『いぬうえくんがやってきた』~いぬうえくんとくまざわくん1~/きたやまようこ ◎

水無月・Rの次男(幼稚園児)は、動物好きである。そして母・水無月・Rはきたやまようこさんの「いぬうえくんとくまざわくんシリーズ」が大好きである。
次男が図書館で、「自分で読む」と選んだ本にこれが入っていたときは、小躍りしそうになった。
『いぬうえくんがやってきた』は、哲学的発言の犬・いぬうえくんと、天真爛漫な熊・くまざわくんの出会いの物語である。(注:児童書です)

くまざわくんがはらっぱで知り合った、いぬうえくん。「ともだちは○○したほうがいい」という断定口調でくまざわくんをケムに巻きつつ(?)、同居生活が始まる。いっしょに暮らすことの約束事、ちがった生き物だから食い違う思い、「ともだち」って難しい。だけど、お互い、大好きで大切なんだよね。

ちゃっかり者のいぬうえくんが、のほほん天然系のくまざわくんと一緒に暮らすと、小さな波乱があちこちで起きる。一つ一つは些細なんだけど、やっぱりくまざわくんとしては、色々と引っかかる。それに2匹は違った種類だから、習慣や好みも違う。そこからケンカをしてしまい、いぬうえくんが出て行ってしまう。
すぐに後悔する、くまざわくん。いぬうえくんがいなくなった家は、静かで暗くて広かった。涙が出てきてとまらない。泣き疲れて寝てしまったくまざわくんが目を覚ますと、目の前にいぬうえくんが。お互いに「ごめんね」を言い合って、仲直り。

いぬうえくんが戻って来て、嬉しくてしゃべりたいのに「ぐあん、ぐお ぐおん。」って声しか出てこないぐらい、前夜に泣いて声の嗄れちゃったくまざわくんが、なんとも愛らしい。
いぬうえくんだって、照れている。

~~さいしょは ぼくの いすで、いぬうえくんの いすになって、ぼくの いすになった、いぬうえくんの いす~~ (本文より引用)
という、回りくどいけど2匹の仲の変遷を象徴する、いすの表現が良かった。

「ともだち」は素敵なものだけど、お互い譲り合ったり折り合ったりするのが大事だという事、友達ならガマンも大変じゃなくて嬉しいことになること、そんな事を平易な言葉で書かれている。
お互いを大切な友達として、認めている。思いあうう気持ちは、とても暖かい。
子供だけじゃなく、大人にもおススメしたい、一冊である。

ちなみに。水無月・Rの次男は「いぬうえくんのしゃべり方が面白いからいぬうえくん派」なのだそうです(笑)。
私は断然「くまざわくん派」ですね。あのほんわか具合は、大変微笑ましい。うらやましい、とも言えるかな。

(2009.02.23 読了)

いぬうえくんがやってきた
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いぬうえくんとくまざわくん 著者:北山葉子出版社:あかね書房サイズ:全集・双書ページ数:78p発行年


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