『桜庭一樹~物語る少女と野獣~』/桜庭一樹 ◎

『私の男』で直木賞を受賞、今をときめく、「少女」を描かせたら、現代作家で一番でしょう!とまで水無月・Rが思ってる、桜庭一樹さん。
受賞記念なんでしょうね、『桜庭一樹~物語る少女と野獣~』は。色んな桜庭さん情報が満載で、とっても楽しめました♪

表紙に
日本文芸の彗星、直木賞作家のすべてがここに!
なぁ~んて、すっごい煽りだなぁ・・・(笑)。
いやいや、日本文芸の彗星の方には全く異論はございません。
でも、すべて・・・と言っても今現在で、ってことだよね。これからもどんどん新作を書いて行き、~~常に、最高傑作を更新する~~(本文・編集者座談会より引用)から、私たち読者の知らない桜庭ワールドは更に大きく展開していくわけですからね~。読者としては、ホントに楽しみな作家さんです。

内容は、書き下ろし新作小説、対談、読書界からのQ&A、徹底解析、直木賞ライヴ、インタビュー・・・・とにかく盛りだくさんです。どれも「ほほ~う」「うきゃ~、やっぱり桜庭さん好きッ!」とか、色々と思うところあるのですが、とにかく長くなっちゃうので、一つ一つを取り上げるのは、無理ですね(笑)。
それと実はこの本、読んでよかった~という思いと、読んじゃって少し後悔・・・、と両方の気持ちがあるんですよね~。というのも私、桜庭作品制覇してないので・・・。早く読みたい、でももったいない、他にも読みたい本リストがどんどん長くなってるし・・・うわ~ん、どうしよう~~(>_<)。
とまあ、色々言い訳が・・・(これを理由と言うにはちょっと・・・(笑))。

てんこ盛りな内容の中で、水無月・R的注目点は、やっぱり「ブルマー3部作」かな(笑)。
中2の三学期にこれを書いた!というのがね~。才能がほとばしってますよ!
私、桜庭さんと同い年なので、あちこちに散りばめられる小ネタにすっごく大ウケしました。ビルマの竪琴とか、ネバーギブアップとか・・・うう、また笑いがこみあげてきたわ~(^_^;)。

煩悩ブックリストの煩悩シンクロ率は14でした~。まあ、こんなものでしょうね。ガルシア・マルケスの『百年の孤独』は、かなり昔に、頑張って読んだことあります!とだけ主張させて下さい。

単行本未収録短編の「ゴージャス」、水無月・R的に、ビリビリ来ました。
冷めたアイドル、虚像の少女。年をとって朽ちていくことを望む、若い女。その美貌が崩れ始めた時、彼女は力強く足を踏み出す。
う~む乃木坂れな?、なんか聞き覚えがあるぞ・・・芸能界の話だから、七竈がらみ?でも、れなのライバルは、七竈っぽくないし・・・ううん?と、最後まで疑問形。桜庭ワールドディクショナリー(国内編)の「アイドル」の項目を読んで「ああああ!!!」と気が付きました。あれだ、七竈のお母さんが好きだったアイドルで、のちに七竈をスカウトに来る、あの。あの女性が、乃木坂れな!うぉぉ~。なるほど~!

あちこちに散りばめられる、「桜庭一樹語録」も、スンバらしいですよ。
「ふたりだとさびしくないけど、
 でも、ふたりって、
 つくづく 危険
とか
「お母さんって、
 マジックリアリズム
          ですよね。」
とか、
もう~、ああ、桜庭さんッ!って感じ(←意味不明)。

その他にも、ライブ@直木賞で一人でケーキカットする桜庭さんの写真とか、それに対して、大沢在昌氏が「桜庭一樹はついに小説と結婚した!」というシーンとか、机上のおしごとパートナーたちのハサミ形のヘアピンが個人的に欲しくなったりとか、もう、イロイロいっぱいいっぱいで…文章になりませんなぁ。

直筆の「本を読むと黒い大人になれます。」という一言も、なかなかに、良いです。
そうなんだよね、本を読んでも、まっとうに正当な大人にはたどり着けないよ。むしろ、いろんな毒を吸収して、いろんなものを自分の中で化学変化させて、そして、黒い大人になるのだ。
うむ!私もより黒い大人になるぞ!

(2008.09.16 読了)
桜庭一樹
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物語る少女と野獣 著者:桜庭一樹出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:単行本ページ数:189


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この記事へのコメント

2008年10月14日 15:33
こんにちは!
いろんな企画がテンコ盛りで楽しかったですね~♪
私も「ブルマー3部作」はイチオシです(笑)うはうは大笑いしながら読みました~(^^)
「百年の孤独」は未読なので、早速図書館に予約しちゃいました。頑張って読みます~!
2008年10月14日 21:44
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
『百年の孤独』・・・いや~、内容は微妙に覚えてますが(笑)。(←そんなことでいいのか(^_^;)
ブルマー3部作は、たまりませんよね~何というかあちこちに散りばめられた、小ネタが・・・うぷぷ。
ああ・・・桜庭さんは、ステキですよねぇ♪
エビノート
2009年01月23日 20:38
こんばんは。
桜庭一樹が濃縮された一冊でしたね~。
ブルマー三部作から書き下ろし短編まで、どれも楽しかったです。
桜庭さんの語録では、作家を志す若い人たちへの『たくさん書くこと、たくさん読むこと、一匹狼でいること』というメッセージが印象に残ってます。書くかどうかは別にしても、たくさん読もう!と思いました~。
2009年01月23日 21:44
エビノートさん、ありがとうございます(^^)。
桜庭さんの語録、いいですよね♪
私も「たくさん書く」のは難しいけど、たくさん読もう!と思います。
そしてみんなで黒い大人になるのですよ!

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  • 桜庭一樹~物語る少女と野獣~(桜庭一樹)

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