アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「物語」のブログ記事

みんなの「物語」ブログ

タイトル 日 時
『ドS刑事 〜さわらぬ神に祟りなし殺人事件〜』/七尾与史 〇
『ドS刑事 〜さわらぬ神に祟りなし殺人事件〜』/七尾与史 〇 前作『ドS刑事 〜桃栗三年柿八年殺人事件〜』のレビューで「代官様のグラグラ感が物足りない」とか言ってたら、本作『ドS刑事 〜さわらぬ神に祟りなし殺人事件〜』の冒頭、いきなりプロポーズ強要されてた(笑)。 しかし、相変わらず猟奇殺人事件の一報が、代官様のピンチを救うのであった・・・。 七尾与史さん、〈ドS刑事〉シリーズ、相変わらずグイグイ惹き込まれますね・・・(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/09/23 19:23
『何様』/朝井リョウ 〇
『何様』/朝井リョウ 〇 『何者』の、続編というかスピンアウトというか・・・な本作、『何様』。 私、朝井リョウさんの作品読むと大抵、「朝井さん酷い人だよ!!」と唸ったり抉られたりと、大変イタイ思いをすることが多かったのですが、本作は割とライト感覚でした。良くも悪くも。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2017/09/18 19:00
『スクープのたまご』/大崎梢 〇
『スクープのたまご』/大崎梢 〇 週刊誌って、新聞の下段の広告や吊り広告の見出しを見てるばかりで、ちゃんと読んだことないですねぇ、そういえば。イメージと言えば主人子・日向子と同じような感じ。 大崎梢さんの『スクープのたまご』は、そんな未知の世界で奮闘する出版社2年目社員・日向子の成長物語です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2017/09/11 18:24
『屍者の帝国』/伊藤計劃・円城塔 〇
『屍者の帝国』/伊藤計劃・円城塔 〇 伊藤計劃さんが遺した構想と序章から円城塔さんが完成させた、『屍者の帝国』。 十九世紀末、死亡した人間にプログラム(疑似霊素)をインストールして、屍者として使役している、ifの世界が舞台。屍者の使役は一般化しており、既に欠くべからざる社会要素となっている。 物語を記す役割を担っているフライデーもまた、屍者の一人である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/09/04 22:06
『我慢ならない女』/桂望実 ◎
『我慢ならない女』/桂望実 ◎ ・・・なんか、すっごく、良かった!! 辛辣で率直すぎる小説家・ひろ江と、ひろ江を支え続ける姪の明子の物語、『我慢ならない女』。 桂望実さんは、初めて読む作家さんですね。 エキセントリックな作家の物語はたくさん読んできたし、作家を取り巻く人々の変わり身の早さの物語もそれなりに読んできたけれど、それでも、ひろ江の〈物語への情熱とゆらぎと再生〉の物語は、胸に迫るものがありました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/08/25 09:54
『ワンナイト』/大島真寿美 ◎
『ワンナイト』/大島真寿美 ◎ とある夜に、「結婚を考えている人たちの、真面目な合コン」があり、そこで知り合った男女の「その後」が描かれる。 大島真寿美さんは、たぶん初読みですね。 登場人物たちの内心をテンポよく描写する文章が楽しくて、サクサクと読めました。 〈たかが合コン、されど合コン〉な『ワンナイト』。 実はわたくし、合コンというものに参加したことがなく(笑)、大変興味深く読ませていただきましたわ(^^)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/08/18 14:28
『喉の奥なら傷ついてもばれない』/宮木あや子 ◎
『喉の奥なら傷ついてもばれない』/宮木あや子 ◎ 出た・・・。 宮木あや子さんのダークサイド系。 背徳と官能と虐待。ねじ曲がった、愛情。痛みやえげつない苦しさ。 表題『喉の奥なら傷ついてもばれない』という言葉に秘められた、あまりにも痛切な願い。 読むことが苦しいのに、それでも一気に読んでしまい、心身ともに熱中症になってしまいました(笑)。 ホントに恐しい作家さんですよ、宮木さんたら。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2017/08/18 11:30
『本屋さんのダイアナ』/柚木麻子 ◎
『本屋さんのダイアナ』/柚木麻子 ◎ 小学生の時に腹心の友になった二人の女の子。 水商売の母親と二人暮らしで、「大穴(ダイアナ)」という名前にコンプレックスを持っていたダイアナ。 裕福で文化的な家庭で大事に育てられてきた、彩子。 2人は本の趣味も合い、お互いにない境遇に憧れ、お互いの真っ直ぐな強さをいつくしみ、とても大事に思っていたのに、些細なすれ違いが大きな溝になってしまい、絶交してしまう。 再会するまでの10年、2人は色々な出来事に出会い、成長する。その過程は苦みのあるもので、痛くて悲しくて、それでいてやっぱり清々しい。... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/08/13 18:02
『かたづの!』/中島京子 ◎
『かたづの!』/中島京子 ◎ 江戸時代唯一の女大名・南部祢々の生涯を、南部藩の秘宝である〈かたづの〉が語る。 いやあ、面白かったけど、もどかしかったわぁ。何もかもが思い通りななる訳もなく、様々な苦難に遭遇する祢々(清心尼)の人生は、本当に波乱万丈。 中島京子さんの想像力と史実とファンタジーが、見事に一体化し、歴史を彩る。 『かたづの!』、大変惹き込まれましたね! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/08/11 11:42
『西洋菓子店 プティ・フール』/千早茜 〇
『西洋菓子店 プティ・フール』/千早茜 〇 甘くてほろ苦い、『西洋菓子店 プティ・フール』の物語たち。 洋菓子も和菓子も好きですが、やっぱりこんな作品読むと、ついつい「これって、どんなお菓子?」と検索してしまい、ヨダレが・・・(笑)。 千早茜さん、飯テロならぬスイーツテロですよ!! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2017/08/11 10:27
『不時着する流星たち』/小川洋子 〇
『不時着する流星たち』/小川洋子 〇 一つ一つ、違った趣を持つ10編の短編集。 小川洋子さんの描く、現実と少しずれているかのような世界に生きる人々の、優しく静かな、あるいは微妙な不穏さを孕んだ物語集『不時着する流星たち』は、心穏やかな読み心地でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/07/30 18:03
『楽園のカンヴァス』/原田マハ ◎
『楽園のカンヴァス』/原田マハ ◎ 実は今まで、原田マハさんの作品、読んだことなかったのです。アンソロジーとかでもご縁がなかったんですが、いやいや、勿体ないことしてましたわ…!! 少しずつでいいので、他の作品も読んでいきたいですね。 というわけで『楽園のカンヴァス』、記念すべき初読み作品となりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/07/17 22:47
『書店ガール5 〜ラノベとブンガク〜』/碧野圭 ◎
『書店ガール5 〜ラノベとブンガク〜』/碧野圭 ◎ 前作『書店ガール4 〜パンと就活〜』のW主人公の一人・宮崎彩加と、前シーズン(?)W主人公の一人・木幡亜紀の夫・伸光が、本作『書店ガール5 〜ラノベとブンガク〜』のダブル主人公となりました。 意外な組み合わせでしたが、小規模書店の新人店長の悩み、新興ラノベレーベルの編集長の悩み、それぞれがとてもリアルに感じられて胸が苦しくなりつつも、物語の展開と共にとてもワクワクしました! 碧野圭さん、やっぱり〈書店ガール〉シリーズ、いいですね!! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/07/09 13:28
『誰に見しょとて』/菅浩江 ◎
『誰に見しょとて』/菅浩江 ◎ 東京湾に浮かぶメガフロート・通称「プリン」。その中にある美容に関する様々を体験できるサロン。 そこから始まる、美容と医療の複合企業・〈コスメディック・ビッキー〉の物語は、時に古代の化粧についてのエピソードを挟みつつ、発展していく。 菅浩江さん、久しぶりだな〜、と思ったらなんと6年ぶりでした(笑)。 美容と医療SFが見事に融合した『誰に見しょとて』、身を装うことについて、色々と考えさせられました。 もっと、菅さんの作品を読もうっと。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/06/27 22:50
『聚楽 〜太閤の錬金窟〜』/宇月原清明 〇
『聚楽 〜太閤の錬金窟〜』/宇月原清明 〇 今回も、重厚で緻密な展開、読者を魅了する外連味を持ちながら確固たる歴史を描く宇月原清明さんに、してやられました・・・。 殺生関白と呼ばれた豊臣秀次の真実、遠くヨーロッパから発生し彼に至るイエズス会の異端思想、取り残されたものたちのやるせなさ。 華々しく描かれる登場人物たち。歴史背景。でも、印象的なのは、時折よぎり、後々まで余韻を引く寂寥感。 『聚楽 〜太閤の錬金窟〜』に渦巻く、濃密な世界観に翻弄されながらの読書となりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/06/18 15:58
『ナイルパーチの女子会』/柚木麻子 ◎
『ナイルパーチの女子会』/柚木麻子 ◎ ・・・なんというかまあ、非常に抉られました。 恵まれた環境にいるお嬢様OL・栄利子とお気楽主婦生活をブログにつづっている翔子が出会い、仲良くなれるかと思っているうちにどんどん二人の関係が拗れ、取り返しのつかない所まで来るという、・・・・怖いよ!怖いったら!! 何が怖いって、なんか私自身に色々と心当たりがあるってことですよ!! 柚木麻子さんの描く『ナイルパーチの女子会』は、世の「女子会」に微妙な距離感を抱いている私を、大いに抉りまくってくれました・・・(^^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/06/14 10:15
『ユートピア』/湊かなえ 〇
『ユートピア』/湊かなえ 〇 う〜わ〜・・・。 湊かなえさんでこのタイトル、絶対にイヤミスだよね、たぶん抉られる系だわ・・・と、思ってた通りでした。 美しい海のある街、鼻崎にある商店街『ユートピア』。 そこで出会った、3人の女性たち。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/06/04 20:24
『ナイン・ストーリーズ』/佐藤友哉 〇
『ナイン・ストーリーズ』/佐藤友哉 〇 あっちゃ〜。ちょっと失敗したなぁ(笑)。 私、サリンジャー読んだことないのよねぇ。 〈鏡家サーガ〉シリーズも、『青酸クリームソーダ 〜〈鏡家サーガ〉入門編〜』と『飛ぶ教室』(読んだのブログ始める前)しか読んだことなかったりする。読んでたら、もっと楽しめたかしら・・・(^^;)。 佐藤友哉さんの〈鏡家サーガ〉シリーズ短編集、『ナイン・ストーリーズ』は、鏡家の様々な年代を通して描かれる、偉業で異能な彼らの日常(そういえば本作は事件的な物語はない)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/05/23 11:02
『ソウルケイジ』/誉田哲也 〇
『ソウルケイジ』/誉田哲也 〇 前作『ストロベリーナイト』より数か月のち。 警視庁捜査一課警部補・姫川玲子は「放置車両内に残された左手首」を巡る事件の捜査に参加することになった・・・。 誉田哲也さんの、姫川シリーズ第2作。 意外な真相でありながら、その真意を思わず納得せずにはいられなかった、『ソウルケイジ』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/05/17 10:27
『サブマリン』/伊坂幸太郎 〇
『サブマリン』/伊坂幸太郎 〇 前作『チルドレン』から12年、何度かの転任を経て、再度一緒に働くことになった家庭裁判所の調査員・武藤とその上司・陣内。 相変わらず陣内は唯我独尊全開なのに、それがイヤにならない(笑)。それは自由気ままながらも、少年たちときちんと向き合っているからなんでしょうねぇ(ただし対処法は斜め上方向だったりするんですが)。 伊坂幸太郎さんの描くこういう人物、私は好きですね。でも一緒に働くのは、大変そう(笑)。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2017/05/13 17:40
『アンと青春』/坂木司 ◎
『アンと青春』/坂木司 ◎ 坂木司さん、ありがとうございます〜♪ 前作『和菓子のアン』を読んだ時、「続編、読みたいな〜、出たら嬉しいな〜」って思ってたので、すっごく嬉しいですぅ〜(^^)。そしてもちろん、とっても楽しかったです!! 『アンと青春』というタイトル通り、デパ地下の和菓子屋さんでアルバイトをするアンちゃんの、素敵な青春物語でした! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/05/07 10:54
『虐殺器官』/伊藤計劃 ◎
『虐殺器官』/伊藤計劃 ◎ これがデビュー作だというのだから、とにかく凄い。 しかし残念ながら、著者伊藤計劃さんはもう、お亡くなりになっている。惜しい。本当に、惜しい。 以前読んだ『ハーモニー』では、衝撃のラストに愕然とさせられましたが、本作『虐殺器官』のラストには驚きはしなかったものの、非常に苦い思いをさせられました。 それでも、読めてよかった。この苦い思いは、私が失ってはいけないもの。そう思えた、すごい作品です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/05/04 08:18
『陽気なギャングは三つ数えろ』/伊坂幸太郎 〇
『陽気なギャングは三つ数えろ』/伊坂幸太郎 〇 人間嘘発見器・成瀬。演説の達人・響野。スリの名人・久遠。正確無比な体内時計の持ち主・雪子。 伊坂幸太郎さんの9年ぶりの〈ギャングシリーズ〉第3作、『陽気なギャングは三つ数えろ』は、この4人組の2年ぶりの銀行強盗で、幕を開ける。 銀行強盗そのものは成功したのだが、ひょんなことからゴシップ記者と知り合いになってしまい、彼らは脅され追い詰められる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2017/04/24 18:50
『源氏姉妹』/酒井順子 ◎
『源氏姉妹』/酒井順子 ◎ 水無月・Rは、アンチ源氏の君である。 女性にだらしがなく、自業自得なのに、なにかっちゃ「自分はかわいそうな男なのだ」とべそべそ泣いて、誰もが自分に靡くのが当然みたいな態度で常に自信満々。 イラつくわぁ…。たぶん、現実でこんな奴と知り合いだったら蹴とばしてるよなぁ、と常に思ってます(笑)。 そんな私が握りこぶしで同意しまくった、酒井順子さんの『源氏姉妹(しすたあず)』。 源氏との肉体関係を通して「姉妹」となった女性たちの物語。私と同じくアンチ派の酒井さんが、思いっきり源氏をメッタ斬りしてく... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/04/13 17:24
『書楼弔堂 〜炎昼〜』/京極夏彦 ◎
『書楼弔堂 〜炎昼〜』/京極夏彦 ◎ 毎度のことながら、凶器になるレベルの製本ですねぇ、京極夏彦さん!!いやもう、京極さんの作品は、そういうものだと思っておりますけどね(笑)。逆にそうじゃなかったら、寂しいかも?! 『書楼弔堂 〜破曉〜』に続く、『書楼弔堂 〜炎昼〜』。 書舗「弔堂」への案内人は、前作の元旗本の高遠氏から弔堂の近隣に住む元薩摩藩士の孫娘・塔子に変わり、彼女は明治の著名人或いはいずれ著名人になる人々と「その人のための唯一冊」を繋いでゆく。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/04/02 15:34
『残り者』/朝井まかて ◎
『残り者』/朝井まかて ◎ 江戸城無血開城の前夜。江戸城の女主である天璋院と和宮がそれぞれの侍女を連れて退去し、無人になったはずのその西丸大奥に、ひそと残った者が、5名いた。 それぞれの理由で『残り者』となった彼女たちの、長い長い夜と、それぞれの思い。 読んでいて、とても楽しかったです、朝井まかてさん!! 彼女たちの、自らの職務への矜持と幕府終焉への割り切れぬ想い、そして暖かく晴れやかな終章に、とても気持ち良い読書時間を過ごしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/26 17:13
『ヘブンメイカー 〜スタープレイヤーU〜』/恒川光太郎 ◎
『ヘブンメイカー 〜スタープレイヤーU〜』/恒川光太郎 ◎ 〈もし、スターボードを手に入れたら〉の妄想が止まらない、水無月・Rでございます(^^;)。 でも、小心者なので、一等賞のスタープレイヤーは辞退したい(笑)。籤を引かなきゃ大丈夫なのかしら。 恒川光太郎さんが繰り広げる、スタープレイヤーの世界。 本作『ヘブンメイカー 〜スタープレイヤーU〜』では、前作『スタープレイヤー』と同じ惑星の、別の場所での物語が始まります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/20 23:09
『忍者だけど、OLやってます』/橘もも ◎
そっか〜、忍者って、実はまだいて、社会に溶け込んでるのねえ(笑)。 リアルさはそこまでないんだけど、なんかニヤニヤしながら納得しそうになりました。 『忍者だけど、OLやってます』ってタイトルもいいですよねぇ、ゆる〜い感じが♪ 楽しかったですぅ、橘ももさん!! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/13 22:08
『ぼぎわんが、来る』/澤村伊智 ◎
『ぼぎわんが、来る』/澤村伊智 ◎ ・・・ぼぎわん、怖ぇぇぇぇぇ〜〜!! こ、これは、あかん・・・。ストレートに怖い。怖すぎる。 圧倒的な暴力性、直接襲撃される残虐さ、理不尽なまでに不可避な執念深さ。 どれをとっても、とてつもなく怖い!!! 2015年「第22回日本ホラー小説大賞」の〈大賞〉受賞作、『ぼぎわんが、来る』。 著者澤村伊智さんは、本作でデビューの新人ですが、これはまたとんでもない作品を書く方が、出てきたものですよ。 怖くて怖くて、途中でやめることも出来ず、怒涛の勢いで読了してしまいました(T_T)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2017/03/08 20:22
『迷える四姉妹』/中居真麻 〇
『迷える四姉妹』/中居真麻 〇 とある『迷える四姉妹』それぞれの日常を描く、短編集。 まあ、どちらかというと〈迷える〉ではなく〈迷走する〉な気がします(笑)。 四姉妹それぞれが、微妙に上手くいってない感が、大変、迷走している。 中居真麻さん、実は名前も知らない作家さんでした。しかし・・・あの迷走ぶりの描き方は、なかなかです(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/03/05 19:42
『人外境ロマンス』/北山猛邦 ◎
『人外境ロマンス』/北山猛邦 ◎ 『人外境ロマンス』なんていう、不穏そうなタイトルとは裏腹にさわやかな水色を基調としたきれいな表紙。 物語も、人外と人とのロマンスを可愛らしく描いたもので、気持ちよくどんどん読めました! 北村猛邦さんは、初めて読んだんですけど、いいですねぇ。奥付の紹介では本格トリックのミステリを書く方のようですが…こういう作風の作品、他にもあるかしら、読んでみたいです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/02/19 19:55
『藪医ふらここ堂』/朝井まかて ◎
『藪医ふらここ堂』/朝井まかて ◎ 「面倒臭ぇ」が口癖の小児科医・三哲、その娘のおゆん、おゆんの幼馴染で三哲の弟子・次郎吉。江戸の小児科医〈ふらここ堂〉には、様々な患者が訪れる。 朝井まかてさんの粋な江戸情緒たっぷりの、楽しい物語です! 『藪医ふらここ堂』、ふらことこは庭の山桃の木に取り付けてあるブランコのこと。三哲が藪医と言われるのは・・・まあ、色々ありますわなぁ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/17 22:41
『手のひらの幻獣』/三崎亜記 ◎
『手のひらの幻獣』/三崎亜記 ◎ いやもう、毎度言ってることですが、「世界設定のノートが見たい作家さん」1ですよ〜、三崎亜記さんッッ!! 私たちの暮らす、現代日本に似て非なる〈この国〉。世界の構成ルールが多分、全く違うのだろうと思います。「街は生きていて」「不条理に失われる人や思いが常にあり」「精神的な能力が飛躍的に上昇している」この世界。 数々の三崎作品は、たぶん、全部一つの世界の物語。本作『手のひらの幻獣』で語られるのは、〈表出〉という能力を持つ人々と、それを利用しようとする当局との攻防の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2017/02/16 18:18
『夜行』/森見登美彦 ◎
『夜行』/森見登美彦 ◎ ・・・いやいや、まさかモリミー作品で「しみじみとした切なさ」を感じる日が来るとは思わなんだわ〜(^^;)。 まあ、どっちかというと〈ぞわっとする不穏な怖ろしさ〉の方が読み終わってだんだん強くなってくるんだけど。 森見登美彦さんの作家活動十周年の掉尾を飾る作品、『夜行』。 「夜行列車」の「夜行」か、「百鬼夜行」の「夜行」か・・・。 ひと時だけの再会が切なくもあり、無限に広がっていく分岐を想起させて怖ろしくもあり。 本当に、夜は明けたのだろうか・・・? ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2017/02/03 19:14
『京大芸人式日本史』/菅広文 ◎
『京大芸人式日本史』/菅広文 ◎ 〜〜日本史は物語のように読めば絶対に忘れない ―― ロザン 宇治原史規〜〜(帯より引用) この宇治原さんの勉強法を、〈菅さんがタイムマシンに乗って日本の歴史上のいろんな時・場所を訪れてインタビューする〉という物語?にした『京大芸人式日本史』。『京大芸人』に引き続き、菅広文さんの宇治原愛が炸裂しています(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/10 15:32
『スペードの3』/朝井リョウ 〇
『スペードの3』/朝井リョウ 〇 朝井リョウさんは、ひどい人だ!! 前に読んだ『何者』でも、非常に抉られましたが、本作『スペードの3』も、ホントにホントに、抉られまくりました。 「優等生であること・だったこと」はそんなに悪いことなんですかぁぁぁ!!! ううう。恥ずかしながら、そんな自分の過去を思い出して、後ろめたくなりました。 嫉妬とか、マウンティングとか、朝井リョウさん上手すぎるよ!怖いよ!! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2017/01/07 23:14
『絶唱』/湊かなえ 〇
『絶唱』/湊かなえ 〇 困ったなぁ…というのが実は一番の感想。 阪神大震災も東日本大震災も、〈外側〉にいたから。語る資格がない…と思ってしまう。 もちろん、物語を読むのであって、私が語る必要はないのだけど。 阪神大震災で罹災した湊かなえさんの描く、震災で心に傷を負って、人生が分岐してしまった女性たちが、南国トンガで新たな一歩を踏み出す物語。 一番最後まで読み終えて『絶唱』というタイトルの意味がやっと分かり、胸を打たれました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/06 14:54
『GOSICK PINK』/桜庭一樹 ◎
『GOSICK PINK』/桜庭一樹 ◎ 世界を揺るがした二つめの大戦が終わり、再会を果たした久城一弥とヴィクトリカ・ド・ブロワは、2人で暮らせる新天地を求め、ニューヨークに渡ってきた。 到着したその当日に巻き込まれた、「アポカリプス事件」の翌日。 「じょぶとほーむ」を求めて街に出た二人が、数奇な運命に導かれて得た「仕事と家」。 桜庭一樹さんの描く、2人がニューヨークの拠点を得るに至った、濃密な一日を描く『GOSICK PINK』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/12/28 13:35
『玉依姫』/阿倍智里 〇
『玉依姫』/阿倍智里 〇 阿部智里さんの〈八咫烏シリーズ〉の、第5作目ですね〜。 物語の舞台は、今まで語られていた〈八咫烏の世界〉=山内から一転して、なんと現代(正確にはちょっと前)の日本。・・・正直びっくりですよ! タイトルが『玉依姫』だし、表紙が巫女っぽい衣装を着た女性の姿だったんで、山内の過去の話だと思ってました。 まあ、物語の過程で、山内の過去というか起源に大きく触れられてもいたのですが・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/11/27 17:51
『起終点駅(ターミナル)』/桜木紫乃 〇
『起終点駅(ターミナル)』/桜木紫乃 〇 それぞれの人生の中で、幾度か巡り合うことのある『起終点駅(ターミナル)』。 桜木紫乃さんが描く孤独な人生の物語は、もの悲しさを湛えているような気がします。 〈無縁〉をテーマに、寂寥や諦観を含んで、6つの人生が語られその渦に飲み込まれました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/11/21 15:43
『御松茸騒動』/朝井まかて ◎
『御松茸騒動』/朝井まかて ◎ 徳川御三家の惣領家でありながら将軍相続に負けた過去から、「尾張のしなび大根」と揶揄される尾張藩。 若き藩士・榊原小四郎は、幼少より才覚優れいずれは藩の財政立て直しをと夢見ていたのが、平生の態度が災いし、〈御松茸同心〉として国元勤めになることに。 彼は着任して初めて、尾張の名産品「松茸」をめぐっての『御松茸騒動』を知ることになる。 いやぁ、やっぱり朝井まかてさんは面白いですな! 小四郎と尾張の領民たちがどうなってしまうのか、とてもドキドキしながら、ぐいぐい読めました♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/11/09 21:05
『あの家に暮らす四人の女』/三浦しをん ◎
『あの家に暮らす四人の女』/三浦しをん ◎ いやもう、ホント三浦しをんさん、大好きだわ〜♪ 杉並の外れ、善福寺川近くの古びた洋館に、程よい距離感で仲良く暮らしている、年齢も立場もそれぞれな4人の女たち。 事件はちょくちょく起こるものの、基本暮らしている洋館のようにまったりと時が流れている彼女たちの日常。 ・・・なのに、なんで時々すっごい爆笑することになっちゃうんでしょうね!(^^)! 『あの家に暮らす四人の女』なんてタイトルだと、不穏系なのかしら・・・なんて思ってたんですが、全然そんなことなくて、とっても楽しくて、最後はとてもほっ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2016/11/07 19:28
『スティグマータ』/近藤史恵 ◎
『スティグマータ』/近藤史恵 ◎ 自転車ロードレースの最高峰、ツール・ド・フランス。チーム移籍し、若きエース・ニコラのアシストとしてツールに出場することになったチカは・・・。 近藤史恵さんの『サクリファイス』から始まる、自転車ロードレースシリーズ。 短編集も含めて5冊目となる本作『スティグマータ』。 今回も、風よりも早く走り、体力を使った戦いの中にもさまざまに展開する頭脳戦、選手たちと共にレースを駆け抜ける感覚、そしてレースが進めば進むほど増す不穏な空気に目が離せなくなりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/10/28 18:18
『この世にたやすい仕事はない』/津村記久子 ○
『この世にたやすい仕事はない』/津村記久子 ○ 燃え尽き症候群状態で前職を辞めた主人公・私。 次は穏やかな仕事をという希望を出してハローワークで紹介された仕事は、どれもなんだか不思議なもので…。 うん、確かに『この世にたやすい仕事はない』ですね、津村記久子さん・・・! たぶん、単純に見ると「たやすそう」な仕事なんだけど、ねぇ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/10/20 21:07
『日本文学全集 11 (好色一代男・雨月物語・通言総籬・春色梅児誉美)』/池澤夏樹編集 ○
『日本文学全集 11 (好色一代男・雨月物語・通言総籬・春色梅児誉美)』/池澤夏樹編集 ○ 円城塔さんの「雨月物語」を読みたくて、図書館で予約をした『日本文学全集 11 (好色一代男・雨月物語・通言総籬・春色梅児誉美)』。 浮世草子・読本・洒落本・人情本の4ジャンル、年代もばらばらの四作。もちろんこれで江戸文学を網羅しているとは言い難いのですが・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/10/07 19:33
『ハーモニー』/伊藤計劃 ○
『ハーモニー』/伊藤計劃 ○ 核が多用され世界的な混乱となった〈大災禍〉。そこから人類は、〈人〉という資源を公的なものととらえ、尊重する方向性に舵を切った。 過分なユートピアに叛旗を翻そうとした少女たちの、その後の物語。 昨年の秋、大々的に映画化された伊藤計劃さんの3部作のうちの1つ。 最初に『ハーモニー』を選んだのは、一番興味が持てそうなあらすじだったからなのですが・・・。 ・・・いやぁ、難しかった。 でも、すごく充実しました。思うところは色々あるんですが、読めてよかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/09/28 19:48
『リバース』/湊かなえ ○
『リバース』/湊かなえ ○ うーわー・・・・。 そう来るか、湊かなえさん・・・。 「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が恋人のもとに届き、3年前亡くなった親友・広沢がどんな人物であったかを書き記すために、広沢を知る人々を訪ね歩くことにした・深瀬。 様々な広沢を知るにつれ、意外な人間関係にも気づき、己を見つめなおすことすらあったその旅。 物語最後の2ページで、真相は見事なまでに『リバース』する。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/09/23 22:17
『バベル九朔』/万城目学 ○
『バベル九朔』/万城目学 ○ 今まで万城目学さんといえば、『鴨川ホルモー』とか『偉大なるしゅららぼん』などで、ぶははは!なにそれ!?うぷぷぷ・・・と気持ちよく笑っちゃうイメージだったんですけど、本作『バベル九朔』はちょっとそこからは外れている作品です。 でも、面白くなかったわけではなく、後半は結構ぐいぐい読み進めまられした。 え?どうなっちゃうの?結局どっちが悪者なの?ていうか、悪者の定義はどこに?! ・・・いやそれよりカラス女怖ッッ!!!、・・・って。 そしてあのラストは…?! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2016/09/21 09:08
『クララ殺し』/小林泰三 ○
『クララ殺し』/小林泰三 ○ 衝撃のグロさで度肝を抜かれた『アリス殺し』の続編ということで、警戒心全開で読み始めた、本書『クララ殺し』。 前回ほどの惨殺シーン(笑)は出てこなかった代わりに、今回は同じ人物が何回も殺されるという展開に。 小林泰三さん、相変わらず容赦がないようで…。 たぶん本作は『アリス殺し』を読んでないと、わからない物語じゃないかなと思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/09/13 13:23
『虎と月』/柳広司 ○
『虎と月』/柳広司 ○ 中島敦 『山月記』。 高校の国語の教科書に載ってた短編。 本書著者柳広司さんも、高校生の時に出会った作品である、と「あとがき」に書いてましたね。 膨れ上がる自尊心に押しつぶされて、虎になった李徴。 思春期特有の「生き辛さ」をいまだ引きずり、非凡の才に憧れていた高校生の私は、その李徴の境遇に共感とも憧れともつかない、強い感情を覚えたものです。 ・・・なんか、中二病っぽいですな、今考えると(笑)。 『虎と月』はその『山月記』を、ヤングアダルト向けのミステリーとして描いた物語です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/09/12 10:24
『羊と鋼の森』/宮下奈都 ◎
2016年本屋大賞受賞作で、あちこちで話題になってたので、内容は何となくは知っていたのですが、こんなにも美しく力強い作品だとは思ってませんでした。 ピアノ調律という、私が今まであまり知らなかった世界を描いた、『羊と鋼の森』。 じつは宮下奈都さん、初読みなんですよね…。なんだか素敵な作家さんにまた出会ってしまいました♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2016/09/04 15:09
『山女日記』/湊かなえ ○
登山には、いい思い出がない。 大学で山岳部に所属し、後期高齢者になった今も国内外を問わず山登りを楽しんでいる父がいる。 その父が家族サービスのつもりで、小学生になるやならずやの子供たちを引き連れて、体力勝負の登山をしていたのである。キツイばかりで、正直ちっとも楽しくなかった(^^;)。 そんな私なので、本作『山女日記』を読了しても、全く登山の魅力には目覚めませんでした、ははは・・・。 だけど「あ〜、私も、山登った方がいいのかな〜」と、心の弱さをふと突かれたことは、告白せねばなりますまい(... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/08/31 19:35
『世界から猫が消えたなら』/川村元気 ○
高校生の長男が、「勉強サイトかなんかの懸賞で当たったけど読まないから」(←読めよ!)と言って私にくれた本作、『世界から猫が消えたなら』。 ライトな文体、あっさりとサクサク進む展開、なるほど高校生にも読みやすいんじゃないかな(^^;)。 私的には川村元気さんといえば、映画『電車男』のプロデューサーって認識なんですが、情報古すぎ(笑)。調べたら、東宝のいろんなヒット映画のプロデュースをやってらっしゃる方なんですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/08/28 14:00
『オーダーメイド殺人クラブ』/辻村深月 ◎
なんか、ここのところ続けて〈イタイ〉物語を読んでる気がするなぁ(笑)。 辻村深月さんの、痛痒い中学生物語、『オーダーメイド殺人クラブ』。 イタいイタいと連呼してますが、身に覚えがありすぎなイタさなんですよね〜(^^;)。 いや、殺したり殺されたりしたかったわけではないですけど、それでも、参っちゃうなぁ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/08/18 20:16
『ラブレス』/桜木紫乃 ◎
杉山百合江という一人の女の生涯を、丹念に冷静にたどりながら、その妹・里実、母・ハギ、娘・理恵、里実の娘・小夜子の人生も語る物語。 桜木紫乃さんを読みたいと思うきっかけになったのが、この『ラブレス』。 百合江の生き方にはあまり共感ができなかったのですが、なんとなく納得はできました。 波乱に満ち、諦めるというより、心のどこかに残しながらも大部分は忘れ捨てるその生涯を幸せだったと思うかは、個々によるのだろうと思いました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/08/17 10:39
『何者』/朝井リョウ ○
大学を卒業してもう、二十数年。就職氷河期に突入した頃だったなぁ・・・。 当時の就職活動はどうだったかもあやふやになった今、朝井リョウさんの『何者』を読むことになった。 いやあ・・・イタイね。大変、イタイ。 何がイタイって、結局キレイな人間なんていないんだよ・・・ということを斬りつけられ再確認させられたことですよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/08/14 22:47
『子どもたちは夜と遊ぶ』(上)(下)/辻村深月 ○
なんていうかねぇ、・・・非常に後味が悪いです・・・。 だけど、気になって気になって、下巻なんかもう、すごい勢いで読んじゃったんですよねぇ。 辻村深月さん、この展開はちょっと…救いがなさすぎると思うのですが…。 『子どもたちは夜と遊ぶ』という、ファンタジックなタイトルとは裏腹に、いくつもの殺人事件が描かれるこの作品。 ううむ・・・感想がとても難しいなぁ。 どうしましょう・・・(^^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/08/08 17:18
『スタープレイヤー』/恒川光太郎 ◎
今までの恒川光太郎さんとはずいぶん違う作風になったけど、面白い…!私はこういうの、大好きだなぁ♪ シミュレーション?RPG?、・・・ゲームのジャンル分類に詳しくないのでよくわからないんですが、ゲームっぽい展開でサクサク読めます。 謎の白い大男から籤を引いて『スタープレイヤー』を当てた途端、異世界に飛ばされた主人公・斉藤夕月(ゆづき)の物語。 十の願いを叶えてくれる「スターボード」を駆使して、彼女はこの世界をどう生きていくのか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/07/30 21:37
『ミチルさん、今日も上機嫌』/原田ひ香 ◎
学生時代・OL時代初期に、バブルの恩恵を受けまくったミチルさん。 そのノリで何となく「いい感じ」で過ごして来れてしまったおかげで、現在「45歳・バツイチ独身・子供なし・住むところはあるけど職はなし」なんていう状況に。 なのにタイトルが『ミチルさん、今日も上機嫌』なもんですから、どういうこっちゃ?と気になって。読みやすい文体もあって一気読み。 原田ひ香さん、初読み作家さんですが、なかなかいいです♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/07/18 22:30
『恩讐の鎮魂曲』/中山七里 ◎
かつて、日本中を震撼させた少年犯罪者〈死体配達人〉。医療少年院での更生を経て名前を変え、彼は弁護士となった。 中山七里さんによる、『贖罪の奏鳴曲』、『追憶の夜想曲』に続く、御子柴シリーズ第3作。 本作『恩讐の鎮魂曲』で御子柴が立ち向かうのは、医療少年院時代の恩師・稲見が罪を認めている、殺人事件の裁判である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2016/07/16 22:06
『ホテルローヤル』/桜木紫乃 ○
湿原を見渡せる場所にある、一つのラブホテルの変遷を遡っていく短編集、『ホテルローヤル』。 桜木紫乃さんの直木賞受賞作ですね。 釧路湿原には行ったことがあるのですが、あの風景(特に冬)の中にさびれた(廃墟化した)ラブホテルがあったとしたら、とても物悲しい感じがすると思います。 ラブホテルが舞台だといってもエロスな物語ではなく、淡々した淋しさが流れ続けていました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/07/15 13:23
『帝国の女』/宮木あや子 ◎
いやもう・・・宮木あや子さん大好きだわ、私(笑)。 タイトルが『帝国の女』なんていうガッチガチなものなので、お堅い系か不穏系かと思いきや、「帝国テレビジョン」という放送局で働く女たち(社員でない人たちも含む)の物語ですよ。 TV業界といえば、言わずと知れた過酷な職場環境の業界。 しかし、その苛酷さは私の知識や予想をさらに上回るものでした。 いやいやいや・・・。うん、私あんまりTV見ないけど、見る時は、ドラマでもバラエティでもニュースでも、制作に関係してる人たちの多大なる労苦と健康に心を馳... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/07/04 20:38
『忘れ物が届きます』/大崎梢 ○
かつての事件も忘れられるほどに年月が経ち、あの頃は見えなかった・知らなかった・見ようとしていなかった真実が明らかにされる。 5つの事件。5つの『忘れ物が届きます』。 ちょっとミステリーとしては物足りないというかなんというか・・・でも、大崎梢さんらしい優しい物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/06/27 20:25
『ふたつめの庭』/大崎梢 ○
水無月・R的・〈本にまつわる業界作品作家さん〉の大崎梢さんの作品ですが、本作の舞台はなんと「保育園」。 保育士5年目の小川美南と子供たち・保護者・園関係者の織り成すハートフルストーリー『ふたつめの庭』、かつて幼稚園児の母であった私に、懐かしさだけでなく今は当事者ではないという目新しさも運んでくれました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/06/17 21:58
『海うそ』/梨木香歩 ◎
梨木香歩さんの描く自然の風景は、静かで力強くて、淋しさと温かさに満ちています。 本作『海うそ』も、濃密な自然の気配とその中で息づく〈ひと〉の強さと弱さが描かれる、美しい物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/06/11 22:13
『ストロベリーナイト』/誉田哲也 ◎
『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』に入っていた「彼女のいたカフェ」で、すっかり姫川玲子のカッコ良さにすっかり心を撃ち抜かれてしまった私。〈読みたい本リスト〉が長くなるのを承知で、図書館で予約を入れてしまいました(^_^;)。 私的には誉田哲也さんと言えば『武士道シリーズ』ですが、警察小説の方でも活躍されてる方なんですよね。 その警察小説のスタート作品ともいえる『ストロベリーナイト』、量産される惨殺遺体、凄惨な殺害シーンにちょっと腰が引けつつも、一気読みできました! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/06/01 22:53
『男ともだち』/千早茜 ○
ああ、世界が違うんだな・・・と、痛感する物語でした。 恋人と同棲していて、医者の愛人と時々逢引をし、久し振りに学生時代からの『男ともだち』と再会した、イラストレーターの神名。 自由なアーティストとして京都で活動を続ける彼女に訪れる、緩やかでいて明確な変化。 千早茜さんの描く、恋愛ではなく友愛の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/05/25 22:54
『ドS刑事 〜桃栗三年柿八年殺人事件〜』/七尾与史 ○
あれ〜?なんだろう…物足りない感じがするんですけど。 いや、死体の数とか状態とかに関しては、相変わらずお腹いっぱいなんですけどね(^_^;)。 七尾与史さんの『ドS刑事』シリーズの4冊目。 TVドラマもちょっと見ましたが、やっぱり小説の方がいいです(笑)。だって、原作通りには絶対映像化できませんもんねぇ、イロイロ放送禁止になっちゃう(^_^;)。 『ドS刑事 〜桃栗三年柿八年殺人事件〜』は、前作『ドS刑事 〜三つ子の魂百まで殺人事件〜』のラストに出てきた「あしゅら男爵状態男女一体死体」の... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/05/21 22:31
『ロバのサイン会』/吉野万理子 ◎
もう、これはやられました。 ほっこりしたり、涙したり、ドキドキワクワクしたり・・・、ホントもう参っちゃうなぁ、吉野万理子さん!! 『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』で、表題作「ロバのサイン会」を読んで、ああウサウマくん可愛いよ健気だよ!って心揺さぶられたものですが。 そのすぐあとぐらいに本屋さんに行って、平積みになってる本作『ロバのサイン会』を発見、店頭で喜びのあまり挙動不審になりましたわ♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/05/18 18:26
『武士道ジェネレーション』/誉田哲也 ◎
ああもう、楽しいよ!真っ直ぐに武士道を邁進する香織が大好きだ!たまらん!! 誉田哲也さんの『武士道』シリーズ、4作目にして遂に完結編…!!! あのころ高校生だった香織と早苗も、大学を卒業して、お年頃。 なんと早苗の結婚式シーンから、本作『武士道ジェネレーション』は始まります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/05/18 10:12
『フランダースの帽子』/長野まゆみ ○
長野まゆみさんがよく使うモチーフに、異性同士なのによく似た親戚関係(姉妹、兄妹、姉弟、イトコ同士など)というものがあるんですけど、入れ替わったり性別を詐称したりと、境界の危うい感じがちょっと不安をそそりますよね。 そんな不安定な浮遊感の漂う6つの物語を収めた『フランダースの帽子』は、それぞれに掴みどころがなく、なんだか靄の中を迷っているような心地で読んでいました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/05/08 10:53
『冷たい校舎の時は止まる』(上)(下)/辻村深月 ◎
高校3年の文化祭最終日、クラスメートが校舎から飛び降り自殺をした。 それから2か月後の初雪の日、8人の級友たちは、その自殺者の精神世界らしき校舎に閉じ込められる・・・。 辻村深月さんのデビュー作、『冷たい校舎の時は止まる』(上)(下)。 いやはや、これがデビュー作とは・・・。凄すぎて、言葉もありません。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/04/14 22:45
『スカラムーシュ・ムーン』/海堂尊 ○
彦根の物語は、いつも権謀術数渦巻きすぎて、タイト・ロープ過ぎて、読んでるうちにどんどん追い詰められて苦しくなってしまいます。 海堂尊さんの描く、〈桜宮サーガ〉の番外編、『ナニワ・モンスター』に直接かかわるその後の攻防の物語、『スカラムーシュ・ムーン』は400ページ越え、しかも2段組みという大ボリュームでした…。読むのにすんごい時間かかりました…(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2016/04/03 22:58
『V.T.R』/辻村深月(チヨダ・コーキ) ○
『スロウハイツの神様』(上)(下)のチヨダ・コーキのデビュー作、『V.T.R』。 ホントの作者は辻村深月さんですけど、文庫の装丁が凝ってまして、カラー口絵がチヨダ・コーキ著の『V.T.R.』になってます。 コウちゃんの書いた小説が読めるとは、嬉しいですね! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/03/27 17:48
『鹿の王(下) 〜還って行く者〜』/上橋菜穂子 ◎
実は、『鹿の王(上)』読了から半年たっています・・・(^_^;)。 それだけ間が開いても、上橋菜穂子さんの描く壮大な世界にすぐに入り込めました。 ヴァンとホッサル、上巻では別々に行動していた二人の主人公が出会い、物語は大きく動き出す。 何故、タイトルが『鹿の王(下) 〜還って行く者〜』なのか。 人の思い、民族の行く末、様々な関係が描き出す世界観に心奪われました!! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/03/26 17:02
『ずっとあなたが好きでした』/歌野晶午 ◎
いやいやいや・・・・。 さすが・・・さすがです、歌野晶午さん!! だから『ずっとあなたが好きでした』になるわけね。 うん、気持ちよく騙されましたわ! 歌野さんだから、絶対読者の誤認識を利用したミステリだもんね、騙されないわよ〜!と読み始め、ところどころで騙されたり見抜いたり「よしよし、私も捨てたもんじゃないですな」な〜んていい気になってたら、ギャッと驚く仕掛けが。しかもそれで終わりじゃないという・・・! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/03/22 15:59
『スロウハイツの神様』(上)(下)/辻村深月 ◎
新進気鋭の脚本家・赤羽環の所有する〈スロウハイツ〉。シェアする住人は、クリエイターの卵たちと人気小説家・チヨダ・コーキとその編集者。 登場人物たち一人一人の物語がしっかりとあった上での、共同生活の日々。 辻村深月さん、素晴らしかったです。読み終わって、ほわぁぁって深い息を吐き出して、「あれも伏線だったのか」「あれはそういうことだったのか」と、色々なエピソードを思い出しました。 『スロウハイツの神様』、神様は…いましたねぇ。本当に、心が温まるラストでした! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/03/13 22:48
『ワーカーズ・ダイジェスト』/津村記久子 ○
うわ〜、なんだろう、このあるある感…。 正社員・派遣社員時代を思い出しました。津村記久子さんのお仕事小説って、なんでこんなに刺さるんだろうねぇ(^_^;)。事務系で会社勤めしてたの、もうずいぶん昔の話なんですけどねぇ。 『ワーカーズ・ダイジェスト』。すっごく、そういう感じ。働く人たちの日常は、こんな風。 胸がざわつく感じがするけど、でも何故かホッとしたりもし、刺さる部分もあったのでした。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 2

2016/03/08 23:00
『火星に住むつもりかい?』/伊坂幸太郎 ○
うん、分かってた。 本作『火星に住むつもりかい?』は、伊坂幸太郎さんの、政治色の強い作風の方だって、知ってた。 ・・・苦手なんですよねぇ。 伊坂さんの作品なら、スカッとする怒涛の伏線回収と気持ちの弾むエンターテイメント性の高い作風の方が好きなんですよ、私。 伏線回収とかは結構してて、おお!って感じる部分はあったりしたんですが、やっぱりちょっと不完全燃焼・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2016/02/29 20:16
『私はフーイー』/恒川光太郎 ○
恒川光太郎さんの描く沖縄独特の民俗意識みたいなものは、常に死の匂いが付き纏う。 明るい光、輝く海、うっそうと茂る森、陽気な人々。生命力豊かなその島で、ひっそりと息づく彼岸の気配。 本作『私はフーイー』で、沖縄の森には狂人が棲み付いているイメージが刻み込まれてしまった・・・。私、沖縄に行くことがあっても、絶対森には入らない・・・!! ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2016/02/18 14:51
『書店ガール4 〜パンと就活〜』/碧野圭 ○
書店で働くって、とても大変そうだけどやっぱり素敵だなぁと思わずにはいられない、碧野圭さんの『書店ガール』シリーズ。 4冊目にあたる本書『書店ガール4 〜パンと就活〜』では、主人公たちが世代交代しました。 「ガール」と言っていい年齢層になりましたね(笑)。 ただし、二人とも正社員ではないというところが、今どきの世相を映してる気がしますねぇ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/02/16 18:19
『いまはむかし 〜竹取異聞〜』/阿澄加奈 ○
かぐや姫の5つの宝を天に返すために、旅を続ける月守・アキとキヨ。二人に出会った、家出中の武家貴族の子息・矢吹とその幼馴染で薬師の娘・朝香。 彼らは共に旅をし、新たなかぐや姫の物語を繰り広げていく。 『竹取物語』は、結構好きなモチーフです。 本作『いまはむかし 〜竹取異聞〜』がデビュー作の阿澄加奈さん。 爽やかで、読み心地の良い物語でした! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/01/27 18:02
『空棺の烏』/阿部智里 ◎
阿部智里さんの〈八咫烏世界シリーズ〉最新作!(←シリーズ名は勝手に命名) やっと図書館予約の順番が回ってきて、2日間で一気読み!面白い!ワクワクする!もうたまりませんなぁ♪ 『空棺の烏』、今回は学園モノですね。少年たちの成長、八咫烏世界の広がり。思いっきり堪能させていただきました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/01/19 20:30
『書楼弔堂 〜破曉〜』/京極夏彦 ◎
お・・・重いです(笑)。相変わらず、凶器になりかねない重さ厚さです。だから、読むのに時間がかかってしまうかしらと思ってたのですが、なんと4日で読了(最近の私の読書スピードでは異例の早さ)。 さすが、京極夏彦さんですなぁ。 あらゆる書籍は読まれねばただの墓標だという店主のいる「弔堂」なる書舗で、人には人生にただ1冊の本があればいいという主人、弔堂へ何故か客を引き連れてくる常連客の元旗本・高遠。 人と書籍をつないでいく物語、『書楼弔堂 〜破曉〜』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2016/01/17 10:22
『凍りのくじら』/辻村深月 ○
『ハケンアニメ!』がとても面白かったので、今年は辻村深月さんの作品を少しずつ読んでいこう思っています。 まずは本作『凍りのくじら』(文庫の帯に読む順番が紹介されててその1冊目でした)。 読み始めは主人公・理帆子に共感できなくてちょっと辛かったのですが、読み進むにつれ先が気になり、読み終えたときはちょっと放心してしまいました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2016/01/06 15:50
『物語のおわり』/湊かなえ ◎
北海道を旅する人たちの間に受け渡されていく「空の彼方」という未完の物語。読んだ人々はそれぞれに自分だったら・・・、と『物語のおわり』を思い描く。彼らは、それぞれ心にわだかまりを持って旅に出たのだが、物語に心を添わせることがそのわだかまりを溶かすきっかけとなる。 そして、未完の物語は廻り廻って・・・。 いつもの湊かなえさんとは、ちょっと違った感じになりましたが、構成のうまさはさすがですねぇ。短編それぞれに解決があり、次へ繋がり、最後につながる先での、結末。最後まで、目が離せませんでした。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2016/01/02 20:12
『だれもが知ってる小さな国』/有川浩・作 村上勉・絵 ◎
とうとう、《有川浩さんの『コロボックル物語』》を読むことが出来ました! 『コロボックル絵物語』の時から、ずっと待ってました♪ ・・・素晴らしかった!私も主人公・ヒコと一緒にドキドキしていました。いいオトナなのにね(笑)。 佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』の踏まえての『だれもが知ってる小さな国』というタイトル、リスペクトはもちろんですし、物語に自信がなければつけられませんよね! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/12/25 22:26
『キノの旅(19)-the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ19冊目。 おお〜、なんと今年の10月初版に、追いつきましたよ!旅人達と、たくさんの国を経験したものだなぁ・・・もちろん、これからも旅は続くのだけど。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノ。 妙齢美人な師匠とハンサム(でトホホ)な弟子。 亡国の王子・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティー。 旅を続けるその3組と、定住派で写真家のフォトと喋るモトラド・ソウ。 彼らの出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。 あ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/12/21 19:25
『我が家のヒミツ』/奥田英朗 ◎
いやぁ、ほっこりしましたわ〜。うんうん、良かったです、ホント。 この忙しない師走に、この『我が家のヒミツ』を読めて、大変心安らぎました(笑)。毎日、時間を見つけてはむさぼるようにして読みましたとも! どの物語もいいけど、やっぱり奥田英朗さんの『家』シリーズときたら、「妻と○○」の大塚家ですよね〜♪この家族、大好きです(*^_^*)。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2015/12/13 10:44
『信長〜あるいは戴冠せるアンドロギュヌス〜』/宇月原晴明 ○
私、宇月原晴明さんの作品、根性がないと読めないのですよ(笑)。 でも、大好きなんです。幻想と退廃と史実と理想と露悪と・・・・さまざまなものが入り混じり、一つの物語を作り上げるその緻密さ、絢爛豪華で華々しくもうら淋しさを漂わせる雰囲気、重厚で軽妙で、夢のようで・・・。 まあ、だからこそ、気力と根性が充実してないと、読めないのですが・・・(^_^;)。 本作『信長〜あるいは戴冠せるアンドロギュヌス〜』もまた、1週間以上かかって読了いたしました。でもホント、読めてよかった・・・。素晴らしかったで... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/12/06 11:38
『冬虫夏草』/梨木香歩 ◎
征四郎さん、大好きですう〜〜!! のっけから、妙なテンションでございます(笑)。申し訳ありませぬ。 だって、梨木香歩さんの『家守綺譚』の続編なんですもの〜。 相変わらず、妖気巻きこまれ体質な主人公・綿貫征四郎さんが素敵すぎて、そして植物にちなんだ章タイトルと物語の調和が美しくて、大変良い読書時間を過ごさせていただきました♪ 『冬虫夏草』、鈴鹿山中での様々な生きとし生ける物どもの営みの物語、とても楽しかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/11/27 22:48
『ジャイロスコープ』/伊坂幸太郎 ◎
いろんな伊坂幸太郎さんらしさが詰まった7編からなる、短編集。 伊坂さんの短編集は、大抵最後に全部の話をまとめる(後日譚だったり、関連が織り込まれたり)1編が入るんですが、本作『ジャイロスコープ』の最終編「後ろの声がうるさい」も、キレイに無理なく全ての話が収束するだけでなく、独自のストーリーの方もちゃんと展開して収まるという、面白さ。素晴らしいですなぁ! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/11/05 18:15
『阿蘭陀西鶴』/朝井まかて ◎
井原西鶴。『好色一代男』を筆頭に、『日本永代蔵』『世間胸算用』など、斬新な草子をたくさん描いた戯作者。そういえば、矢数俳諧とかもやってたんだっけ〜、ぐらいの茫洋とした知識で読み始めました。 異端で奇天烈を意味する「阿蘭陀(おらんだ)」を自ら冠する男『阿蘭陀西鶴』の半生を、その盲目の娘・おあいの視点で描く。朝井まかてさんの語る、日本初のベストセラー作家とその娘の物語、大変楽しませていただきました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/10/28 21:47
『キノの旅(18)』/時雨沢恵一 ◎
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ18冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノ。 妙齢美人な師匠とハンサムな弟子。 亡国の王子・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティー。 旅を続けるその3組と、定住派で写真家のフォトと喋るモトラド・ソウ。 彼らの出会う国や地域や人々の物語が、淡々と綴られてゆく。 訪れては、旅立つ。様々な国や地域、人々と出会い、そして別れ行く。 彼らは、全てを受け入れ、裁かない。 だからこそ、旅は、ひたすらに続いていく。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/10/20 13:17
『オーブランの少女』/深緑野分 ◎
美しい庭園・オーブランで惨殺された、管理人の老女。彼女やその妹、殺害者、の正体を記したのではないかと思われる記録。彼女らが少女だったころ、この館で何が起こり、何が真相だったのか。 深緑野分さんの鮮烈のデビュー作、『オーブランの少女』。 少女にまつわる謎と、その存在の切なさ強さ恐ろしさを色彩豊かに描いた作品でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/09/27 14:37
『追憶の夜想曲』/中山七里 ◎
緻密な調査と冷徹な思考力とギリギリの手法で、不利な裁判を勝ち抜く悪辣弁護士・御子柴礼司。彼が他の弁護士からゆすりまがいの方法で無理やり担当を替わった、主婦の夫殺害事件の弁護。なぜ、彼は儲けにならないこの裁判に関わることを望んだのか。 中山七里さんによる法廷劇は、前作『贖罪の奏鳴曲』よりも緊迫感を増した感じがしましたね。 『追憶の夜想曲』、御子柴の選んだ、弁護の結末とは。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/09/25 11:55
『有頂天家族 〜二代目の帰朝〜』/森見登美彦 ◎
ああ!なんと毛深くも、愛らしき、阿呆な狸たちよ! 大好きだなぁ、ホント。下鴨兄弟、夷川兄妹、その他もろもろひっくるめて、もふもふの毛玉にしてコロコロ転がしたい!抱きしめたい! モリミーこと森見登美彦さんの描く、狸と天狗と人間が跳梁跋扈する、魔都京都。 天狗の赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊の跡継ぎが英国より帰朝したことから、『有頂天家族 〜二代目の帰朝〜』の物語が始まります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/09/12 16:44
『鹿の王(上) 〜生き残った者〜』/上橋菜穂子 ◎
すごいなぁ。読み進めるうちに、どんどん世界に惹き込まれていく。 上橋菜穂子さんの描く、壮大なファンタジー。 図書館で借りているので、まだ下巻が手元にはなく、先が気になって仕方ありません! 上橋さんが2014年国際アンデルセン賞の作家賞を受賞後の第一作、『鹿の王(上) 〜生き残った者〜』は、国家間のバランス、民族対立なども含みながら、力強く人間を描いています。 まだ上巻で、先の展開も全然読めないのだけれど、素晴らしいってことだけは、分かります! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/09/04 17:32
『ある小馬裁判の記』/ジェイムズ・オールドリッジ △
森谷明子さんの『花野に眠る』で、佐由留君が読んでいた本。 どんな結末になるのか気になって図書館で借りてきたのですが、これ・・・児童書なんですよねぇ?私には結構、難しかったんですが(^_^;)。 一頭の小馬(ポニー)の所有を巡っての『ある小馬裁判の記』、町を二分するほどの騒ぎになったその顛末が詳細に語られています。 著者はオーストラリアで少年時代を過ごしたイギリス人、ジェイムズ・オールドリッジさん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/08/20 22:06
『アイネクライネナハトムジーク』/伊坂幸太郎 ◎
すっごく、伊坂幸太郎さんらしい! 6つの短編は一つずつ独立しているんだけど、ちょっとずつ登場人物が重なったり、ストーリーも別の短編につながってたり、あちこちに伏線が張られてて、読みながらドキドキしました♪ 『アイネクライネナハトムジーク』と言えば、モーツァルトの有名な楽曲ですが、「小夜曲」と訳すんですね。 楽曲のよう軽快に読んで、時々「おっと、この人は!」なんて驚いたりして、楽しかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2015/08/17 17:56
『GOSICK BLUE』/桜庭一樹 ◎
前作『GOSICK RED』のラストで、次への伏線がたくさん用意されてたのですが、なんとそちらではなく、『RED』の前の物語でした! それがまあ、すごいのなんのって! ヴィクトリカと一弥が移民として新大陸アメリカに上陸したその日に、とんでもない大事件に巻き込まれることに。 マンハッタンで一番高いビル「アポカリプス」の新造お披露目パーティーでヴィクトリカが解き明かした、とてつもない謎! 桜庭一樹さん、ありがとうございます! 『GOSICK BLUE』すっごくワクワクしました! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/07/27 20:17
『鬼談』/京極夏彦 ◎
怖くて、厭な人だなぁ、京極夏彦さんて。 鬼は鬼でも、角が生えてて虎皮のパンツをはいてる鬼じゃなくて、人との境目が薄れた先にいる、人ならぬものであり人から成ったもの。 そんな鬼の物語が9つも並んでいる。 それぞれに、「鬼」の基準が違い、それでも「鬼」だと判る。 怖ろしきは、鬼か。怖ろしきは、人か。 そんな『鬼談』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/07/21 22:22
『ハケンアニメ!』/辻村深月 ◎
いや〜、すッッごく、面白かったッ!! アニメは結構好きですが(でも全然詳しくない)、読み始めるまで、タイトルの『ハケンアニメ!』のハケンは「派遣」だと思ってました(笑)。覇権なんだ〜、知らなかったなぁ。 辻村深月さんの描く、アニメに関わる人々の熱い日々、とっても楽しませていただきました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2015/07/08 18:03
『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』/紅玉いづき ◎
少女サーカスの演者たちの、息詰まるほどのプライド、荒々しく繊細な美しさ。 文学者の名前を冠される彼女たちの、「不完全で未熟で不自由で」それでいて「常に至高」な演目。 〈少女〉とこういう設定って、本当に似合いますね。 紅玉いづきさんの描く、少女たちそれぞれの戦い方。 『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』の決意したラストが、とても美しいと感じました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/07/05 15:40
『花野に眠る』/森谷明子 ◎
秋葉図書館に舞い込むささやかな謎をそっと解いてゆく、『れんげ野原のまんなかで』の続編、『花野に眠る』。 やっぱり、図書館がらみ・本がらみの物語って、いいですねぇ、森谷明子さん!読書好きにはたまらないです、こういう物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/07/01 16:17
『黒猫の遊歩あるいは美学講義』/森晶麿 ○
美学…美学。美学とは何ぞや(^_^;)。 まずそこから蹴躓く私。物語が黒猫の美学論になると、途端に?マークが飛び出し、私の頭の周りをぐるぐる回ってました。 す、すみません。美学難しいよ美学。 森晶麿さんの『黒猫の遊歩あるいは美学講義』、美学抜きでは語れないのに、美学がわからん私が読みました(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/06/11 18:44
『豆の上で眠る』/湊かなえ ○
良くも悪くも、湊かなえさんだなぁ、という一冊な気がする。 非常に映像的。ワンシーンワンシーンが、きっちりと構成されてる感じ。 アンデルセ童話『えんどうまめの上にねたおひめさま』を疑惑のモチーフに、家族とは何かを問うミステリー。 『豆の上で眠る』姫君は、果たして、本当はいたのか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/06/03 21:42
『ほんとうの花を見せにきた』/桜庭一樹 ○
竹のおばけ、バンブー。中国から来たという。 人間と距離をおいてその存在をひた隠しにしている彼らの中の一人が、凄惨な殺戮現場から幼い少年を救い出した。 桜庭一樹さんが描く、120年の寿命を持つ吸血鬼の物語三編。 私は表題『ほんとうの花を見せにきた』よりも、「あなたが未来の国へ行く」の方が好きかな。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/05/20 17:45
『ターミナルタウン』/三崎亜記 ○
・・・あ〜、・・・う〜。 み、・・・三崎亜記さん、世界観の設定ノート見せてくださいぃぃ〜!! 私たちの知っている日本とよく似た「この国」。だけど、明らかに構成のルールが違う世界。 多分、どの三崎作品も同じ世界を描いていて、ちょっとしたリンクがあちこちにあって。 人々は、その世界構成ルールに従って、日々を生きている。 元・静原町(今は開南市に併合)は、鉄道の『ターミナルタウン』として発展し、衰退の時期を迎えてしまっていたのだが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/05/11 21:53
『偽恋愛小説家』/森晶麿 ◎
デビュー作で恋愛小説賞の大賞を取った、夢宮宇多。彼を担当する新人編集者・井上月子は彼を夢センセと呼んでいる。 その夢センセに盗作疑惑がかけられて・・・。 森晶麿さんは、初読み作家さんです。 『偽恋愛小説家』っていう、タイトルが素晴らしいですよね。非常に心惹かれる。どんな物語なんだろう、とワクワクしながら読み始めました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/04/20 17:26
『悟浄出立』/万城目学 ○
やっほ〜、マキメさんだ、楽しみだ〜、と読み始めてみたら、あらら?ちょっと肩すかし。 いつもの、愛と笑いとツッコミ処満載、トホホ溢れる感じがちょっとしなかった・・・。 アレだな〜、中国古典の素養がないからなぁ、私。 万城目学さんによる、中国古典のサブキャラ(?!)たちの心中を描いた『悟浄出立』、原典を知ってたら、もっと楽しめたかな? ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2015/04/17 13:16
「代書屋ミクラ」/松崎有理 ◎
ふふ。と、思わず笑ってしまう。 北方にある蛸足大学を卒業して代書屋(論文代筆業)を営む青年、ミクラ。 なんて愛おしいトホホなんでしょう♪私、大好きだわ〜こういう青年。もう、たまりません(笑)。 初読み松崎有理さんの『代書屋ミクラ』、大変楽しく読めました〜♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/04/05 15:21
『機巧のイヴ』/乾緑郎 ◎
江戸時代のような設定の世界の、天府(将軍のいる都市)。十三層の巨大遊郭のあるその街で、機巧師・釘宮久蔵とその屋敷に住む伊武という女、そこへ出入りする元・公儀隠密・田坂甚内、彼らの迫る秘密とは・・・・。 新聞の書評か何かで見かけた乾緑郎さんの『機巧のイヴ』、ミステリーに分類されるそうですけど…、え?ミステリー? どっちかって言うと、スチームパンク的なSFのような・・・ああ、でも「神代の神器」とか天帝家の秘密とか、その辺がミステリーと言えばそうなのかな〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/03/26 22:49
『ラブコメの法則』/東山彰良 ○
う〜む、むむむ。思ってたのとちょっと違ったなぁ。 タイトルが『ラブコメの法則』ってあるから、もっとラブコメラブコメしてて笑えるのかと思ったんだけど、ちょっと違ったような気がしますな。 東山彰良さん「このミス」出身の方だそうですが、本作はミステリー色はほとんどナシですね。 映画のうんちくが好きな人は、面白いのかもしれないな〜(残念ながら私は超メジャーなのしかわからなかったデス)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/03/22 20:37
『カレイドスコープの箱庭』/海堂尊 ○
あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 え〜!たった3年ですってぇ?! なんていろんなことが起きたんでしょうねぇ。絶対挙げればきりがないので、やりませんけど(^_^;)。 海堂尊さんの〈桜宮サーガ〉、相変わらず壮大で、一見さんに優しくないですなぁ(笑)。 本作『カレイドスコープの箱庭』は、我らがアンラッキー中年・田口センセが、例によって高階院長の〈お願い〉を引き受けるところから始まります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2015/03/08 22:30
『キャロリング』/有川浩 ◎
帯に「ハートフル・クリスマス」とあったので、冒頭ビックリしましたわ・・・(^_^;)。 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですが、いきなり暴力シーンから始まってしまって、え?ええ?何?なにこれ?と、非常に動揺しました。 『キャロリング』というタイトル、表紙のデザインもガラス(クリスタル?)のオーナメントでしたし、きっと素敵なクリスマスの物語なんだと思い込んでたんですよねぇ。 クリスマス倒産が決まった、子供服メーカー「エンジェル・メーカー」。社員は、社長の英代、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2015/02/14 10:12
『まほろ駅前狂騒曲』/三浦しをん ◎
ホント、三浦しをんさん、大好きだなぁ♪大抵のしをんさんの作品で、私こういうこと書いてるけど、読んでてホントに楽しいんですもの。ううん、楽しいだけじゃなく、切なかったり、淋しかったり、トホホだったり、心温まったり、色々な感情がこみあげてきて、ああ、素敵な物語を読めてるなぁ、って実感できる。 『まほろ駅前狂騒曲』、ホントに駅前で大騒動でしたねぇ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2015/01/31 22:31
『ある一日』/いしいしんじ △
うう〜む。申し訳ないけど、期待からかなり外れてしまってた。 いしいしんじさんの、とある作家とその妻が出産に至る一日を描いた『ある一日』。 のんびりした散歩から始まり、大変な陣痛分娩、そして生れ出た胎児の心境すら綴る、大変濃い一日の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/01/24 19:43
『アクアマリンの神殿』/海堂尊 ◎
あの【バチスタ・スキャンダル】から約12年・・・。 『モルフェウスの領域』で人工凍眠から目覚めた佐々木アツシは、次のコールドスリーパーである日比野涼子の管理を委託され、未来医療探究センターで生活しながら、桜宮学園中等部に通っている。 特殊な立場の為あまり周りと関わりを持たないアツシが、学校での仲間と巡り会い成長する青春物語でもあり、唯一無二に思う涼子の「目覚め」への準備に葛藤する物語でもある、本作『アクアマリンの神殿』。 『医学のたまご』に、クールなお兄さんキャラとして出てきたアツシが、こ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/01/22 17:54
『首折り男のための協奏曲』/伊坂幸太郎 ◎
伊坂幸太郎さんらしい、小ワザ利いた短編集でした。長編のような伏線回収の鮮やかさはないものの、くすりと笑える展開やちょっとした作品間のリンクを楽しめました。 『首折り男のための協奏曲』、頸椎と同じ数の7つの短編。 頸椎って、折れやすいし折られやすいんですね(表紙カバー折り返し部より引用)…って、えぇ?!折られやすいって何(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2015/01/21 15:43
『黎明に叛くもの』/宇月原晴明 ◎
昨年、外伝『天王船』を先に読み、年をまたいで本編である本作『黎明に叛くもの』を読み始めました。重厚で緻密で幻想的で・・・読むのにすごく時間がかかりました(なんせ文庫の厚みが3センチ以上ある)。が、やっぱり読めてよかったです。 歴史と幻想の物語の名手・宇月原晴明さんの描く戦国絵巻、絢爛豪華で少し切なくて、胸を詰まらせながら読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/01/14 15:40
『恋歌』/朝井まかて ◎
終章、どんどんと熱くなる胸の内に、我ながら驚きました。 名門歌塾「萩の舎」の主宰・中島歌子の生涯を描き、第150回直木賞を受賞した『恋歌』、とても素晴らしかったです。 朝井まかてさんの作品は、心に沁みますねぇ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/01/09 18:05
『天王船』/宇月原晴明 ◎
わぁ・・・。やっぱりいいなぁ、宇月原晴明さん。 歴史と幻想が美しく織り上げる物語、酔いしれました! 本作『天王船』が、未読の『黎明に叛くもの』の外伝的短編集であることは知っていたのですが、あえて外伝から読むことにしました。 退廃と陰影に彩られた4つの物語、大変堪能致しました! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2015/01/08 19:41
『明日の子供たち』/有川浩 ◎
ベタ甘じゃないし、怒涛の展開でもない、有川浩さん作品。 いつもみたいにぎゃあぎゃあ言いながら読むことはなかったんだけど、それでもやっぱりグッときました。 児童養護施設の新任職員、中堅とベテランの職員、そしてそこで生活する子供達を描いた、社会派ドラマ『明日の子供たち』です。 なんか、ズッシリきてしまったなぁ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2015/01/06 20:36
『砂子のなかより青き草』/宮木あや子 ◎
実を言うと、清少納言は苦手でした。才気煥発・当意即妙、『枕草子』というエッセイで宮中の注目を浴びる華やかさが、私には眩しすぎて。 でも、『砂子のなかより青き草』に描かれる清少納言は、頭は良いけれど、悩んだり迷ったりしながら、失意の連続の中でも少しでも明るさを見つけようと苦心する、とても現実味のある女性の姿をしていました。結構、好きになったかも。 宮木あや子さんの、しっとりした平安世界を堪能しました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2014/12/20 15:16
『とっぴんぱらりの風太郎』/万城目学 ◎
図書館でこの本を受け取った途端、心の中で突っ込んだ。 「京極夏彦かよ・・・!!」と・・・。 超分厚い。上の棚から落下してきたら凶器になるレベルに、分厚くて重い。これは読むのが大変かも、と思ったがそこは万城目学さんである。登場人物たちの軽妙なやり取り、主人公・風太郎のトホホっぷりに笑う勢いで、結構サクサク読めました。 『とっぴんぱらりの風太郎』ってタイトル、昔話の締めの「とっぴんぱらりのぷう」と掛けてるのね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2014/12/10 14:53
『黄金の烏』/阿部智里 ◎
おおお〜!! 阿部智里さんの八咫烏の世界の物語が、シリーズ化しましたっ! 『烏に単は似合わない』・『烏は主を選ばない』に続くシリーズ第3作目。『黄金の烏』は、2作目の主人公・雪哉が再び登場。家族を故郷を守りたいと願う彼は、山内で起こっている事件捜査に、深くかかわっていくことになる…。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2014/10/21 15:33
『書店ガール3 〜託された一冊〜』/碧野圭 ◎
本屋さんて、本当に色々な可能性を秘めているなぁ…って感激した、碧野圭さんのシリーズ新作、『書店ガール3 〜託された一冊〜』。 前作『書店ガール2 〜最強のふたり〜』で新興堂書店吉祥寺店の店長だった理子は、更に昇進して東日本地区のエリアマネージャー兼任に。妊娠出産、そして復帰してきた亜紀にも店内の担当替えがあり、変化が生まれています。 彼女たちが、どういった事態に向き合い、そして書店員として人間として成長していくかが、丁寧に描かれていて、とてもよかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2014/10/17 15:13
『桜の首飾り』/千早茜 ○
桜にまつわる、7つの物語。 儚く美しいあの淡い色合いは、人を魅了するけれど、魔を引き寄せることもあるんじゃないか。 魔とは、ひとの心の隙間。 千早茜さんが描く、心の隙間に滑り込む物語たち。 現実の桜の花びらをつないで作った『桜の首飾り』は、すぐに萎れて茶色くなってしまうけれど、心の中の桜の光景は、いつまでも美しい。 そんな物語たちでした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/09/26 11:47
『キノの旅 (17) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
『キノの旅 (17) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○ 時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ17冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノ。 妙齢美人な師匠とハンサムな弟子。 亡国の王子・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティー。 旅を続けるその3組と、定住派で写真家のフォトと喋るモトラド・ソウ。 彼らの出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。 美しい国。醜い国。賢い国。愚かな国。彼らは、全てを受け入れ、裁かない。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/09/23 18:10
『我が家の問題』/奥田英朗 ◎
ごく普通の家庭にも、ちょっとした問題はあるわけで。 ただし、はたから見れば些細でも、当人たちにとっては大問題だったりしますよね。 まあ、私にもイロイロ、心当たりはありますわな(笑)。 そんな『我が家の問題』を軽やかに描いた、奥田英朗さん、いやはや、面白かったですぅ〜♪ 読んでてなんかちょっと引っかかるな〜と思ってたら、解説に『家日和』のある短編の一家のその後物語が入ってるとあり、おお!って気づきました。 へぇ、あの人たちこんな風になったんだぁ〜。今回の結末、よかったねぇ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/09/13 21:51
『私にふさわしいホテル』/柚木麻子 ◎
ぬははは・・・。 笑った笑った!なんとも豪快で強引で、それでいて時々どこかもの悲しさが漂うんだけど、そんなの一蹴するバイタリティ回復力がすごい(笑)。 駆け出し作家、相田大樹(本名:中島加代子)改め有森樹李の文壇のし上がり物語、『私にふさわしいホテル』。 いやぁ、笑わせていただきました、柚木麻子さん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/09/10 21:06
『かがやく月の宮』/宇月原晴明 ◎
すっっっごく、お久しぶりでございます(-_-;)。 今年2度目の訳アリ転職(パート)&夏バテのおかげで、インプット・アウトプット共に機能停止寸前の水無月・Rでございます。 子供の夏休み初日から、新しい仕事なんか始めるモノじゃありませんな(^_^;)。 物語はよかったのに、読むのもレビュー書き始めるのにもすごく時間がかかってしまいましたが、宇月原晴明さんの『かがやく月の宮』。 とても、とても、素晴らしかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/08/21 22:34
『眩談』/京極夏彦 ○
う〜わ〜。う〜わ〜。う〜わ〜。 はい、淡々と3回呻いてみました。 歪んでるよね。うん、歪んでますよ。 眩暈(めまい)しそうですよね。ぬとってしてますよね。 非ッ常〜に、厭ですよねぇ。 ・・・京極夏彦さんだよなぁ、すんごく。 『眩談』(げんだん)っていうタイトル通り、非常にグネグネしてるというか歪(いびつ)です。クラクラしてきます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/07/22 21:37
『ガンコロリン』/海堂尊 ◎
星新一のショートショートみたいだなぁ〜、って思いました、まず(^_^;)。 いや、ショートショートにしちゃあ長いんですけどね。くすくす笑えて、読み終わったら「未来って夢ばっかじゃないよなあ(苦笑)」って気分になる感じが、それっぽいような。 軽〜く読める海堂尊さんって、久し振りな気がしますね。 おなじみのアノ人たちがちょこちょこと顔を出す短編集、『ガンコロリン』大変楽しく読みました♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/07/16 17:09
『政と源』/三浦しをん ◎
きゃぁぁぁ〜ッ!しをんさん、大好き〜! と、のっけから叫びたい私は! なんなのもう、この愛と笑いとツッコミ処満載の、素敵な物語は! 読みながら本気で大爆笑なんて、久し振りですよ、三浦しをんさん! 併せて146歳という高齢者2人『政と源』の、愛と笑いとちょっと悲哀も詰まった日常、大変楽しませていただきました〜♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 8

2014/07/11 14:40
『死神の浮力』/伊坂幸太郎 ○
私が『死神の精度』を読んだのが、2007年の3月。7年も前でしたかぁ・・・・。なんかビックリ。 だけどすぐに主人公?の死神・千葉の、飄々としたたたずまいや人間との微妙でいて大きなズレなど、軽やかな物語運びに惹き込まれていきました。 伊坂幸太郎さんが描く「死神」は、「死を迎える人間を1週間観察し、その死の可否を判定し、可の場合はその死を見届ける」のが仕事。 本作『死神の浮力』は、千葉が「山野辺」という作家の男を担当した1週間の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2014/07/08 14:48
「サマーフェスタ」 /有川浩 ◎ (DVD 映画《県庁おもてなし課》特典)
昨年公開の有川浩さんの原作映画《県庁おもてなし課》、もちろん水無月・Rが観に行かないわけがないんですが、見始めて数分で「DVD出たら絶対買う!」と心に誓ったんですよね(笑)。 で、もちろん購入し、改めて本編鑑賞・特典映像も堪能し、「よっし、付録付録〜♪」と取り出しましたのが、この「サマーフェスタ」。 ...続きを見る

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/06/30 18:06
『アリス殺し』/小林泰三 ○
かの有名な『不思議な国のアリス』の世界が、グロテスクに現実とリンクするとしたら? 登場人物たちが次々と殺され、現実世界でかの世界とリンクする人々が同時期に不審死を遂げていく。 果たしてアリスは、殺人容疑を晴らせるのか?! 小林泰三さんは、初読みです。 書評で気になっていた『アリス殺し』、何度も何度も騙されました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/06/24 16:14
『ぬけまいる』/朝井まかて ◎
柄杓を持って、お伊勢に行こう♪ なんだか、私も旅に出たくなりました。…つっても、しがらみがイロイロあるから、ホントは出られませんが(^_^;)。 でも、猪鹿蝶3人と一緒になって、ワクワクしながら旅をすることが出来ましたよ。 朝井まかてさんの作品は、ホントに面白いなぁ。 伊勢参拝の抜け詣りって、知ってはいたけどこんな感じだったのねぇ。 『ぬけまいる』って言うタイトルも、面白いです。3人の意志の強さが伝わってくる気がしますね。(三人娘、参上!ってカンジ。) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2014/06/19 20:40
『ようこそ授賞式の夕べに 〜成風堂書店事件メモ・邂逅編〜』/大崎梢 ◎
おおおお!!とうとう来ました、「成風堂シリーズ」と「ひつじくんシリーズ」のコラボ! きゃ〜!きゃ〜!きゃ〜!しかも舞台はあの〈本屋大賞〉ならぬ〈書店大賞〉の授賞式の1日。 各地の書店員さん&出版社営業さん達が、首都圏を駆け巡る、アクティブな展開にドキドキしっぱなしでした! 大崎梢さん、ありがとう!! 『ようこそ授賞式の夕べに 〜成風堂書店事件メモ・邂逅編〜』、すっごく面白かったです! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/06/05 22:34
『爪と目』/藤野可織 ○
--- こんな3歳児がいたら、厭だ。 自意識はクリアで観察眼もあり、淡々と著述する語彙力もあり、それでいてあくまでも原始的に子供。 後日思い返して語っているとしても、当時のことを情報分析し処理できるだけの記憶を維持できてるって、怖ろしすぎるでしょう・・・(-_-;)。 藤野可織さんが、第149回芥川賞を受賞した『爪と目』、いろんな意味で怖ろしかったですわ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/06/04 14:31
『GOSHCK RED』/桜庭一樹 ◎
う、うれしいなぁ…! まさか続きが読めると思ってなかったから、すごく、うれしい! 桜庭一樹さん、新シリーズの開始、ありがとう〜! 『GOSHCK RED』、ホントにホントに楽しかった! ツンデレのヴィクトリカ、トホホな一弥がほんのちょっとだけ大人になって再登場〜! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/05/21 13:06
『雪月花黙示録』/恩田陸 ○
恩田陸さんて、こういうのも書くんだぁ〜。びっくり〜。 なんか、しんしんと怖い・・・、っていうイメージだったので、ハイテンションに突き抜けた未来型ハイパーアクションな物語に、度胆を抜かれました。 面白かったんで、結構すごい勢いで読んじゃいましたよ、『雪月花黙示録』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/05/19 16:55
『正義のセ 3』/阿川佐和子 ◎
前作『正義のセ 2』が、「うわぁ!なんでここで終わる?!」ってところで終わったので、入手した途端がつがつ読みはじめちゃいましたよ、阿川佐和子さん〜。 本作『正義のセ 3』は、主人公・凜々子の大ピンチはどうなるの?ってところから、物語が始まります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/05/14 16:03
『雨月物語 〜魔道、呪い、愛、救い、そして美の物語集〜』/金原瑞人 ○
上田秋成、『雨月物語』。 水無月・Rが、学生時代にもっともまじめに取り組んだ文学である。 この読書感想ブログを始めて7年半になるが、実は『雨月物語』がらみの作品のレビューを2つ書いている。 思い入れがあるこの物語を、高校の文芸部員たちが自分なりに語り下すスタイルで描かれた本作『雨月物語 〜魔道、呪い、愛、救い、そして美の物語集〜』。今どきの高校生があの物語をどのようにとらえるのか、興味津々で読みました。 あ、もちろんそれはスタイルであって、著者は金原瑞人さんなのですが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/05/14 15:07
『書店ガール2 〜最強のふたり〜』/碧野圭 ◎
前作『書店ガール』のラストで、大手書店チェーン・新興堂書店の新店舗に転職が決まった主人公・西岡理子。 本作『書店ガール2 〜最強のふたり〜』は、新店舗が落ち着いてきた辺りの〈本屋大賞発表〉のシーンから始まります。 碧野圭さんが本と本屋さんが大好きな人々に贈る、書店エンターテイメント作品、今回も楽しませていただきました! 本屋さんで働きたいなぁ、って気持ちになるけど、やっぱりいろいろ大変そうでもあります(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2014/04/23 19:50
『先生のお庭番』/朝井まかて ○
うう〜ん、なんか複雑・・・。 主人公・熊吉(コマキ)の様々な経験や成長、日本の自然の美しさの描写、シーボルトと日本人たちの交流などは、良かったんですけどね。その点は、さすが朝井まかてさんだなぁ、って思うんですよ。 だけど、どうも、シーボルトの真の素性とか駆け引きとか、そういった面はちょっと…って感じてしまったんですよねぇ。 とは言え、事実だし…。 最後の救いは、シーボルトの娘・以祢との邂逅があり、熊吉が心温かく物語を終えられたこと。 『先生のお庭番』である熊吉からみた、あの時代と長崎出... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/04/09 16:40
『桜庭一樹短編集』/桜庭一樹 ○
桜庭一樹さんらしい〈強化ガラス製の少女〉の物語もあれば、意外な組み合わせの物語もあり、空気感も色々の『桜庭一樹短編集』、大変楽しませていただきました〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/03/29 10:39
『サエズリ図書館のワルツさん(2)』紅玉いづき/◎
紅玉いづきさんが描くサエズリ図書館には、電子データではない紙の本が大好きで、それぞれに深く思い入れのある人々が集います。 特別探索司書のワルツさんは、優しく穏やかに、彼らを自分の図書館に招き入れます。きっと、読み始めた我々読者も、ワルツさんにいざなわれて、自分が大好きな書物の世界に。 シリーズ2作目の『サエズリ図書館のワルツさん(2)』、やっぱり素敵です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/03/24 17:34
『だれかの木琴』/井上荒野 △
うえぇぇ〜。 全然、共感できません〜理解できません〜勘弁してください〜(-_-;)。 この居心地の悪さというか、醜さというか、・・・正直、気持ち悪かったです。 井上荒野さんが描く、40代主婦のストーカー物語、『だれかの木琴』、ちょっと、これは私には、無理でしたわ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/03/22 11:18
『スタッキング可能』/松田青子 ○
うわ〜。何とも評価しがたいわ〜(笑)。 とあるオフィスビルに拡散する、取り替え可能な人々の日常をシュールに描いている、な〜んて一口で紹介できるような、全然できないような。 『スタッキング可能』というタイトル、スタッキングって確か積み重ねるとかそういう意味合いでしたよね?う〜ん、スタッキングというよりは取り替え可能な方が、タイトルとしては正しいような。 松田青子さん、2012年に翻訳家としてデビューされてますが、小説単行本としては、これが初作品だそうです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/03/20 18:01
『望郷』/湊かなえ ○
故郷は遠きにありて思うもの・・・・。 室生犀星の「小景異情」の一節です。 この物語は、詩の正しい解釈とは違うと思うんですが、故郷というものは本当に複雑な心境を呼び起こしますよね。 遠くにあって懐かしむこと、戻ってきて現実と向き合わされること、ずっと故郷にいて戻ってきた人を迎えること、子供の頃の自分と今の自分。故郷の人と、離れた自分。 瀬戸内海に浮かぶ白綱島を故郷として湊かなえさんが描く、『望郷』の想いとは。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2014/03/18 22:45
『工場』/小山田浩子 ○
第150回芥川賞受賞の小山田浩子さん。受賞作『穴』も読みたい本リスト入りしてるのですが、実は受賞前に何かの書評でこの『工場』のことが取り上げられてて、興味を持っていたんですよね。で、こちらを先に図書館で予約することにしました。 巨大な敷地を持つ工場、その中で働く3人の男女(一緒にではない)の、淡々としているけど微妙に不条理な日々が、なんとも言えない雰囲気の作品でした。 しかし…独特の文章で、ちょっと私には読みづらかったです…。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/03/16 13:37
『サエズリ図書館のワルツさん(1)』/紅玉いづき ◎
ああ、私は本が、形のある本が好きなのだなぁ、とつくづく感じました。 電子データが当たり前で、紙が高価なものとなり、書籍が厳重に保管される未来の世界で、一般の人に紙の書籍を貸出しする私立図書館「サエズリ図書館」で起こる、さまざまな出来事を描いた『サエズリ図書館のワルツさん(1)』。 ワルツさんはサエズリ図書館の代表で特別探索司書。それがどういうことなのか、よくわからないままに読み始めて、一気にその世界に惹き込まれました! さすが、紅玉いづきさん。 「本」が好きな人なら、是非読んでほしい、と... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/03/08 16:58
『金色機械』/恒川光太郎 ◎
え〜と、・・・C3PO?!(笑)。 『金色機械』というタイトルから、もっと違うものを想像してたら、ホントまんま金色のヒューマノイドタイプのロボットだったので、ついつい<スター○ォーズ>のあのロボットを思い出して笑ってしまったじゃありませんか。いや、全然あんなコミカルな存在じゃないですけどね、金色様は。 「月の世界から来た」という金色様を主軸に、遊郭の主・熊悟朗と熊悟朗を訪ねてきた不思議な女・遥香の、異能を散りばめた物語です。 かなり分厚いんですけど、それぞれ別々の視点から語られる色んな物語... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2014/03/06 14:37
『あまいゆびさき』/宮木あや子 ○
他所の読書ブログ様で、この『あまいゆびさき』は図書館には入らないだろう云々、というお話がありましたが、O市図書館、収蔵しています(笑)。たぶん、何の問題もなく。私、予約して借りちゃいましたよ、この表紙を! ただ、いつもは息子たちが図書館行くついでに私の予約本も受け取ってきてもらうんですが、さすがにこの本は自分で取りに行きましたよ。ちょ〜っと、思春期少年に見せるべき表紙ではない(しかも「母親がこれ読むの?!」とショック受けたら可哀想だ(^_^;))ですなぁ。 これは百合ですわ〜。連載されてたの... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/02/27 15:52
『LOVE&SYSTEMS』/中島たい子 ○
この地球の、もしかしたら未来にあるかもしれない、制度と国と、そして人と愛の物語。 まさに『LOVE&SYSTEMS』ですねぇ。どの国も、何となく今の日本の未来を見るような気がしました。 中島たい子さんは、初読みになりますね。 なかなかひねった風刺が、大変面白かったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/02/23 14:05
『ガソリン生活』/伊坂幸太郎 ◎
先日の『聖なる怠け者の冒険』に引き続き、実は本作『ガソリン生活』も、新聞連載時に読んでました。 こちらも加筆修正はありましたが、「え?全然違う話じゃん!」ってことはなく(笑)。 望月家の愛車、緑のデミオが遭遇した、驚きの連続の事件、とても楽しく読みました。伊坂幸太郎さんらしい、伏線がたくさん、会話が軽やか、気持ちよい読書タイムとなりました♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2014/02/16 11:31
『聖なる怠け者の冒険』/森見登美彦 ◎
本作『聖なる怠け者の冒険』なんですが、実は新聞連載時に、読んでたんですよね。でも、新聞連載小説って単行本にするときに結構加筆修正するものだし、やっぱりまとめて読みたいよねぇ〜、なんて気軽な気持ちで読み始めてびっくり。 いやぁ・・・、ホンットにビックリした〜(笑)。同じ話じゃないよね(笑)。さすがモリミーこと森見登美彦さんの宵山ワールドだわ・・・。恐れ入りました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2014/02/11 15:15
『キノの旅 (16) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ16冊目。 喋るモトラド(空を飛ばない自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅が綴られる。 そして、妙齢美人な師匠とハンサムな弟子組、日本刀使い・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティーたちの組の旅も、淡々と描かれる。彼らの出会う地域や国の物語は、バリエーションが豊かだ。彼らは、そこを通り過ぎるだけ。 定住派の写真家の女の子・フォトの日々も、レギュラー化。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2014/02/01 16:46
『Another エピソードS』/綾辻行人 ◎
『Another』で、合宿前に1週間ほど夜見山市から離れていた見崎鳴が、海辺の町で〈幽霊〉と出会い、体験したこと。 『Another エピソードS』で、もう一人の主人公・榊原恒一は、鳴からその夏のエピソードを語り聞かされる。 綾辻行人さんらしい叙述トリックに、最後の最後まで、騙されていました〜! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/01/28 15:12
『ドS刑事 〜三つ子の魂百まで殺人事件〜』/七尾与史 ◎
うわ〜、とうとう◎つけちゃったよ私(笑)。 ・・・ってとこから、今回は書き始めましょうか。 七尾与史さんの作品、今までは〈面白いけど、ちょっとご都合なところもあるし、ドSは猟奇じゃないし、ツンデレってちょっと違うし〉と思って、○評価だったんですけどね。 本作『ドS刑事 〜三つ子の魂百まで殺人事件〜』で、とうとう◎つけちゃった。 だって、すんごい勢いで読了しちゃったんだもの。 私がごちゃごちゃ文句付けてた部分がぶっ飛ぶほど、面白いというか興味深かったのですよ。これかな?という真相が見えて... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/01/25 20:29
『正義のセ 2』/阿川佐和子 ○
前作『正義のセ』ではまだ新人検事だった主人公・竹村凜々子も5年目を迎え、それなりに経験も積んできたのだが、本作『正義のセ 2』では、とんでもない大ピンチに見舞われることになる。 阿川佐和子さんが描く、生真面目すぎる女性検事の物語、「えぇぇ!なんでここで〜!」ってところで終わっちゃうという(笑)。これは『正義のセ 3』を読むしかないじゃないですか〜! 横浜地検でかかわった強姦致傷事件。同じ女性として胸痛む思いをしながらも、被疑者の取り調べや被害者の事情聴取を執り行い、起訴までこぎつけた凜... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/01/22 18:17
『死亡フラグが立ちました!〜凶器は…バナナの皮?!殺人事件〜』/七尾与史 ○
こ、これは・・・(笑)。いわゆるバカミスではないけど、それに近いB級の香りが、非ッ常〜にしてくるわ〜(笑)。 デビュー作は〈このミステリーがすごい!〉大賞の隠し玉ですか〜、七尾与史さん。 いやあ、「偶然の事故によって殺す」という殺し屋設定も面白かったけど、登場人物たちがポンポン交わす会話が、すっごく楽しかったですよ、『死亡フラグが立ちました!〜凶器は…バナナの皮?!殺人事件〜』・・・副題含めると、タイトル長い〜(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2014/01/15 17:23
『正義のセ』/阿川佐和子 ○
融通の利かない、生真面目な女性検事・竹村凜々子。 彼女の悪戦苦闘を描いた『正義のセ』。名エッセイスト・インタビュアーな阿川佐和子さん、私この人の作品好きなのよね、と思ったんだけどブログ始めてから阿川さんの作品てアンソロジーでしか読んでないわ(^_^;)。 エッセイも面白いし、TVの発言も好感が持てるし(さっくりと毒を含んでたりするんだけど)、読んでいこうかな。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/12/29 17:31
『谷崎潤一郎犯罪小説集』/谷崎潤一郎 △
実を言うと、なんでこの作品が〈読みたい本リスト〉に入ってるのか、全然思い出せません(^_^;)。 読んでみれば思い出せるかと思ったんですが、結局思い出せませんでした。ダメダメだなあ、私 。 『谷崎潤一郎犯罪小説集』というタイトルから、大正奇譚風なものを想像してたんですが、あんまり幻想味はなかったですね。 作者の谷崎潤一郎と言えば『痴人の愛』とか『細雪』とか耽美な作品が多いので、そういうのを期待してたんです。ちょっと失敗。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/12/26 13:32
『あとかた』/千早茜 ○
少しずつリンクする、人々の生活。危ういバランスで、ゆらゆらと危なっかしく生きている感じ。 千早茜さんが描いているのは、薄墨のようにうっすらと生きている彼らの不確かな繋がり感なのかなって、感じました。ちょっとずつリンクする人々を描くの、上手ですねぇ。 『あとかた』というひらがなのタイトル。最初の一章めで姿を消してしまう、男。その男にちょっとずつかかわった者たちの、現実感の薄い、それでいて剃刀のように鋭い、生活。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2013/12/26 13:03
『ことり』/小川洋子 ○
小川洋子さんの作品は、久し振りです。穏やかで静かな物語は、とても落ち着きますね。 ささやかな喜びを描きながらも、全体に流れるのは淋しさと悲しさ、そして温かさ。「ことりの小父さん」と呼ばれる主人公の、ひっそりとした一生が丁寧に、美しく描かれています。 『ことり』というタイトル通り、小さい小さい命を慈しみ、共に生きてきた小父さんの、静かで孤独な死が冒頭にあり、彼の過ごしてきた人生がつぶさに語られ始める。静かでささやかで、けれども様々な出来事の通り過ぎてゆく人生。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2013/12/04 22:57
『生存者ゼロ』/安生正 ○
北海道の会場石油掘削プラントで、所員全員が激烈なウイルス感染の様相を呈して、死亡していた。その後、感染の拡大がみられないため、事態は一過性のものであり沈静化したものと思われていた。 しかし、数か月を経て、北海道本土で一つの町が壊滅する再度の感染が発生・・・。 第11回「このミステリーがすごい」大賞受賞作『生存者ゼロ』。確かに、これは凄い。安生正さんは、本作でデビューとのこと。遅咲きの新人ってことになるんでしょうけど、なかなかに大胆な作品です。あまりに沢山人が死んでいくので、ちょっと鼻白む…。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/11/14 22:17
『烏は主を選ばない』/阿部智里 ◎
前作『烏に単は似合わない』の続編かと思ったらそうではなくて、あの時全く桜花宮に来なかった若宮が何をしていたか、という物語でした。 前作は華麗な姫君たちの饗宴(妃争いというより、美しく賢く成長していく姿)が描かれていたんですが、本作『烏は主を選ばない』は打って変わって男の政治の世界!って感じです。 阿部智里さん、すごいですねぇ。同じ世界で同じ時期で、だけど全然状況が違う物語、素晴らしいです! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2013/10/24 13:25
『輝天炎上』/海堂尊 ○
あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 本作『輝天炎上』は、〈桜宮サーガ〉最終巻、『ケルベロスの肖像』のアナザーサイドストーリーという事になるんだと思うんですが、いやはや、オールスター総出演、って感じでしたねぇ! 相変わらず、「え〜、この名前の人、どこの誰だっけ?」な記憶力が目の粗すぎるザル状態の水無月・R、あたふたしながら読んでおりました(笑)。 とりあえず海堂尊さんの登場人物総動員力には、ホント素晴らしいなぁと感心するばかりでございますよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/10/16 17:25
『すかたん』/朝井まかて ◎
「すかたん」って、大阪言葉だったんですねぇ。 ヤ○ターマンのド○ンジョ様の口癖「こ〜の、スカタン〜!」で聞き慣れ過ぎてて、知らなかったです。・・・ドロ○ジョ様って、大阪娘だったのね(笑)。 って、いきなり脱線しちゃいましたが、朝井まかてさんの『すかたん』、後半特に、ぐいぐい引き込まれました。 美味しいお野菜、それから上手に作ったお番菜、食べたくなりますね♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2013/10/04 22:29
『夏の庭』/湯本香樹美 ○
「人が死ぬのを見たい」という、子供ならではの安易な興味。 3人の小学6年生が、その思い付きから、近所の老人を見張り始める。 いつしか3人と老人の間には、不思議な関係が成立する。 湯本香樹美さんは、多分初読みですね。 ですが、『夏の庭』は、毎年夏になると本屋さんの平台に並ぶのでずっと認識はしていました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/09/22 17:18
『遠野物語Remix』/京極夏彦 ○
柳田國男の『遠野物語』を読んだことがある。民間伝承や民俗学なんかを学んでた学生時代の話だから、20年ほど前のことである。 その頃のこの物語の印象は「派手なところはないけれど、それだけに本当に信じられてきた伝承なんだろうな」というようなものでしたね。夏休みに遠野へ行って、河童淵へ行ったり曲がり屋を見に行ったりと、ウロウロと観光したこともあります。 そんな訳で、京極夏彦さんが『遠野物語Remix』を出したと知った時は、なんか面白そう!と思ったのですよね。 残念ながら、オリジナル要素はありません... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2013/09/22 15:52
『白ゆき姫殺人事件』/湊かなえ ○
冒頭に、ショッキングで目を引く事件。 週刊誌ライターの取材に、嬉々として応じる人々。興味本位と悪意は紙一重。 ・・・う〜ん、湊かなえさんだなぁ(笑)。 非常にTV的ですよねぇ。 ・・・と思ったら、さっそく映画化らしいですよ、『白ゆき姫殺人事件』。早いですな〜(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/09/19 13:11
『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』/ジョイス・キャロル・オーツ △
〜地元名士の孫娘・ジュードは2人の仲間とともに、美しい金髪の下級生を誘拐した・・・〜 狂気を孕んだ少女の物語や、怖ろしいほどずるがしこい双子の兄に振り回される弟の物語など、人間の醜さをこれでもかというほど詰め込んだ、七つの物語たち。 ジョイス・キャロル・オーツさん、読んだことのない海外作家さんだったのですが、新聞の書評で取り上げられて、しかも桜庭一樹さんが帯を書いてるってことで興味を持ち、読んでみました。 『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』というタイトルもなかなか意味深で、いびつで... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/08/21 14:57
『偉大なるしゅららぼん』/万城目学 ◎ 
きゃ〜!!!、すっごい面白いッ! 万城目学さんたら、素晴らしいわ〜! なんかもう、ニヤニヤしちゃう♪ 設定がいい(笑)。湖から力を与えられている、2つの家系。他人を操れるその能力だが、2つの家系の者が力を使うと、互いにだけ聞くに堪えないひどい音が聞こえてくるため、お互いの抑止力になるという。 絶妙ですね♪一族の大人たちも色々大変ですけど、まだまだ未熟な力の使い手の高校生たちが、大活躍。 珍妙なタイトル『偉大なるしゅららぼん』ってのも、いいですね。〈しゅららぼん〉って何さ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 7

2013/08/18 16:27
『母性』/湊かなえ ○
冒頭に、事件。 いつもの湊かなえさんの手法だな、と読み始める。 団地の4階から転落した娘。〈愛能う限り、大切に育てきた娘〉と嘆く母。 「母性について」「母の手記」「娘の回想」の3つの視点から語られていく母娘関係は、とてつもなく息苦しい。 『母性』って、なんだろうか。 娘でもあり、母でもある私だが、とてもじゃないけれど、こんな関係は築けない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2013/08/06 19:40
『贖罪の奏鳴曲』/中山七里 ◎
う〜わ〜。後味悪〜い(^_^;)。 どんでん返しと言っても、スカッとしないどんでん返しですわ〜。 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』かぁ。どんなに懸命に贖っても、人の命を絶ち切ったという罪を贖いきることは難しい、ラストまで読んで、そう思いました。 このミス大賞作家の中山七里さん、初読みです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/08/04 11:36
『ちゃんちゃら』/朝井まかて ◎
面白かった〜!朝井まかてさんの前作『花競べ 〜向嶋なずな屋繁盛期〜』も面白かったんだけど、本作『ちゃんちゃら』は更に勢いを加えて来て、江戸っ子たちのべらんめえや心意気がとても心地よかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2013/07/21 22:03
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』/万城目学 ◎
とても、かわいいお話である。タイトルは『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』だけど、他の登場人物&動物も、ほのぼのしてて、微笑ましくてイイですなぁ。 万城目学さんと言えば、私的には「格調高きトホホの香り(笑)」が素敵な作家さんなんですが、本作はトホホというより「ほのぼの〜♪」です。 猫のマドレーヌ夫人と小学1年生のかのこちゃんの視点から、とある町の日常が描かれるのですが、本当に何気なくて、だけどいろんな出来事に満ちて、キラキラしています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2013/07/20 22:14
『夜の国のクーパー』/伊坂幸太郎 ○
う〜む〜。オチがあれですか、伊坂幸太郎さん〜(^_^;)。 なんかねぇ、ファンタジーというか大人のための寓話のような、そんな作品だったんですけどね〜。 いやぁ、ちょっと私には合わなかったかな〜『夜の国のクーパー』。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 4

2013/07/16 16:46
『玉磨き』/三崎亜記 ◎
三崎亜記さんの描く世界は、現代日本に似ているけど、明らかに世界の構成ルールが違う。町が意志を持っているかのようだったり、人や場所が消失することに穢れの意味を持たせ、追及されないようにコントロールされていたり。その世界の物語は何か、うすら寒いものを感じるのに、そこはかとない郷愁を覚えるのだ。 本作『玉磨き』も、そういった我々には不条理だけど、物語世界では当たり前の日常としてとらえれていることが、描かれていく。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/07/05 16:09
『キアズマ』/近藤史恵 ◎
私は、近藤史恵さんの描く、『サクリファイス』に連なる、自転車ロードレースの物語が、とても好きです。 全く知らなかった〈自転車ロードレース〉という過酷で求道的なスポーツ、同じチーム内にエースとアシストという役割があってその関係には強い信頼があるという事、ロードレースの選手たちの「走り続けること」への強い思い、レース内の駆け引きや選手たちの個々の性質の違いなど、非常に魅力的。 本作『キアズマ』では、今までのシリーズから少し離れた「大学自転車部」の物語が始まりました。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 6 / コメント 4

2013/06/28 20:37
『残り全部バケーション』/伊坂幸太郎 ○
伊坂幸太郎さんの「散りばめられ張り巡らされた伏線が、物語のラストに向かって見事に回収される」という作品傾向、すっごく好きなんですよね。怒涛の展開の中、「あれも伏線だったのか!」とすっきり感が味わえるんですよ。 で、本作『残り全部バケーション』は、どうだったかというと。 ちょ〜っとだけ、物足りないかな?いや、私が期待しすぎてたんだと思うんだけどね。 面白いのよ、うん。ただ「伏線回収の名手・伊坂さんなら、私の度肝を抜くはず」「これって、どんな結末の伏線だろ?」って、ワクワクしすぎちゃったのよね... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2013/06/21 19:54
『清州会議』/三谷幸喜 ◎
世に言う『清州会議』といえば、織田信長亡き後の織田家の跡目を決め、領地の再分配をするために、織田家武将が集まって策謀の限りを尽くした会議。 織田家の継承者は織田信長の孫・2歳の三法師に決まった。 最終的な勝者は豊臣秀吉とされている。 さて、小説やドラマや映画にも何度も取り上げられ、様々な角度から描かれてきたこの題材を、稀代のコメディ脚本家(&小説家&劇作家?)三谷幸喜さんはどう描くのか?! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/06/17 20:47
『謎解きはディナーのあとで3』/東川篤哉 ○
相変わらず安定の毒舌(笑)。ただ、安定しちゃった感はあるかな〜(^_^;)。と思ったら、最後にびっくりな出来事が。 これは、シリーズ終了宣言なのか?それとも新展開への伏線? まあ、どっちにしろこのシリーズは出たら読んじゃうんだろな〜。なんせ、銀縁眼鏡の執事が毒舌なんですもん。水無月・Rの好み、ど真ん中なんですもん(笑)。 東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで3』、お嬢様を小馬鹿にする執事といきり立つお嬢様刑事と勘違い小金持ちの警部、妙にテンションの高い被害者関係者たち、彼らのポンポン弾... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2013/06/16 15:31
『神去なあなあ夜話』/三浦しをん ◎
ふはははは・・・・! 神去村の林業青年・平野勇気が、帰ってきたよ〜! 水無月・R的〈転げまわって読んじゃうこと必至〉作家さんである三浦しをんさんの、神去村の物語、復活です! 『神去なあなあ日常』の続編である、本作『神去なあなあ夜話』。 勇気の神去村生活のイロイロがもう、面白くて仕方ありません(笑)。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 5

2013/06/08 16:20
『スリジエセンター 1991』/海堂尊 ◎
やっぱり、世良先生は〈桜宮サーガ〉きってのシリアス主人公だと思うな〜。 なんか、田口センセとは別次元の意味ですごく苦労してるし、更に言えばとてつもなく苦悩してる。 読了した時、結構切なかった。もちろん、世良先生だけが辛いんじゃないけど。 海堂尊さんの〈桜宮サーガ〉における、『ブラック・ペアン』シリーズ3部作(『ブラック・ペアン 1988』⇒『ブレイズメス 1990』)の最終巻である本作『スリジエセンター 1991』。 こうやって年号入りのタイトルを並べると、たった3年の間に色んなことが起... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 2

2013/05/30 17:09
「旅猫リポート外伝 一人と一匹、西へ」/有川浩 ◎(『旅猫リポート副読本』掲載)
有川浩さんの『旅猫リポート』は、もともと舞台化前提で描かれた作品だったそうなんですが、本作はその「スカイロケット第1回公演『旅猫リポート』」のプログラム『旅猫リポート副読本』に掲載されていた作品です。…う〜ん、上手く説明が出来てない気がするな(^_^;)。 公演の際、劇場で売られていたこのプログラムですが、なんと紀伊國屋書店の通販で購入が可能!と分かり、嬉々として購入した次第。 相変わらず有川作品に関しては、欲望ダダ漏れ、ノー理性な水無月・Rでございます。おほほほほ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/05/25 16:53
『書店ガール』/碧野圭 ◎
本屋さんのお話、しかもアラフォー女性副店長が主人公、ときたら読むっきゃないでしょう!という事で読み始めた『書店ガール』。 碧野圭さんは、初読み作家さんです。 最近、ホントにリアル本屋さんは大変ですよね〜。私はリアル本屋さん大好きなんで、主人公たちを応援しながら読みました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2013/05/09 21:20
『風花』/川上弘美 △
う〜〜〜〜む〜〜〜〜。 最後まで、わからなかったわ〜。いや、わからないは語弊があるな。なんだか全然私の波長とは合わないな〜って思って。 主人公の心情やら反応やら、イライラし通しでした。あ〜、最近私、沸点低すぎだなぁ(^_^;)。 川上弘美さんの作品というと、新聞連載の『七夜物語』は、こんな感じにはならなくて、ちゃんと読めたんだけど…。 結婚7年目、子供のいない夫婦、夫は浮気が本気になって離婚を希望。あれ、この間読んだ『それを愛とまちがえるから』に似てる設定だなぁ(笑)。でも展開とか、全然... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/04/29 16:19
『それを愛とまちがえるから』/井上荒野 ○
う〜わ〜(笑)。 色んな意味で、イタい物語だわ〜。 『それを愛とまちがえるから』ってタイトル・・・うん、主要登場人物みんな、間違えてますよね〜、はい。 だけどじゃあ、間違えてなくて、正しくこれが〈愛〉なのだ!というものは…あるのかしらん(笑)。 井上荒野さんの作品って「なんかズレてる不倫もの」っていうイメージがあるんですけど、まさにそんな感じ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2013/04/17 23:32
『花競べ 〜向嶋なずな屋繁盛記〜』/朝井まかて ○
よくお邪魔する読書ブログ〈Bookworm〉のすずなさんからお勧めいただいた作品。 江戸の花師夫婦が出会う、ちょっとした出来事の数々が、イキイキと描かれていて、とても心地よく読めました。 朝井まかてさんの作品は初読みなんですが、この『花競べ 〜向嶋なずな屋繁盛記〜』(単行本の時のタイトルは『実さえ花さえ』)が、デビュー作なんですよねぇ。すごいなぁ。 すずなさん、素敵な作品をお勧め頂き、ありがとうございます! すずなさんのこの作品のレビューはコチラです! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/04/15 20:21
『四〇一二号室』/真梨幸子 ○
うはぁ〜。騙されたっていうか、なんていうか、ある意味凄いわ。驚愕のラストですねぇ。確かに、伏線はあったけど、ちょっと引っかかってたけど、でもなんかいつの間にか忘れて読んでて、最後に驚いた。 「嫉妬」とか「恨み・つらみ」とか、そういう悪感情で世界が回ってる物語。 この独白はこの人、この状況はこの人の状況、そう思い込んでると、最後に正面からひっぱたかれます。 真梨幸子さんは、初読みなんですが、そのフェイクが凄くて非常に驚かされました。 とある高級マンションの、心理的瑕疵物件である『四〇一二号... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/04/11 22:08
『官能と少女』/宮木あや子 ○
これはまた・・・。 たまたま、図書館の予約本を受け取りに行ったら、2冊とも宮木あや子さんの作品だったんですが、ホントに全然違いますなぁ。 『官能と少女』というタイトル通り、未成熟な少女(或いは成熟しない女性)の官能の物語。ただしその官能は、無理やり彼女らに沁み込まされたもののように感じました。 美しい物語では、ないです。彼女たちは、類稀な美しい容姿をしているのだけれど。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 8

2013/03/28 20:31
『婚外恋愛に似たもの』/宮木あや子 ◎
・・・わぁぁぁぁぁ!!!う、あううう、うくく・・・。 ちょっと宮木あや子さんたらッ、思いっきり笑っちゃったじゃないのよもう!んもう〜、宮木さん、好きだわぁ。なんかもう、ずっと笑ってた気がしますわ〜。 実を言うとね、『婚外恋愛に似たもの』というタイトルから、不穏系なのかなって勝手に思ってたんですよ。いい意味で、裏切られたわ〜。でもアレか〜、そういや確かに、表紙の美人は似合わぬ応援うちわを持ってたりするのよねぇ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 10

2013/03/27 23:18
『ウエストウイング』/津村記久子 ○
津村記久子さんの作品は久しぶりだな〜、って思ってたら、まだ2作品目でした(笑)。なんかねぇ、すごくしっくりくるんですよ、津村さんの作品の世界って。 本作『ウエストウイング』も、とある古い雑居ビルに通う人々の間に見え隠れする不思議なつながりとビルへの思いなど、ほんとに普通〜の日常が舞台になっていて、なんだかとても親近感が持てました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2013/03/21 15:18
『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』/荻原規子 ◎
本作『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』、シリーズ最終巻ですねぇ。いやぁ、感無量ですよ。 少年少女が、一生懸命成長して、友情や愛情を深めていく、素晴らしい物語でした。なんせ、最初の方の泉水子のぼんやり&他力本願っぷりときたら、ホントイライラさせられましたもんねぇ。それがきちんと、大人たちから情報を得たり利用したりしながら、自分たちで進んでいく道を見つけたんですもん。 よくぞ成長した、泉水子&深行! 荻原規子さん、満足のいく作品をありがとうございます! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2013/03/13 17:11
『ケルベロスの肖像』/海堂尊 ◎
あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 海堂尊さんの描く、『バチスタシリーズ』の最終章となりました。最終章か〜、結構残念だな〜。 本作『ケルベロスの肖像』では、今までいくつもの作品に出てきた色々なキャラクターが、東城大学医学部付属病院に所属する「Aiセンター」グランドオープンを巡って、熾烈な戦いを繰り広げます。 勿論主人公は、我らがアンラッキー中年・田口センセ。しかし、田口センセも成長&出世したなぁ(笑)。 とはいえ、〈桜宮サーガ〉は、まだ終わってないですよね♪ まだまた、描... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 4

2013/03/07 17:25
『旅猫リポート』/有川浩 ◎
注意!この作品は、人前で読んじゃいけません。 ボロボロ泣いてしまって、とんでもないことになります。 ホント、すんごい泣いたわ〜。 心通じ合う、猫と人との、最後の旅。 何故その旅をしなければならないかを最初の方で察してしまったので、ホントにもう、ちょっとしたエピソードにも涙ぐんじゃって、ああ切ない切ないと、ずっと心の中で響いていた気がします。 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんの作品ですが、今回はベタ甘ラブロマではなく、人と猫(動物)の優しくて強いきずなを描... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2013/02/26 20:26
『月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!』/氷室冴子 ◎
子供のころから、読書は好きだった。 だけど、中学生になったころ氷室冴子さんの作品と出会って、私の読書好きに拍車がかかったと言っていい。 そんな大切な作家さんが亡くなって、もうだいぶ経つ。 ファン待望の文庫未収録作品と古典『とりかへばや』の新釈物語である『ざ・ちぇんじ!』を併せたこの『月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2013/02/24 17:28
『逆回りのお散歩』/三崎亜記 ○
相変わらず、水無月・R的「設定ノートを見たい作家さんNo.1」な三崎亜記さんです(^_^;)。 三崎さんの描く〈日本と似ているけれど明らかに構成のルールが違う世界〉は、私たち読者にとって不条理で異質な世界。だけど、この世界はこのルールで回っていて、誰もがそれを疑問に思わず、受け入れられている。ふと思う。私たちの世界が、正常だと言えるのかと。 そのせいか、物語は何となく希望の光が見えてくる方向がわかってきたかも…という終わり方をしたのですが、どうにも落ち着かない気持ちです。 タイトルは『逆回... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2013/01/31 21:04
『玉村警部補の災難』/海堂尊 ◎
本作の主人公、桜宮市警察署の玉村警部補。 東城大学医学部付属病院で何か事件が起きるたびに捜査に現れ、そして『アリアドネの弾丸』の時には「私は正義の味方です」と宣言した(『正義』というものの味方であるという意味での発言)、電子猟犬・加納の部下。 いやぁ…確かに、この作品タイトルは『玉村警部補の災難』が、正しいですな(笑)。災難だよねぇ、普通の人間がこういう上司を持つと(笑)。 本作は、海堂尊さんの〈桜宮サーガ〉シリーズの大きな事件の間を埋める4つの事件を集めた、短編集です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 2

2013/01/23 17:01
『森の家』/千早茜 ○
千早茜さんは孤独を書くのが上手な作家さんだなぁ、と思ってたのですが、本作『森の家』も、孤独で人との距離の取り方がわからない3人の男女の物語です。 2013年初の読書は、淋しさの中で、それぞれの孤独がひっそりと息づいているような、静かな物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2013/01/06 20:53
『GOSICK[ 下 〜神々の黄昏〜』/桜庭一樹 ◎
世界を揺るがせ、あらゆる人々の人生を変えた2つ目の世界大戦。そのさなか、母・コルデリアの身代わりのおかげで監獄〈黒い太陽〉から脱出したヴィクトリカ。 戦争が激化し、少年兵として戦地へと赴いた久城一弥。 離れ離れになってしまった2人の、それぞれが困難を乗り越え、そしてまたセシル先生やアブリル、ヴィクトリカの兄・グレヴィールの様子も描かれる『GOSICK[ 下 〜神々の黄昏〜』。 桜庭一樹さんの『GOSICK』シリーズも、とうとう最終巻となりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/12/28 16:41
『無花果とムーン』/桜庭一樹 ○
う〜ん。今回の桜庭一樹さんは、〈人生泥沼系〉ではなかったけど、〈強化ガラス細工の少女たち〉の物語でもなかったなぁ。表紙の女の子の絵をみて、期待半々だったけど、・・・ちょっと、残念〜。 目の前で大好きだった兄・奈落を失った主人公の少女・月夜が、失った兄を求めて過ごすひと夏を描く、『無花果とムーン』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/12/24 22:19
『PK』/伊坂幸太郎 ○
伊坂幸太郎さんらしい作品だなぁ〜。 あちこちに張り巡らされる伏線と関係性、時系列も同時進行ではない物語が、…複雑でした(^_^;)。 読み終わって、タイトルの『PK』にもこんな意味があるんだ!とハッとしたりして、いやぁ…ちょっと疲れました(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2012/12/05 22:00
『ドS刑事 〜朱に交われば赤くなる殺人事件〜』/七尾与史 ○
う〜わ〜、今回もボロボロ人が死んでいくなぁ(笑)。いや、これは笑う事態じゃないはずなんだけどさ〜、フィクションだと割り切って読む、っていう前提で、ね。 七尾与史さんの『ドS刑事 〜風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件〜』の続編ですよ。前作以上に、人が死んでいくは、その殺人方法がかなりグロいはで、なんかもう、笑うしかない展開でしたね、『ドS刑事〜朱に交われば赤くなる殺人事件〜』。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/12/01 16:37
極北ラプソディ』/海道尊 ◎
前作『極北クレーマー』の事態終了(ていうか、全然終わってなかったけど)から、作品内時間で半年後、本作『極北ラプソディ』の物語が始まる。 前作のラストで「不良債権病院立て直し請負人」として颯爽と登場した世良だったけれど、極北市民病院の院長となって進めた改革は「人件費の節減」「救急を受け付けない」という、基本的ではあるけれど地味で、病院の患者数も減ってしまうようなものだった。 すっかりやさぐれてしまった、今中先生(ヒグマのプーさん・極北市民病院副院長)。 さて、海堂尊さんが描く、財政破綻・内部... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/11/27 20:34
『烏に単は似合わない』/阿部智里 ◎
おお〜、面白かった〜、最後はすごい怒涛の展開ね!なんて感心しつつ読了。そして、著者プロフィールを見てびっくりしました。え?阿部智里さんて、この作品でデビュー?!当時20歳?! 読みやすくて面白くて、世界観もしっかり出来てて、久しぶりに一気読みできました。 スゴイ作家さんが出てきてしまいましたねぇ。 非常に面白かったですよ〜、『烏に単は似合わない』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2012/11/19 23:57
『サファイア』/湊かなえ ○
宝石の名を持つ短編が七つ集まった短編集、『サファイア』。 湊かなえさん、初の短編集ってことでいいのでしょうか。 湊さんらしい、読後にどす黒さが残る物語もあれば、ほのぼのとするもの、怪訝な気持ちになるもの、苦しみの後に光がさすもの…と、色々なバリエーションがあり、楽しめました。まあ…ちょっと心が重くなるようなものもありましたが(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/11/09 17:38
『歪笑小説』/東野圭吾 ○
なははは…。いいのかな〜、これ(笑)。 現役人気作家が暴く、出版業界のアレコレ! 面白いんだけど、ここまで書いちゃって大丈夫なの?いや一応フィクションだし?ううむ〜(笑)。 って感じで、ニヤニヤ、なるほど、あらあら、どっひゃー、な体験でございましたわ。 東野圭吾さんといえば、今をときめくミステリー作家さんですが、今回はミステリーではなく、超エンタメ系ですねぇ。 しかし、タイトルが『歪笑小説』って。歪んだ笑いですか〜。確かに「ニヤリ」としちゃいましたよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 5

2012/11/05 22:27
『空飛ぶ広報室』/有川浩 ◎
水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですよ! でも本作『空飛ぶ広報室』ではあんまり、ぎゃあぎゃあ萌えのたうち回るんではなく、色々なことを考えて、自らを反省したりもしました。 「自衛隊」という組織に対する色々な見方や評価、自衛隊の目指すところとその覚悟、そしてどんな「組織」も〈人〉が運用しているのだということ。 そして、単行本化に際して描き下ろされた短編「あの日の松島」。泣きましたわ〜。 今回、萌え語りはあまりないんですが、思うことは沢山あって、順不同で書き連ね... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 7 / コメント 12

2012/10/18 21:10
『プリンセス・トヨトミ』/万城目学 ◎
ほうほうほう。 豊臣家の末裔が、大阪におる、と。 で、その末裔を守るために「大阪国民」が立ち上がる、と。 映画もやってたしね、大まかなストーリーは実は知ってたんですよね。 でも、なんせ「京都」「奈良」ときて満を持しての「大阪が舞台」ですからねぇ。 著者万城目学さんの地元ともいえる、大阪ですもん。期待値高かったです、『プリンセス・トヨトミ』。 そんで・・・、面白かったですよ〜、うふふ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2012/10/09 17:22
『プリティが多すぎる』/大崎梢 ◎
いや〜、ホントいいわぁ、大崎梢さんの〈出版業界(含む書店)モノ〉! 本が好きな私にとって、こういうジャンルってホントに楽しくて、わくわくします。 さて、本書『プリティが多すぎる』、確かに〈プリティ〉が多すぎます(笑)。 表紙の装丁も、あふれかえる〈プリティ〉に取り囲まれてあたふたしてる主人公らしき人形が、点在。超汗かきまくってます(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 5

2012/09/29 16:58
『鹿男あをによし』/万城目学 ◎
ぎゃひ〜!おっ、おおおおっ、面白すぎ! 素晴らしいです、万城目学さん! 『鴨川ホルモー』と『ホルモー六景』での格調高きトホホの香り(笑)で、私の心はがっつりとわしづかみにされちゃったんですけど、本作『鹿男あをによし』も、最ッ高! いやぁ、ホント楽しかった!万城目さん、ハマるわ〜!大爆笑しながら、読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 8

2012/09/24 20:20
『論理と感性は相反しない』/山崎ナオコーラ ○
び・・・微妙だ〜。 表題『論理と感性は相反しない』に出てくる神田川がいい。だから、他の神田川やその友人が出て来る短編は良かったんだけどなぁ。ううむ。 山崎ナオコーラさんの作品は、ええと、初読みですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/09/20 14:38
『キノの旅 (15)-the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ15冊目。 長い長い旅だけれど、色々な国や地域、そして色々な人々との出会いのバリエーションは、本当に豊かですよねぇ。末永く、続いてほしいと思っています♪ 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの淡々と続く旅。 そして、妙齢美人な師匠とハンサムな弟子のえげつない事件が起こりまくる旅(笑)。 日本刀使い(そういえば最近使ってないよねぇ)で亡国の王子・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティーたちの組の永住地を探すも。 淡々と... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/09/19 19:49
『GOSICK [ 上 〜神々の黄昏〜』/桜庭一樹 ◎
時は20世紀初頭。世界全体に大きな変化をもたらした、あの二つの大戦の合間の、かりそめの平和の日々。ヨーロッパの架空の小王国・ソヴュールの奥にたたずむ聖マルグリット学園は冬休みに入り、欧州最後にして最高の頭脳を持つ少女・ヴィクトリカは、日本からの留学生・久城一弥とわずかな教職員と共に、穏やかな休暇の日々を過ごしていた。 桜庭一樹さんの『GOSICK』シリーズも、クライマックス。 『GOSICK [ 上 〜神々の黄昏〜』では、今まで少しずつ影を濃くしていた世界状況、とうとう戦乱の波に飲み込まれる... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/09/16 00:04
『幽女の如き怨むもの』/三津田信三 ○
あれ〜?ちょっと違うなぁ。 三津田信三さんの刀城言耶・主人公の『◎◎の如き●●もの』シリーズといえば、〈土着民族系ホラーミステリー〉で、二転三転する謎解き、最後に「真相らしきもの」は提示されるものの、解ききれない不可解な謎が全てをひっくり返しかねない、という息もつかせぬ展開なんですが。 本作『幽女の如き怨むもの』は、事件をじっくり追う代わりに、最後の謎解きが割とあっさりでした。 但し、謎解きの章の後に追記があって、それが一つの捻りにはなってるようですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/09/07 23:22
『学園大奥』/宮木あや子 ○
う〜わ〜、やっちまいましたねぇ、宮木あや子さん・・・。 いやぁ、タイトルが『学園大奥』、表紙のイラストががっつり少女マンガ風(しかも『My Birthday』持ってるし!)、ハイテンション学園コメディって煽り。 いや、嫌いじゃないんですよ、こういうノリ。ただ、宮木さんが、このノリか〜(^_^;)。どんな話になっちゃうんだろう、という興味でまず、読み始めました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/08/29 21:07
『学園キノ5』/時雨沢恵一 ○
あのぅ〜、このサブタイトル「もし高校野球の女子マネージャーが茶子先生の『すぐやる部』を呼んだら」って、いいんですかね(笑)。許可取ってるのかなぁ…? さてさて、著者時雨沢恵一さん本人による『キノの旅』の学園パロディー、この『学園キノ』シリーズも5巻目ですねぇ。 時間もゆっくり進行してるんですが、学園ものですからね。パラレル?パロディ?なら、尚更、いくらでも続いていきそうなシリーズの、『学園キノ5』(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/08/29 16:36
『ホルモー六景』/万城目学 ◎
ぶはははは!!! 超・大爆笑である。いいわぁ、万城目学さんたら! なんなの、このトホホに満ちた、妙な緊迫感がありつつも脱力感たっぷりの物語たちは! 『鴨川ホルモー』読むなり、ああ早く『ホルモー六景』読まなくっちゃ!と、勢い込んで大正解! 私の個人的な期待(笑)にも応えてくれた万城目さん!ありがとう〜!! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2012/08/24 22:56
『わくらば日記』/朱川湊人 ○
昭和30年代、東京の下町で、つつましく暮らす一家。しつけに厳しい母、病弱だが美しく優しい姉、負けん気の強い妹。妹・和歌子は夭逝した姉・鈴音との思い出の日々を、数十年を経て回想している。思い出とは、輝かしく美しくも、どこかもの悲しい。 朱川湊人さんは、ずいぶん前に『太陽の村』という作品を読んで以来ですね。全然傾向が違います・・・(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/08/23 19:24
『鴨川ホルモー』/万城目学 ◎
いや〜、面白かったわ〜♪ 実をいうと、万城目学さんという作家さんは、ずっと気になってたのである。本作『鴨川ホルモー』以外にも、『鹿男あをによし』とか『プリンセス・トヨトミ』とか、気になる作品(私の好きそうな、トホホの香りがとてもする…)を書いていらっしゃるので。だけど、一度手を出すと、絶対ハマって〈読みたい本リスト〉が長くなるなぁ、と尻込みしてたんですよね。 で、結果として〈尻込みして損してた!〉ですねぇ。すんごくニヤニヤしながら読みました。ホント、楽しかった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2012/08/22 21:27
『謎解きはディナーのあとで2』/東川篤哉 ○
う〜〜ん、ちょっと失速したかな? ドラマを見てしまってたので、実は今回のストーリーの謎、大体わかっちゃったんですよね、失敗したなぁ。原作読みたいドラマは、録画して原作読んでからにしよう…反省。 東川篤哉さんが本屋大賞を取った『謎解きはディナーのあとで』の第二弾、『謎解きはディナーのあとで2』、執事の毒舌&令嬢の逆上っぷりは、磨きがかかっていますよ〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2012/08/14 22:19
『クローバー・レイン』/大崎梢 ◎
ええ話やわぁ〜!と、読了して叫ぶ。とっても、ほっこりしました。 割とエリートで優等生な編集者だった主人公・彰彦が、「過去の人」扱いな作家・家永の素晴らしい作品と出会い、周囲に猛反対されながら刊行へ向け様々な努力を重ねていく中で、自分の中にあった心のわだかまりとも向き合っていく。 その作品『シロツメクサの頃に』にちなんでつけられたタイトル、『クローバー・レイン』。 私も、誰かの上に降る雨になりたい。そして、私の上に降る雨を、感じたい。そう思いました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/08/11 23:58
『望月のあと 〜覚書源氏物語『若菜』〜』/森谷明子 ◎
作者森谷明子さんが、あとがきで「源氏物語メイキング」を銘打っているこのシリーズ、3冊目になりました。「源氏物語」作者である紫式部こと・香子が「源氏物語」を書くにあたっての、様々な出来事と源氏物語の進みゆくさま、そして周りの人々の姿や思いが、イキイキと描かれていて、とても素敵です。 タイトル『望月のあと 〜覚書源氏物語『若菜』〜』とあるように、「若菜上・下」での源氏の君の移り変わりゆく姿、そして「玉葛十帖」を中心に、香子がその時々に起こった事件を織り交ぜたり現実をリードしたりしながら、当時の大ベ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2012/08/08 20:31
『海炭市叙景』/佐藤泰志 ○
新聞の書評で絶賛されていた作品。 普段私が、わぁわぁ言いながら読んでるエンターテイメント系とは全く違う方向の作品だというのは判っていたけれど、それでも何故か心惹かれて、ひっそりと〈読みたい本リスト〉入りしてました。 若くして自死したという佐藤泰志さんは、死後20年を経て再評価されるようになったそうです。 本作『海炭市叙景』の文庫化は、そのきっかけだったとのこと。 映画化もされてるんですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/08/01 17:47
「透き間シーズン」/有川浩 ◎ (『カドカワキャラクターズ ノベルアクト2』掲載)
読了した途端、びょんびょん飛び跳ねながら「えいなぁ!えいなぁ!もう〜、たまらん〜〜!!」と叫んでた私は、かなりイカレてると思う、実際(笑)。 いい大人として、どうなんだろう(笑)。まあ、誰も水無月・Rに理性を求めてないから、いいんだけどね〜♪ つまり、水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんの作品ですから。 例え短編でも、萌えにストッパーなどございません!あるわけがない!(←超キッパリ) 「透き間シーズン」、高知出身の女の子(つまり「はちきん」)が出てくる時点で、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2012/07/30 22:01
『善人マニア』/水生大海 ○
う〜わ〜。何なのこの読後感の悪さ…。 メインの登場人物たちの狡さが、酷すぎる・・・。 読んでて、すごくイライラしたわ〜。その代り、イライラのあまり読むスピードは異様に早かった気がする(笑)。 『善人マニア』というタイトルが、大変偽善的でセンセーショナルに煽りますよね〜(笑)。人間のいやらしさから起きる事件のにおいがプンプンしますよね〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/07/27 22:06
『こなもん屋馬子』/田中啓文 ◎
むははは・・・!なんじゃこりゃ〜(笑)。 理屈とかはどうでもいいというか、そんなもん超越してて、とにかくノリがスンバラシイのですよ(笑)。 何なの、この激しくぶっちぎり感のあるキャラ! 田中啓文さんと言えば、私的には『笑酔亭梅寿謎解噺』シリーズの、豪快(ていうか破天荒?)かつ人情溢れる楽しい物語を書かれる作家さんなんですが、今回も、大変素晴らしいですね! 『こなもん屋馬子』、そう、〈蘇我家馬子(そがやのうまこ)〉という中年女がやっている、大阪のソウルフード?!な「こなもん」の店・馬子屋(... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/07/23 23:24
『生霊の如き重るもの』/三津田信三 ○
三津田信三さんの〈土着民族系ホラーミステリー〉刀城言耶『◎◎の如き●●もの』シリーズでございます。相変わらず、怪奇を合理的に読み解き、二転三転する推理を経て、納得のいく真相「らしきもの」が出た後で、(でも、本当に…?) とひっくり返されるラストは、全くもって目が離せない! さて、本作『生霊の如き重るもの』(「いきだまのごときだぶるもの」と読む)では、流浪の怪奇小説家・刀城言耶はまだ学生です。ただし、怪異譚には目がなく、全部聞くまでは我を忘れて食い下がる、という悪癖はすでにガッチリ完成しています... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/07/15 15:46
『GOSICKsW 〜冬のサクリファイス〜』/桜庭一樹 ○
世界を揺るがした二つの大戦の合間の、かりそめの平和な日々。ヨーロッパの小王国・ソヴュールにある聖マルグリット学園では、クリスマス休暇を目前に、人間が駒に扮して行うリビング・チェス大会が行われようとしていた。 騒ぎをよそに、読書にいそしむヴィクトリカ、騒ぎに巻き込まれつつもヴィクトリカを気にする九条一弥、大会を視察に来た警視総監夫人・ジャクリーヌ、ヴィクトリカの兄であるブロワ警部・・・さまざまな人物たちが、ヴィクトリカが過去に解いた事件について回想しながら、チェス大会にかかわっていく。 本作『... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/07/06 17:20
『白の祝宴 〜逸文紫式部日記〜』/森谷明子 ○
『千年の黙 〜異本源氏物語〜』の姉妹篇、だと思います、たぶん。 香子(紫式部)の物語の作り手としての矜持、物語を世に出すために折れざるを得なかったことへ苦悩などを描いた前作。本作『白の祝宴』は、中宮彰子の出産前後を記した『紫式部日記』の成立の経緯を描く、王朝ミステリーです。前作でも、登場人物たちを生き生きと描いた森谷明子さんの文章が素晴らしいと感激してたんですが、本作もよかったです〜。二段組みで300ページを超える大長編で、読むのに時間はかかりましたが、満足いたしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/07/02 16:10
『マアジナル』/田口ランディ △
うあ〜、難しかったわ〜(笑)。 新聞の書評を見て、おもしろそうだと思ったんだけど・・・、私的には外れちゃいました。ザンネン。 能登半島で、繰り返し目撃される「UFO」。UFOとは何なのか。 田口ランディさんが、何を書きたかったのか、私にはわからなかったんですよねぇ・・・すみません、ホントに。 タイトル通り『マアジナル』=境界にあるさま、そんなつかみどころの難しい物語でした〜。ううう。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/06/25 16:14
『金色の獣、彼方へ向かう』/恒川光太郎 ○
鼬(イタチ)に似た金色の獣に関する、4つの物語。恒川光太郎さんは、様々な時代にひそやかに現れ、姿を消してゆくその獣と、それに関わった〈人間〉を描く。それらは、聖なるものか、邪なるものか、正邪を超えてただ〈在る〉妖かしなのか。 『金色の獣、彼方へ向かう』、向かった彼方で、その獣は何を見たのだろうか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/06/21 19:49
『境遇』/湊かなえ △
うう〜む。テレビドラマ用の書き下ろしだそうで、湊かなえさんらしい毒味がなくなっちゃってますねぇ。残念。 「些細な感情の連鎖が悪循環し、悲劇的な結果を生む」という、いや〜な感じだけど目が離せない展開が、湊さんの持ち味というと、失礼になってしまうかしらん。それを期待したりしてたんで、結構肩すかしです。結構物足りない感が・・・ですねぇ。 県会議員の妻であり、話題の絵本作家である陽子と新聞記者の晴美は、乳幼児の頃に親に捨てられたという同じ『境遇』を通して知り合い、親友となった。 彼女らに突き付けら... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2012/06/18 16:14
『ナニワ・モンスター』/海堂尊 ○
海外(ノルガ共和国)で発生した〈新型インフルエンザ・キャメル〉。国外での流行に、厚生労働省がとった対策は「成田空港での検疫強化による水際作戦」。だが、浪速府に住む渡航経験のない子供に、感染が確認され…。 海堂尊さんの〈桜宮サーガ〉の番外編ともいえる、『ナニワ・モンスター』の始まりは、パンデミックの脅威を借りた、関西最大都市の経済封鎖。やがて物語は、意外な方向へと進行する。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2012/06/14 14:57
『ドS刑事 〜風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件〜』/七尾与史 ○ 
なかなかセンセーショナルなタイトルですよね〜、『ドS刑事』って・・・。 その迫力あるタイトルと、表紙がワカマツカオリさんだということで、ついつい図書館で予約してしまったんですよね(^_^;)。 七尾与史さんは初読み作家さんですが、「このミステリーが凄い!」大賞の候補作であるデビュー作『死亡フラグが立ちました』は、〈読みたい本リスト〉には入ってないものの、ちょっと気になってました。この作品は、軽め(いや、たくさん殺人事件は起こるんだけど・・・)で面白かったので、入れてみようかなぁ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2012/05/28 19:38
『あやかし草子 〜みやこのおはなし〜』/千早茜 ○
 『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』で、甘美で仄暗く、纏わりつくような醜さと美しい世界で私を魅了した千早茜さん。 本作『あやかし草子 〜みやこのおはなし〜』では、京の都に現れては人をあちら側へいざなう〈妖異のものども〉と〈人〉が彷徨う物語が描かれていきます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/05/14 19:58
『GOSICK Z 〜薔薇色の人生〜』桜庭一樹 ○
時は、20世紀。世界を揺るがした、あの二つの大戦のはざま。ヨーロッパの架空の小王国・ソヴュールの聖マルグリット学園に、欧州最後にして最大の頭脳を持つ〈灰色狼〉の血を引く少女・ヴィクトリカと、その友人である日本からの留学生・久城一弥がいる。二人の過ごした、波乱に満ちつつも平穏であった日々は、終わりを告げつつある。世界を揺るがす最後の大戦、その予兆を孕みながら描かれる、桜庭一樹さんの『GOSICK Z 〜薔薇色の人生〜』。 ヴィクトリカによる10年前の〈ココ王妃殺害事件〉の謎解きの合間に、ヴィクト... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/05/12 23:30
『決起!コロヨシ!!2』/三崎亜記 ○
あいや〜。2週間かかってしまったわ…。確かに、かなりのボリュームがあるんですがね〜。 前作 『コロヨシ!!』を「スポーツ青春物」とすると、本作『決起!コロヨシ!!2』は「スポーツ青春+プラス因果は廻る糸車?!」ってカンジかな?いや〜、とにかく話が壮大でねぇ…ついていくのが大変だったんですよ。もちろん、読了に時間がかかりすぎた言い訳にもならないんですけどね〜(^_^;)。 そして、相変わらず三崎亜記さん〜、設定ノート見せてくださいぃぃ〜!!と叫びたいです(笑)。 世界観が奥深すぎる・・・! ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/05/09 19:44
『忍び秘伝』/乾緑郎 ○
時は戦国。武田家隆盛期から衰退期までの裏側で、太古から諏訪の地にいる〈兇神〉を操り天下を取らんと画策するもの、〈兇神〉を下される巫女、戦乱のさなかにも己が一族の地所を守らんと心を砕くもの、様々な人々の思いや策略が錯綜していた。 いやしかし、あの時代のことあんまり詳しくないんで、おおぜいの武将の名前やら忍者の名前が出てきても、いまいちピンと来なくて・・・、最初の頃はうだうだ読んでたことをここで告白します・・・(^_^;)。 ですが、後半は登場人物の把握もできるようになり(多少減ったし)、物語も... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/04/23 17:32
『三匹のおっさん ふたたび』/有川浩 ◎
あの、ご近所限定「正義の味方」 『三匹のおっさん』が帰ってきた〜〜! 三匹+αが、ご近所の人々のために、痛快、爽快な大活躍! 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんが、今回もやってくれました♪ 社会派だけど笑いどころもいっぱい、高校生たちの甘酸っぱいラブ話もあり、心温まる親子話あり、きゃあきゃあ大喜びしながら、楽しませていただきました! 『三匹のおっさん ふたたび』、文句なしにときめきます。ええ、おっさん萌えですとも(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 7

2012/04/17 22:29
『RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日』/荻原規子 ◎
いやぁ〜、面白かったわ〜。 学園祭の前日と本番2日間という短期間だけど、非常に内容が濃くて、物語も結構進行したし!(時間経過はないけど、登場人物たちの関係とかね!) 荻原規子さんの『RDG』シリーズ、最初の頃は全然進展しなくて、途中で飽きかけてたりしてたんですが、前巻から怒涛の巻き返しですね〜。少年少女が、一生懸命に行動して成長する物語っていうのは、本当に清々しいです(まあそれでも、泉水子の成長はスローペースですが)。 気持ちよく読めました、『RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2012/04/16 16:01
『傷痕』/桜庭一樹 ○
キング・オブ・ポップがこの世を去った。彼の歌声を聴かない日はないというぐらい、世の中に浸透し、熱心な平和活動などで名を馳せた、偉大なる男が。彼は11歳になる娘(だと言われる少女)と、銀座の廃小学校を改築した「楽園」に住んでいた。 最近の桜庭一樹さんの作風を、私は勝手に〈人生泥沼系〉と呼んでたんですが、本作はそんなことはなく、ちょっと安心。何せタイトルが『傷痕』だなんて不穏な単語だったんで・・・。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/04/09 20:51
『花の鎖』/湊かなえ ○
湊かなえさんで〈鎖〉ときたら、今までだったら〈悪意の連鎖〉の方なんですが、本作は『花の鎖』です。絡み付き縛り上げるものではなく、花冠を作るような、花同士で編み上げられたような思いの深い、鎖。 どんな鎖かというと、…いやぁ、その関連性に気づくまでが長かった私です。鈍すぎるなぁ(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/03/23 18:08
『ゆず、香る』/有川浩 ◎
きゃ〜!きゃ〜!きゃ〜!!! 超・悶えます! も〜、たまりません! 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですからね〜。 ぶんぶんまわりまくる有川節に即刻、ノックアウトでございましたよ。 いやもう、悶えるあまり人格崩壊してしまうのは、いつものことですけど(笑)。 バンダイと角川文庫のコラボレーション企画、「ほっと文庫」の『ゆず、香る』。 「じれったい愛」は、王道なエンターテイメントだよね! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2012/03/16 20:19
『本日は大安なり』/辻村深月 ◎
おぉ〜!面白かった〜♪ 最近身の回りがバタバタと忙しく、なかなか読書に集中する時間が作れてなかったんですが、そんな事情を吹っ飛ばすほど楽しめました! 実は、辻村深月さんは初読みです。読んでみたいと思いつつ、なかなか新しい作家さんまで手が出せない今日この頃ですが、やっぱりいろんな作家さんを読める方がいいですねぇ。新鮮でした 老舗ホテルの結婚式場〈アールマティ〉で11月のとある大安の日に4組の結婚式が執り行われる、その一日を描いた『本日は大安なり』。 ありきたりな結婚式にかかわる悲喜交々で... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 5

2012/03/15 14:21
『デカルコマニア』/長野まゆみ 〇
あ〜。これは、忙しいときに読んじゃダメな作品だったわ〜(^_^;)。 10日ぐらいかけて、切れ切れで読んだら、混乱しまくりでした・・・。 長野まゆみさん、ごめんなさい〜。 メビウスの輪のように廻り廻る一族の系譜を描いた、『デカルコマニア』。 長野さん作品のこういう雰囲気のある物語は、好きなんですけど、どうにも今回は、間が悪かったなぁ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/03/13 22:55
『ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺5』/田中啓文 ◎
梅寿の〈バ〉は、バイオレンスの〈バ〉〜♪(笑)。 田中啓文さんの『笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ』、大好きですよ私!! なんとも言えない、このテンポの良い関西ノリと師匠のボケ(多分本気の言い間違い)&弟子の竜二の(内心の)ツッコミが、素晴らしい!そして、師匠の破天荒ぶりと振り回され弟子・梅駆のトホホ加減が、素敵すぎる! 毎度のことですが、ぶはぶはと大笑いしちゃいましたよ、『ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺5』。 これにて最終巻、なんだそうです。残念だなぁ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/03/01 20:29
『11 〜eleven〜』/津原泰水 △
あうう〜。超・難解でした。 帯にね、三浦しをんさんが「完璧」と絶賛してたんですけどね、私には完璧すぎたらしいよ(-_-;)。 どうも私、津原泰水さんの幻想的な世界には、合わないみたいだ。残念。 『11 〜eleven〜』のタイトルにあるように、11編の物語が次々に語り下ろされていく。 それぞれに違った作風で、ぞっとするものもあれば、何だかよく判らないもののじわじわ怖いものもあり、怖さに気づく前に終わってしまうものもあり。ちょっと怖い美しさ、のような共通項があった…と思うんだけど。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/20 17:28
『ヒア・カムズ・ザ・サン』/有川浩 ◎
『小説新潮2011年6月号』に掲載された 「ヒア・カムズ・ザ・サン」と、『Story Power(小説新潮2011年10月号別冊)』に掲載された「ヒア・カムズ・ザ・サンparallel」を合わせて、1冊の単行本化。雑誌掲載から単行本出版まで、ほんの3か月ぐらいですか〜。すごいことですよ! それだけ読者から求められているし、編集部からもGOサインが問題なく出るということで、ホント最近の有川浩さんは、パワーアップしてますねぇ。 有川さんの〈掴んだネタを手繰り寄せて広げる〉式で生まれた2編の物... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2012/02/10 20:10
『聖なる怪物たち』/河原れん ○
飛び込み出産を発端とした医療ミステリーで、新聞の書評でも取り上げられていて興味を持った、『聖なる怪物たち』。なんというか、ドロ〜っとした読後感ですなぁ・・・。 誰もが、必死に何かを守っている。だが、誰もが、悪い。でも、私だってそれを断罪することはできない…。 河原れんさんのこと、全然知らなかったのでウィキペディアで調べたんですが、作家専業の方ではなく、映画脚本描いたりするクリエイターという括りの方のようですね。 で、この作品、ついこの間からドラマで始まりました。…確かに、ドラマにしやすそう... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/02/07 12:42
『学園キノ4』/時雨沢恵一 ○
著者時雨沢恵一さん本人による『キノの旅』の学園パロディー、『学園キノ』シリーズ4巻目です。 相変わらず、ハチャメチャですなぁ(笑)。このかっとび具合が、なんともこう、ツボです〜(^.^)。 さてさて、今、学園ものと言えばバンドですよね(笑)。某人気漫画(アニメ)の影響受けまくり(あとがきで時雨沢さん自ら認めている)な『学園キノ4』、学園の正義の味方たちがバンドを組んで、カッコよく演奏!しかも魔物退治ももれなくついてくるよ!って感じで、大変楽しかったでございますよ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/01/31 22:43
『RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女』/荻原規子 ◎
ようやっと、少しだけ前進したかな〜。 主人公・鈴原泉水子と相楽深行ペアに、少しずつ情報が入ってきました。意外で壮大なその事実と、現在の自分たちの関係、また周りを取り巻く学園内の勢力闘争…さまざまな要因が絡まって、今作も内容が濃いですね〜。そして、1冊の分量で流れる時間が、短いですよぅ、荻原規子さん〜。 そして未だ、学園祭は始まりません(笑)。 『RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女』は、夏休み後半から学園祭目前までの、少年少女たちの日々が描かれます。しかしホント、いろいろ起こります... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/01/26 16:06
『緑ヶ丘小学校大運動会』/森谷明子 ○
う〜わ〜・・・。 タイトルの『緑ヶ丘小学校大運動会』から受ける、のどかなイメージとは裏腹に、小学校の運動会という明るくも騒然とした一日の裏側で一部の保護者による不穏な動きが描かれ、最後にとんでもない隠れた真相が…! 森谷明子さんの作品はいくつか読んできましたが、今回はまた、今までとは違った印象ですね〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/01/17 14:49
『少女外道』/皆川博子 ○
・・・あう〜。 いつも思うんですよねぇ。皆川博子さんの作品て、微妙に私の好みから外れる感じが、すっごく惜しい…って。 本作『少女外道』も、そんな感じで。 何だろうなぁ、ダークさが足りないというか。ううむ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2012/01/11 17:07
『毒吐姫と星の石』/紅玉いづき ◎
この作品も、好きだ。 紅玉いづきさんの描く、強くて、優しくて、まっすぐな、お伽噺。 お伽噺だけれど、けっして子供騙しではなく、国を、人を愛する、その愛の深さに打たれました。 本作『毒吐姫と星の石』は、私の2011年読了作品ランキングで3位になった 『ミミズクと夜の王』の続編です。 あの作品の時は、ホントにボロボロ泣きました。今回も、泣かされた…! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2012/01/06 20:23
『アリアドネの弾丸』/海堂尊 ◎
後半が、面白かった! やっぱ海堂尊さんの作品には、怒涛の火喰い鳥・白鳥が欠かせないですねぇ〜。白鳥が出てくるまでは、ちょっとだれてました…(^_^;)。 しかし、白鳥が出てくると、俄然話がフル回転しだすんだから、やっぱりタダ者じゃない!すごいキャラですよ。 あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 最新の縦型MRI・[コロンブスエッグ]が導入された、東城大学医学部付属病院。ところがそのMRIに銃殺死体が・・・。 その『アリアドネの弾丸』を放ったのは、誰なのか…?! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2011/12/28 15:42
『キミは知らない』/大崎梢 ○
私の中では成風堂シリーズ・ひつじくんシリーズなどの「本にまつわるほのぼのミステリー」作家さんであり、「よさこいも描けちゃう」スンバらしい作家さんでもある大崎梢さん。 今度は、女子高生が次々に展開する状況に振り回される、ジェットコースターのようなミステリー『キミは知らない』で、一気読みさせていただきました!ホントにハラハラドキドキ、とにかくすごいスピードで状況が変化していくんで、ついていけなくなりそうでした(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/12/15 12:28
『春狂い』/宮木あや子 △
うあ〜・・・。これはエグいわ、宮木あや子さん・・・。すみません、ちょっと合いません、こういうの…。いい子ぶった小市民と言われても仕方ないんですが、背徳というか性虐待ものって、駄目です…。 春になると、少しずつ全てが狂っていく。桜が舞い散る春の中で、様々な人間が狂っていく。お互いに、関与しながら。 『春狂い』というタイトルそのままに。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/12/12 16:05
『琉璃玉の耳輪』/津原泰水(尾崎翠原案) △
尾崎翠という作家が昭和2年に書いた映画脚本を、現代の津原泰水さんが小説化。尾崎翠さんという方も知らず、原案である「琉璃玉の耳輪」という脚本作品も知らず、の状態で読み始めました。 耳に特殊な『琉璃玉の耳輪』を取り付けられた三姉妹の捜索を依頼された、女探偵・岡田明子。彼女や彼女の探す三姉妹、そしてそれにかかわる人々の冒険活劇でもあり、幾重もの人格と幻想が錯綜する怪奇ロマンでもあり。 ううむ…結構ばらばらな感じがするなぁ。面白かったけど、ちょっと力技なところもあったような気がする。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/12/07 17:17
『飲めば都』/北村薫 ○
出版社の編集部員・都さんは、働き者でお酒好き。飲みすぎて失敗することも多々あるけど・・・。 私はあんまり飲めないタチだし、飲み会というものから離れて久しいパート主婦なので、都さんやその周りの人たちの割とフリーダムな飲み方(というかハメ外し方)には、結構びっくり。楽しそうだけど・・・、人様には迷惑かけちゃいけないよ、なんていう言葉は、無粋なんでしょうけどね。 北村薫さんは、久しぶりですねぇ。むか〜し、何作か読んだことありますが、ちょっと合わなかったので、以来大分ご無沙汰になっておりました。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2011/11/28 16:11
『ばらばら死体の夜』/桜庭一樹 △
あ〜。なんか、すご〜〜〜く、いやな読後感です。なんというか、直木賞後の桜庭一樹さんて、どうも〈人生のぬかるみ系〉なお話が多いですよね…。 今回は多重債務者がどこまでも転がり堕ちていき、取り返しのつかない終わりを迎えるその過程の物語。 『ばらばら死体の夜』というタイトル通り、冒頭から死体を解体するシーンがある。殺人者は殺した相手を、「生きててもばらばらな人間だったから、殺してばらばらにすることで形として安定した」と感じ、 〜〜ばらばらにしてあげなくてはならないのです。〜〜 (本文より引用) ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/11/24 21:00
『マボロシの鳥』/太田光 ○
お笑いコンビ〈爆笑問題〉の太田光さんの、短編小説集。2010年の秋に出版され、話題になっていたこの『マボロシの鳥』ですが、もともとは読む予定じゃなかったんですよね、私。だけど、影絵作家の藤城清治さんが表題作「マボロシの鳥」を絵本化、ということで俄然興味が出まして。絵本ものほうもそのうち読みたいですね(図書館の予約待ちが凄いので当分無理そうですが)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2011/11/21 21:04
『マリアビートル』/伊坂幸太郎 ◎
う〜わ〜〜!!面白かったっ!伊坂節ですねぇ! キャラ立ちまくりの登場人物たちが丁々発止とやり合い、畳み掛けるように進む展開、伏線は緊密に張り巡らされ、ラストに向かって怒涛の回収!・・・いやぁ、爽快爽快 実は私、ご本人が第一期終了と宣言されてから、伊坂幸太郎さんの作品、ちょっと合わないなぁ・・・というのもあったのですが、この『マリアビートル』なら、全然問題なし!非常に楽しかったです! ・・・ただ、ちょ〜っと、死体の数が多すぎるんじゃないか、と思いますよ(笑)。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 4 / トラックバック 1 / コメント 4

2011/11/15 21:01
『蕃東国年代記』/西崎憲 ○
日本海に浮かぶ架空の国家、蕃東(ばんどん)。この国の中世後期あたりの、いくつかの物語。 この国は、「倭国」と「唐」の影響を受けた優雅な文化を持ち、竜が天に昇り骨魚が海を泳ぐ日常に満ちている。 そんな、ファンタジーと共存する『蕃東国年代記』。こういう世界観は、素敵ですねぇ。 著者の西崎憲さん、初読みなんですが、翻訳家でファンタジーノベル大賞を受賞されてたりする方なんですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/11/08 23:09
『黒と愛』/飛鳥部勝則 ○
う〜わあ〜。なんだろこの、なんじゃそりゃ・・・感は(笑)。 密室殺人のトリックとか大掛かりだし、メインキャラの美少女・黒の異様さは目を離せないし、だんだんと判明してくるほかの登場人物たちのぶっ飛びっぷりもとんでもない。 だけど、なんじゃそりゃ・・・なんである。 後半、かなりグロいしね〜。ラストに向かってだいぶ、カオスになっていくし。真犯人をミスリードするあのネタは、ミステリとしてどうよ、って気もするし。 好きかというと諸手を挙げて好き、という訳じゃないけど、嫌いかというと嫌いじゃない。た... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/10/31 15:04
『4Giris』/柴村仁 ○
メディアワークス文庫の新刊紹介で「少女たちのトホホでワハハな日々」という一文を見つけ、トホホ好きとしてはこれは読まねば〜!とリスト入りしてた作品です。 すらっと読めて、楽しかったですよ〜。 『4Girls』ってタイトルでしたが、少女たちだけじゃなく、少年もいました。トホホな少年ていいよね♪なんかこう、ヘッドロックかまして「愛いやつめ〜、愛いやつめ〜」と頭をなでくり回したい!いや、実際にやったら、セクハラだからやらないけど(笑)。 柴村仁さんは、初読みだと思います。高校生の一人称、軽やかに描... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/10/24 23:06
『深泥丘奇談・続』/綾辻行人 ◎
『深泥丘奇談』に続く、綾辻行人さんの怪奇幻想譚シリーズ第2弾です! 彼岸と此岸がいつの間にか入れ替わるような、知っているはずの町がどこか違う異界になってしまってるような、そのぞわぞわする落ち着かなさ。周りの人は平然としているのに、自分だけが感じる違和感。 常に、〈怖ろしくおぞましい経験をした――ような気がする。〉と曖昧に霞んでしまう記憶。 これは、イイです!素晴らしいです『深泥丘奇談・続』! ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/10/19 11:33
『木暮荘物語』/三浦しをん ○
築年数も不明なほどのボロアパート『木暮荘物語』にかかわる老若男女の、ちょっと切なくてなんとなくトホホな日々。それぞれが普通の人に見えながら、ちょっと切実な事情を抱えてて、それがホロ苦い。 三浦しをんさんらしい、弾むような登場人物の内心描写が、とてもテンポがいいです。 そりゃないだろう…とちょっと理解不能な章もありましたが、妙にツボにはまってゲラゲラ笑った章もあり、全体的には楽しかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2011/10/12 20:39
『サヴァイヴ』/近藤史恵 ◎
『サクリファイス』と『エデン』の番外短編集、『サヴァイヴ』。 6編中4編は雑誌『Story Seller』で既読なのですが、やっぱり全体を見渡したいので、再読しました。 自転車ロードレースという特殊なスポーツの中で、集団で走りながらも孤独と戦うような、そんな緊張感のある物語たちでしたね。近藤史恵さんの、物語構成のうまさが光っています。ただ、前作2作を読んでたほうが、より楽しめると思います(私が初めて読んだのは「プロトンの中の孤独」だったけど)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2011/10/03 21:18
『バイバイ、ブラックバード』/伊坂幸太郎 ◎
星野一彦は、2週間後〈あのバス〉に乗らなければならない。彼が何をやらかしたかは不明なのだが、〈あのバス〉は乗ったが最後、たどり着く先は地獄よりも酷いという。一彦が逃げないように見張り役についたのは、繭美という180センチ180キログラムの巨躯の女。一彦は〈あのバス〉に乗る前に、同時進行で付き合っていた5人の女たちに別れを告げたいと言い出し、女たちに「繭美と結婚するから」と伝えて回る。 伊坂幸太郎さんらしい、爽快さのある作品でしたねぇ。いろいろ謎な部分は残ってるし、伏線もあんまりなかったけど。そ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/10/01 22:53
『夜行観覧車』/湊かなえ ◎
たまたま図書館の予約の順番が同時期に回ってきたので、湊かなえさん続きです。 本作『夜行観覧車』は、『往復書簡』とはまた違った趣ですね。 家庭内殺人を巡る、2つの家族と1人の隣人の思いと行動。 「なぜ事件は起こったのか」というミステリーの常道が重視されてはいないのが、本作の肝だと思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2011/09/26 16:58
『往復書簡』/湊かなえ ○
過去を振り返ってやりとりされる手紙による、物語。書簡小説と言うとモリミー(森見登美彦さん)の『恋文の技術』を思い出しますが(『恋文の〜』は往復ではなく往信のみで返信はない)、そこはやはり湊かなえさんですから。全く違った方向性です。が、今までの湊さんとはまた違いますねぇ(そりゃそうだ)。 『往復書簡』というタイトル通り、手紙のやり取りだけで、物語が進行する。手紙という形態だからこそ、色々なフェイクを仕掛けることが出来、そして真実を語ることもできる。 何が真実で、何が偽装なのか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/09/21 21:58
『GOSICKsV 〜秋の花の思い出〜』/桜庭一樹 ◎
時は、世界を揺るがす二つの大戦の間の、つかの間の平和の時。架空の小王国、ソヴュール。ヨーロッパの小さな巨人と呼ばれるその国の奥に、貴族の子弟や同盟国からの優秀な留学生が集う、聖マルグリット学園がある。 学園には、欧州最大にして最後の頭脳と呼ばれる〈灰色狼〉・ヴィクトリカ・ド・ブロワと、その最も親しい友人である日本からの留学生・久城一弥がいる。二人は、『GOSICKY 仮面舞踏会の夜』の冒険を経て学園へと戻り、平穏な秋の日々を過ごす。面白い話と花と、ささやかな謎解きと共に。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/09/14 21:56
『西巷説百物語』/京極夏彦 ◎
京極夏彦さんの、『巷説百物語』シリーズ最新作!このシリーズ読んでたの、もう4年も前なんですねぇ。一人でやたら盛り上がってた記憶があります(笑)。 本作『西巷説百物語』で主人公を務めるのは、靄船の林蔵(もやぶねのりんぞう)。 彼もまた、これまでのシリーズの又市のように、口先三寸で相手を惑わし、仲間の能力を最大限に生かして事に当たる。 「人のなせる罪悪」を「人ならぬ者の仕業」として事を丸く収めるのは、又市ら「ゑんま屋」の江戸組と同じだが、さて上方流の始末の付け方とは・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/09/05 22:52
『GOSICK Y 〜仮面舞踏会の夜〜』/桜庭一樹 ◎
ヨーロッパの架空の小王国・ソヴュールの貴族の娘・ヴィクトリカと、ヴィクトリカのいる聖マルグリット学園に留学してきた日本の少年・久城一弥。二人は魔術ショーから始まる大混乱から何とか脱出し、夜行列車に飛び乗ったのだが・・・。 桜庭一樹さんの描く『GOSICK Y 〜仮面舞踏会の夜〜』は『GOSICK』シリーズ5作目、『GOSICK X 〜ベルゼブブの頭蓋〜』の続きの物語です。うわ〜、続きなのに、だいぶ間が空いてしまいましたな・・・(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/09/02 14:52
『ネバーランド』/恩田陸 ◎
読了してすぐに、「ああ、自分は立派なオバハンになってしまったなぁ」と思った(笑)。 というのも、青年・少年(少女)の若さ故の無茶や、根拠のあまりないプライド、エゴイズムや頑なさを、生温かい目で見守ってしまうようになったことに、改めて気付かされたので・・・。 彼らに対して郷愁はあるけど、かつては彼らに対して持ったであろう共感も驚嘆も反発も持たない、オバハンなってしまったなぁ、と。本作『ネバーランド』に対する感想としては、ちょっとおかしいような気もするけど・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/09/01 14:37
『四畳半王国見聞録』/森見登美彦 ◎
括目してはならぬ! 斜め目線でチロチロとうかがい見るのだ。そこに御座るは、なんともナイス(←死語?)な阿呆たちの王国である♪ そう、怖れ多きその名も、四畳半王国! ぶははは・・・。そう、全ては四畳半なのだ(笑)。こういうモリミーが大好きだな、私は! 細かいことを考えてると、絶対迷子になるであろう、魔窟の如き四畳半王国。 森見登美彦さんの腐れ大学生と言えば、四畳半住まい。そして、水無月・R的には〈愛と笑いとツッコミ処満載〉な、うふふでトホホな愛おしき阿呆達。 『四畳半王国見聞録』には、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2011/08/24 20:39
『オー!ファーザー』/伊坂幸太郎 ○
ちょっとできのいい、普通の高校生・由紀夫。母一人子一人だが、ちょっとそれ以外が複雑(笑)な家庭。 そんな彼が巻き込まれた複雑?な事件の顛末。いやぁ、伊坂幸太郎さんらしい、あちこちに広がる事件、怒涛の伏線回収が爽快な物語でした。久し振りに大変楽しかったですよぅ! タイトルの『オー!ファーザー』に♪(音符記号)をつけたくなるくらいに、ね。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 5 / コメント 9

2011/08/19 22:55
『伏 〜贋作・里見八犬伝〜』/桜庭一樹 ○
実は、原作である『南総里見八犬伝』は、大体のあらすじは知っていますが、読んだことないんですよね・・・。 かなり壮大な江戸時代の物語で、作者は滝沢(曲亭)馬琴。 伏姫の元にあった、「仁義礼智忠信孝悌」の文字が浮かぶの水晶玉を持った、苗字に「犬」がつく八人の剣士の大活劇なんですよね、ざっくりと纏めてしまうと(←まとめ過ぎ)。 それを桜庭一樹さんが、贋作と称して描き直すと、こういう物語になるんですねぇ。なるほど。 厚みがあるけど、一気読み出来ましたよ、本作『伏 〜贋作・里見八犬伝〜』。物語に勢... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/08/11 21:55
「ヒア・カムズ・ザ・サン」/有川浩 ◎ (『小説新潮』2011年6月号掲載)
たった7行の、演劇のあらすじ。 そこから生まれた小説は、演劇とは全く違うもので。 原作でもノベライズでもない、全く違ったエンターテイメントとして両立。 ますます有川浩さんのフィールドが広がってるなぁ〜、と思いましたよ。いや、演劇の方は観てないんですが(さすがにこれはDVD買わないよ(笑))。 萌え〜!はなかったけど、何と言うか穏やかな気持ちになれました、「ヒア・カムズ・ザ・サン」。 ホントは、小説と演劇、両方を体験して比べられたらいいんですけどね〜。なかなかそうはいきませんや。 キャ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/08/08 19:57
『死ねばいいのに』/京極夏彦 ○
相変わらず、挑戦的だよなぁ京極夏彦さんて(笑)。 『死ねばいいのに』って、ホントすっごいタイトルじゃありませんか、ねぇ。なにもそんなにあからさまに言わなくても・・・と鼻白みつつ、読了してびっくり。 ははぁ〜、へぇ〜、そうなんだぁ。ていうか、京極さんて、ホントにオソロシイ作家さんだなぁ。 面白いというか、後味が悪いというか、どう表現したらいいのか・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/08/06 21:02
『蜜姫村』/乾ルカ ○
面白かった・・・けど、結構グロかったです(^_^;)。 陸の孤島のような山奥の小さな集落には、秘密がある。老人が多く医者もいない村なのに、何故か村人たちは皆、健康的で元気なのである。 その秘密に触れてしまった都会から来た女性、その娘、そしてそのまた娘。3代の女たちが関わった、この村の秘密とは。 乾ルカさんは、全くの初読みですねぇ。実はどういう作風の作家さんかも全然知らなかったんですが、新聞書評を見て「なんか面白そう」ということで、チャレンジ。 『蜜姫村』は、人里離れた山奥の秘密や代々伝わ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/08/01 22:07
『竜が最後に帰る場所』/恒川光太郎 ○
ふと気が付くと、今ここと違う世界にいるのかもしれないという、ひたひたと忍び寄る怖さと共存する、郷愁。 物悲しさを孕んだ和製ホラーといえば、恒川光太郎さんである。 前作『南の子供が夜いくところ』では、舞台が南の島ということでイメージが違ってしまい、ちょっと残念な思いをしてたのですが、本作『竜が最後に帰る場所』は、しっかり恒川ワールドでしたねぇ!堪能いたしました! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 7

2011/07/26 15:07
「ロマンシング・エイジ」(文庫『図書館内乱』追加短編)/有川浩 ◎
アニメ『図書館戦争』DVD全5巻の付録として、書き下ろし短編が5作あったのですが、このたび『図書館戦争』シリーズ文庫化に際して、時系列を少し整理して各巻に1作ずつ短編を入れる・・・という形になったんですよね。 で、本編4冊、別冊2冊だと、短編が1作足りない、ということで、本作「ロマンシング・エイジ」が、全くの書き下ろしで入りました。(諸事情により、Webサイトで一足先にUPされています) 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですから、萌えのたうちまくりました〜!と... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2011/07/15 20:54
『海に沈んだ町』/三崎亜記 ○
あの〈3.11 東日本大震災〉のあと、この『海に沈んだ町』というタイトルの作品を手に取るのは、少々ためらいがあった。 もちろん、全然関係ない。初版は2011年1月だし、雑誌掲載に至っては2009年の夏である。 内容だって、地震や津波ではなく、三崎亜記さん特有の〈日本に似ているけど、明らかに構成のルールが違う世界〉での日常の出来事である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2011/07/04 22:31
『謎解きはディナーのあとで』/東川篤哉 ◎
よく行く本屋さんで、見ちゃったんですよ。本屋大賞の平積みの前で、あの映像を(CM?)。 中村佑介さんのイラストに執事・影山が超イケメンボイスで「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか」ときたら…キャ〜!ってなっちゃうじゃないですか。 なんなのあの映像!素敵すぎる。 ええ、銀縁眼鏡の執事さんは大好物ですよ(*^^)v。 出来る男で、雇い主のお嬢様に対しても毒舌で、細身でハンサムな執事さんだったら、もうたまりませんなぁ(笑)。 そんな水無月・Rの好みバッチリな出会いをしてしまったら、... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 6 / コメント 6

2011/06/30 21:46
『雪蟷螂』/紅玉いづき ◎
なんと狂おしく、激しいのか。 酷寒の山脈に吹き荒れる雪と風、そのさなかに飛び交うのは剣戟と苛烈な愛。 冬ともなれば全てが凍てつくアルスバント山脈に数多ある部族の中でも、双頭と称される激情の一族と狂人の一族が、和平協定の証として族長同士の政略結婚をする。この婚姻に関わる凄絶な愛の物語を描いた『雪蟷螂』は、紅玉いづきさんの〈人喰い物語〉シリーズの最終章である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/06/29 14:57
『ブレイズメス 1990』/海堂尊 ○
本作『ブレイズメス 1990』の主人公は、〈桜宮サーガ〉きってのシリアス主人公(?)・世良先生である。 『ブラック・ペアン1988』で、高階先生と渡海先生の間で揺れ動いていた1年生医師も、1年余りの院外研修の後、東城大学医学部付属病院に帰還。 その直後の世良は、垣谷先生のお供でフランスの学会へ行く際、佐伯教授からは極秘任務を言い渡されていた。 その任務を達成した時から、東城大病院どころか日本医療界を揺るがす波は、さざ波から育ち始めていた。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 4

2011/06/24 16:37
『333のテッペン』/佐藤友哉 ◎
『Story Seller』「333のテッペン」、『Story Seller(2)』「444のイッペン」、『Story Seller(3)』「555のコッペン」で読み続けてきた、「普通」の皮をかぶり続けようとする主人公・土江田。彼のストーリーは「666のワッペン」を加えて、1冊の物語になりました。 「333〜」「444〜」「555〜」は既読でしたが、ここはあえて再読。一気に続けて読むと、よけい土江田の過去が気になりますよ、佐藤友哉さん。 で、『333のテッペン』を読んで、土江田の過去が明らか... ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/06/17 15:18
『からまる』/千早茜 ○
まだ3作しか読んでないけど、千早茜さんは「孤独」を書くのが上手な作家さんだなぁ・・・という気がします。 本作『からまる』は、前二作とはちょっと雰囲気を変えて、現代日本が舞台。 第1話の主人公・武生から、ちょっとだけ関係のある別の人々の物語を七話つないで、みんながちょっとずつ、癒されていく。ほっとする物語でした。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/06/13 16:23
『有川浩脚本集 もう一つのシアター!』/有川浩 ◎
いやぁ・・・すんごい勢いで読み切っちゃいましたよ!小説じゃなくったってやっぱり、 鉄血宰相、ゲ・キ・萌・え〜!! もうホント、有川浩さんはスンバラシイですよ! なんとのこの『有川浩脚本集 もう一つのシアター!』、『シアター!』『シアター!2』、これらの作中劇「掃きだめトレジャー」をシアターフラッグが地方高校で公演する、という演劇の脚本(うわぁ説明下手っ)なんですよ。まあつまり、「シアターフラッグの演劇が読めるよ!」ってことですね(←イロイロ端折り過ぎ)。 しかしさすが水無月・R大絶賛!... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 8

2011/06/08 21:24
『Story Seller 2011』(小説新潮11年5月号内)/アンソロジー ◎
昨年まで別冊で出ていた『Story Seller』が、Magazine in Magazine(雑誌の中の雑誌?)という形で復活。 今回は 読み応えは2冊分 お値段は1冊分 というキャッチフレーズです(ただし、私は『Story Seller 2011』しか読めてません・・・)。 文芸雑誌は、連載を追い掛け続けたくなるとか(個人的経済事情が許さない(^_^;))、読みたい本リストが長くなる〜とか、色々な理由で買わないんですが・・・。水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/06/06 15:44
「R-18 〜二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談〜」/有川浩 ◎(小説新潮2011年5月号
あはは・・・・。いや、笑い事じゃないんだけどね。 さすが、水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですなぁ。 例の都条例に関して、こんなふうにエンターテイメントとして書けるなんて。 タイトルも、「R-18 〜二次元規制についてとある出版関係者たちの雑談〜」って、かなり直球だもんねぇ。 きちんと、意見表明しつつ、色々楽しめる内容。て言うか、コレホントに「やってくれるなぁ、有川さん♪」なんですよね〜、私的に。 ・・・と言っても、今回は萌え要素はありませんよ〜(笑)。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 5

2011/05/31 20:06
『野川』/長野まゆみ △
うう・・・。良い作品なのだろうなぁ、と思う。 いかんせん、最近非ッ常〜に忙しない日々を送っているため、こういうゆったりとした美しさを堪能できる心の余裕が全然なくて・・・。 ・・・はい、言訳なのは重々承知でございます。・・・すみません。 どうもここのところ、長野まゆみさんの作品との波長が合いませんねぇ。 美しい自然と少年少女たちの成長、心に響く話をしてくれる教師、鳥の視点で自分たちが暮らす街を眺める想像力・・・など『野川』は、とってもいい話だと、思うんですよ、ホント。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 17 / トラックバック 0 / コメント 2

2011/05/22 21:16
『モルフェウスの領域』/海堂尊 ○
あの【バチスタ・スキャンダル】から約6年・・・。 桜宮市の「未来医療探究センター」では、コールド・スリープ技術により、一人の少年が人工凍眠していた。 彼をケアする日比野涼子は、世界的なゲーム理論学者・曾根崎伸一郎の提唱した「凍眠八則(モルフェウス・プリンシプル)」に、欠落点があることに気づく。 そこから、彼女の孤独な戦いが始まる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 6

2011/05/18 22:08
『ガラシャ』/宮木あや子 △
あう〜。なんだろう。 宮木あや子さんといえば、ままならぬ想い、閉塞した世界にある孤独・・・といった狂おしさを描く作品が多いのですが、今回はどうもその辺が足りない。かといって『セレモニー黒真珠』のような、コメディ路線では全くなく・・・。 ちょっと私的には、何だか普通の物語(響くものが足りない・・・)『ガラシャ』でありました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 10

2011/05/13 21:00
『キノの旅 (14) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズも、14冊目で、何と10年だそうですよ。時雨沢さんの「国」のバリエーションの豊かさには、いつも「すごいなぁ、素晴らしいなぁ」って感心しきりなんですが、今作も本当に色々・・・ですよ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/05/04 23:27
『MAMA』/紅玉いづき ◎
愛だなぁ・・・! 紅玉いづきさんご本人も、あとがきでそういうことを書いてるけど、本当に、ひしひしと「愛」を感じる物語でした。 「恋愛」ではなく、そして単純な「母親の子への愛」でもなく、簡単に定義してはならない「愛」という絆で、物語は世界を描いてゆく。 魔物のママになることで、新しい絆を得た少女とその使い魔の物語『MAMA』は、優しさと強さと、苦しみと喜びと、孤独が入り混じった、素敵な物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/04/26 17:17
『RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた』/荻原規子 ○
えぇぇぇ〜。そりゃないでしょう、荻原規子さん〜。 全然話が進んでないんですけど・・・。いったいこのシリーズ、全体像はいつ見えてくるんですか・・・? シリーズ3作目となる本作『RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた』、夏休みの過ごし方と言いつつ、夏休みは半分ぐらいしか終わってません・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/04/25 20:50
『乙女の密告』/赤染晶子 ○
うわ〜。なんだろう(笑)。 現代が舞台のはずなのに、ノリが『それいゆ』とか『少女の友』の世界なんですが、どうなんでしょう、赤染晶子さん。 なんせ、本書のキーワードは〈乙女〉。 純潔とかね、「黒ばら組」「すみれ組」とかね、「乙女の皆さん、血を吐いてください」とか、「あたくし、実家に帰らせて頂きます!」(byバッハマン教授)とか・・・これは少女漫画なの?! かと思えば、『アンネの日記』を題材にドイツ語スピーチのゼミでは、死にもの狂いでアンネの日記を暗唱し、ナチスのユダヤ人迫害(虐殺)やアンネ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2011/04/13 17:50
『ペンギン・ハイウェイ』/森見登美彦 ○
あれぇ〜?私、モリミーこと森見登美彦さんの作品、大好きだと思ってたんですけどね〜。 多分アレです、本作『ペンギン・ハイウェイ』には「トホホ」がない・・・からですな(^_^;)。 どうも、あの腐れ大学生の闊歩する「愛と笑いとツッコミ処満載」な物語じゃないと、私のモリミー中毒は満足できないようです(笑)。 ちょっとおませで賢い小学4年生の、ひと夏の冒険と研究と初恋を綴ったこの物語、爽やかでかわいくて、いいお話だとは思うんですけどねぇ。どうも私のモリミーへの期待に反してしまって・・・。 実は3... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2011/04/08 19:59
『県庁おもてなし課』/有川浩 ◎
きゃ〜!きゃ〜!きゃ〜〜〜!!! やっぱり、有川浩さんは素晴らしい! 全編に散りばめられる土佐弁が、水無月・Rの萌え魂を揺さぶるのですよ! しかと受け止めました、『県庁おもてなし課』の心意気! 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さん。 待っていました、大好きな有川さんの、高知を舞台にした物語!すっごく、すっごく、嬉しいです。 そしてなんと、本作の印税はすべて、東北地方太平洋沖地震の被災地へ寄付になります。なかなかできることじゃないと思います。 その件に関... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 16

2011/04/04 22:20
『Q&A』/恩田陸 ○
2002年2月11日午後2時過ぎ。都内郊外の大型ショッピングセンターで大規模な死傷事故が発生。居合わせた人数はかなりの数に上るにもかかわらず、本当は何が起こったのか、どうしてここまで大きな事故になったのか、誰にもわからない。 この事件を調査する質問者と、事件に色々な形で関わった回答者の『Q&A』(質問と答え)だけで、物語は進行していく。 恩田陸さん、相変わらずひたひたと怖いです・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/03/29 15:13
『蝦蟇倉市事件〈2〉』/アンソロジー ○
風光明美な蝦蟇倉市の名物は、「不可能犯罪」。 平均年間15件も発生するため、市民はもう慣れっこになっているようだ。 市内のありとあらゆる場所で奇妙な犯罪が発生し、老若男女を問わず被害者となり加害者となり、そしてにわか探偵になる。とうとう、伝説の暗殺者まで移住してきてしまったんだから、たまったものじゃない。  『蝦蟇倉市事件〈1〉』の時より一層、不可思議な事件が起こっている『蝦蟇倉市事件〈2〉』。 さてさて、どんな事件が起こったのでしょうか?! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2011/03/17 22:30
『ぶらんこ乗り』/いしいしんじ △
ううう・・・。 多分、いい作品なんだと思います。 だけど、全然響かなかった・・・。 いしいしんじさんは、『みずうみ』の揺らめきながら満ち引きを繰り返す「水」の印象の美しさで、私の心をがっちりと捕えた作家さんですが、どうも今作『ぶらんこ乗り』は、何かが合わなかった・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/03/08 14:56
『シアター!2』/有川浩 ◎
みっなさ〜〜ん!泣き虫主催・春川巧率いる収支逆転劇団<シアターフラッグ>が帰って来ましたよ〜! ・・・ ぎゃひ〜〜ん!!! やっぱり、鉄血宰相・春川司が、素敵すぎる・・・ッ! だ・・・だめだ。ゲキ萌えのあまり、白旗振り回し過ぎてボロッボロですよ(笑)。 カッコよくて、出来る男なのに、弟(及びその仲間)大好きすぎる斜めにトホホなツンデレ兄ちゃん!大好きすぎる! 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんでございますよ。 ファン待望の『シアター!2』でございますデ... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 12

2011/03/04 12:01
『背表紙は歌う』/大崎梢 ◎
は〜〜、面白かったぁ! ひつじくん、おめでとう!大崎梢さん、ありがとう! 祝・シリーズ化!ですね〜。嬉しいなぁ。『平台がおまちかね』に引き続き、出版社営業のひつじくんこと井辻くんの「出版社が関わる本のほのぼのミステリー」シリーズ第二弾、『背表紙は歌う』です。 あ・・・、「ひつじくん」って言うと「井辻です」って言い返されちゃうかな(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/03/01 12:07
『数えずの井戸』/京極夏彦 ◎
は〜、今回もぶ厚かったですなぁ、京極夏彦さん(笑)。 本書『数えずの井戸』は、京極版「皿屋敷」である。 まず番町・青山家に関してどんな噂が流れたかが語られ、そして実際の惨事の結果だけが語られ、序章となる。 本編は、青山家で起きた惨事の関係者たちの性質とそれに関わる物語が、延々と語られていく。次第に歪みを増していく、彼らの事情と性質。読んでて非常に落ち着かない気持ちになりました。 あ〜、それと・・・、長かった〜(笑)。結末の事実だけは分かってるけど、結局どうだったのよ?というのが・・・ねぇ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/02/25 00:38
『ミミズクと夜の王』/紅玉いづき ◎
ああ・・・。 私、この作品、好きだ。 普段、気に入った作品に対して、かなり感傷的で美文調になってしまう私だが、今回それをするのは躊躇ってしまう。 泣いた。 誰もが強くて優しくて、まっすぐな、この物語に。  初読みだった紅玉いづきさんの『ガーデン・ロスト』のときに苗坊さんにお勧めいただいた、この『ミミズクと夜の王』。 読めて良かった、知らないままでいなくてよかった・・・と本当に思いました。苗坊さん、ありがとうございました! 苗坊さんのレビューはこちらです!皆様、是非どうぞ! ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 8

2011/02/18 23:55
『魚神』/千早茜 ○
『おとぎのかけら〜新釈西洋童話集〜』を読んだときに、皆さんからお勧めいただいた『魚神』。 時代もよくわからない、日本のようで無国籍の雰囲気もある遊郭の島で、捨て子の姉弟の白亜とスケキヨは育った。長じて二人は分かたれ、お互いを欲しながらも再会を怖れて日々を過ごしていた。 不思議な雰囲気でした〜。島に伝わる雷魚と島いちばんの遊女の伝説、島の者たちが夢を見ないのは獏がいるからという噂、島の者たちは「登録」されていないから存在を認められないという事実。 千早茜さんって、雰囲気のある文章を書く方です... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 7

2011/02/15 23:05
『水魑の如き沈むもの』/三津田信三 ○
来ましたよ〜。三津田信三さんの土着民俗系ホラーミステリー!(←水無月・Rの勝手なジャンル付け) ぞわぞわ〜っとして、じわじわと迫って来る、恐怖がいいです。 そして、いつも通り二転三転する謎解き、真相の「ようなもの」が提示されるも、決して断言できない結末。 流浪の怪奇小説家・刀城言耶が出会った事件、『水魑の如き沈むもの』で解き明かしたのは、真実だったのか・・・。この曖昧さが、怖いですよ〜! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2011/02/14 23:09
『五人姉妹』/菅浩江 ○
菅浩江さんの描く、美しくて切なくて、淋しい優しさに彩られた、いつか訪れるかもしれない未来の世界。 〈ひと〉と〈機械〉の狭間を漂い、人工知能と融合し、〈自分〉を探して喜びと悲しみを経験する〈もの〉たち。 表題作『五人姉妹』を含む9編、それぞれの世界が孤独と共に広がっていきます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/02/07 11:50
『ガーデン・ロスト』/紅玉いづき ○
少女というのは、何故こんなに頑なで生き辛い毎日を送っているのだろう。かつて少女だった私も、やはり生き辛い思いを抱えていた。いつのまにか、その状況から抜け出したけど、あれは何だったのだろうと、今でも思う。 紅玉いづきさんは初読みです。 『ガーデン・ロスト』というタイトルに惹かれて、読むことにしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2011/01/25 13:46
『蝦蟇倉市事件〈1〉』/アンソロジー ○
何といっても伊坂さんの章が読みたくて、図書館に予約を入れた『蝦蟇倉市事件〈1〉』。 架空の「蝦蟇倉市(不可能犯罪発生率異様に高し)」を舞台にしたひねりあるミステリー連作、面白かったです。 執筆は、1970年代生まれの作家さん達。 実は伊坂さんと道尾さん以外、読んだことがないんですが、同年代ってことで、親しみ感じますね〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2011/01/25 13:37
『GOSICKs〜夏から遠ざかる列車〜』/桜庭一樹 ○
二つの大戦の合間の、つかの間の平和の時代。 美しく、うららかな夏の輝ける日々。 少年と少女は、いくつものささやかな事件を解決する。 そんな久城一弥とヴィクトリカの夏休みを描いた、『GOSICKs〜夏から遠ざかる列車〜』。 夏といっても、日本の蒸し暑い夏とは違った趣の爽やかさを湛えて、六つの物語が展開していきます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/01/17 23:12
『青酸クリームソーダ 〜〈鏡家サーガ〉入門編〜』/佐藤友哉 ○
あけましておめでとうございま〜す・・・って、遅すぎますね(笑)。 昨年末の引っ越しから全然片付かず、やっと1作品読めたという体たらくでございます(^_^;)。 新居は、図書館が徒歩7分という好立地(私にとって)だというのに・・・。 その図書館から借りてきた、記念すべき1冊目が、佐藤友哉さんの『青酸クリームソーダ 〜〈鏡家サーガ〉入門編〜』です。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/01/15 00:36
『南の子供が夜いくところ』/恒川光太郎 ○
あれ〜?なんか違うなぁ・・・。 南の島が舞台だからか、微妙に物語の世界観が期待してたものとズレてる・・・。 恒川光太郎さん特有の仄かな寂しさを湛えた異界の気配が・・・しないような。 いえ、ファンタジーとしては魅力のある作品だと思うんですよ、『南の子供が夜いくところ』。 ただ・・・単に私が期待していた和製ホラー(静かに怖い)と違ってたってだけですから。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 7

2010/12/03 21:51
『GOSICK X 〜ベルゼブブの頭蓋〜』/桜庭一樹 ○
ヨーロッパ架空の小王国・ソヴュールの聖マルグリット学園で、極東からの留学生・久城一弥は、陶器人形のように美しく小柄で、そして怖ろしく知能の冴えている金髪美少女・ヴィクトリカと出会い、友達になる。 彼らが出会い、さまざまな謎を解き冒険して来たこの『GOSICK』シリーズ第5作目に当たる、『GOSICK X 〜ベルゼブブの頭蓋〜』は、舞台を学園から奇妙な魔術ショーを開催する修道院へと移して、物語を繰り広げて行く。 もちろん、作者は桜庭一樹さん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/11/25 23:05
『エデン』/近藤史恵 ◎
そういえば私、近藤史恵さんの単行本になった作品って、『サクリファイス』しか読んでなかったのね(笑)。 なんかもう、『Story seller』(1)〜(3)を読んでたので、長編シリーズな気がしてました。 今回も主人公は白石誓、舞台は自転車ロードレースの頂点「ツール・ド・フランス」。 選手たちは、そこで『エデン』(楽園)を見たのだろうか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 5

2010/11/25 22:59
『和菓子のアン』/坂木司 ◎
和菓子はいいよねぇ〜♪草大福、大好き。 もちろんこの作品も、草大福をほおばりながら、美味しく読ませて頂いちゃいました。 と言いつつ私、坂木司さんの作品、あんまり読んだことなかったんですよね。でも、こういうほのぼの系ミステリは、好きです。 食べることが大好きでちょっとふっくら系の女の子・杏子が、アルバイト先のデパ地下の和菓子屋さんでちょっとした謎に出会う『和菓子のアン』。 和菓子って、色んな物語を内包してるんですよね〜。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 9 / コメント 9

2010/11/22 23:57
『かいぶつのまち』/水生大海 ○
水生大海さんの前作、『少女たちの羅針盤』を読んでいないと、ちょっとわからない部分があるような・・・。 高校演劇の大会の当日に、『かいぶつのまち』というその劇になぞらえるかのように、悪意のある事件が続出する。しかも、混乱は以前から続いているのだという。 〈かいぶつ〉は誰なのか。何故、演劇部に事件が起こり続けるのか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/11/12 10:53
『マドンナ・ヴェルデ』/海堂尊 ○
あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 東城大学のある桜宮市ではなく東京の片隅で、クール・ウィッチ(冷徹な魔女)魔女と呼ばれた曽根崎理恵が産科医療に一石を投じた、『ジーン・ワルツ』の別の側面の物語である。 何を考えているのかよくわからなかった代理母・山咲さんの、代理母を引き受けてから出産を終えるまでの心情及び遭遇する出来事が、丹念に描かれていく。 海堂尊さんの物語は、ホントあちこちで繋がってるんですが、『マドンナ・ヴェルデ』は特に、『ジーン・ワルツ』や『医学のたまご』と直接繋がっ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 6

2010/11/08 22:52
『七人の敵がいる』/加納朋子 ◎
うわぁ・・・。冒頭っから、すんごく、身につまされるんですが あの沈黙は、辛いんだよねぇ・・・沈黙の重さに負けて厄介事を引き受けてしまったこと、ありますもん。 PTA役員ね、やったことあるんですよ。すんごいめんどくさかった・・・。非常に旧弊なシステムで、もう勘弁してぇ!もっとシステマティックに、合理的にやろうよ!って叫びたくなったこともしばしば・・・。 だいたいねぇ!何で子供がらみの付き合いや自治会などの近所づきあいは「妻」の仕事なんでしょうね!確かに私は、パートすらしてない専業主婦ですけ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/11/06 14:16
『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』/千早茜 ◎
イソップ童話などの原典は、結構オソロシイ。現代に伝わる「意地悪な継母」が実母だったり、「懲らしめられ改心した元悪者」は罰として惨殺されていたり。 それらを何重ものオブラートに包み、悲惨さに安心を上塗りして隠し、現代の西洋童話は流通している。 そんな童話達を、あえて現代日本を舞台にして大胆に翻案した、『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』。 千早茜さんに拾われ、再構築されたおとぎ話のかけら達は、どんなオソロシイ世界を繰り広げるのか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 7

2010/11/04 22:18
『小袖日記』/柴田よしき ○
現代で不倫の恋に破れた「あたし」は、突然の衝撃と共に、何故か平安時代(しかも多分パラレルワールド)に飛ばされた。 現代の「あたし」は平安時代の女官「小袖」体に宿って、紫式部の手伝いをすることに。 柴田よしきさんは初読み。『源氏物語』の裏話いろいろな『小袖日記』、面白かったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/10/29 22:50
『GOSICKs 〜春来たる死神〜』/桜庭一樹 ○
概出シリーズの発端ともなる、久城一弥とヴィクトリカの出会いから始まるこの『GOSICKs 〜春来たる死神〜』は、大きな事件に出会う前の、彼らが解決した5つの小さな事件の物語である。 初々しい感じの一弥が可愛い・・・!頑固者の東洋人の少年、見慣れないその姿や気質は学園の生徒たちに好奇の目で見られても致し方ないというか。 桜庭一樹さんの人物造形の上手さの一端が、窺われますね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/10/26 23:11
『冥談』/京極夏彦 ○
いやぁ・・・本作『冥談』も投げっぱなしですなぁ、京極夏彦さん(笑)。 『幽談』のときも、「うわ、オチがない・・・」って言ってたと思うんですが、とにかく、イキナリ話が終わってしまって、その居心地の悪さったら、ねぇ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/10/25 22:46
『Think 〜夜に猫が身をひそめるところ〜』/吉田音 ○
デザインとか色々な仕事(?)をしている〈クラフト・エヴィング商會〉の3代目である両親の一人娘・吉田音さんは、ご近所に住む学者さん・円田さんと「ミルトリン探偵局」を結成した。 円田さんの飼い猫・黒猫のシンクが拾って来たものから、「夜に猫が身をひそめるところ」を推理する、だけど突き詰めて検証するわけじゃない、ただ色々と考え続ける探偵たちの物語、『Think 〜夜に猫が身をひそめるところ〜』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/10/19 21:51
『白いひつじ』/長野まゆみ ○
最近の長野まゆみさんの現実系作品は、かなりBL風味が濃いうえに、主人公は合意してるようなしてないような・・・という曖昧なのが多いので、ちょっと躊躇しちゃうんですよねぇ・・・。 で、本作『白いひつじ』はどうかというと・・・うわぁ、微妙ですよ(笑)。長野さんは、「うぶな年少者をつつきまわして楽しんでる年長者」という設定が好きなのかしらん。ん〜、苦手だな〜そういう設定は(^_^;)。 ああ、でもやっぱり、長野さんのふんわりとした文章は好きだなぁ。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/10/14 23:16
『永遠の森』/菅浩江 △
うう〜む。今まで私の読んでた菅浩江さんとちょっと違うなぁ。 読み始めて、自分の「芸術観賞力」の低さに悲しくなりました・・・。 全然わからなかった・・・なんかとっても悲しい・・・。 『永遠の森』は、地球軌道上に据えられた人工小惑星を、丸ごと博物館として美と文化の保存に努める、未来の世界。コンピューターと直接接続する学芸員たちがいる、その博物館では、色々な騒動が巻き起こる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/10/13 21:08
『密室の如き籠るもの』/三津田信三 ○
土着民俗系ミステリー(注:水無月・R的勝手な分類項目です)の、三津田信三さんの、『◎◎の如き●●もの』シリーズ。 本作『密室の如き籠るもの』(みっしつではなくひめむろと読む)は、このシリーズ初の短編集。 ただ・・・おしむらく、短編にしたら「土着民俗」な部分が薄まってしまったような・・・。 陰鬱〜に、めっとした怨念ぽい感じで怖い、ってのが私的には魅力だったんで、ちょっと残念。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/10/10 23:01
『道徳という名の少年』/桜庭一樹 ○
良くも悪くも、桜庭ワールドだなぁ・・・というのが第一印象。 淫靡で甘くまとわりつくような、それでいて砂のように乾いている、一族の歴史。喧しいのに、静かに流れて行く時代。 とても、桜庭一樹さんらしいなぁ〜と。 『道徳という名の少年』、町いちばんの美女から始まる、背徳の歴史。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2010/10/05 23:52
『GOSICK W 〜愚者を代弁せよ〜』/桜庭一樹 ○
世界的なあの2つの戦争の間の、ひとときの平和の時代。ヨーロッパの小王国・ソヴュールの奥にある、聖マルグリット学園。学園から外へ出ることを許されず、授業に出ないでその図書館塔に居続ける、小柄でビスクドールのように美しく、そして怖ろしいまでに頭脳明晰な少女・ヴィクトリカ。 彼女は、「退屈を紛らわせよ、謎を持ってこい」と、極東・日本からの留学生・久城一弥を振り回す。頭が良すぎる上に出生に秘密があって、人付き合いをしたことのないヴィクトリカと、生真面目な日本男児である一弥が、友情を深めながら、今回は学... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/10/04 22:02
『ストーリー・セラー』/有川浩 ◎
この原稿を書くために、物語を思い出すだけで、涙ぐむ。 とてもじゃないが、まともな文章は書けそうにない。 一晩おいてみたけれど、無駄な足掻きなのはわかっている。  私にとって、最高の作家さんである有川浩さんの作品なのだから。 作家である「彼女」が描く『ストーリー・セラー』。 〜〜「―― どこまでが、本当なんですか?」    「どこまでだと思います?」〜〜    (本文より引用) 「彼女」に逆夢の訪れんことを、「彼女」の期待以上の逆夢の訪れんことを。 ただの一読者として、願う。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 10

2010/10/01 20:48
『やっちゃれ、やっちゃれ! 〜独立・土佐黒潮共和国〜』/坂東眞砂子 ○
衰弱の一途をたどるジリ貧な地方自治体、「高知県」。 このままよりは、起死回生の一手<独立>だ! とはいえこの物語の現実は厳しく、明るく楽しい希望に満ちた独立物語ではない。 現実味のある展開、だけどフィクションとしてあまりにも不穏で大きな事件もある。 高知県出身の坂東眞砂子さん。水無月・R認定〈はちきん作家さん〉である。 「やっちゃれ、やっちゃれ!」、その勢いだけでは、独立国は生き抜けない。『やっちゃれ、やっちゃれ! 独立・土佐黒潮共和国』、物語はかなりシビアだけれど、それでも力強く生き... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/29 23:10
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』/本谷有希子 △
なんとも「痛い」物語である。 「痛々しい」でもあるし、今流行りの「イタい」でもあり、もちろん実際に心身ともに「痛い」。 今まで読んだことのある、本谷有希子さんの作品とは全然違う傾向で・・・ビックリしました。 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』というタイトルのインパクトもすごいよね・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/28 20:48
『Story Seller vol.3』(小説新潮10年5月号別冊)/アンソロジー ◎
『Story seller』シリーズは今号で最後となるそうです。残念ですねぇ。 上質で気のきいた作品の数々、 読み応えは長編並、 読みやすさは短編並 っていう表紙のキャッチフレーズ、今回も、間違いなしですよ〜! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/09/27 18:00
『神去なあなあ日常』/三浦しをん ◎
このノリが、たまりません!面白過ぎる。三浦しをんさんといえば、もう私の中では〈転げ回って読むべし作家さん〉 認定なんですが(笑)、本作『神去なぁなぁ日常』も、あちこちで笑わせて頂きました。 何も知らないイマドキの都会の青年が、携帯の電波も通じない山奥の村で林業に従事し、成長していく。こう書くと、真面目なNHKドキュメンタリーみたいなのに、全然違うのである。しをんさんの愛があふれている(笑)。どうしてこんなに面白いんだろう・・・! ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 5 / コメント 6

2010/09/22 22:15
『ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4』/田中啓文 ◎
ば・・・梅寿師匠・・・。 〜〜「法律?噺家には日本の法律、適用されんことぐらい知らんのか。勉強しとけ、アホ」    噺家は治外法権なのか。〜〜 (本文より引用) って・・・。 イヤもう、アレですわ。梅寿師匠は治外法権でいいんじゃないかと(笑)。 そんなこんな(?)で梅寿師匠が、相変わらず暴れ回ってる田中啓文さんの『ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4』ですが、えぇと〜主人公は鶏冠頭の竜二じゃなかったっけ・・・(笑)。 て言うか、謎解きはどこへ行ったんだろう・・・・、イヤもう、全然かま... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/09/21 22:07
『バターサンドの夜』/河合二湖 ○
・・・思春期だなぁ(笑)。女子中学生の、何もかもが敵だ〜、みたいな感じにとんがってる感じが、非常によく伝わってきます。 河合二湖さんは、本作『バターサンドの夜』で作家デビューだそうです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/16 21:43
『葛野盛衰記』/森谷明子 △
重かったわぁ・・・・。緻密でねぇ・・・。歴史の知識もあんまりなくて・・・。こういうとき、無教養であることを大変悔いますね(^_^;)。 ただ、「みやこ」というものは、場所もそうだけど「人とその思いを含むもの」という物語性は、感じました。 森谷明子さんの描く、平安の「みやこ」には、様々な魔と人が棲みついています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/14 22:23
「作家的一週間」/有川浩 ◎(小説新潮2010年5月号別冊『Story Seller vol.3』)
いやぁ〜、ホント有川浩さんてすごいよなぁ、と思いますよ。 こういう着眼点を持つことが出来るって、スンバラシイと思います。特に前半部分なんか、普通、妙齢の女性作家なら慄いちゃって書けないんじゃないかと(笑)。さすがはちきん作家さん、肝が据わっていらっしゃる。 〔恒例すぎてしつこい解説:「はちきん」とは、男勝りでサッパリとした気性の、芯がシッカリしている女性をさす、土佐弁です。有川さんの描くはちきん女性は、水無月・Rの目指すところであります。〕 では、有川さん的「作家的一週間」とはいかに(#... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2010/09/10 22:05
『コロヨシ!!』/三崎亜記 ◎
せ・・・設定ノート見せて下さい三崎さんッ! って、毎っ回、三崎亜記さんの作品の時言ってますね、私(笑)。 本作『コロヨシ!!』も、「三崎さんの描くこの世界の仕組みはどうなっているんだろう・・・?」という謎を、一生懸命追っていましたからねぇ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2010/09/09 20:43
『夜想曲集』/カズオ・イシグロ △
うわぁ・・・。コレはまた(笑)。 どうも私、カズオ・イシグロさんの作品は、長編の方がいいみたいですね〜。 サブタイトル〜言葉と夕暮れをめぐる 五つの物語〜のとおり、夕暮れ迫る中に繰り広げられるささやかな音楽と微妙な人間関係の不和が、静かに、物悲しく漂っていました。 ただねぇ・・・ちょっと、難しかった(笑)。 『夜想曲集』、というタイトルからショパンのノクターンを勝手に想像し、その優美なイメージで読み始めちゃったのが、失敗だったかもなぁ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/06 21:50
『最後の恋 〜つまり、自分史上最高の恋。〜』/アンソロジー ◎
タイトルはちょっと、私的にはアレ(笑)なんですが、それでも新聞の書評をちらっと読んで「読みたい本リスト」に加えたのはやっぱり、しをんさんと阿川さんの名前があったからですね〜。 最近はあんまり読んでないけど、阿川さんも私の好きなエッセイストさんです。あ、もちろん小説も面白いですし。 色々な『最後の恋』が描かれ、それぞれに感心したり、感激したり、納得したり、ちょっとイラッとしたり(笑)。 大変楽しかったです。アンソロジーの罠にもシッカリ捕まっちゃいました・・・(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2010/09/03 22:05
『少女たちの羅針盤』/水生大海 ◎
第一回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作。2008年に創設されたこの地方文学賞で、大賞は逃したものの優秀作品として賞を受け、タイトル「罪人いずくにか」を『少女たちの羅針盤』と変え、出版されたもの。 この原稿を書くにあたってネットで調べたら、今度映画化されるんですねぇ。文学賞を主宰した福山市をロケ地にして。 作者水生大海さんは、元々漫画家だったそうですが、それだからでしょうか、少女たちの描写がとても鮮明なのが、印象的でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/02 20:46
『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三 ◎
山魔(やまんま)に嗤われたら、終わり・・・。 えぇぇぇ!!ちょっと待て、終わりって何?!終わりって! 冒頭の郷木靖美(ごうきのぶよし)氏の原稿「忌み山の一夜」からすでに、〈夏にぴったり不穏な怪奇物語♪〉の風味たっぷりだったのですが・・・。 相変わらず三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズ、土着系民俗ホラーの怖ろしさを、遺憾なく発揮しています。 さて、本作『山魔の如き嗤うもの』の事件、刀城言耶はをれをどう読み解いたのか・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/09/01 21:25
『夏のくじら』/大崎梢 ◎
うおぉぉぉ!! やっぱ、高知の夏は〈よさこい祭り〉だよねぇ〜! ・・・って、のっけから、超ハイテンションです、水無月・R。 出版された当初、<よさこい>の作品だとは知らず、去年の冬ぐらいに初めて知ったんですよね。N市図書館にあったので、すぐに読める・・・と思いつつ「やっぱり夏に読みたいわ〜!」なんて延ばし延ばしにしてたから、余計にもう期待値ダダ上がり。そしてそれを裏切らない、疾駆する熱気が、凄かった! 読んでる最中からずっと、頭の中で<よさこい節>が流れっぱなしなんです。 なんかもう、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2010/08/26 20:59
『絶対泣かない』/山本文緒 ◎
私的には夏の風物詩といってもよい、出版各社の夏の文庫100選フェア。毎年本屋さんで各社の冊子をもらってくるのが楽しみなんですよね〜。「昔読んだなぁ、コレ」とか「そういや、この作家の別の作品面白かったから、読んでみようかな」とか「なんか紹介文がいい感じだわ〜」って、冊子を並べてニヤニヤしてしまう。 今回、その各社の文庫100選の中で、一番読んでみたいな〜!という気になったのが発見!角川文庫2010、山本文緒さんの『絶対泣かない』である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/08/23 20:55
『学園キノ3』/時雨沢恵一 ◎
実家に帰省しておりまして、久しく更新を怠っておりました・・・。 今回、『学園キノ3』を行きの新幹線で読みました。 相変わらず、作者・時雨沢恵一さんによる本編の二次創作(?!)という、楽しい物語でございましたよ♪ はぁ〜、しっかし、N市は暑いなぁ。私の実家(東京)、長野の山小舎、と涼しいところを巡ってきたせいか、近畿圏N市の暴力的な暑さが身にしみます(笑)。しかも子供達はウロウロしてるし・・・。夏休み早く終わらないかなぁ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/08/20 21:05
『太陽の村』/朱川湊人 ○
父親の退職祝いのハワイ旅行の帰り、飛行機事故にあった俺。気がつけば、流れ着いた海岸で子供たちに「海坊主、海坊主」とつつかれるありさま。・・・って、よく見るとこの子供たちの服装、変だ! 確かに俺は120キロ越えした色白デブで、引き籠りじゃないがフリーターでほぼニートでネットゲームにはまってるオタクだが、断じて「海坊主」ではない! 村の村長に引き合わされ、状況を聞くうちに、自分はタイムスリップしたのではないかと気づく俺だが・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/08/07 22:29
『Another』/綾辻行人 ◎
うわぁ・・・。 メインの物語は何とか終ったけど、繰り返され続ける「3年3組の災厄」の抜本的解決は出来そうにないという・・・。後味悪ぅ・・・。 大体、何が・何故・どうやって・誰が、という理屈が全然、通らないんだもの。クラスに紛れ込む<死者>にも一欠けらの悪意 もなく、記憶を操作されている。 <現象>としてとらえるしかない、<災厄>。 綾辻行人さんの放つ、ホラーとミステリーの融合! 2010年「このミステリーがすごい!」の第3位を受賞した、『Another』、じわじわと迫りくる<災厄>の理... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 2 / コメント 2

2010/08/05 21:19
『まほろ駅前番外地』/三浦しをん ◎
『まほろ駅前多田便利軒』で「失ったものは完全には取り戻せないけれど、形を変えてそっと戻って来る」と結ばれていた物語の、続きです。それとも番外編かな? イヤ〜、ホント私、三浦しをんさんが大好きだなぁ! 読んでる間中、ニヤニヤうぷぷ、ホント色んな意味でアブナイ人になっちゃいましたよ、『まほろ駅前番外地』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 10

2010/07/30 21:06
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』/吉田篤弘 ○
この作品、以前吉田篤弘さんの『百鼠』を読んだときに、イマイチ私には合わないなぁ〜というレビューを書いたんですが、その時に雪女さんという方からコメントで「別の作品でいいのがありますよ」と教えて頂いたので、「読みたい本リスト」入りしてました。 『それからはスープのことばかり考えて暮らした』という長いタイトルが印象的です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2010/07/28 23:33
『雨月物語』/岩井志麻子 ○
上田秋成は、父は不明で4歳の時に母と別れ、紙油商家・嶋屋の養子となった。 この『雨月物語』は、その秋成を養子に出した母が妖異となり果ててまでも、思いを込めて語り尽くした、魔の物語である。 岩井志麻子さんの手にかかると、上田秋成の母はこんなにも怖ろしく、そして読者を闇の世界に惹きつけてやまない語り手になるのですねぇ。 もちろん、舞台は岡山・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/07/26 22:14
『SOSの猿』/伊坂幸太郎 △
えぇぇ〜。・・・何これ。 アレですかねぇ。タイアップのコミックス『SARU』(五十嵐大介)を読め、ということなんですかね? 物語のよさが、全然わからなかったです、伊坂幸太郎さん・・・。なんか、最近こういうの多いなぁ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/07/16 22:05
『キケン』/有川浩 ◎
ベタ甘ラブロマじゃないのにッ! 読み始めてすぐに、白旗を盛ッ大に!振り回したくなりました。 いやぁもう、ホント有川浩さんだったら、どんな作品でもいいのか、お前は〜!と突っ込まれそうだけど。 タイトル通り『キケン』な【機械制御研究部】に、もうメロメロでした(笑)。 え〜と、いつものことですが、ここから先は水無月・Rの無法地帯&大長文&ネタバレあり、が始まりますんで、お付き合い頂ける心の広〜い方だけ、どうぞ〜(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 15

2010/07/12 20:43
『追想五断章』/米澤穂信 ◎
父の死により学費が捻出できなくなり休学、古書店を営む叔父の家で仕事を手伝いながら漫然と同居していた菅生芳光はある日、「亡父の遺稿を探して欲しい」という依頼を受ける。依頼人・北里可南子の父は、生前に結末を伏せた〈リドル・ストーリー〉というスタイルの小説を5編書いていたという。 『儚い羊たちの祝宴』で、最後の最後で愕然とするほど覆される物語に度肝を抜かれた米澤穂信さんの、何重にも仕掛けられた物語構成、堪能いたしました。 いやでも・・・読後感はちょっとブラックだよなぁ、『追想五断章』。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 6

2010/07/07 20:49
『GOSICK V 〜青い薔薇の下で〜』/桜庭一樹 ◎
一弥・・・(笑)。 もう、ホントこの子、愛おしすぎる。がっしと頭を抱えて、ぐりぐり撫で回してやりたい・・・! ・・・なんて罪な子! 水無月・R好みのトホホ少年(笑)・久城一弥が、今作『GOSICK V 〜青い薔薇の下で〜』では風邪を引いたヴィクトリカと離れ、一人でソヴュール王国首都・ソヴレムまで、日本にいる姉・セシル先生・アブリルちゃんに頼まれたお買い物に出掛けます。 もちろん、巻き込まれ体質(?)な一弥のことです、いきなり鉄道でヴィクトリカの異母兄・グレヴィールと車中を共にしてしまった... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/07/05 23:54
『製鉄天使』/桜庭一樹 ○
何と言うか、テンポがいい物語でしたね〜。ただ・・・何か、ちぐはぐな感じがするんですよねぇ。 多分、〈直木賞作家・桜庭一樹〉を期待して読んだ人は、納得できないんじゃないかな〜。 本作『製鉄天使』は、『赤朽葉家の伝説』の毛毬(けまり)が書いた漫画のノベライズ、だと思うんですけど・・・。ううむ〜。 あ、いや『赤朽葉家の伝説』と比べるから違い過ぎるというだけで、あの時代の雰囲気と言うかそういうの、すごくよく伝わったし・・・。悪くはないんだけど。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 8

2010/07/01 23:13
『レモンタルト』/長野まゆみ △
・・・あ〜、う〜。何て言うか、流され系ですね、流され系・・・。 最近は、BLも多少許容できるようになったと思ってた小市民・水無月・Rですが、どうにもやっぱり・・・厳しいかも(^_^;)。 若くして死んだ姉、遺されたその姉の夫である義兄と、完全2世帯とはいえひとつ屋根の下に暮らしている私。私は、義兄に恋をしている。 2人で行く姉の墓参りには、姉のお気に入りだった『レモンタルト』を買っていく。 ・・・ううむ、こう書くと美しいんですけどねぇ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/06/22 21:04
『太陽の庭』/宮木あや子 ◎
かつて私は『雨の塔』を読み、その儚い美しさに、息苦しいまでの孤独に、とても心を打たれた。 本作『太陽の庭』は、その『雨の塔』と同じ世界に存在する、別の物語である。 源氏物語の現代版のような物語が、宮木あや子さんによって語り始められる。 だが、次第に物語は、違ったものに変わっていく・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 12

2010/06/21 21:26
『フリーター、家を買う。』/有川浩 ◎
実を言うと本作『フリーター、家を買う。』は、日経のサイトでWEB連載されていたときに読んでいたので、再読である。 だけど・・・!やっぱり水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんである。スンバラシイ。軽い気持ちで読み始めて、あっという間に引き込まれて、やっぱりいつもの如く、ぎゃひぎゃひいながら、読んでしまいました・・・。 今さらながらの注意事項ですが、ここから先は水無月・Rの大暴走をお許しいただける心の広〜い方だけ、どうぞ〜(笑)。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 9 / コメント 12

2010/06/14 22:39
『Nのために』/湊かなえ ○
あの日、あの時、或いは過去のどこかで。それぞれが、それぞれの大切に思う『Nのために』、語らなかった真実がある。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 2

2010/06/11 23:55
『アイ・アム I am. 』/菅浩江 ◎
切なさの名手、菅浩江さんの作品はいつも、淋しい優しさに満ちている。個体としては確固として存在しながらも、〈ひと〉と〈機械〉の狭間で揺れるものたち。 『アイ・アム I am.』も、自分は機械なのか人間なのかを迷いながら、自らの存在を確かなものにしてゆく〈もの〉の物語。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

2010/06/08 21:29
『黒い髪のアリス』/岡本蒼 ◎
完璧にジャケ借り(買いではなく、図書館から借りるというあたりが、水無月・Rだな(^_^;))だった、この『黒い髪のアリス』。表紙のイラストの色合いや構図がいいし、元々、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』は好きなモチーフですし。著者、岡本蒼さんの名前に〈蒼〉が入ってるところも、水無月・R的にポイント高♪ ところが、読み始めて・・・アレ、なんか違うな〜?う〜んう〜んちょっと失敗しちゃったかな〜、と微妙な違和感を覚えてたのですが。epilogueの終わりの方で、すとん、と綺麗におさまって、びっ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/06/05 23:17
『星間商事株式会社社史編纂室』/三浦しをん ○
あんまり「どっひゃ〜(笑)!」ではない三浦しをんさんの作品です(笑)。あ、でもアチコチで、ぶふっ!と吹き出してしまうことは受け合いますよ〜。 例え、タイトルが『星間商事株式会社社史編纂室』(漢字のみで13文字!)なんていう、堅苦しそう〜なものであっても♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 13

2010/06/03 22:49
『矢上教授の午後』/森谷明子 ○
とある大学の生物学部の、正しくは非常勤講師の矢上教授。如何にも「大学教授」風の英国紳士的な容貌をもち、無類のミステリファンである彼が、豪雨の中偶然が重なって出来あがった密室状態の中で、殺人事件に出会う。 殺人事件なのに、緊迫した犯人捜しよりも、登場人物たちのそれぞれの事情や秘密や・・・がぐるぐる回って「この話どうなっちゃうの〜?」と言う感じでした(笑)。 『千年の黙』で、美しい矜持を描いてくれた森谷明子さんのお茶とケーキ派なミステリ、『矢上教授の午後』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/06/01 01:09
『つづきの図書館』/柏葉幸子 ◎
絵本の登場人物たちが「自分の物語を読んだ子の続きを知りたいいんだ〜!」と、飛び出してきた。 司書の桃さんは、彼らの願いをかなえようと色んな行動を起こすのだけど、何せ相手は絵本の登場人物たち。ドタバタと彼らに振り回されながら、桃さん自身も変わって行く。 柏葉幸子さんて児童文学の作家さんという認識でしたが、『つづきの図書館』は主人公・桃さんが40代ということもあって、とても親しみを持って読めました。一応、N市図書館ではYAのジャンルに分類されてましたが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 5

2010/05/24 22:42
『蛇行する川のほとり』(1)〜(3)/恩田陸 ○
あの夏は、この夏に続いている・・・。皆がそれぞれ何かを知っていて、お互いを探り合い、少しずつ出来事を語り合い、そして一つの終わりを迎える。 そして、〈かれら〉は変容する。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/05/18 23:03
「失恋の演算」(『ダ・ヴィンチ』2010年2月号掲載)/有川浩 ◎
一卵性の双子の兄の恋人は、僕らを絶対に見間違わない。見分けてくれる。基準は、僕じゃなくて兄だけれど。 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんの短編、「失恋の演算」(『ダ・ヴィンチ』2010年2月号掲載)です。 といっても本作は、怒涛の萌え〜!きゅんきゅんする〜!って感じではなく、いつもの萌え萌え無法地帯にはなりませんでした。その代わり、なんかすっごく清々し〜い、さわやかな気持ちになりました。こういうのも、好きです・・・な〜んて言うと「水無月・Rは、有川作品なら何でも... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/05/13 22:13
『キノの旅 (13) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ13冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。 そして、妙齢美人な師匠とハンサムな弟子組、日本刀使い・シズ様と喋る犬・陸と無口な少女・ティーたちの組の旅も。彼らは旅を続け、色々な人々や出来事と出会う。彼らは、それを断罪しない。ただ、〈旅人〉として、淡々と通り過ぎてゆく。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/05/11 22:18
『最終目的地』/ピーター・キャメロン △
この作品の『最終目的地』は、どこなんだ・・・という理解が非常に迷走しました(笑)。いやいや・・・その、私の読解力やら、作品への好みの傾向の違いとかそういう点で、なんですけどね。 多分私、こういう伝統的な小説というのかなぁ、きちんとした小説って苦手なんだと思う・・・。 ピーター・キャメロンさんが好きな方、ごめんなさい・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/05/07 23:00
『GOSICKU〜その罪は名もなき〜』/桜庭一樹 ○
ヨーロッパの架空の小国・ソヴュールにある、聖マルグリット学園。自国の貴族の子弟、そして同盟国の優秀な留学生が通うその学園に、極東の島国・日本からやってきた留学生・久城一弥。 真面目で優秀な彼が、何故か気に入られてしまったのが、学園の図書館塔に入り浸り、学園の外に出ることを許されていないという少女・ヴィクトリカ。 彼女は類稀なる頭脳の持ち主なのだが・・・そのせいでいつも退屈を持て余しており、退屈を紛らわせろ〜とばかりに一弥を振り回すのである。 そんな彼らの第2の事件。桜庭一樹さんが描く、ゴシ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/04/27 20:40
『格闘する者に○』/三浦しをん ○
三浦しをんさんの初期作品である。 就職活動をしてはいるけど、どうにも周り学生達のように無心に長いものに巻かれることが出来ない女子大生・可南子の奮闘物語。というとなんだかすごい「就職物語」のようだけど、家庭の複雑な事情とか、ちょっと特殊な恋愛とか、いろいろ面白いのが『格闘する者に○』である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2010/04/22 23:23
『おとぎ話の忘れ物』/小川洋子・樋上公実子 ○
〈スワンキャンディー〉という、飴の製造及び小売一筋の店の片隅に、[忘れ物図書室]はある。 あちこちの忘れもの保管所から救い出されたおとぎ話たちが、翻訳され、製本され、静かに並べられている図書室。 さあ、お好みのキャンディーを口に入れ、おとぎ話の世界へ・・・。 樋上公実子さんの絵に合わせて、小川洋子さんが、不思議な物語を描き上げた、『おとぎ話の忘れ物』は、大人のための、スパイスたっぷりのおとぎ話。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/04/19 22:22
『秘密の花園』/三浦しをん ○
ただならぬ関係をとてもリリカルに描く三浦しをんさんの、女子高の物語。 『秘密の花園』かぁ・・・。何て言うか、非常にぴったりなタイトルだなぁ、と。名門カトリック系女子高に通う3人の女の子たちの、それぞれの悲しさ、残酷さ、潔癖さと頑なさ。 まだ大人ではない、だけどもう子供でもない、そんな曖昧な境にいる彼女たちを、ひっそりとかくまっている秘密の花園。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/04/16 23:23
『深山に棲む声』/森谷明子 ○
今までも、美しい矜持や、ほほえましい事件、壮大な歴史など、様々な舞台で物語を繰り広げてくれた、森谷明子さん。 今回も、「物語」を操り、深山とそこに棲む人々を守る、複雑に織り上げられた世界を見せてくれました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/04/12 22:06
『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』/荻原規子 ◎
いや〜、すんごい勢いで読了しちゃいましたよ、『RDG2 はじめてのお化粧』。 とにかく、先が気になって気になって。主人公・鈴原泉水子(すずはらいずみこ)と同じく、〈姫神〉について知っていることが少なすぎるから謎ばかりで、何とかして少しでも真相に近付きたくて。 前作『RDG はじめてのお使い』で〈壮大な物語のプロローグ〉と感じたんですが、ホント、まだまだですわ〜。第2巻でも、全然見えてきません(笑)。 荻原規子さん、全体の構想はどうなってるんですか〜!! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2010/04/11 22:17
『ガールズ・ブルーU』/あさのあつこ △
あの夏から、1年。理穂達は、高校3年生になる。 これからは、今までのように顔を合わせていつも一緒、というわけにはいかなくなる。その分岐点に向かって、それぞれの道へ進み始める。 その道を選ぶのだって、どうしたらいいかわからない。自分がどうしたいかも、分からない。 あさのあつこさんの、『ガールズ・ブルーU』は、高校3年生の子たちがそんな迷いと焦りと揺れの中を、「言葉」を交わしながら少しずつ進んでいく。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/04/10 23:12
『咲くや、この花 〜左近の桜〜』/長野まゆみ △
あ〜!う〜!イライラしたッ!  ・・・何がって、主人公・桜蔵(さくら)にである。 前作『左近の桜』の時は、桜蔵本人が「あくまで自分はノーマル」と言ってるから良し、としてたんだけどさ〜。 本作『咲くや、この花 〜左近の桜〜』は、私的には、如何なものかと思いますよ、長野まゆみさん。 いや・・・BL風味なのは、まあいいんですよ、この際。 問題は、自分はノーマルだと主張する桜蔵が、どうしてそっち方向へ踏み込んで行っちゃうか、なのですな。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/04/09 20:35
『首無の如き祟るもの』/三津田信三 ○
三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズの第3作目。 ・・・今まで探偵役だった主人公・刀城言耶(とうじょうげんや)は、途中でちらっと姿を見せたかと思うと、別の怪異の話を聞いた途端、それを追ってつむじ風のように去って行っちゃいました・・・。 冒頭の「編者の記」によれば、物語を書いたのは女流推理小説作家・媛之森妙元氏で、刀城言耶氏は媛之森氏の原稿を整理、再構築しただけだという。 『首無の如き祟るもの』は、そんないわく付きの、民俗学系土着ミステリー(←勝手に水無月・Rがそう分類してるだけ)... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/04/09 20:17
『トーマの心臓』/森博嗣 ○
少女マンガの名作として名高い、萩尾望都さんの『トーマの心臓』を、森博嗣さんが小説化。 ・・・といっても私、原作の方は読んだことないんですよ。ちょっとしたあらすじ程度は知ってましたが。ですので、原作との比較はできません。単に、森さんの小説、として読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/03/25 23:35
『宵山万華鏡』/森見登美彦 ○
京都のお祭り「宵山」の日、幼い姉妹はそれぞれの冒険をし、おバカな「偽祇園祭」は計画&実行され、ある人はひたすら宵山の日を繰り返し、別世界に「宵山様」が存在し・・・。 森見登美彦さんが描く、不思議なファンタジーワールドは自在に姿を変え、伸び縮みし、何かを飲み込んだり、放出したりしている。 うわぁ〜、世界の外側にあるはずの『宵山万華鏡』を覗いてみたら、こんな世界が広がっていて、いつの間にか自分も万華鏡の中にとらえられてしまっていた・・・てことになりそうだ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 30 / トラックバック 8 / コメント 12

2010/03/23 21:01
『感情教育』/中山可穂 △
中山可穂さんの作品は、激情の物語なんですよねぇ。読むときは体力と覚悟が必要なんですよ。今回も、久しぶりにちょっと体力的に余裕があるので、取り組むことにしました。 案外、本作『感情教育』は体力は要らなかったです。 というのもね〜、今回は物語に同調できなかったのですよ。まあ、仕方ないかな。私、彼女達の正反対側にいるから・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/03/15 20:57
『どんどん橋、落ちた』/綾辻行人 ◎
ふ・・・ふふふ(笑)。本格ミステリの旗手、綾辻行人さんですよ。まあ、私は本格ミステリは・・・色々考えなきゃいけなくて難しいんで(←単細胞生物)、読めないんですけどね♪ どうなんだろう、本作『どんどん橋、落ちた』は、本格ミステリ・・・なのかな? 一応「あとがき」で「騙しに主眼を置いた本格ミステリ」と綾辻さんも書いてらっしゃいますが。案外軽く楽しく読めましたよ。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/03/11 22:54
『雨の檻』/菅浩江 ○
以前、菅浩江さんの『カフェ・コッペリア』を読んだ時、空蝉さんにお勧めいただいた作品です。 人間そっくりのロボットや世代型宇宙船などが出てくる、未来の話なのに何故か、郷愁漂う優しい物語達。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2010/03/10 23:45
『蒼空時雨』/綾崎隼 ○
昨年12月創刊したメディアワークス文庫のラインナップの中で、結構気になっていた綾崎隼さんの『蒼空時雨』。 なんでも「第16回電撃小説大賞」の選考委員奨励賞を受賞した作品だということです。 おお〜、正統派恋愛小説、って感じだなぁ〜!・・・萌え叫ばない恋愛小説は、久しぶりだ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2010/03/08 22:36
『サイン会はいかが?』〜成風堂書店事件メモ〜/大崎梢 ◎
おお〜、面白かった〜!やっぱり大崎梢さんの〈成風堂シリーズ〉は、短編の方がいいなぁ〜。 「本屋限定・名探偵」の杏子と多絵が、本屋の日常に持ち込まれる謎を解いていくこのシリーズの3冊目、『サイン会はいかが?』。 今回も、本屋さんの色々なお仕事を垣間見ることができ、とっても面白かったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 10

2010/03/05 22:16
『玻璃の家』/松本寛大 ○
第1回「ばらのまち福山 ミステリー文学新人賞」の受賞作です。以前住んでたM市のご近所だったんですよねぇ、福山。で、M市の本屋さんでPOP見まして、読んでみたいと思いつつリストが長くて、その間にN市に転居しちゃいましたよ(笑)。 で、やっと読むことが出来ました。・・・内容は、福山市とは全然関係ないんですね〜(^_^;)。いえ、別にいいんですけど。 新人賞って事で、もちろん松本寛大さんのデビュー作です。出版にあたって、加筆修正はあったのだと思いますが、なかなかにスゴイ作品ですよ、『玻璃の家』は。... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/03/02 22:46
『あるキング』/伊坂幸太郎 ○
本当の天才って・・・すごいけど、ここまで来ると全っ然、羨ましくないな・・・。 いつもの伊坂幸太郎さんの作風である、張り巡らされる緻密な伏線、そして見事に回収され収束するラスト・・・というのは、本作『あるキング』にはなかったな〜。まあ、伊坂さんご本人も、あとがきで雰囲気が違う小説って言ってらしたしね。 まあ、こういうのもありかな〜と思いつつ、主人公・山田王求は人生楽しかったのかしらん・・・と思わずにはいられない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 15

2010/02/26 22:58
『幻想小品集』/嶽本野ばら △
嶽本野ばらさんと言えば乙女のカリスマで、耽美でロリィタな作風で、好きな人は本当に、神レベルで崇拝している作家さんなんですが・・・。 確か2〜3年前に大麻所持&使用で逮捕されたんですよね。多分その復帰後第1作という『タイマ』で私、嶽本さんが麻薬に手を出してしまったのはさもありなん、みたいなことを書いてたと思います。 うん、それは別にいいのね。・・・いや、モラル的には、良くないとは思ってますよ。 ただね・・・、本作『幻想小品集』は、〈病んでいること〉を売りにしている感じがして、どうしても好きに... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/02/24 23:01
『シアター!』/有川浩 ◎
鉄血宰相、ゲキ萌えー!! (↑・・・のっけから、何を言う水無月・R。) この人ヤバイ、と思った人?・・・ハイ、そこで回れ右して脱出して下さい。 毎度の如く、萌え萌え無法地帯、人格破壊バージョンで行きますよ〜♪ ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 10 / コメント 17

2010/02/23 00:16
『女中譚』/中島京子 ○
実は元ネタになる作品をよく知らなかったりするんですが、中島京子さんの〈本歌取り〉小説、面白かったですよ〜。 タイトル『女中譚』そのまんまの、女中の物語。 そっか〜女中と言えば、メイドなわけで、メイドと言えば秋葉原ですよね。(←何かチガウ)そんな秋葉原で、昔女中(メイド)だった老婆が、今のメイド(メイド喫茶のお姉さん)たちに語る「あの頃のちょっとスレた女中(メイド)の物語」。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/02/20 23:57
『百鼠』/吉田篤弘 △
・・・いやぁ。なんだろう、すっごく、さらさらと読んでしまいました。 読みやすい文体、という意味では非常に良かったのですが。 ・・・内容が、よくわからない・・・。水無月・Rの苦手な〈さり気く描かれる何か〉系なのですよ。 吉田篤弘さんのファンの方、ホントにごめんなさい! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

2010/02/18 23:03
『刻まれない明日』/三崎亜記 ◎
十年前、3095人が姿を消した。天災とも人災ともいわれ、詳細が明らかにされないまま過ぎ去ったこの十年、失われたはずの人々は、今はもう存在しない図書館から本を借り、ラジオ局にハガキを送る。この街は、失われた人々を悼みながら、その喪失感と共に生きてきた。 相変わらず、「設定ノート」が見たい作家さんbPですよ、三崎亜記さん! ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 5 / コメント 8

2010/02/17 22:57
『凶鳥の如き忌むもの』/三津田信三 ○
怪奇幻想小説作家・刀城言耶(とうじょうげんや)が怪異譚を求めて訪れた瀬戸内海の島で、次々と姿を消してゆく〈鳥人の儀〉の立会人達。それは、18年前の〈鳥人の儀〉と相通じるものがあった・・・。 『厭魅の如き憑くもの』で禍々しい土着民俗学系ミステリーに遭遇し、怖いけど読みたい!と思った三津田信三さんの、『○○の如き○○もの』シリーズの2冊目です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2010/02/13 23:17
『フリークス』/綾辻行人 ○
K**総合病院精神科病棟で、3つの物語が語られる。何かが、おかしい・・・。 本格ミステリの綾辻行人さんが、「精神科病棟患者」物を描いた『フリークス』。 疑ってかかる読者、翻弄しようとする作家。より狂気に近いのは、どちらなのだろうか・・・。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/02/09 22:32
『晩夏に捧ぐ』〜成風堂書店事件メモ(出張編)〜/大崎梢 ○
〜〜本屋の謎は本屋が解かなきゃ。〜〜 (本文より引用) こんなコンセプトの物語、本好きにはたまりませんよね〜! ってなわけで、大崎梢さんの『配達あかずきん』に続く、〈成風堂書店事件メモ〉シリーズの第2弾・『晩夏に捧ぐ』〜成風堂書店事件メモ(出張編)〜です。 今回は、とある老舗書店に現れる幽霊の謎を追って、杏子&多絵が信州高原を訪れます。 現れる幽霊は、27年前に作家殺人事件の犯人として捕らえられたまま獄死した書生だ、という噂が・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2010/02/08 00:40
『鼓笛隊の襲来』/三崎亜記 ◎
ふおお〜、三崎亜記さんらしいエッセンスの詰まった、短編集ですね〜。一見、私たちの暮らしている世界と違いはないようなのに、ほんの少しのルールの違いが決定的に世界を全く違うものに変えてしまう。その鮮やかさに、溜息が出てしまう。 『鼓笛隊の襲来』の様々な世界は、哀しいような暖かいような、不思議な味わいがあります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2010/02/04 23:10
『ロード&ゴー』/日明恩 ◎
水無月・R大プッシュの有川浩さんが、WEB日記で「面白かった!」と大絶賛。更に、重版分の帯には有川さんの推薦文が付いてますよ〜!(←でも図書館で借りてる私って。) そりゃ〜もちろん、面白かったですよぅ〜! このスピード感と迫力は、文句なしのエンターテイメント! 日明恩(たちもりめぐみ)さんの『ロード&ゴー』、エンターテイメントでありながら、社会的な問題にも言及。素晴らしいです ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/02/02 22:43
『六月の夜と昼のあわいに』/恩田陸 △
うわぁ・・・ぜんっぜん、ダメだったわ〜・・・。 なんて言うか、とりとめがないというか、掴みどころがないというか。 絵と詞と文章のコラボ、というのも、芸術的センスの全くない私には、響きませんでした・・・。 多分・・・こういうの好きな方もいらっしゃいますよね、ホントすみません。 恩田陸さんの、ふつふつと静かにたぎるような怖さとか、好きなんですけど。どうも、本作『六月の夜と昼のあわいに』は、水無月・Rには、合いませんでした・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 5

2010/01/29 22:35
『曾根崎比丘尼〜新・雨月物語〜』/富樫倫太郎 ○
上田秋成の『雨月物語』。水無月・Rが学生時代、一番真剣に取り組んだ文学です。 なので、ついつい『雨月物語』ってつくと、チェックしちゃうんですよね〜。いや、さすがにもう研究書の類は読みませんが、小説だと「読んでみよう!」って気になるんですよ。 とはいっても本作『曾根崎比丘尼〜新・雨月物語〜』は、『雨月物語』の翻案とか、そういうものではありません。 著者は富樫倫太郎さん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/01/26 22:28
『配達あかずきん』〜成風堂書店事件メモ〜/大崎梢 ◎
先日『片耳うさぎ』を読んだ時、皆様に大崎梢さんなら、「成風堂」シリーズがいいよ〜とお勧めいただきました。 そのシリーズ1作目が『配達あかずきん』〜成風堂書店事件メモ〜です。うん、確かにコレは当たりですねぇ!すっごく面白い。本屋さんがらみで、色んな事件が起こって、それを解決するのは本屋さん。本屋さん好きにはたまりません。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 10

2010/01/24 21:00
『武士道エイティーン』/誉田哲也 ◎
やっと読めました、誉田哲也さんの『武士道エイティーン』 『武士道シックスティーン』『武士道セブンティーン』に続く、〈武士道シリーズ3部作〉の完結編です。 予想と違って、黄色い表紙じゃなかったけどね(笑)。黄緑色でした。 いや〜、ラストシーン、ちょっと泣きそうになった…。 一緒ではなく、だけど二人が歩いていく武士道、清々しい!やっぱ、いいです、武士道少女! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2010/01/22 23:05
『復活のヴェヌス』ヴェヌスの秘録〈4〉/タニス・リー △
・・・うわぁ。すんごく肩すかしされたんですが。いえ・・・、単に水無月・Rの趣味からどんどん脱線してっちゃった、ってだけなんですけどねぇ。いや、予想はしてたような気もするんですけど・・・。 タニス・リーさんの最近の作風って、あんまりダークじゃないのかなぁ。・・・残念だ〜。 本作『復活のヴェヌス』は、『水底の仮面』『炎の聖少女』『土の褥に眠る者』に続く、『ヴェヌスの秘録』シリーズの最終巻。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/01/20 22:41
『絶望ノート』/歌野晶午 ◎
ああ・・・まさにこれは、歌野晶午さんの作品だ。気をつけなくちゃ、と思ってたはずなのにまた、やられた・・・。想像(警戒?)の斜め上を行く、あの展開はすごい。 主人公・大刀川照音(たちかわしょおん)の絶望の日々を綴った『絶望ノート』。あまりに酷いいじめの描写に、心が冷える。彼が神に縋ったとしても、それを非難することは出来まい。だが、彼が願うと、いじめてくる級友は怪我をしたり死んだりする。偶然?故意?そして、それをやっているのは誰なのか・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/01/16 00:19
『ブルースカイ』/桜庭一樹 ○
少女は〈クリーチャー(=魔物)〉である。時代の弱者でありながら、カルチャーを作り出し、けん引し、代表する強者でもある存在。 桜庭一樹さんの描く「少女」の定義には、こういうことも含まれているのですね、きっと。 表紙も『ブルースカイ』。美しく突き抜けるような青い空を持つ、制限された3つの空間の中で、「少女」は「せかい」とつながるのだ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2010/01/11 23:44
『王朝小説集』/芥川龍之介 ○
いやぁ・・・最近の小説ばかり読んでると、いわゆる「純文学」が読めなくなりますなぁ。すんごく、読むのに時間がかかりました・・・(T_T)。短編集なのにねぇ。 そんな私が、なんで芥川龍之介『王朝小説集』なんか読んだかというと、今更ながら森見登美彦さんの『【新釈】走れメロス 他四篇』の元ネタが読みたくなったからなのですね(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/01/09 22:56
『デンデラ』/佐藤友哉 ○
あけまして おめでとうございます 今年も、素晴らしい作品に出会って、良い記事(←かなり疑問)をUPできるといいなぁ〜と希望しています。 この一年また、お付き合いいただければ光栄に存じます。 さて2010年のトップを飾りますのは、佐藤友哉さんの描く衝撃作、『デンデラ』。それは、かつて日本の農村にありえた「姥捨て山」のその後の物語。 私にとって佐藤さんは「サイキック風味なバイオレンス小説」を描く作家さんです。そして、今作も『暴力』に満ちている。主人公たちは、『村』に用なしとされた、老婆たち... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2010/01/05 22:32
『日本以外全部沈没』筒井康隆自選短篇集3・パロディ篇/筒井康隆 ×
いやぁ・・・。全ッ然、ダメでした・・。なんじゃこりゃ。 なんで「読みたい本リスト」に入ってたんだっけ・・・という、例のパターンである。 そういえば筒井康隆さんの作品は、学生時代に授業で読まなきゃいけなくなって、読んで「うへぇ・・・難解〜(T_T)」と思ってたのでした。『時をかける少女』ぐらいは普通に読めたけどねぇ・・。あ、筒井さんの作品、最近読んでた。『銀齢の果て』。まあ、これも私的にはちょっと…だったのですが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/12/27 20:26
『野良女』/宮木あや子 ○
あ・れ・・・?えぇ〜〜??あの〜、宮木あや子、さん・・・?? なんか、全然違うんですけど。あの、ままならぬ想いを描かせたら天下一品、切なさ溢るる、美しい物語はどこへ・・・? まあタイトルが『野良女』で表紙がアレって時点で、すでに方向性が違うという気はしてましたが・・・全然違う方向だなぁ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 8

2009/12/23 23:40
『キノの旅 (12) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ12冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。 そして、妙齢美人な師匠とハンサムな弟子組、日本刀使い・シズとしゃべる犬・陸と無口な少女・ティーたちの組の旅も。 彼らの出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/12/21 21:45
『最後の記憶』/綾辻行人 ○
白髪性若年性痴ほう症の母。現在から過去へ向かって、次々と失われていく記憶の中で、残るのは印象の強い記憶。母の中で、もっとも強い記憶は、殺戮の現場から逃げ出したというものであった。次第に濃度を増していく、恐怖の記憶にさいなまれる母を看取りながら、この痴呆症が遺伝性のものであることに、つまり自分に遺伝子発症することを恐れる主人公・僕・波多野森吾。 ・・・彼の取った行動は。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/12/20 00:06
『片耳うさぎ』/大崎梢 ○
異様なまでに大きなお屋敷に、一家で居候することになった小学生・奈都。奈都のクラスメートのお姉さん・さゆりと共に屋敷を探索したあと、片耳を切り取られたウサギのぬいぐるみが、部屋に紛れ込んでいた。蔵波家の屋敷には言い伝えがある。「片耳うさぎには気をつけろ。屋敷に入れると、人が死ぬ」という・・・。 大崎梢さんは、初読みです。旧家に伝わる言い伝えを上手く取り入れて、小学生の目線で謎を解いていく『片耳うさぎ』、なかなかに面白かったです、はい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 9

2009/12/16 22:56
『ねずみの騎士デスぺローの物語』/ケイト・ディカミロ ○ (児童書)
お城に住み着いているハツカネズミのデスぺローは、音楽に魅せられ、お城の王女様と出会う。王女・ピー姫に優しくしてもらい、ピー姫に恋い焦がれたデスぺローは、ドブネズミによってお城の地下牢に捕らわれたピー姫を救いに行く。 愛と名誉と勇気の物語、『ねずみの騎士デスぺローの物語』。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/12/14 23:20
『ずっとお城で暮らしてる』/シャーリィ・ジャクスン ○
怖い、怖い・・・。何が怖いって、ラストシーンが怖い。 姉・コンスタンスと「2人きりで暮らせることがとっても幸せ」だとメアリー・キャサリンは言うのだ。 全てとの交流を断って。ブドウのつるに覆われた洋館で。幸せなのだ、と。 シャーリィ・ジャクスンさんの描く狂気の世界。でも、狂っているのは、誰なの? 村の裕福な一家を襲った毒殺事件。容疑者であった長女(裁判では無罪判決)と、事件当時夕食抜きで現場にいなかった次女が『ずっとお城で暮らしてる』物語。 ...続きを見る

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/12/11 23:28
『土の褥に眠る者』ヴェヌスの秘録〈3〉/タニス・リー ○
〈ヴェヌス〉の墓掘り職人ギルドの親方・バルトロメは語り始める。 水上都市の有力貴族の100年も続く対立、自分の身に起こった不思議な因縁、めぐりめぐる、運命の糸。 タニス・リーさんの描く、『ヴェヌスの秘録』シリーズの3巻目。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/12/06 23:17
『GOSICK』/桜庭一樹 ○
桜庭一樹さんの、ライトノベル時代の代表作である、『GOSICK』。 これだけ、「桜庭さんの作品が好きだ〜!」「強化ガラス細工の少女たちが云々〜!」と叫んでいるにもかかわらず、水無月・Rは桜庭さんのライトノベル時代の作品をあまり読んだことがなかった。 ヨーロッパの架空小国のとある学園を舞台に、日本から留学した少年・久城一弥と人形のような美少女・ヴィクトリカが謎を解いてゆく・・・というシリーズの第1作。 面白かったですよ〜。主人公・一弥がトホホで(笑)。トホホ萌えな私としては、こりゃもう素敵な... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2009/11/28 23:38
『ガールズ・ブルー』/あさのあつこ ○
先日、あさのあつこさんの講演というかお話を聞く機会があった。あさのさんの作品は、実はほとんど読んだことがない。元気な少年少女もの、ヤングアダルト系というイメージで、少し手を出しにくかったのもある。が、せっかく作家さんの生のお話を聞けるのだから、と出かけて行ったのである。 そして、大変気さくなお人柄と3人の子供との生活から生まれた物語の話に、とても魅了された。 本作『ガールズ・ブルー』は、その講演であさのさんが「登場する少女たちが突起のある言葉をつかっている」という表現をしていた作品。 「突... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/11/25 23:40
『炎の聖少女』 ヴェヌスの秘録〈2〉 /タニス・リー ○
『水底の仮面』の水上都市〈ヴェヌス〉が、〈ヴェ・ネラ〉であった時代。 教会内、そして都での勢力争いと、外敵の来襲に揺れる水上都市に、神に授けられし炎の力を持った少女・ヴォルパが現れる。その『炎の聖少女』は、自分を見出してくれた大司教・ダニエリュスに請われるがままに、その力を使って都を救う。 猥雑ではあるがまだ退廃に至らぬ都と、そこに渦巻く人々の生き様を描く、タニス・リーさんの『ヴェヌスの秘録』シリーズ2巻目である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/11/23 23:32
『カワセミの森で』/芦原すなお △
主人公・桑山ミラは、高校2年の夏、恐ろしい体験をする。美しい、カワセミのいる森の瀟洒な洋館で、連続する殺人。豹変する友人、成功した一族にかけられた崩壊の呪い。 誰が、何のために・・・? ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/11/15 22:48
『ひげがあろうが なかろうが』/今江祥智 ○
あ〜〜・・・(笑)。なんでリスト入りしたか全く覚えていない・・・。M市図書館になくて、いずれリクエスト掛けようと思ってるうちに、N市に引っ越したからなぁ(←言い訳)。 で、N市図書館に開架されてるこの本を見たとき、びっくりしました・・・。 すんごい分厚いです。先程計ったら4.5センチもありましたよ。 かばんに入れて持ち歩けないよ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/11/13 23:10
『ドミノ』/恩田陸 ◎
・・・まさにドミノのようだ。 28人の登場人物たちそれぞれの事件だったはずが、ある事件は必然的に、ある事件は偶然かそれとも運命か、いつの間にか撚り合わされて、一つの地点へと転がってゆく。 この盛り上がりは、ただものじゃないです。すごいすごい〜! それぞれの事件がばらばらに語られる前半はちょっと集中できなかったのですが、それぞれの事態が東京駅に集結して、怒涛の終焉が予感されたときから、もう続きが気になって気になって、すごい勢いで読み進めました(もちろん、ニヤニヤ笑ったり、ツッコミを入れたりし... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 6

2009/11/05 23:13
『ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3』/田中啓文 ◎
N市図書館にて、「今日は何を借りようかな〜」と書棚の前をフラフラしていて「おお〜、梅寿師匠があったじゃ〜ん」と手にとって表紙を見た途端、吹いた。 なんですかこれは!!(笑) 笑酔亭梅駆こと竜二のアタマ、アタマが・・・!トサカ頭なのはそのままだけど、キンキラキンに金色ッ!!! すごいよねぇ〜。すごすぎる・・・(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/11/04 23:38
『丹生都比売』/梨木香歩 ○
壬申の乱前夜、そして乱に続く天皇家継承の悲劇を描いた、王朝ロマンである。 梨木香歩さんの作品は、ソコソコ読んでますが、珍しい傾向の作品だと思います。でも、どこかほかの作品ともつながるような・・・不思議な感覚です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/10/29 22:48
『水底の仮面』 ヴェヌスの秘録〈1〉 /タニス・リー ○
やっぱり、耽美なダークファンタジーはいいなぁ〜・・・。 水の都ヴェヌスで繰り広げられる、隠微で仄昏い、因縁と策略。 タニス・リーさんの描く、美しくも妖しい世界。 濁った運河、仮面や衣装の青、美女のサファイアの瞳・・・、さまざまな青が氾濫し、闇に飲み込まれてゆく。そこから浮かび上がってくるものとは。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/10/28 22:20
『海がきこえる』/氷室冴子 △
氷室冴子さん。初期コバルト文庫の中心的存在で、コミカルな少女漫画的な展開の作品、平安王朝の破天荒姫君の物語、少女たちの心模様をつぶさに描いたリリカルな物語、さまざまな作風を持つ、非常に良い作家さんでありました。残念ながら90年代後半から、新しい作品が世に出ることがなくなり、そして昨年、逝去されました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/10/18 23:52
『ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2』/田中啓文 ◎
うひゃぁ〜!今回も、笑わせて頂きましたぁ!やっぱり良いですねぇ、この関西ノリ ツッコミに愛があるなぁ!田中啓文さん、面白いですよ!! せっかく関西圏に引っ越したんだから、関西ノリを堪能して、実生活にも活かせるようにしたいものです(笑)。 前作『笑酔亭梅寿謎解噺』で、かなり大変な修行の日々を送っていた主人公・笑酔亭梅駆(しょうすいていばいく)こと竜二ですが、本作『ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2』でも相変わらず、師匠にどつき飛ばされたり上前ハネられたり、色々酷い目に会っています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2009/10/16 22:01
『裏ヴァージョン』/松浦理英子 △
松浦理英子さんは、初めてです。 『裏ヴァージョン』は、小説家になりそこなった女が、たった一人の読者の為に短編を書いてゆく。その読者は、高校時代の友達で・・・という物語です。 ああ〜、ごめんなさい、なんかちょっと私的には合わなかった・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2009/10/13 22:33
『自由の牢獄』/ミヒャエル・エンデ △
ミヒャエル・エンデさんといえば、『モモ』『はてしない物語』等、ファンタジー児童文学で有名な作家さんですよね。 本作『自由の牢獄』は、大人のためのファンタジーとして描かれた作品でした。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/10/06 21:50
『まほろ駅前多田便利軒』/三浦しをん ◎
先月末、中国地方のM市を転出して、近畿地方・N市に引っ越してきました。超突貫工事な引っ越しスケジュール、車も通れない路地がたくさんあるカオスな町並み、片付かない荷物・・・と、なんともあわただしい日々を過ごしております。 そして・・・引っ越して10日ほどたったころ、N市の中央図書館へ行ってみました。そして、借りてきたのが、三浦しをんさんの『まほろ駅前多田便利軒』なのでありました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/09/22 22:15
『ギンノヨル』(「青い鳥少年文庫」vol.4)/長野まゆみ ○
夜間診療所で父と暮らしている少年・ルリ。父が、学校の休暇に合わせて、旅に出ようという。父と旅行に出かけたルリは、ケスという青年と途中合流した。 『オルスバン』・『ヒルサガリ』・『オトモダチ』に続く、青い鳥少年文庫シリーズ最終巻『ギンノヨル』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/09/19 22:39
『月魚』/三浦しをん ◎
相変わらず、ただならぬ微妙な関係が、池の底の泥のように、沈んでいますねぇ・・・。三浦しをんさんの描くただならぬ物語は、素敵だわ〜(笑)。 小心者で小市民な水無月・Rも読める、あのあやうい友情とも愛情ともつかぬ関係・・・いやぁ〜、ドキドキしましたよ。 お盆休みの帰省の新幹線の中で読んだのですが、今でもあの「ただならなさ」を思い出すと、心がかき乱されますね〜。うう〜む。よかったわぁ、『月魚』。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 6

2009/09/09 22:54
『枯骨の恋』/岡部えつ ○
部屋の片隅に、骸骨が立っている。主人公・真千子はそれを、15年前に別れ、そののち死んだ、自分の元恋人の骨なのだと思っている。 骨は何もせず、ただ立っているだけ。新しい男を連れ込んで、明かりをつけたまま関係しても、それでもなお。 第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞した、岡部えつさんの『枯骨の恋』は、そんな乾いたおぞましさを漂わせる、短編集である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/08/10 23:27
『充たされざる者』/カズオ・イシグロ △
ううむぅ〜。非常に感想を書きづらいです・・・。 カズオ・イシグロさんの、格調高い自制のきいた物語構成・文章(訳も良いのだと思いますが)、古き良き時代を思い起こす、郷愁漂う世界。 本書『充たされざる者』も、そういった世界を踏まえつつ、不条理な悪夢の連続のような、堂々巡りが続いてゆく。その堂々巡りが、どんどん収拾つかない方向へ行くせいで、大変疲れました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/08/08 23:35
『お菓子手帖』/長野まゆみ ○
自筆年譜と称する小説、ということなんだそうです。 実は、初出の『文藝』08年秋号を購入しておりましたので、前半分強は、既に読んでいました。 でも、小説というよりは・・・エッセイ、なのかなぁ? ――― お菓子は少女の心をとらえて離さない、美しくも美味しい栄養源。『お菓子手帖』は著者、長野まゆみさんを育てた、美しくて美味しいお菓子たちの物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/07/29 22:31
『学園キノ 2』/時雨沢恵一 ◎
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ●冊目・・・じゃないんですよ(笑)。 いやはや・・・、『学園キノ 2』。 ・・・第2巻ですねぇ(笑)。この調子で続くのではないですか?だって、悪の大魔王は倒されてないし?ていうか、この調子で「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ」と「サモエド仮面」と「ワンワン刑事」が三つ巴で活躍しつづけてほしいんですよ、面白いから。毎回、あちこち破壊されまくる学園側としては、迷惑だろうけどね(笑)。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

2009/07/28 00:04
「好きだよと言えずに初恋は、」/有川浩 ◎ (『野生時代 第69号(09年8月)』掲載)
うわ、このフレーズをタイトルに持ってくるとは、有川さんシブイなぁ・・・! ちなみに、サビなら歌えるよ、私(笑)。甘酸っぱい、甘酸っぱいよ〜!! てな訳で、今回も理性投げ打って、萌えモードで参りま〜す♪ 皆さん、逃げてぇ〜、萌え萌え無法地帯の水無月・Rが来るよ〜! ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 3 / トラックバック 3 / コメント 8

2009/07/25 22:49
『植物図鑑』/有川浩 ◎
水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんですよ〜! 本作『植物図鑑』も、ばっちり高糖度な「ベタ甘ラブロマ」です。 もう〜、きゅうきゅう言いまくりです。鼻が、鼻が鳴る!やっぱり、理性大崩壊なわけで。 毎回言ってるんですが、水無月・Rに有川作品の事を書かせると、大長文&大暴走なので、お付き合いいただける心の広〜い方だけ、続きをどうぞ(^_^;)。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 10 / トラックバック 10 / コメント 16

2009/07/22 22:47
『風神秘抄』/荻原規子 ○
荻原規子さんと言えば、YAファンタジーの女王的存在ですよね。 ブログ始めるよりもっと前に『空色勾玉』を始めとする、勾玉シリーズを読んだのですが、少年少女の成長と神話・伝説世界の融合、日本的な背景に描かれる美しい自然、大変清々しい読後感でした。 その勾玉シリーズとは一線を画しつつも、流れをくむ物語、『風神秘抄』。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/07/18 21:57
『少年アリス 改造版』/長野まゆみ ◎
著者長野まゆみさんが、デビュー20周年を記念してデビュー作・『少年アリス』を改造(=セルフリメイク)。 本作・『少年アリス 改造版』のことである。 20年の長きにわたって、水無月・Rの心を捉え続ける作家、長野まゆみさん。繊細に儚く、現実味を削ぎ落とされてゆく少年像。 改造された、その姿や如何に。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/07/13 23:11
『贖罪』/湊かなえ ○
あ〜、なんて言うか、非常に評価の仕方が微妙です・・・。  物語としては、うわぁ・・・湊かなえさん大丈夫かしらん、こんなの書くとすっごく精神的に色々消費しすぎて辛くないかしらん…という感じで、相変わらずすごいな、と思うのですが。 この『贖罪』も、衝撃的作品であります。 「そんなつもりはなかった」という一時の感情が、ずっと15年も尾を引いて、おぞましい結果につながってゆくという、その展開の恐ろしさは、なんとも・・・。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 6 / コメント 4

2009/07/10 23:55
『厭な小説』/京極夏彦 ◎
いやぁ・・・(笑)。色々、言うべきことはあると思うんですが、なんと言うか、この作品は、真面目に受け取ってはいけないような気がする。あえてここは、明るく軽〜く受け流すのがよろしいかと。 ・・・なんて言うか非常に挑戦的な作品でございましたよ、京極夏彦さん。 なんせタイトルが『厭な小説』で、タイトルだけじゃなく、内容も、構成も、装丁から何から(虫が挟まっているような印刷には度肝を抜かれた)、すんごく厭なんである。 でもその厭さ加減を(笑)で片づけて自分から切り離そうとしてる自分が、一番「厭」かも... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/07/09 21:42
『ブードゥー・チャイルド』/歌野晶午 ○
誤認識を、そっちに持って行きましたか、歌野晶午さん。 なるほど・・・ですねぇ。その誤認識は、結構リアリティがあるかなぁ、と思いました。『ブードゥー・チャイルド』の書き出しは、とても通俗的なオカルトっぽい。が、そのオカルトっぽい文章を書きつづっているのは、普通の中学生の男の子で・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/07/05 22:18
『英雄の書』上・下/宮部みゆき ◎
水無月・Rは物語読みだから、本や図書館(図書室)及び本屋、そしてもちろん物語に関する物語に、とても心惹かれる。 そして『英雄の書』もまた、心躍る展開としっかりした世界観、主人公の少女の成長、色々な面で私を惹きつけた。 宮部みゆきさんの描く、物語が循環する世界。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 8

2009/07/01 22:00
『薬指の標本』/小川洋子 ○
痛い痛い痛いぃ〜・・・。 すみません、多分小川洋子さんは、痛くない描写をしたと思うんですが、水無月・Rは小心者でして、痛いのは苦手なのですよ・・・。主人公・私の薬指の先端を失ったそのいきさつのシーンが、現実味が薄かったのに、なんか自分の身に置き換えてしまって、痛くて痛くて・・・。サイダーを桃色に染めて落ちてゆく肉片・・・キャー、勘弁してください! ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/06/24 21:51
『物いふ小箱』/森銃三 ○
『物いふ小箱』/森銃三 ○ なんとも上品な、怪奇譚である。いやぁ〜最近、ぞぞ〜っとくる系統とか粘りつくような怖ろしさのの怪談ものを読むことが多かったので、なんと言うか、怪奇譚なのにすごく優しさを感じる。微笑ましいというとなんだか違うのだけど、非常に安心して読める感じ。 本の奥付を見たら「1988年第一刷発行」になってました。なるほどです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/06/23 22:28
『オトモダチ』(「青い鳥少年文庫」vol.3)/長野まゆみ ○
『オルスバン』・『ヒルサガリ』の少年・僕は、季節限定営業の《孔雀ホテル》のさよならフェスティバルに行く。 そこで出会った、サーカスの曲芸師の少年・アリオトと『オトモダチ』になる。 長野まゆみさんの、美しくて儚い、そして少しもの淋しい物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/06/21 21:43
『Story Seller vol.2』(小説新潮09年5月号別冊)/アンソロジー ◎
去年『Story Seller』を読んで、「うう・・・またリストが長くなる(泣&笑)」をしたのですが、今年また第2弾が出ましたねぇ! 読み応えは長編並、 読みやすさは短編並 っていう表紙のキャッチフレーズ、今回も、ばっちりですよ♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/06/18 21:30
「ヒトモドキ」/有川浩 ◎ (小説新潮5月号別冊『Story Seller vol.2』掲載)
どんなに話しても、通じ合えないのは、考え方が別次元だから?ある日突然、同居することになった伯母の奇矯な言動は、彼女たち家族に多大なる迷惑と恐怖を与えた・・・。 水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さんの作品ですが、今回の「ヒトモドキ」は、萌えとは対極にありました。 ですがやっぱり有川さんですからね〜。いいですよ〜。ホント、色んな作風を出してきますね、有川さん。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 3 / コメント 4

2009/06/17 23:33
『とりつくしま』/東直子 ◎
ううむ・・・。いかん・・・。 「ハートフルファンタジー」な評判の方ばかり覚えてて、「死んだ人がものにとり憑く」という根本的な設定をすっ飛ばして読み始めてしまいました。 そして・・・泣いてしまいましたよ。・・・く、くそう。ダメなんだようぅ〜こういうの。 逝く者、残される者、お互いの未練というのが全部、私自身の覚悟のなさへ跳ね返って来てしまうんですよねぇ・・・。あ、いえいえ、辛い涙だけじゃないんですよ。なんか、心暖まるなぁ・・・て言うのもありました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/06/16 22:00
『私が捜した少年』/二階堂黎人 △
二階堂黎人さんて、確かすんごく本格なミステリーを書く人だったと思うんですが・・・。 『私が捜した少年』はというと、本格ミステリーじゃなく、パロディ・ハードボイルド(笑)です。 ただ・・・6歳児の母としては、ちょっとこれはなかろうという、ツッコミはさせて頂きたい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/06/15 21:11
『学園キノ』/時雨沢恵一 ◎
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ●冊目。・・・と言いたいところだが、これは違うのですよ(笑)。 相変わらず、かましてくれるなぁ、時雨沢さん・・・。 アチコチに注意書きがあるように、『学園キノ』は、「キノの旅」じゃない。作者本人による、同人誌ノリのパロディとゆーヤツですよ。 いわゆる2次創作ですね(笑)。水無月・R、結構2次創作好きですよ。しかも作者本人て!すごいなぁ(^_^;)。 『キノの旅W(4)』のあとがき(「あとがさ」)において発表された、壮大なでたらめが実現! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/06/11 22:28
『f植物園の巣穴』/梨木香歩 ◎
この心地よいまでの、心もとなさ。 何かがおかしいと思いつつ、どこからどうズレてしまったか分からない、現実と幻想の合間を漂いゆくかのような、浮遊感。 やっぱりイイですねぇ〜、梨木香歩さん。 f郷にある植物園に勤める男が、ある日ふと、違和感に気付く。 そこから『f植物園の巣穴』という、不可思議な物語が始まる。 ううむ・・・今回も、まともなことが書けそうにない。多分、感傷的なことを書き散らして終わりそうだ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 8

2009/06/10 21:32
『たまさか人形堂物語』/津原泰水 ◎
津原泰水さんて、いろんな作風をもってるんだなぁ〜、と感心しました。昔は津原やすみ名義で少女小説を書いてらしたそうで。グロイ感じ(笑)とか、幻想的な感じとか、私は読んでないけど青春小説とか、色々ですね。 で、本作『たまさか人形堂物語』はいかなる作風か、というと・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2009/06/07 22:07
『ヘルマフロディテの体温』/小島てるみ △
ううむぅ〜。雰囲気は、悪くないんだけど・・・。 どうも、合わなかったですな・・・。表紙の絵が『ドグラ・マグラ』っぽくて雰囲気出てたし、『ダ・ヴィンチ』の広告を見たときは、これはいいかも?と思ってたんだけどなぁ。性別の問題に絡むと、非常に難しいよね・・・。 私は性別に関する問題には、拒否感はないつもりだったんですが、やっぱ古い人間で小市民すぎるのかなぁ・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/06/01 22:49
『12歳の文学 第三集』/小学館 △
小学館が募集した、小学生限定・文学賞の上位受賞作品を収録した、『12歳の文学 第三集』である。 えぇ〜、最近の小学生はすごいなぁ、おいおい・・・・(^_^;)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/28 23:01
『セレモニー黒真珠』/宮木あや子 ◎
す・・すみません、多分全編にわたって、人格崩壊バージョンだと思います。 ・・・て言うのもさぁ! この『セレモニー黒真珠』に出てくる、眼鏡男子・木崎がもう〜、水無月・Rの萌え心を刺激しまくりで、愛情もって語らねばっ!という気合いがあふれてきちゃうんですよねぇ・・・。 ああ、いい年して何やってるんだろう私(笑)。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 7 / コメント 17

2009/05/25 22:54
『どれくらいの愛情』/白石一文 △
いやぁ・・・すっごく、書きづらいんですけど。というのも、なんだろ、登場人物の「人間臭さ」が感じられないんですよね。非常に観念的というか、哲学的というか・・・。 白石一文さん、初読みです。 相変わらず書評で選んで、訳が分からなくなっちゃったというやつですねぇ(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/21 22:18
『光』/三浦しをん ○
この『光』は圧倒的な質量をもって、水無月・Rを打ちのめした。三浦しをんさんは、とてつもない作家さんだと思う。 『君はポラリス』で「ただならぬBLも悪くない」なんて思わせておいて、『風が強く吹いている』で「この人すげぇ!笑いのツボを押しまくりだよ!」と大ウケした上に走りの美しさに涙させられ、『三四郎はそれから門を出た』では「しをんさんと私、好みが似てるかも〜」なんて盛り上がったものである。 ・・・この人は、どれだけ沢山の作風を持ってるのだろう。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 4

2009/05/18 22:39
『廃墟建築士』/三崎亜記 ○
・・・相変わらず、水無月・R内「設定ノートが見てみたい作家さん」ナンバー1な、三崎亜記さんです。 「廃墟」が「文化の尺度」になるというのは、どういう世界・・・?作品中で滔々と説明されることが、全然理解出来なくて、脳内をするすると通り抜けてしまって。 作品タイトルだというのに、解らなかったのです『廃墟建築士』。自分の読解力に、自信がなくなってきました・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 10

2009/05/13 22:20
『読み違え源氏物語』/清水義範 ○
源氏物語、去年が千年紀でしたね〜。 水無月・Rは『源氏物語』の世界は好きなんですが、「源氏の君」嫌いです。 そりゃ、あの時代は色好みの男であることが粋な貴族の証しであったのかもしれませんがね、見境なさすぎ。しかもマザコンで、メソメソ泣き虫。心づかいが細やかだったというけど、ホントのところは自分優先で、女君たちの気持など2の次だったのですよ。・・・うき〜!書いてて腹が立ってきた!(←なんの怨みだ(-_-;)) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/10 22:36
『サロメの乳母の物語』/塩野七生 ○
塩野七生さんは、久しぶりですねぇ。卒業旅行に、イタリアへ行ったとき(かなり昔)、「ルネッサンス絵3部作」を予習として読んで以来、一時期結構塩野さんの作品は読んでたんですが、『ローマ人の物語』の壮大さに、ついてゆけず、途中で脱落してしまったのでした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/08 22:20
『銀色の翼』/佐川光晴 ×
「生きることの困難さを正面から見据える」という書評の言葉・・・うわぁこれ、絶対弱ってた時に見つけた書評だ・・・(-_-;)。時々、あるんですよねぇ、こういうの。で、たいてい評価が低いんだ(笑)。いや多分、好みの問題であって、私に合わないだけなんだと思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/06 21:37
『キノの旅 (11) -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ、11冊目。とうとうローマ数字、変換できなくなっちゃったよ(笑)。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。2人の出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。 キノ組・シズ様組・師匠組、それぞれがそれぞれらしく、「ひと」の多々ある部分をデフォルメした国を、旅する。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/05/04 23:08
『極北クレイマー』/海堂尊 ◎
あの【バチスタ・スキャンダル】から約2年・・・。 桜宮市から遠く離れた極北市の市民病院に、極北大学から飛ばされた非常勤医師が、舞い降りた。 毎年垂れ流される、赤字。地方行政と医療の崩壊序曲。彼は、何をなすべきなのか。 いやぁ〜ホント、地方在住者としては、身につまされる物語である。いや、さすがにM市は財政再建団体にはなりませんけどね〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 8

2009/05/03 23:05
『ヒルサガリ』(「青い鳥少年文庫」vol.2)/長野まゆみ ○
『オルスバン』の少年・僕は、鳥の化身である雨宿(アマヤドリ)に再会する。 ああ・・・再会できたんだ。まだ、少年の域にとどまっていられたんだ・・・良かった。 長野まゆみさんの描く、キラキラと輝く儚い世界。 とある『ヒルサガリ』の出来事。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/04/30 22:04
『ミーナの行進』/小川洋子 ○
あ〜、なんだろ、この肩すかし感は・・・・。 いや・・・いい物語だったと思うんだけど。なんていうんだろうか。優しすぎる。うん、多分そうだ。 小川洋子さんの『ミーナの行進』、水無月・R的に合いませんでした・・・好きな方、ごめんなさい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/04/29 22:10
『女神記』/桐野夏生 △
『グロテスク』で、人の心の闇にひそむ悪意と狂気を鮮やかに描きだした、桐野夏生さん。あの妄執はすごかったなぁ。 本作『女神記』(じょしんき)も、激しく猛り狂う怨みと怒りの描写が、とてつもない迫力でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/04/23 22:01
『少女』/湊かなえ ◎
前作『告白』が、かなりインパクトのある物語で、本作『少女』はどうなんだろう・・・という期待と不安がありました。今度もM市図書館の予約待ち30人以上でした。やっと手元に回って来て、半日で読了しました。 ・・・湊かなえさんは。怖ろしい作家さんです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 6

2009/04/21 22:12
『厭魅の如き憑くもの』/三津田信三 ◎
お・・・おどろおどろしいぃ〜。 戦後間もなくの混乱期、とある山の奥にある、神々櫛村に続く殺人事件。同じ姿をした、村の守り神「カカシ様」と忌むべき存在「厭魅(まじもの)」。代々、美しい女性双生児の続く、憑きもの落としの巫女家系。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 6

2009/04/20 22:50
『図書館の神様』/瀬尾まいこ ○
うう〜む・・・。『戸村飯店青春100連発』で転げ回って大笑いしたので、ちょっと期待しすぎだったのかも・・・。 いや、面白かったんですよ。ただ普通にさら〜〜っと読み終えてしまったんですよね。 『戸村飯店〜』を貸してくれた友人によると、どちらかというとこちらの方が瀬尾まいこさんのメイン作風のようですが・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 11

2009/04/20 21:43
『三匹のおっさん』/有川浩 ◎
なんか久し振りに、有川浩さんの新作品を読む気がするんですよね〜。去年は8月から12月にかけて、毎月「DVD図書館戦争付録」があって、毎月ぎゃーひー萌えのたうってたので、なんか有川さん不足だった最近の水無月・R。もはや中毒(笑)。 本作『三匹のおっさん』も、ベタ甘ラブロマ路線ではないものの、ノリノリで一気読みしてしまいました。 やっぱ有川さんて、萌えの女神降臨!だわ〜。 あちこちで「かっこいい!」「そう来るか!」「にゃにぃ〜!」と奇声をあげながら読んでました。 もちろん、子供二人が学校行... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 13 / コメント 16

2009/04/14 22:05
『恋文の技術』/森見登美彦 ◎
いやいやいや・・・(^_^;)。やってくれますねぇ、森見登美彦さん! 「愛と笑いとツッコミ処満載、トルネードな妄想あふれる、トホホ旋風」がもう〜、スンバラシイです、モリミー。 ・・・やっぱり大好きだぁ〜! 手紙文(しかも一方からだけで返信文は掲載されてない)だけで、ここまでの物語になるとは・・・! タイトルは『恋文の技術』。どんだけ素敵な恋心あふれる書簡集なのか、皆様ご照覧あれ・・・(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 16

2009/04/13 21:36
『溺れる市民』/島田雅彦 △
島田雅彦さんと言うと私的には、朝日新聞連載小説『徒然王子』なんですが、ちょっと違う傾向ですねぇ。 『溺れる市民』は、妄想に溺れる小市民たちの物語を列記した、妄想短編集である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/04/08 21:50
『オルスバン』(「青い鳥少年文庫」vol.1)/長野まゆみ ○
少年のもとを訪れたのは、鳥の化身たちであった。 長野まゆみさんの描く世界は、不思議に半透明である。薄曇った雲母をちりばめて、華奢で儚い夢が、そこにある。 『オルスバン』は、そんな短編を1編だけ載せた不思議な作品である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/04/06 22:48
『キノの旅 ] -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ10冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。2人の出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。 もちろん、水無月・Rのだ〜い好きなシズ様&陸&ティーも旅を続けてるし、師匠&弟子もいつもの調子で、嬉しいです〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/04/04 22:08
『ジェネラル・ルージュの伝説』/海堂尊 ◎
顔も良ければ頭も良く、剛毅な性格冴えわたるアグレッシヴ・フェーズ、バチスタ・シリーズ上、あまたの女性読者の心を撃ち抜いてきた男、と言えばジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)こと速水である。そんな速水を将軍の地位につけた、あの事件の物語を含む、本作『ジェネラル・ルージュの伝説』は、著者海堂尊さん自ら手掛けた、「海堂尊ワールドのすべて」である。 自ら監修・執筆した海堂さんの作家としての矜持が、高らかに謳われている・・・と感じます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2009/03/31 21:46
『キノの旅 \ -the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ9冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。2人の出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。キノ組・師匠組・シズ様組、それぞれの旅を、それぞれらしく(笑)。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2009/03/26 22:28
『儚い羊たちの祝宴』/米澤穂信  ◎
ほほう・・。ラストで覆される、ってのは前評判で聞いていたのですが、なるほどですね。 読書会「バベルの会」に所属する娘たちの周辺で起きる、不吉な事件の数々。 以前読んだ『story Seller』に収録されていた「玉野五十鈴の誉れ」も、4編目に入っています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 15

2009/03/24 22:17
『戸村飯店青春100連発』/瀬尾まいこ ◎
すっっごい、笑ったわ〜 なにコレ、面白すぎ〜!! ・・・やっぱ、関西ノリってスンバラシイわぁ♪ 次々と繰り出される笑い、ツッコミ処満載の会話。そして何より愛すべきトホホ系な人柄。 本を貸してくれた、リアル友人のOさんに感謝!である。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 8

2009/03/19 22:19
『四とそれ以上の国』/いしいしんじ ○
う〜わ〜、難しかったぁ・・・。 着地点の見えない展開、そしてオチのない終わり。迂遠で、曖昧で、象徴的な、何か。こう・・・背中がぞわぞわとするような、何かが蠢いているような、落ち着かない気配。たった一文字の章題も、なんとも不安感をそそる。 いしいしんじさんは、結構当たり外れが(水無月・Rとしては)あります。ハマった時はとんでもなく心奪われてしまうのですが、今回は・・・何とも評しがたいですな〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/03/17 22:25
『狐笛のかなた』/上橋菜穂子 ◎
アニメにもなった「守り人シリーズ」で有名な、上橋菜穂子さん。 そのシリーズは結構大河ロマン化していて冊数が多いので、「読みたい本リスト」に入れるのをためらっている私なのですが、この『狐笛のかなた』は単独作品だから、気軽に手に取れました。 そして・・・とても美しい世界を堪能しました。予想以上です。日本古来の呪術を基盤に置いた世界観が、私の好みにぴったり。むさぼるように読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2009/03/11 22:52
『白蝶花』/宮木あや子 ◎
宮木あや子さんの、閉塞された世界の女性の、狂おしいまでの生き様を強く描く美しい物語は、デビュー作『花宵道中』でも『雨の塔』でも、ままならぬ想いを氾濫させつつ、静かに満ち溢れていました。 本作『白蝶花』も、戦前から戦後を通して、強く激しく恋に生きた女達の4つの物語。 ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 6 / コメント 12

2009/03/09 23:23
『消える男』/イッセー尾形 △
いや〜、え〜、その〜。「読みたい本リスト」に入れたのが相当前で、何でリスト入りしたかも忘れて・・・と言うのは、イカンですな(-_-;)。 非常に微妙な読後感です、『消える男』。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/03/06 21:45
『大人のための怪奇掌編』/倉橋由美子 ◎
倉橋由美子さんは、2005年に没している。 不条理な幻想色の強いファンタジー、シニカルなエロス、ギリシャ神話や日本神道神話など神の実在化など、怖ろしくも美しい、ダークな世界を描いてこれほど綺麗にはまる作家を、私は他に知らない。 背後にある血の匂い、暗黒を秘めた灯り、だが表面は、サラサラとしている。まさに、『大人のための怪奇掌編』である。 倉橋さんが、あちら側へ逝ってしまったのが、とても残念だと思う。もっと倉橋さんの幻想世界に彷徨いたい、あの闇に取り囲まれて竦んでみたいという、その思いは、空... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/03/02 23:21
『キノの旅 [-the Beautiful World-』/時雨沢恵一 ○
時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズ、8冊目。 喋るモトラド(自動2輪車)・エルメスとパースエイダー(銃器)有段者・キノの旅はひたすら続く。2人の出会う地域や国の物語が、淡々と綴られてゆく。彼らは、何も断罪しない。ただ、そこを通り過ぎてゆく。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/03/01 22:20
『笑酔亭梅寿謎解噺』/田中啓文 ◎
お〜、面白かったッ!いやいやホント、イッキ読みですよ。すごいです。とにかく笑った。 こういう関西ノリ、ホント大好きだわ〜!ツッコミに愛がある! 落語はあまり知らないんですが、各章の前に月亭八方さんの解説というかコラムがあるので、戸惑いはなかったです。 落語の世界で謎解きとは如何に? 『笑酔亭梅寿謎解噺』、田中啓文さんの筆にて、ここに堂々開演! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/02/26 22:37
『砂楼に登りし者たち』/獅子宮敏彦 ○
桜庭さんの『桜庭一樹読書日記』で、桜庭さんがお勧めしてた作品です。 なるほど〜ですね。室町幕府末期、老名医師(推定100歳前後)が解く謎の数々。斬新な歴史解釈が、なかなか目覚ましかったです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/02/24 23:00
『きのうの世界』/恩田陸 ◎
―― 昔、こんなことを書いた気がする。 「恩田陸は、しんしんと怖い」と。 本作『きのうの世界』は、しんしんと怖いというより、不穏だ・・・。 とにかく、不穏。 何かを隠して、忘れている町。一人の余所者がそこで殺され、そこから様々な謎が巡り廻り、不可思議な現象が起き、そして隠された町の真実が明らかになる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 7

2009/02/22 23:31
『泥(こひ)ぞつもりて』/宮木あや子 ○
藤原摂関家華やかなりし平安時代のままならぬ想いが行き交う、宮木あや子さんの描く世界。いつの世にも恋は整然とせず、嘆き苦しむばかり。 平安時代の貴族であれば尚のこと。娘は政略の道具となり、心を千々に引き裂かれる。男とて、叶わぬ恋情や政(まつりごと)の行く末に、ただ悔やむばかり。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 10

2009/02/17 22:15
『猫を抱いて象と泳ぐ』/小川洋子 ◎
チェス盤の下にもぐりこんで、相手の駒を置く音で位置を判断し、自分の駒を進める、独自のスタイルを貫いた、リトル・アリョーヒン。 彼の数奇な人生が、美しいチェスの棋譜にも似た、優しく輝かしいファンタジーで描かれている。 小川洋子さんは、こういったファンタジー系が好きです、私。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 9 / コメント 10

2009/02/12 22:22

トップへ | みんなの「物語」ブログ

蒼のほとりで書に溺れ。 物語のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる