『ボートの三人男』/ジェローム・K・ジェローム ○

以前読んだ、『犬は勘定に入れません』 で、主人公・ネッドの愛読書としてジェローム・k・ジェローム『ボートの三人男』が出てきました。実在の小説と知り、「読んでみるべし」と図書館に予約を入れたところまでは、よかったんですが。

・・・M市図書館にあったのは、昭和十六年初刊の旧仮名遣いな小説だったのでした。いや~、読むの苦労しました。漢字が難しい、言葉遣いが難しい・・・無教養な水無月・R、途中で挫折しそうになりました。

しかし、どうしてあの時代の英国男子と来た日にゃ、ああまで見栄っ張りで傲岸不遜なんでしょうか。謙虚さと無縁な語り口、仲間内で苦労のある仕事の押し付け合い、読んでて「お前らホントに英国紳士か~!!」と激しく突っ込みを入れたくなりましたね。

エピソードそのものは、それなりに面白いのに、残念だ。あの不遜さがなければ、ボートに乗った3人男+犬の物語は、結構楽しめたのに。いや、コレが面白いのかな・・・水無月・Rの好みに合わないってだけで。

ストーリーは、ある日「休養の必要性」を感じて2週間ほどテムズ川を遡行するという計画を立てた3人の男が、ボートの操舵に苦労したり、遺跡を見に行ったり、以前の遠漕を思い起こして語ったり、自慢話をしたり、という話である。その中で、お互いにくさしあったり、ののしりあったり。挙句の果てにボートを乗り捨てて逃亡、という、とんでもない話でしたな。まあ、とんでもないからこそ、面白いんだけどね。

そして、この作品もやはり、「イギリス文学及び歴史」に関する教養があったら、もっと面白かろうというものでありました。ええ、水無月・Rは、無教養でございますから。残念に思うこと頻りでございます。

(2007.6.10 読了)


※水無月・Rが読んだのは、岩波文庫で、浦瀬白雨の訳でした。

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