『ガールズ・ブルーⅡ』/あさのあつこ △

あの夏から、1年。理穂達は、高校3年生になる。
これからは、今までのように顔を合わせていつも一緒、というわけにはいかなくなる。その分岐点に向かって、それぞれの道へ進み始める。
その道を選ぶのだって、どうしたらいいかわからない。自分がどうしたいかも、分からない。
あさのあつこさんの、『ガールズ・ブルーⅡ』は、高校3年生の子たちがそんな迷いと焦りと揺れの中を、「言葉」を交わしながら少しずつ進んでいく。

『ガールズ・ブルー』の時も、自分はあの世代の子供達(あえて子供と言うけど、区分が難しい年齢だ)をひと括りにしちゃってないか?って思ったのだけど。
親から地元就職を請われる子、何をしたいかわからない子、勉強の嫌いな子。なんとなく漂う、焦りと、少しだけ追われている感じ。
何かに向かってガムシャラには頑張っていないけど、それでもやっぱり思うところはあるのだな・・・と。
子供と大人の愛での、どっちつかずな状態。揺れている、というより惑っている、まだまだ小さい世界、そこから飛び出すための準備期間。

理穂、如月、美咲、そしてスウちゃん・・・彼らがきちんとお互いを大事に思って、真っ直ぐ向き合ってるのがいい。自分達の上をするすると流れていく言葉じゃなく、とげとげとした突起のある引っ掛かるような言葉を操って。
そんな子供たちの感覚を、リアルに描くあさのさんは、凄いと思いました。
ただ・・・なんとなくすら~っと読んでしまい、前作よりインパクトがなかったかな・・・私には。

(2010.04.05 読了)


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