『海猫宿舎』/長野まゆみ ◎

近未来の物語なのだろうか。日々悪化する自然環境に適応できない、カラダの弱った子供たちの療養施設『海猫宿舎』に、新しい先生が現れる。
新しい先生の住む灯台に現れる、常人には見えない白いひげの老人は誰なのか?

少年達は緩やかに成長する。長野まゆみ作品独特の間が紡ぎだされ、美しく繊細な描写に惹き込まれた。

ああ、長野ワールドって、素晴らしい。水無月・Rの猥雑で距離感のない混沌とした感情が洗い流されるようだ。余計なものを省いて、美しいものだけを美しく描く、非常に難しい技であると思う。それが出来る長野まゆみ、本当にすごいと思う。
今日はバレンタインデーだが、この物語は、私自身へのプレゼントと言ってよいと思う。(チョコレートも大好きだけどね。)

(2007.2.14 読了)海猫宿舎

海猫宿舎
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光文社文庫 著者:長野まゆみ出版社:光文社サイズ:文庫ページ数:203p発行年月:2004年06月こ


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