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zoom RSS 『武士道ジェネレーション』/誉田哲也 ◎

<<   作成日時 : 2016/05/18 10:12   >>

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ああもう、楽しいよ!真っ直ぐに武士道を邁進する香織が大好きだ!たまらん!!
誉田哲也さんの『武士道』シリーズ、4作目にして遂に完結編…!!!
あのころ高校生だった香織と早苗も、大学を卒業して、お年頃。
なんと早苗の結婚式シーンから、本作『武士道ジェネレーション』は始まります。

実は読了してから、ちょっと間が開いてしまってます。しかもこの間に読了本2冊、更にもう1冊読書中(-_-;)。
そんなわけで、とても楽しくワアワア言いながら読んで、感無量!だったの、事実なんですが感想がちょっと散漫に・・・(^_^;)。思いつくことだけを、ぱらぱらと書いていきます。

まずは・・・、ちょっと早苗さん、結婚早すぎやしませんか!1浪して大学行って、卒業して母校(と言っても卒業はしてないけど)の事務に就職して、その年の6月だなんて・・・(^_^;)。
まあ、相手が桐谷道場の香織の兄弟子・沢谷充也さんなら、文句の付けどころなんてないんですけどね〜。
それに、なんだか早苗らしい気もしました。バリバリのOLは似合わないだろうしね(笑)。

しかし、勉強もせずひたすら剣道三昧の日々を送ってた香織が、教職も取れないし就職も出来ないし、危うくニートか・・・と、ちょっと読んでるこっちが焦りましたよ(^_^;)。
桐谷道場の師範・桐谷先生が心臓を悪くして練習生たちを見られなくなり、その代稽古を勤めてるうちに、なし崩しに…で、ちょっとこの展開は良くないなぁ(社会を知らないのってどうなのよ)…と思ってたら、桐谷道場の真の奥義の修業を充也と始めることになって。ああ…香織には剣道の道だけを極めさせる方針なのね、誉田さんって思いました(笑)。
多分、香織ならその修行を修めきれるのだろうなぁ…と予測はついたので、その辺りの心配はなかったけど、陰ながら見守る早苗はつらかっただろうなぁ・・・理解できなかっただろうし。思うところは色々あったし苦言も呈したけど、それでも最終的には二人を信じて認めて飲み込めたんだろうなぁ。
早苗の人として大きいところだなぁと思いましたよ。心配は、ホントに凄くあったはずだけど。

道場の中学生が抱える問題に、香織と早苗がそれぞれの特質なりに対処するエピソード、とても好きです。「桐谷道場の真髄・戦いを収めるための戦い」を片鱗なりとも、伝えられたんじゃないかなぁと思います。
あの中学生たちがまた、真っ直ぐに武士道を歩いていってくれたら、とっても素敵ですよね。

早苗の浪人時代に、脚を痛めてほぼ剣道から引退してる早苗をまた剣道に引っ張り込もうと、イロイロ画策する香織が結構かわいいなあと思ったりしました(笑)。
そして、常に香織が剣道(武士道)一直線でゴーイングマイウェイ過ぎて、それに振り回される早苗…という構図ながら、早苗だってやられっぱなしではなく「桐谷道場のお母さん」的な立ち位置になってきて、なんかよかったです。
なんだかんだ言って、すごくいいコンビだと思うんですよね、この二人。香織と早苗、どちらが欠けても「桐谷道場」は成立しないと思うんですよ。桐谷道場の技と心構え(戦いを収めるための戦い)を、二人ともがちゃんと伝承してるからだと思います。

充也の留学時代の友人で剣道のたしなみのあるアメリカ人・ジェフが桐谷道場に入門して、香織の指導を受け、更に香織の奥義修得確認の相手を務めることになるという展開、ドキドキしました…!
しかもプロポーズまでしちゃうし!びっくりだよ!!しかも色々言いながらも、香織もそれを受けて(試験的に?)婚約まで行っちゃうし…!だけど、一番最後で4年経ってもどうなったか書かれてないよ!誉田さん〜!気になるのは私だけなんだろうか(笑)。
まあ、師範代の香織がインドでカレッジ作ろうというジェフと一緒に行っちゃったら道場はどうなっちゃうの?!ってことになるから、有能な後継者候補(4歳だけど。笑)の稽古をガッツリつけてたのには安心したけどね。

高校生時代の二人から、すごく成長したなあって思うんですよね。
なんていうか「自分の剣道」「剣道仲間の剣道とその他」、その辺りまでだった彼女たちの思慮が、もっと広い範囲に広がって、剣道そのもの、武士道そのものをとらえて自らのものとして、真っ直ぐに歩んでいけるようになった。なんか、ホントに感無量で。
読了後、物語は終わったけど、きっと二人とその周りの人々の武士道は続いていくんだな…って感じがして、ふわっと安心感が押し寄せてきました。
このシリーズを最後まで読めて、本当に良かったです。

(2016.05.12 読了)

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誉田哲也 文藝春秋発行年月:2015年07月30日 ページ数:347p サイズ:単行本 ISBN:9


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武士道ジェネレーション(誉田哲也)
シリーズ4作目。 文庫の有川さん解説を読んでから、まだかまだかと待ちに待っていたシリーズ新刊。待ってたけど、「ホントに続編を書いてくれるのかな・・・」と半信半疑だったので、刊行を知ってすごく嬉しかった! ...続きを見る
Bookworm
2016/05/29 14:12

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いきなり早苗の結婚式にはビックリでしたよね〜!私も早すぎ!と突っ込みを入れちゃいました(笑)
早苗と香織の二人がそれぞれの立場で剣道に関わり武士道を極めていく姿、そして、変わらない二人の友情が感じられて本当に良かったなぁと思えるお話でした。水無月・Rさん同様、このシリーズを最後まで読めて良かったと思いました。
でも、読者の我儘を言わせてもらえれば、香織とジェフのその後とか、後継者候補の中高校生になった姿とか、その辺りが読めるともっと嬉しいなぁなんてことも思っちゃいます(^-^;欲望は尽きません(笑)
すずな
2016/05/29 14:26
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
この物語で、本筋自体は終わりだと思いますし、それは納得です(笑)。
だけどやっぱり、いろいろ気になることもあるんで、ちょこっと短編とかで「その後」を知りたくなりますよね。
それだけ、登場人物たちが私たち読者の中で「生きてる」ってことかなぁ、なんて思います♪
読みたいですよねぇ♪
水無月・R
2016/05/29 19:24

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