『亡国のイージス』/福井晴敏 ◎

実を言うと『亡国のイージス』は、映画になった時話題になったのは知っていたが、「図書館の予約いっぱいだし~、自衛隊の男くさい話はちょっとな~」と敬遠していたのである。が、ある日、新聞の書評で『シックス・ステイン』を知り、読んでみたらば、あまりに面白かったので、水無月・R、福井晴敏にイキナリはまっちゃったのでした。

それ以来、『Twelve Y.O.』『川の深さは』『終戦のローレライ』などを読んできた。読んだのが昔(といっても2年も経ってないが)なので、これらの作品の感想は書けないけれど。
水無月・Rは自衛隊には詳しくない。実を言うと「1尉」と「1佐」はどっちが偉いかも知らなかったというレベルである。しかも、単純思考人間の水無月・Rには、福井晴敏の描く、先の先まで読める頭のいい登場人物たちが、怪物に見えた。でも、本当に面白かった。

そして、満を持して『亡国のイージス』に挑んだのである。
最新型のイージス艦が、北朝鮮のテロ集団と結託して、日本国政府に対して脅迫をかける。極秘の防衛庁情報組織・ダイスはどう動くのか?艦内では反乱派の幹部と何も知らなかった下士官達が対立し、下士官達が制圧される。何が起こるのか?
反乱を組織した艦長、テロ集団の冷徹な首領、潜入したダイスの若い工作員、中年の先任曹長(映画では真田浩之が結構かっこよく演じていて、多少違和感アリ→オッサンが頑張って活躍、が小説のイメージだったので)、が繰り広げる息もつかせぬ攻防戦、とにかく圧倒的なスピードと重量感のあるストーリーで、カナリ厚めの上下2冊組だというのに、数日で読み終えてしまった(その間の家事手抜き)。

様々な賞を受賞したという、福井晴敏の真骨頂とも言える作品。圧倒的に面白いです。

(2006.8. 読了)
亡国のイージス
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著者:福井晴敏出版社:講談社サイズ:単行本ページ数:654p発行年月:1999年08月この著者の新着


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