『よろづ春夏冬中(あきないちゅう)』/長野まゆみ ○

う・・・・やられた。『よろづ春夏冬中』は,長野まゆみの少年愛系の短編集である。水無月・Rは、長野まゆみ作品が大好きである。だが・・・これは・・・。

いつもの長野ワールドだ。読んでいて心地よい、美しく繊細な文章。古式ゆかしい感のある言葉遣いや会話体など、引き込まれる。だが・・・・、コレはちょっと・・・。
「今まで読み慣れていた物語より、少々生々しい感じがする少年愛」・・・なのである。

モチロン、直接の性的関係の描写はない(キスする程度はあるが)。ただ、「関係がある」と登場人物たちが断言してしまうのが、ちょっと受け入れ難いのである。水無月・Rはストレートな人間なので、「そ、ソレは、勘弁してくれよ~」なのである。まあ、逆にBL好きな人たちには、今までの文章は「思わせぶりばっかりで、なんじゃらほい」なのかもしれないが・・・。

最近の長野まゆみは、このレベルぐらいなら、さくっと書いてしまうんでしょうか。それともこの短編集の傾向が「少年愛」をお互い自覚している男同士の愛情を描いたもの、ってことなのでしょうか?
やや、水無月・Rの好みから外れるため、○ですが、文章の美しさなどは、やはり絶品です。

(2007.2.1 読了)
よろづ春夏冬中
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著者:長野まゆみ出版社:文藝春秋サイズ:単行本ページ数:211p発行年月:2004年10月この著者の


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