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zoom RSS テーマ「彼岸と此岸の交錯」のブログ記事

みんなの「彼岸と此岸の交錯」ブログ

タイトル 日 時
『山尾悠子作品集成』/山尾悠子 ◎
『山尾悠子作品集成』/山尾悠子 ◎ 書評で「日本の女流幻想文学作家の先駆け」と紹介され興味を持ち、あまり深く考えずに図書館に予約を入れて、受け取った時の衝撃(笑)。 お・・・重い!分厚い!確実に凶器になる! そんな外見的衝撃もさることながら、この一冊に描き込まれた数多の物語の濃厚さにも、大いに衝撃を受けたのでした。 山尾悠子さんの繰り広げる幻想世界をまとめ上げた『山尾悠子作品集成』。 いやぁ、ホントにすごい作品でした。 ...続きを見る

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2016/12/16 18:53
『私のサイクロプス』/山白朝子 ◎
『私のサイクロプス』/山白朝子 ◎ 人知を超えるレベルの迷い癖のある旅本作家・和泉蠟庵(いずみろうあん)。彼の荷物持ちを務める駄目男・耳彦(みみひこ)。蠟庵に執筆を依頼している書物問屋の者で旅の経費を預かる娘・輪(りん)。 この三人のたどる、生と死の狭間を揺れる旅路を描く『私のサイクロプス』。 前作『エムリヲ奇譚』に引き続き今回も、すっかり山白朝子さんの描く旅路を、一緒に迷わせていただきました! ・・・でも、実体験はしたくないですねぇ(^^;)。 ...続きを見る

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2016/12/02 22:47
『海うそ』/梨木香歩 ◎
『海うそ』/梨木香歩 ◎ 梨木香歩さんの描く自然の風景は、静かで力強くて、淋しさと温かさに満ちています。 本作『海うそ』も、濃密な自然の気配とその中で息づく〈ひと〉の強さと弱さが描かれる、美しい物語でした。 ...続きを見る

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2016/06/11 22:13
『死者のための音楽』/山白朝子 ◎
『死者のための音楽』/山白朝子 ◎ 『エムブリヲ奇譚』で、生と死の影が付き纏う仄暗い耽美を存分に味わった山白朝子さんの短編集、『死者のための音楽』。 7つの物語は、彼岸と此岸の狭間をたゆたいながら、私を別世界に連れて行きました。 ...続きを見る

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2016/06/02 19:56
『エムブリヲ奇譚』/山白朝子 ◎
『エムブリヲ奇譚』/山白朝子 ◎ これは・・・!! とても好みに合いました! 生と死の狭間をゆれる旅が多く描かれる『エムブリヲ奇譚』、素晴らしく、いいです。 人知を超える(?!)レベルの迷い癖のある旅本作家・和泉蠟庵の取材旅行を、荷物持ちの耳彦が語る。異界に彷徨いこんでしまったのではないかと思われる旅、死者と出会う旅、グロテスクな旅。 山白朝子さんは、初読み作家さんなんですが、実は有名な作家さんの別名義のようですねぇ。私はあまりそういうことは気にしないタチなんで、初読み作家さん扱いで行きます。 ...続きを見る

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2016/02/15 19:47
『Another エピソードS』/綾辻行人 ◎
『Another エピソードS』/綾辻行人 ◎ 『Another』で、合宿前に1週間ほど夜見山市から離れていた見崎鳴が、海辺の町で〈幽霊〉と出会い、体験したこと。 『Another エピソードS』で、もう一人の主人公・榊原恒一は、鳴からその夏のエピソードを語り聞かされる。 綾辻行人さんらしい叙述トリックに、最後の最後まで、騙されていました〜! ...続きを見る

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2014/01/28 15:12
『幽女の如き怨むもの』/三津田信三 ○
『幽女の如き怨むもの』/三津田信三 ○ あれ〜?ちょっと違うなぁ。 三津田信三さんの刀城言耶・主人公の『◎◎の如き●●もの』シリーズといえば、〈土着民族系ホラーミステリー〉で、二転三転する謎解き、最後に「真相らしきもの」は提示されるものの、解ききれない不可解な謎が全てをひっくり返しかねない、という息もつかせぬ展開なんですが。 本作『幽女の如き怨むもの』は、事件をじっくり追う代わりに、最後の謎解きが割とあっさりでした。 但し、謎解きの章の後に追記があって、それが一つの捻りにはなってるようですね。 ...続きを見る

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2012/09/07 23:22
『生霊の如き重るもの』/三津田信三 ○
『生霊の如き重るもの』/三津田信三 ○ 三津田信三さんの〈土着民族系ホラーミステリー〉刀城言耶『◎◎の如き●●もの』シリーズでございます。相変わらず、怪奇を合理的に読み解き、二転三転する推理を経て、納得のいく真相「らしきもの」が出た後で、(でも、本当に…?) とひっくり返されるラストは、全くもって目が離せない! さて、本作『生霊の如き重るもの』(「いきだまのごときだぶるもの」と読む)では、流浪の怪奇小説家・刀城言耶はまだ学生です。ただし、怪異譚には目がなく、全部聞くまでは我を忘れて食い下がる、という悪癖はすでにガッチリ完成しています... ...続きを見る

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2012/07/15 15:46
『深泥丘奇談・続』/綾辻行人 ◎
『深泥丘奇談・続』/綾辻行人 ◎ 『深泥丘奇談』に続く、綾辻行人さんの怪奇幻想譚シリーズ第2弾です! 彼岸と此岸がいつの間にか入れ替わるような、知っているはずの町がどこか違う異界になってしまってるような、そのぞわぞわする落ち着かなさ。周りの人は平然としているのに、自分だけが感じる違和感。 常に、〈怖ろしくおぞましい経験をした――ような気がする。〉と曖昧に霞んでしまう記憶。 これは、イイです!素晴らしいです『深泥丘奇談・続』! ...続きを見る

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2011/10/19 11:33
『竜が最後に帰る場所』/恒川光太郎 ○
『竜が最後に帰る場所』/恒川光太郎 ○ ふと気が付くと、今ここと違う世界にいるのかもしれないという、ひたひたと忍び寄る怖さと共存する、郷愁。 物悲しさを孕んだ和製ホラーといえば、恒川光太郎さんである。 前作『南の子供が夜いくところ』では、舞台が南の島ということでイメージが違ってしまい、ちょっと残念な思いをしてたのですが、本作『竜が最後に帰る場所』は、しっかり恒川ワールドでしたねぇ!堪能いたしました! ...続きを見る

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2011/07/26 15:07
『水魑の如き沈むもの』/三津田信三 ○
『水魑の如き沈むもの』/三津田信三 ○ 来ましたよ〜。三津田信三さんの土着民俗系ホラーミステリー!(←水無月・Rの勝手なジャンル付け) ぞわぞわ〜っとして、じわじわと迫って来る、恐怖がいいです。 そして、いつも通り二転三転する謎解き、真相の「ようなもの」が提示されるも、決して断言できない結末。 流浪の怪奇小説家・刀城言耶が出会った事件、『水魑の如き沈むもの』で解き明かしたのは、真実だったのか・・・。この曖昧さが、怖いですよ〜! ...続きを見る

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2011/02/14 23:09
『密室の如き籠るもの』/三津田信三 ○
『密室の如き籠るもの』/三津田信三 ○ 土着民俗系ミステリー(注:水無月・R的勝手な分類項目です)の、三津田信三さんの、『◎◎の如き●●もの』シリーズ。 本作『密室の如き籠るもの』(みっしつではなくひめむろと読む)は、このシリーズ初の短編集。 ただ・・・おしむらく、短編にしたら「土着民俗」な部分が薄まってしまったような・・・。 陰鬱〜に、めっとした怨念ぽい感じで怖い、ってのが私的には魅力だったんで、ちょっと残念。 ...続きを見る

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2010/10/10 23:01
『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三 ◎
『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三 ◎ 山魔(やまんま)に嗤われたら、終わり・・・。 えぇぇぇ!!ちょっと待て、終わりって何?!終わりって! 冒頭の郷木靖美(ごうきのぶよし)氏の原稿「忌み山の一夜」からすでに、〈夏にぴったり不穏な怪奇物語♪〉の風味たっぷりだったのですが・・・。 相変わらず三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズ、土着系民俗ホラーの怖ろしさを、遺憾なく発揮しています。 さて、本作『山魔の如き嗤うもの』の事件、刀城言耶はをれをどう読み解いたのか・・・。 ...続きを見る

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2010/09/01 21:25
『Another』/綾辻行人 ◎
『Another』/綾辻行人 ◎ うわぁ・・・。 メインの物語は何とか終ったけど、繰り返され続ける「3年3組の災厄」の抜本的解決は出来そうにないという・・・。後味悪ぅ・・・。 大体、何が・何故・どうやって・誰が、という理屈が全然、通らないんだもの。クラスに紛れ込む<死者>にも一欠けらの悪意 もなく、記憶を操作されている。 <現象>としてとらえるしかない、<災厄>。 綾辻行人さんの放つ、ホラーとミステリーの融合! 2010年「このミステリーがすごい!」の第3位を受賞した、『Another』、じわじわと迫りくる<災厄>の理... ...続きを見る

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2010/08/05 21:19
『首無の如き祟るもの』/三津田信三 ○
『首無の如き祟るもの』/三津田信三 ○ 三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズの第3作目。 ・・・今まで探偵役だった主人公・刀城言耶(とうじょうげんや)は、途中でちらっと姿を見せたかと思うと、別の怪異の話を聞いた途端、それを追ってつむじ風のように去って行っちゃいました・・・。 冒頭の「編者の記」によれば、物語を書いたのは女流推理小説作家・媛之森妙元氏で、刀城言耶氏は媛之森氏の原稿を整理、再構築しただけだという。 『首無の如き祟るもの』は、そんないわく付きの、民俗学系土着ミステリー(←勝手に水無月・Rがそう分類してるだけ)... ...続きを見る

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2010/04/09 20:17
『凶鳥の如き忌むもの』/三津田信三 ○
『凶鳥の如き忌むもの』/三津田信三 ○ 怪奇幻想小説作家・刀城言耶(とうじょうげんや)が怪異譚を求めて訪れた瀬戸内海の島で、次々と姿を消してゆく〈鳥人の儀〉の立会人達。それは、18年前の〈鳥人の儀〉と相通じるものがあった・・・。 『厭魅の如き憑くもの』で禍々しい土着民俗学系ミステリーに遭遇し、怖いけど読みたい!と思った三津田信三さんの、『○○の如き○○もの』シリーズの2冊目です。 ...続きを見る

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2010/02/13 23:17
『f植物園の巣穴』/梨木香歩 ◎
『f植物園の巣穴』/梨木香歩 ◎ この心地よいまでの、心もとなさ。 何かがおかしいと思いつつ、どこからどうズレてしまったか分からない、現実と幻想の合間を漂いゆくかのような、浮遊感。 やっぱりイイですねぇ〜、梨木香歩さん。 f郷にある植物園に勤める男が、ある日ふと、違和感に気付く。 そこから『f植物園の巣穴』という、不可思議な物語が始まる。 ううむ・・・今回も、まともなことが書けそうにない。多分、感傷的なことを書き散らして終わりそうだ(笑)。 ...続きを見る

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2009/06/10 21:32
『厭魅の如き憑くもの』/三津田信三 ◎
『厭魅の如き憑くもの』/三津田信三 ◎ お・・・おどろおどろしいぃ〜。 戦後間もなくの混乱期、とある山の奥にある、神々櫛村に続く殺人事件。同じ姿をした、村の守り神「カカシ様」と忌むべき存在「厭魅(まじもの)」。代々、美しい女性双生児の続く、憑きもの落としの巫女家系。 ...続きを見る

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2009/04/20 22:50
『きのうの世界』/恩田陸 ◎
『きのうの世界』/恩田陸 ◎ ―― 昔、こんなことを書いた気がする。 「恩田陸は、しんしんと怖い」と。 本作『きのうの世界』は、しんしんと怖いというより、不穏だ・・・。 とにかく、不穏。 何かを隠して、忘れている町。一人の余所者がそこで殺され、そこから様々な謎が巡り廻り、不可思議な現象が起き、そして隠された町の真実が明らかになる。 ...続きを見る

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2009/02/22 23:31
『草祭』/恒川光太郎 ◎
『草祭』/恒川光太郎 ◎ 恒川光太郎さんの描く異界。 それは、怖ろしくも美しい、そしてどこにでも存在していそうな、現実世界と微妙にズレた、怪しい世界。 恒川さんには、彼岸と此岸の境目が見えているに違いない、と思う。その常人には感知できない境界線を知っているからこそ、あの世界を表現できるのだろう。 本作『草祭』も、その恒川さんの本領発揮、引き寄せる異界と溶けゆく現実が、儚くも幽玄な光景を描きだしてゆきます。 いざ、真の和製ホラーの世界へ・・・。 ...続きを見る

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2009/02/03 22:48
『深泥丘奇談』/綾辻行人 ◎
『深泥丘奇談』/綾辻行人 ◎ ―――これは、すごいわ。 じわじわと忍び寄り、いつの間にか入れ換わっている異界。激しい眩暈に見舞われた主人公の作家が今いるのは、昔から知っているの「深泥丘」なのか? 綾辻行人さんの本業は、本格ミステリですが、こちら『深泥丘奇談』は怪奇幻想譚といった趣。 その妖しい世界は、水無月・Rの心をガッチリ掴んでしまいました・・・!! ...続きを見る

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2008/11/19 23:19
『雷の季節の終わりに』/恒川光太郎 ◎
『雷の季節の終わりに』/恒川光太郎 ◎ これはいい作品だ〜。なんだろう、こう、ひたひたと忍び寄ってくる、そこはかとない、怖さ。すぐ後ろに、闇がわだかまっている。今にも、「ひと」を呑み込もうと。いや、飲み込まれるのは人なのか。世界はすでに、呑み込まれているのではないか。彼岸と此岸の境は、曖昧だが、明らかにある。恒川光太郎さんは、常人には見えぬその境目が、見えているのではないか。 恒川さんの描く「異界」は、はっきりとした姿を持ち、明らかに私たちの暮らす現実世界とは違うのに、紙一重の場所で存在を密やかに主張する。 いざ、真のホラーの世界... ...続きを見る

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2008/02/22 22:25
『秋の牢獄』/恒川光太郎 ◎
『秋の牢獄』/恒川光太郎 ◎ 背後を、闇を纏った「何か」が通り抜けたような、密やかな悪寒がした。 ・・・これは、本当のホラーだ。ホラーだけれど、ただ恐怖を煽るというのではなく、しんしんと降りつもる仄かな寂しさを湛え、「ひと」の心を静かな暗がりに捕えて離さない。 ・・・何をカッコつけてるのかって?いや、そうじゃないんですってば!ホント、これは、すごいですよ。ガンガン恐怖を煽るホラーは逆に怖くないんですよ。しんしんと静かに、段々と捉えられて、逃げるタイミングを失って、底なし沼に引き込まれて、振り返ると、そこには密度高くわだか... ...続きを見る

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2008/01/20 23:00
『みずうみ』/いしいじんじ ◎
『みずうみ』/いしいじんじ ◎ ひそやかに水をたたえる、静かな『みずうみ』の物語。こういう、静謐な感じの漂う物語って、大好き・・・。 コポリ、コポリ・・・と、月に1度あふれ、村を潤す、みずうみ。村の家には、水の眠りをただよう人が必ず1人ずついる。みずうみから水があふれる日、眠り続ける人も口から水を溢れあふれさせながら、様々なとりとめのない話を、語る。語り手・ぼくは一家の水汲みであり、不思議な生物・ジューイの世話係であり、後にみずうみに寄りそう鯉の家の旦那になる。ぼくの兄は、村でも類まれなほどの深い水の眠りにある人である。 ... ...続きを見る

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2007/09/18 22:01
『夜市』/恒川光太郎 ◎
『夜市』/恒川光太郎 ◎ 異界とつながる『夜市』では、なんでも手に入る。が、何かを買わないと、そこから出られない。 少年時代、弟と2人でそこに迷い込んだが買う金を持たず、弟を売って「野球の才能」を買い、逃れた男が再び「夜市」に入り、自分を売って弟を買うというが・・・。 ...続きを見る

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2007/02/04 22:12

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蒼のほとりで書に溺れ。 彼岸と此岸の交錯のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
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