいな…なんてね。
水無月・R
2016/04/17 20:01
そういえば私も「彼女のいたカフェ」を読んだ時に同じことを思ったなぁ…と、そんなことを思い出しました(^-^;

大崎さんに感謝!のアンソロジーでしたね。そして、どのお話を読んでも「本屋さんって素晴らしい!」って思っちゃいますよねぇ。私にとっても図書館と並んで憧れの空間です。労働環境としては厳しいとは思いますが…。
すずな
2016/04/24 06:46
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
本屋さんで起こる物語、どれもワクワクして、ホントに素晴らしかったですよね〜。
関わりたいなぁとは思いますが、なかなか働く方は・・・ですね(^_^;)。
水無月・R
2016/04/24 21:54

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