『定年ちいぱっぱ』/小川有里 ○

小川有里さんのエッセイである。
6歳年上の夫が、定年退職を迎えた。私は仕事をしているというのに、外出もせず家で一日「TVとお友達」で居座り続ける。い・・・息苦しいッ!
かくなるうえは、夫こと「オジサン」の再教育を!ということに相成ったのだが、その顛末は。
『定年ちいぱっぱ』は、定年退職した夫を「ム~チを振り振りちいぱっぱ~♪」と、一生懸命育てた?小川さんの「オジサンの自立訓練」の物語。

う・・・わぁ~、ヤバいヤバいヤバいッ!
うちのダンナも、「TVが友達」で一日ウチに居ても全く苦痛など感じない人である。しかも「オジサン」のような社交ダンスの趣味やら登山趣味やらもなく、同窓会好きでもなく、ホンット定年退職なんかした日にゃ、一日じゅうというか十年一日ってなノリで、ゴロゴロしてそうである。
いやぁぁ~~!勘弁してぇ~ッ!

いや・・・あと20年ほどあるけどね。
結婚してこの方、ずっときちんと働いて、毎月お給料を入れてくれ、子供の相手もそこそこしてくれてる夫ではありますよ。・・・家事はしないけど(^_^;)。人ごみ嫌いで、子供の学校のお祭り行って機嫌が悪くなる人だけど(-_-;)。
・・・私も、小川さんに習って、ダンナ教育を始めるべき?
頑張って定年まで働き続けてくれるんだろうし、少しゆっくりして欲しいという気持ちもあるんですけど。
でも、ずっと家にいて「3食出てくるの当たり前」「家事はやらんぞ」「俺はTVとゲームがあれば幸せ」なんていう生活されたら・・・・、ちょっとこれはどうよ、って思うわけです。

世の中には、定年退職したら自然に親しみ農作業をする作男系、地域に貢献する福祉系、常に妻の後を付いて歩く濡れ落ち葉やワシも族、そしてオジサンのように家でリラックスしまくって妻にストレス?を与える居座り系、などなど、いろんな定年退職後夫がいるようでございますね。
もちろん40年の長きにわたり、家族を養うために働いてきてくれた、そんな夫を労わりたい気持ちもある。
でも・・・今まで自分のペースで家のことをこなしてきた妻としては、急に1日じゅう顔を突き合わせ、3食きちんとしたものを用意してやらねばならなくなった退職夫は、結構負担なのである。退職夫は縦のものを横にもしない、頼まれないとやってくれない、頼んでも屁理屈捏ねたり聞こえないふりしたりでスルーしてくれたりする、ときたら、そりゃもうストレス感じるなっていう方が無理。

小川さんのそんな葛藤をよそに自由快適な生活を送り続けるオジサンも、3年にわたる小川さんの刷り込み?や交渉により、お互い譲れるようになってきた。長年連れ添った夫婦だからわかる呼吸、みたいなものもあるんでしょうな。週2・3回の仕事もするようになってくれたし。
夫婦円満の秘訣は、年がら年中一緒にいないこと。お互いソコソコ思い合って、協力し合って生きていくこと・・・なわけですなぁ。
小川さんとオジサンの攻防戦、老朽化する家の修理のこと、オジサンの趣味について小川さんが思うこと、小川さんが取材してくる夫婦のいろんなエピソード、イロイロ笑えて参考になるお話がたくさんでした。

小川さんのオジサン教育、あるいは小川さんの周りの人たちのお話も参考にしつつ、20年後苦しまずに済むよう、少しずつ少しずつ、ダンナに教育・・・では不遜なので刷り込みをしていこうかな~、という気になりました(笑)。

(2008.10.26 読了)
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二人はツライよ 著者:小川有里出版社:毎日新聞社サイズ:単行本ページ数:237p発行年月:2005年


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