『エンド・ゲーム』/恩田陸 ◎

『エンド・ゲーム』恩田陸は、『常野物語』の三冊目。『光の帝国』に出てきた、「裏返す能力」拝島家の物語。

父は十数年前に失踪し、母は旅先で意識不明になり、娘は「洗濯屋」に導かれて、父と母のところへ辿り着くが。母の能力の秘密、そして自分が「ハイブリット」であるという事実、父の失踪の真相、そして仕組まれた「本当」を隠す仕組み・・・。
前半は、「きっと「常野一族」の秘密が多少なりとも分かるんだろう」「「常野」に反目する一族との一大決戦なんだな」と思っていたが・・・なんと、「常野」に反する或いは「裏返す能力」で対抗している2つの一族は、すでに意味を失っていたという。しかも、「洗濯屋」の存在意義すら失わせた。

で、ますます「常野」ってなんなんだ~~!!となる。「常野」の一族の目指すところは何なんだろう・・・と。一族の存続?いや、そんなことではなさそうだし、かといって「日本が誤った方向に進むのを防ぐ」とかそんな政治的な話でもない、ああ・・・気になってしまうじゃないか!!
今後の続巻に期待。できれば現代の「仕舞う」春田家の姉弟の物語を読んでみたいものである。それと「掃除屋」(だったかな?はびこる目に見えない植物をこそげ落とす一族)の物語を。

(2007.1.29 読了)
エンド・ゲーム
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常野物語 著者:恩田陸出版社:集英社サイズ:単行本ページ数:324p発行年月:2006年01月この著


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