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zoom RSS テーマ「廻り廻るは悪意か狂気か」のブログ記事

みんなの「廻り廻るは悪意か狂気か」ブログ

タイトル 日 時
『暗黒グリム童話集』/村田喜代子・長野まゆみ・松浦寿輝・多和田葉子・千早茜・穂村弘 〇
『暗黒グリム童話集』/村田喜代子・長野まゆみ・松浦寿輝・多和田葉子・千早茜・穂村弘 〇 6つのグリム童話を、大人のためにさらに暗黒方向に翻案させたアンソロジー。 6人の著者も6人の挿絵画家も、とても豪華でした。 『暗黒グリム童話集』というストレートなタイトル、真っ黒な表紙の地に描かれる各ストーリーのモチーフ、ちょっと大きめの版型、本の装丁そのものもなかなか魅力的でした。 ...続きを見る

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2018/01/17 19:01
『メビウス・ファクトリー』/三崎亜記 〇
『メビウス・ファクトリー』/三崎亜記 〇 とても重要な製品「P1」を作っているという、ME創研という会社の工場がある町。町は完全な企業城下町として繁栄し、町の人々は町に工場に誇りをもって生活している。 三崎亜記さんの今回の作品は、ちょっと毛色が違うと思ってました。でも読み終えてら、もしかして・・・?という気がしてきました。 『メビウス・ファクトリー』、巡り廻るのは何だったのかを考えたら、ぞっとしてしまいました。非常に、後味が悪いですな・・・。 ...続きを見る

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2018/01/04 22:12
『人生相談。』/真梨幸子 〇
『人生相談。』/真梨幸子 〇 新聞の人生相談に寄せられた相談とそれに似通ったシチュエーションの物語、そして新聞での回答。 そういう連作短編集の『人生相談。』。 作者はイヤミスで有名な真梨幸子さん・・・本作も、うわぁ・・・って感じがてんこ盛りでした(笑)。 ...続きを見る

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2017/12/25 18:09
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』/湊かなえ ◎
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』/湊かなえ ◎ うわぁ・・・湊かなえさんらしい短編集だわぁ。 湊さんの作品の何が怖いって、〈肥大化する被害者意識〉と〈廻り廻る悪意の悪循環〉が凄くリアルなんですよ。 なにか一歩間違ったら、自分もそちら側に簡単に行ってしまう可能性が、垣間見えてしまう。 私の中にある、悪意・嫉み・優越感・ひがむ心、それらをまざまざと意識させられました。 『ポイズンドーター・ホーリーマザー』というタイトルからして既に不穏。 「毒親」なら「ポイズンマザー」になるはずなのに?その仕掛けに怯えながら、読み進めた6編。終わりの2編... ...続きを見る

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2017/11/28 22:40
『5人のジュンコ』/真梨幸子 〇
『5人のジュンコ』/真梨幸子 〇 う〜わ〜。ひっでぇ・・・。 イヤミスだっていう前情報があったにもかかわらず、ここまでとは思わず、ひたすら「うわぁ・・・」「ひっでぇ・・・」「気ィ悪いわ〜」と呟きながら読む羽目になってしまいました。 だけど、あまりに酷いので、どうなっちゃうのか気になって気になって、かなりグイグイ読まされました。 真梨幸子さん、いろんな意味でヒドイですよ・・・! とある連続不審死の容疑者から始まる『5人のジュンコ』、業の深い5人の「ジュンコ」たちの物語。 ...続きを見る

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2017/10/31 19:20
『どこの家にも怖いものはいる』/三津田信三 ◎
『どこの家にも怖いものはいる』/三津田信三 ◎ ううう・・・この本、台風の夜に読んじゃダメなやつだった・・・。 怖がりながら夢中で読んでて、終章半ばにしてはたと気付いて、慌てて本を閉じました。 久し振りの三津田信三さん、今まで読んでた〈◎◎の如き●●もの〉シリーズとは違うものの、やっぱり怖かったですよ・・・。 『どこの家にも怖いものはいる』というシンプルでストレートなタイトル、表紙絵の少女の目が5つもあること(奇数って、なんかヤバい気がする)など・・・読み始める前から、色々と不穏な感じがしてました。 で、読み始めて「やっぱり三津田さん... ...続きを見る

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2017/10/24 10:16
『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』/歌野晶午 〇
『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』/歌野晶午 〇 大どんでん返しはないものの、つらつらと読んでると足元をがっさりと掬われ、転倒を余儀なくされますな・・・。 やっぱり歌野晶午さんは、気が抜けないねぇ(^^;)。 『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』は、江戸川乱歩作品を、現代のスマホやSNSやVRなどの技術を組み込んで翻案した物語たちです。 原案作?である乱歩作品を読んでいないものも、いくつかあったのですがちゃんと楽しめました。 ...続きを見る

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2017/09/27 19:30
『喉の奥なら傷ついてもばれない』/宮木あや子 ◎
『喉の奥なら傷ついてもばれない』/宮木あや子 ◎ 出た・・・。 宮木あや子さんのダークサイド系。 背徳と官能と虐待。ねじ曲がった、愛情。痛みやえげつない苦しさ。 表題『喉の奥なら傷ついてもばれない』という言葉に秘められた、あまりにも痛切な願い。 読むことが苦しいのに、それでも一気に読んでしまい、心身ともに熱中症になってしまいました(笑)。 ホントに恐しい作家さんですよ、宮木さんたら。 ...続きを見る

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2017/08/18 11:30
『ぼぎわんが、来る』/澤村伊智 ◎
『ぼぎわんが、来る』/澤村伊智 ◎ ・・・ぼぎわん、怖ぇぇぇぇぇ〜〜!! こ、これは、あかん・・・。ストレートに怖い。怖すぎる。 圧倒的な暴力性、直接襲撃される残虐さ、理不尽なまでに不可避な執念深さ。 どれをとっても、とてつもなく怖い!!! 2015年「第22回日本ホラー小説大賞」の〈大賞〉受賞作、『ぼぎわんが、来る』。 著者澤村伊智さんは、本作でデビューの新人ですが、これはまたとんでもない作品を書く方が、出てきたものですよ。 怖くて怖くて、途中でやめることも出来ず、怒涛の勢いで読了してしまいました(T_T)。 ...続きを見る

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2017/03/08 20:22
『子どもたちは夜と遊ぶ』(上)(下)/辻村深月 ○
『子どもたちは夜と遊ぶ』(上)(下)/辻村深月 ○ なんていうかねぇ、・・・非常に後味が悪いです・・・。 だけど、気になって気になって、下巻なんかもう、すごい勢いで読んじゃったんですよねぇ。 辻村深月さん、この展開はちょっと…救いがなさすぎると思うのですが…。 『子どもたちは夜と遊ぶ』という、ファンタジックなタイトルとは裏腹に、いくつもの殺人事件が描かれるこの作品。 ううむ・・・感想がとても難しいなぁ。 どうしましょう・・・(^^;)。 ...続きを見る

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2016/08/08 17:18
『冷たい校舎の時は止まる』(上)(下)/辻村深月 ◎
『冷たい校舎の時は止まる』(上)(下)/辻村深月 ◎ 高校3年の文化祭最終日、クラスメートが校舎から飛び降り自殺をした。 それから2か月後の初雪の日、8人の級友たちは、その自殺者の精神世界らしき校舎に閉じ込められる・・・。 辻村深月さんのデビュー作、『冷たい校舎の時は止まる』(上)(下)。 いやはや、これがデビュー作とは・・・。凄すぎて、言葉もありません。 ...続きを見る

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2016/04/14 22:45
『眩談』/京極夏彦 ○
『眩談』/京極夏彦 ○ う〜わ〜。う〜わ〜。う〜わ〜。 はい、淡々と3回呻いてみました。 歪んでるよね。うん、歪んでますよ。 眩暈(めまい)しそうですよね。ぬとってしてますよね。 非ッ常〜に、厭ですよねぇ。 ・・・京極夏彦さんだよなぁ、すんごく。 『眩談』(げんだん)っていうタイトル通り、非常にグネグネしてるというか歪(いびつ)です。クラクラしてきます。 ...続きを見る

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2014/07/22 21:37
『爪と目』/藤野可織 ○
『爪と目』/藤野可織 ○ --- こんな3歳児がいたら、厭だ。 自意識はクリアで観察眼もあり、淡々と著述する語彙力もあり、それでいてあくまでも原始的に子供。 後日思い返して語っているとしても、当時のことを情報分析し処理できるだけの記憶を維持できてるって、怖ろしすぎるでしょう・・・(-_-;)。 藤野可織さんが、第149回芥川賞を受賞した『爪と目』、いろんな意味で怖ろしかったですわ〜。 ...続きを見る

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2014/06/04 14:31
『だれかの木琴』/井上荒野 △
『だれかの木琴』/井上荒野 △ うえぇぇ〜。 全然、共感できません〜理解できません〜勘弁してください〜(-_-;)。 この居心地の悪さというか、醜さというか、・・・正直、気持ち悪かったです。 井上荒野さんが描く、40代主婦のストーカー物語、『だれかの木琴』、ちょっと、これは私には、無理でしたわ〜。 ...続きを見る

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2014/03/22 11:18
『望郷』/湊かなえ ○
『望郷』/湊かなえ ○ 故郷は遠きにありて思うもの・・・・。 室生犀星の「小景異情」の一節です。 この物語は、詩の正しい解釈とは違うと思うんですが、故郷というものは本当に複雑な心境を呼び起こしますよね。 遠くにあって懐かしむこと、戻ってきて現実と向き合わされること、ずっと故郷にいて戻ってきた人を迎えること、子供の頃の自分と今の自分。故郷の人と、離れた自分。 瀬戸内海に浮かぶ白綱島を故郷として湊かなえさんが描く、『望郷』の想いとは。 ...続きを見る

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2014/03/18 22:45
『工場』/小山田浩子 ○
『工場』/小山田浩子 ○ 第150回芥川賞受賞の小山田浩子さん。受賞作『穴』も読みたい本リスト入りしてるのですが、実は受賞前に何かの書評でこの『工場』のことが取り上げられてて、興味を持っていたんですよね。で、こちらを先に図書館で予約することにしました。 巨大な敷地を持つ工場、その中で働く3人の男女(一緒にではない)の、淡々としているけど微妙に不条理な日々が、なんとも言えない雰囲気の作品でした。 しかし…独特の文章で、ちょっと私には読みづらかったです…。 ...続きを見る

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2014/03/16 13:37
『谷崎潤一郎犯罪小説集』/谷崎潤一郎 △
『谷崎潤一郎犯罪小説集』/谷崎潤一郎 △ 実を言うと、なんでこの作品が〈読みたい本リスト〉に入ってるのか、全然思い出せません(^_^;)。 読んでみれば思い出せるかと思ったんですが、結局思い出せませんでした。ダメダメだなあ、私 。 『谷崎潤一郎犯罪小説集』というタイトルから、大正奇譚風なものを想像してたんですが、あんまり幻想味はなかったですね。 作者の谷崎潤一郎と言えば『痴人の愛』とか『細雪』とか耽美な作品が多いので、そういうのを期待してたんです。ちょっと失敗。 ...続きを見る

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2013/12/26 13:32
『白ゆき姫殺人事件』/湊かなえ ○
『白ゆき姫殺人事件』/湊かなえ ○ 冒頭に、ショッキングで目を引く事件。 週刊誌ライターの取材に、嬉々として応じる人々。興味本位と悪意は紙一重。 ・・・う〜ん、湊かなえさんだなぁ(笑)。 非常にTV的ですよねぇ。 ・・・と思ったら、さっそく映画化らしいですよ、『白ゆき姫殺人事件』。早いですな〜(^_^;)。 ...続きを見る

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2013/09/19 13:11
『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』/ジョイス・キャロル・オーツ △
『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』/ジョイス・キャロル・オーツ △ 〜地元名士の孫娘・ジュードは2人の仲間とともに、美しい金髪の下級生を誘拐した・・・〜 狂気を孕んだ少女の物語や、怖ろしいほどずるがしこい双子の兄に振り回される弟の物語など、人間の醜さをこれでもかというほど詰め込んだ、七つの物語たち。 ジョイス・キャロル・オーツさん、読んだことのない海外作家さんだったのですが、新聞の書評で取り上げられて、しかも桜庭一樹さんが帯を書いてるってことで興味を持ち、読んでみました。 『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』というタイトルもなかなか意味深で、いびつで... ...続きを見る

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2013/08/21 14:57
『母性』/湊かなえ ○
『母性』/湊かなえ ○ 冒頭に、事件。 いつもの湊かなえさんの手法だな、と読み始める。 団地の4階から転落した娘。〈愛能う限り、大切に育てきた娘〉と嘆く母。 「母性について」「母の手記」「娘の回想」の3つの視点から語られていく母娘関係は、とてつもなく息苦しい。 『母性』って、なんだろうか。 娘でもあり、母でもある私だが、とてもじゃないけれど、こんな関係は築けない。 ...続きを見る

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2013/08/06 19:40
『四〇一二号室』/真梨幸子 ○
『四〇一二号室』/真梨幸子 ○ うはぁ〜。騙されたっていうか、なんていうか、ある意味凄いわ。驚愕のラストですねぇ。確かに、伏線はあったけど、ちょっと引っかかってたけど、でもなんかいつの間にか忘れて読んでて、最後に驚いた。 「嫉妬」とか「恨み・つらみ」とか、そういう悪感情で世界が回ってる物語。 この独白はこの人、この状況はこの人の状況、そう思い込んでると、最後に正面からひっぱたかれます。 真梨幸子さんは、初読みなんですが、そのフェイクが凄くて非常に驚かされました。 とある高級マンションの、心理的瑕疵物件である『四〇一二号... ...続きを見る

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2013/04/11 22:08
『善人マニア』/水生大海 ○
『善人マニア』/水生大海 ○ う〜わ〜。何なのこの読後感の悪さ…。 メインの登場人物たちの狡さが、酷すぎる・・・。 読んでて、すごくイライラしたわ〜。その代り、イライラのあまり読むスピードは異様に早かった気がする(笑)。 『善人マニア』というタイトルが、大変偽善的でセンセーショナルに煽りますよね〜(笑)。人間のいやらしさから起きる事件のにおいがプンプンしますよね〜。 ...続きを見る

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2012/07/27 22:06
『ゆうれいのまち』/恒川光太郎 ○ (絵本)
『ゆうれいのまち』/恒川光太郎 ○ (絵本) あの恒川光太郎さんが、絵本。 タイトルは『ゆうれいのまち』、へぇ〜、どんな感じなんだろう。 岩崎書店の「怪談えほん」シリーズの中の1冊。怖いのかな?子供に分かるのかな? ・・・てなわけで、我が家の小学4年生にも読んでもらいました。今回はちょっとイレギュラーに、[親子の感想比較ぅ?! ] 版です(笑)。 ...続きを見る

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2012/07/17 21:24
『春狂い』/宮木あや子 △
『春狂い』/宮木あや子 △ うあ〜・・・。これはエグいわ、宮木あや子さん・・・。すみません、ちょっと合いません、こういうの…。いい子ぶった小市民と言われても仕方ないんですが、背徳というか性虐待ものって、駄目です…。 春になると、少しずつ全てが狂っていく。桜が舞い散る春の中で、様々な人間が狂っていく。お互いに、関与しながら。 『春狂い』というタイトルそのままに。 ...続きを見る

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2011/12/12 16:05
『ばらばら死体の夜』/桜庭一樹 △
『ばらばら死体の夜』/桜庭一樹 △ あ〜。なんか、すご〜〜〜く、いやな読後感です。なんというか、直木賞後の桜庭一樹さんて、どうも〈人生のぬかるみ系〉なお話が多いですよね…。 今回は多重債務者がどこまでも転がり堕ちていき、取り返しのつかない終わりを迎えるその過程の物語。 『ばらばら死体の夜』というタイトル通り、冒頭から死体を解体するシーンがある。殺人者は殺した相手を、「生きててもばらばらな人間だったから、殺してばらばらにすることで形として安定した」と感じ、 〜〜ばらばらにしてあげなくてはならないのです。〜〜 (本文より引用) ... ...続きを見る

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2011/11/24 21:00
『黒と愛』/飛鳥部勝則 ○
『黒と愛』/飛鳥部勝則 ○ う〜わあ〜。なんだろこの、なんじゃそりゃ・・・感は(笑)。 密室殺人のトリックとか大掛かりだし、メインキャラの美少女・黒の異様さは目を離せないし、だんだんと判明してくるほかの登場人物たちのぶっ飛びっぷりもとんでもない。 だけど、なんじゃそりゃ・・・なんである。 後半、かなりグロいしね〜。ラストに向かってだいぶ、カオスになっていくし。真犯人をミスリードするあのネタは、ミステリとしてどうよ、って気もするし。 好きかというと諸手を挙げて好き、という訳じゃないけど、嫌いかというと嫌いじゃない。た... ...続きを見る

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2011/10/31 15:04
『深泥丘奇談・続』/綾辻行人 ◎
『深泥丘奇談・続』/綾辻行人 ◎ 『深泥丘奇談』に続く、綾辻行人さんの怪奇幻想譚シリーズ第2弾です! 彼岸と此岸がいつの間にか入れ替わるような、知っているはずの町がどこか違う異界になってしまってるような、そのぞわぞわする落ち着かなさ。周りの人は平然としているのに、自分だけが感じる違和感。 常に、〈怖ろしくおぞましい経験をした――ような気がする。〉と曖昧に霞んでしまう記憶。 これは、イイです!素晴らしいです『深泥丘奇談・続』! ...続きを見る

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2011/10/19 11:33
『夜行観覧車』/湊かなえ ◎
『夜行観覧車』/湊かなえ ◎ たまたま図書館の予約の順番が同時期に回ってきたので、湊かなえさん続きです。 本作『夜行観覧車』は、『往復書簡』とはまた違った趣ですね。 家庭内殺人を巡る、2つの家族と1人の隣人の思いと行動。 「なぜ事件は起こったのか」というミステリーの常道が重視されてはいないのが、本作の肝だと思います。 ...続きを見る

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2011/09/26 16:58
『死ねばいいのに』/京極夏彦 ○
『死ねばいいのに』/京極夏彦 ○ 相変わらず、挑戦的だよなぁ京極夏彦さんて(笑)。 『死ねばいいのに』って、ホントすっごいタイトルじゃありませんか、ねぇ。なにもそんなにあからさまに言わなくても・・・と鼻白みつつ、読了してびっくり。 ははぁ〜、へぇ〜、そうなんだぁ。ていうか、京極さんて、ホントにオソロシイ作家さんだなぁ。 面白いというか、後味が悪いというか、どう表現したらいいのか・・・。 ...続きを見る

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2011/08/06 21:02
『蜜姫村』/乾ルカ ○
『蜜姫村』/乾ルカ ○ 面白かった・・・けど、結構グロかったです(^_^;)。 陸の孤島のような山奥の小さな集落には、秘密がある。老人が多く医者もいない村なのに、何故か村人たちは皆、健康的で元気なのである。 その秘密に触れてしまった都会から来た女性、その娘、そしてそのまた娘。3代の女たちが関わった、この村の秘密とは。 乾ルカさんは、全くの初読みですねぇ。実はどういう作風の作家さんかも全然知らなかったんですが、新聞書評を見て「なんか面白そう」ということで、チャレンジ。 『蜜姫村』は、人里離れた山奥の秘密や代々伝わ... ...続きを見る

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2011/08/01 22:07
『Q&A』/恩田陸 ○
『Q&A』/恩田陸 ○ 2002年2月11日午後2時過ぎ。都内郊外の大型ショッピングセンターで大規模な死傷事故が発生。居合わせた人数はかなりの数に上るにもかかわらず、本当は何が起こったのか、どうしてここまで大きな事故になったのか、誰にもわからない。 この事件を調査する質問者と、事件に色々な形で関わった回答者の『Q&A』(質問と答え)だけで、物語は進行していく。 恩田陸さん、相変わらずひたひたと怖いです・・・。 ...続きを見る

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2011/03/29 15:13
『数えずの井戸』/京極夏彦 ◎
『数えずの井戸』/京極夏彦 ◎ は〜、今回もぶ厚かったですなぁ、京極夏彦さん(笑)。 本書『数えずの井戸』は、京極版「皿屋敷」である。 まず番町・青山家に関してどんな噂が流れたかが語られ、そして実際の惨事の結果だけが語られ、序章となる。 本編は、青山家で起きた惨事の関係者たちの性質とそれに関わる物語が、延々と語られていく。次第に歪みを増していく、彼らの事情と性質。読んでて非常に落ち着かない気持ちになりました。 あ〜、それと・・・、長かった〜(笑)。結末の事実だけは分かってるけど、結局どうだったのよ?というのが・・・ねぇ... ...続きを見る

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2011/02/25 00:38
『かいぶつのまち』/水生大海 ○
『かいぶつのまち』/水生大海 ○ 水生大海さんの前作、『少女たちの羅針盤』を読んでいないと、ちょっとわからない部分があるような・・・。 高校演劇の大会の当日に、『かいぶつのまち』というその劇になぞらえるかのように、悪意のある事件が続出する。しかも、混乱は以前から続いているのだという。 〈かいぶつ〉は誰なのか。何故、演劇部に事件が起こり続けるのか。 ...続きを見る

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2010/11/12 10:53
『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』/千早茜 ◎
『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』/千早茜 ◎ イソップ童話などの原典は、結構オソロシイ。現代に伝わる「意地悪な継母」が実母だったり、「懲らしめられ改心した元悪者」は罰として惨殺されていたり。 それらを何重ものオブラートに包み、悲惨さに安心を上塗りして隠し、現代の西洋童話は流通している。 そんな童話達を、あえて現代日本を舞台にして大胆に翻案した、『おとぎのかけら 〜新釈西洋童話集〜』。 千早茜さんに拾われ、再構築されたおとぎ話のかけら達は、どんなオソロシイ世界を繰り広げるのか。 ...続きを見る

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2010/11/04 22:18
『冥談』/京極夏彦 ○
『冥談』/京極夏彦 ○ いやぁ・・・本作『冥談』も投げっぱなしですなぁ、京極夏彦さん(笑)。 『幽談』のときも、「うわ、オチがない・・・」って言ってたと思うんですが、とにかく、イキナリ話が終わってしまって、その居心地の悪さったら、ねぇ・・・。 ...続きを見る

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2010/10/25 22:46
『道徳という名の少年』/桜庭一樹 ○
『道徳という名の少年』/桜庭一樹 ○ 良くも悪くも、桜庭ワールドだなぁ・・・というのが第一印象。 淫靡で甘くまとわりつくような、それでいて砂のように乾いている、一族の歴史。喧しいのに、静かに流れて行く時代。 とても、桜庭一樹さんらしいなぁ〜と。 『道徳という名の少年』、町いちばんの美女から始まる、背徳の歴史。 ...続きを見る

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2010/10/05 23:52
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』/本谷有希子 △
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』/本谷有希子 △ なんとも「痛い」物語である。 「痛々しい」でもあるし、今流行りの「イタい」でもあり、もちろん実際に心身ともに「痛い」。 今まで読んだことのある、本谷有希子さんの作品とは全然違う傾向で・・・ビックリしました。 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』というタイトルのインパクトもすごいよね・・・。 ...続きを見る

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2010/09/28 20:48
『Another』/綾辻行人 ◎
『Another』/綾辻行人 ◎ うわぁ・・・。 メインの物語は何とか終ったけど、繰り返され続ける「3年3組の災厄」の抜本的解決は出来そうにないという・・・。後味悪ぅ・・・。 大体、何が・何故・どうやって・誰が、という理屈が全然、通らないんだもの。クラスに紛れ込む<死者>にも一欠けらの悪意 もなく、記憶を操作されている。 <現象>としてとらえるしかない、<災厄>。 綾辻行人さんの放つ、ホラーとミステリーの融合! 2010年「このミステリーがすごい!」の第3位を受賞した、『Another』、じわじわと迫りくる<災厄>の理... ...続きを見る

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2010/08/05 21:19
『追想五断章』/米澤穂信 ◎
『追想五断章』/米澤穂信 ◎ 父の死により学費が捻出できなくなり休学、古書店を営む叔父の家で仕事を手伝いながら漫然と同居していた菅生芳光はある日、「亡父の遺稿を探して欲しい」という依頼を受ける。依頼人・北里可南子の父は、生前に結末を伏せた〈リドル・ストーリー〉というスタイルの小説を5編書いていたという。 『儚い羊たちの祝宴』で、最後の最後で愕然とするほど覆される物語に度肝を抜かれた米澤穂信さんの、何重にも仕掛けられた物語構成、堪能いたしました。 いやでも・・・読後感はちょっとブラックだよなぁ、『追想五断章』。 ...続きを見る

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2010/07/07 20:49
『フリークス』/綾辻行人 ○
『フリークス』/綾辻行人 ○ K**総合病院精神科病棟で、3つの物語が語られる。何かが、おかしい・・・。 本格ミステリの綾辻行人さんが、「精神科病棟患者」物を描いた『フリークス』。 疑ってかかる読者、翻弄しようとする作家。より狂気に近いのは、どちらなのだろうか・・・。 ...続きを見る

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2010/02/09 22:32
『絶望ノート』/歌野晶午 ◎
『絶望ノート』/歌野晶午 ◎ ああ・・・まさにこれは、歌野晶午さんの作品だ。気をつけなくちゃ、と思ってたはずなのにまた、やられた・・・。想像(警戒?)の斜め上を行く、あの展開はすごい。 主人公・大刀川照音(たちかわしょおん)の絶望の日々を綴った『絶望ノート』。あまりに酷いいじめの描写に、心が冷える。彼が神に縋ったとしても、それを非難することは出来まい。だが、彼が願うと、いじめてくる級友は怪我をしたり死んだりする。偶然?故意?そして、それをやっているのは誰なのか・・・。 ...続きを見る

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2010/01/16 00:19
『デンデラ』/佐藤友哉 ○
『デンデラ』/佐藤友哉 ○ あけまして おめでとうございます 今年も、素晴らしい作品に出会って、良い記事(←かなり疑問)をUPできるといいなぁ〜と希望しています。 この一年また、お付き合いいただければ光栄に存じます。 さて2010年のトップを飾りますのは、佐藤友哉さんの描く衝撃作、『デンデラ』。それは、かつて日本の農村にありえた「姥捨て山」のその後の物語。 私にとって佐藤さんは「サイキック風味なバイオレンス小説」を描く作家さんです。そして、今作も『暴力』に満ちている。主人公たちは、『村』に用なしとされた、老婆たち... ...続きを見る

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2010/01/05 22:32
『最後の記憶』/綾辻行人 ○
『最後の記憶』/綾辻行人 ○ 白髪性若年性痴ほう症の母。現在から過去へ向かって、次々と失われていく記憶の中で、残るのは印象の強い記憶。母の中で、もっとも強い記憶は、殺戮の現場から逃げ出したというものであった。次第に濃度を増していく、恐怖の記憶にさいなまれる母を看取りながら、この痴呆症が遺伝性のものであることに、つまり自分に遺伝子発症することを恐れる主人公・僕・波多野森吾。 ・・・彼の取った行動は。 ...続きを見る

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2009/12/20 00:06
『ずっとお城で暮らしてる』/シャーリィ・ジャクスン ○
『ずっとお城で暮らしてる』/シャーリィ・ジャクスン ○ 怖い、怖い・・・。何が怖いって、ラストシーンが怖い。 姉・コンスタンスと「2人きりで暮らせることがとっても幸せ」だとメアリー・キャサリンは言うのだ。 全てとの交流を断って。ブドウのつるに覆われた洋館で。幸せなのだ、と。 シャーリィ・ジャクスンさんの描く狂気の世界。でも、狂っているのは、誰なの? 村の裕福な一家を襲った毒殺事件。容疑者であった長女(裁判では無罪判決)と、事件当時夕食抜きで現場にいなかった次女が『ずっとお城で暮らしてる』物語。 ...続きを見る

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2009/12/11 23:28
『カワセミの森で』/芦原すなお △
『カワセミの森で』/芦原すなお △ 主人公・桑山ミラは、高校2年の夏、恐ろしい体験をする。美しい、カワセミのいる森の瀟洒な洋館で、連続する殺人。豹変する友人、成功した一族にかけられた崩壊の呪い。 誰が、何のために・・・? ...続きを見る

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2009/11/15 22:48
『枯骨の恋』/岡部えつ ○
『枯骨の恋』/岡部えつ ○ 部屋の片隅に、骸骨が立っている。主人公・真千子はそれを、15年前に別れ、そののち死んだ、自分の元恋人の骨なのだと思っている。 骨は何もせず、ただ立っているだけ。新しい男を連れ込んで、明かりをつけたまま関係しても、それでもなお。 第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞した、岡部えつさんの『枯骨の恋』は、そんな乾いたおぞましさを漂わせる、短編集である。 ...続きを見る

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2009/08/10 23:27
『充たされざる者』/カズオ・イシグロ △
『充たされざる者』/カズオ・イシグロ △ ううむぅ〜。非常に感想を書きづらいです・・・。 カズオ・イシグロさんの、格調高い自制のきいた物語構成・文章(訳も良いのだと思いますが)、古き良き時代を思い起こす、郷愁漂う世界。 本書『充たされざる者』も、そういった世界を踏まえつつ、不条理な悪夢の連続のような、堂々巡りが続いてゆく。その堂々巡りが、どんどん収拾つかない方向へ行くせいで、大変疲れました。 ...続きを見る

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2009/08/08 23:35
『贖罪』/湊かなえ ○
『贖罪』/湊かなえ ○ あ〜、なんて言うか、非常に評価の仕方が微妙です・・・。  物語としては、うわぁ・・・湊かなえさん大丈夫かしらん、こんなの書くとすっごく精神的に色々消費しすぎて辛くないかしらん…という感じで、相変わらずすごいな、と思うのですが。 この『贖罪』も、衝撃的作品であります。 「そんなつもりはなかった」という一時の感情が、ずっと15年も尾を引いて、おぞましい結果につながってゆくという、その展開の恐ろしさは、なんとも・・・。 ...続きを見る

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2009/07/10 23:55
『厭な小説』/京極夏彦 ◎
『厭な小説』/京極夏彦 ◎ いやぁ・・・(笑)。色々、言うべきことはあると思うんですが、なんと言うか、この作品は、真面目に受け取ってはいけないような気がする。あえてここは、明るく軽〜く受け流すのがよろしいかと。 ・・・なんて言うか非常に挑戦的な作品でございましたよ、京極夏彦さん。 なんせタイトルが『厭な小説』で、タイトルだけじゃなく、内容も、構成も、装丁から何から(虫が挟まっているような印刷には度肝を抜かれた)、すんごく厭なんである。 でもその厭さ加減を(笑)で片づけて自分から切り離そうとしてる自分が、一番「厭」かも... ...続きを見る

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2009/07/09 21:42
『ブードゥー・チャイルド』/歌野晶午 ○
『ブードゥー・チャイルド』/歌野晶午 ○ 誤認識を、そっちに持って行きましたか、歌野晶午さん。 なるほど・・・ですねぇ。その誤認識は、結構リアリティがあるかなぁ、と思いました。『ブードゥー・チャイルド』の書き出しは、とても通俗的なオカルトっぽい。が、そのオカルトっぽい文章を書きつづっているのは、普通の中学生の男の子で・・・。 ...続きを見る

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2009/07/05 22:18
『少女』/湊かなえ ◎
前作『告白』が、かなりインパクトのある物語で、本作『少女』はどうなんだろう・・・という期待と不安がありました。今度もM市図書館の予約待ち30人以上でした。やっと手元に回って来て、半日で読了しました。 ・・・湊かなえさんは。怖ろしい作家さんです。 ...続きを見る

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2009/04/21 22:12
『儚い羊たちの祝宴』/米澤穂信  ◎
ほほう・・。ラストで覆される、ってのは前評判で聞いていたのですが、なるほどですね。 読書会「バベルの会」に所属する娘たちの周辺で起きる、不吉な事件の数々。 以前読んだ『story Seller』に収録されていた「玉野五十鈴の誉れ」も、4編目に入っています。 ...続きを見る

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2009/03/24 22:17
『幽談』/京極夏彦 ○
京極夏彦さんですよ。 実は、【蒼のほとりで書に溺れ。】の記念すべき第1番目の記事が、京極さんの『どすこい(仮)』だったのですが、その後も『巷説百物語』シリーズでなどで、魅了されましたねぇ・・・。 で、本作『幽談』は、如何に。 ――― うわ、投げっぱなしだよ。 怖いとか怖ろしいとか、そんなことの前に。このオチの無さは、この居心地の悪さは、いったい・・・。 ...続きを見る

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2009/02/05 23:27
『草祭』/恒川光太郎 ◎
恒川光太郎さんの描く異界。 それは、怖ろしくも美しい、そしてどこにでも存在していそうな、現実世界と微妙にズレた、怪しい世界。 恒川さんには、彼岸と此岸の境目が見えているに違いない、と思う。その常人には感知できない境界線を知っているからこそ、あの世界を表現できるのだろう。 本作『草祭』も、その恒川さんの本領発揮、引き寄せる異界と溶けゆく現実が、儚くも幽玄な光景を描きだしてゆきます。 いざ、真の和製ホラーの世界へ・・・。 ...続きを見る

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2009/02/03 22:48
『新・夢十夜』/芦原すなお ○
うわ・・・。夢って、ここまで陰惨に構成出来るんだ・・・。怖ろしい。 芦原すなおさんの描く、「夢」の世界は、とにかく暗く湿ってまとわりつく。 今晩、こんな夢見ちゃったら、どうしよう・・・(泣)。 ...続きを見る

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2009/01/29 22:09
『告白』/湊かなえ ◎
前評判がすごかった、この『告白』、確かにスゴイ。 「事故だったはずの自分の娘の死は、本当はこのクラスの生徒に殺されたのだ」と女性教師が語り始めるという、インパクトのある序章、その後5章にわたって、事件と事件その後について、事件関係者とその周辺の人物が語る物語は、あまりにも陰惨で、救いがない。 予想をはるかに上回る、「人間」の醜さ。けれど物語の登場人物達の言動は、現実にあり得るのだ。 ...続きを見る

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2009/01/26 23:24
『倒立する塔の殺人』/皆川博子 ○
前から、気になってたんですよね〜、この『倒立する塔の殺人』。戦時中のミッションスクールで回し書きされ始めた「小説」。チャペルで死亡した女生徒。物語と現実は絡み合ってゆく・・・・そんな前評判をどこかで聞いていたので。 戦時中及び直後の閉塞感や、女学校という特異な空間の人間関係など、妙におどろおどろしいというか、鬼気迫るものがありました。 著者皆川博子さんですが、1930年生まれとのこと。つまり、この小説の時代をリアルタイムで生きた、ということですね。 ...続きを見る

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2009/01/09 22:49
『深泥丘奇談』/綾辻行人 ◎
―――これは、すごいわ。 じわじわと忍び寄り、いつの間にか入れ換わっている異界。激しい眩暈に見舞われた主人公の作家が今いるのは、昔から知っているの「深泥丘」なのか? 綾辻行人さんの本業は、本格ミステリですが、こちら『深泥丘奇談』は怪奇幻想譚といった趣。 その妖しい世界は、水無月・Rの心をガッチリ掴んでしまいました・・・!! ...続きを見る

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2008/11/19 23:19
『眼球綺譚』/綾辻行人 ○
綾辻行人さんの 『深泥丘奇談』を読もうと思ってたところ、雑誌 『ダ・ヴィンチ』の特集に「深泥丘の前に『眼球綺譚』を」とあったので、M市図書館の書庫から出してもらいましたよ。 ううむぅ〜。こ、これは・・・グロイな。ホラーでグロイ・・・ううむぅ〜。 なんていうか、水無月・R的ボーダーラインを出たり戻ったりという、アレだ、津原泰水さんみたいな感じだ。ほら、食虫とか、ゲテモノ喰い系というか。(←綾辻さんの方が先) ...続きを見る

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2008/10/30 23:07
『屍鬼』〜第3部「幽鬼の宮」/小野不由美 ◎
「村は、死によって包囲されている。」小野不由美、『屍鬼』第3部「幽鬼の宮」である。第3部に入り、村におこっている死に事の正体が明らかにされる。村は徐々に「屍鬼」に侵食されていく。伝染病ではない。「起き上がり」なのだ。 ...続きを見る

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2007/03/18 22:29
『屍鬼』〜第2部「深淵より呼びぬ」/小野不由美 ◎ 
小野不由美、『屍鬼』の第2部「深淵より呼びぬ」です。第1部「鴉たち」で、村に広がりつつあった原因不明の死の病は、更に奇怪な様相を帯び始める。 ...続きを見る

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2007/03/16 21:34
『屍鬼』〜第1部「鴉たち」/小野不由美 ◎ 
え〜〜と。2段組上下巻にてこずっている、水無月・Rです。 『屍鬼』は、上下巻で4部構成になっているので、各部の感想をUPしていくことにします。(毎日雑記をUPするのも芸がなさ過ぎなので) ...続きを見る

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2007/03/15 23:07
『ユージニア』/恩田陸 ◎
恩田陸は、ひたひたと、怖い。 『ユージニア』は、最初は大量毒殺事件のルポだった。 なのに途中から、気が付けばだんだん「大量毒殺の生き残りの盲目の少女の犯行」検証となっていくのだ。 ...続きを見る

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2007/02/13 23:43
『GOTH〜リストカット事件』乙一 ◎
殺人事件にしか、‘本当‘を感じられない僕は、クラスメートの‘森野夜‘の周囲にうごめく犯罪を観察する。 ...続きを見る

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2007/01/22 20:50
宮部みゆき『理由』 ◎
水無月・Rが宮部みゆき『理由』を読もうと思ったのは、京極夏彦『どすこい(仮)』の「理油」を読んだから、といったら、怒られるだろうか。 いや、全然内容違うんですけどね。タイトルだけですよ、設定すら、違いますから。でも、面白かったんだもん『どすこい(仮)』。となると元ネタ(違ッ!)の方も、読んでみよう、と。 ...続きを見る

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2007/01/21 22:40
恩田陸『ねじの回転〜FEBRUARY MOMENT 』 ◎
恩田陸『ねじの回転〜FEBRUARY MOMENT 』 ...続きを見る

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2007/01/15 22:23

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