『京大芸人式日本史』/菅広文 ◎

~~日本史は物語のように読めば絶対に忘れない ―― ロザン 宇治原史規~~(帯より引用)
この宇治原さんの勉強法を、〈菅さんがタイムマシンに乗って日本の歴史上のいろんな時・場所を訪れてインタビューする〉という物語?にした『京大芸人式日本史』『京大芸人』に引き続き、菅広文さんの宇治原愛が炸裂しています(笑)。

物語?は、菅さんが出来心でセンター入試の問題をざっくり読んでしまったことから始まる。
全然解けないことに、ショックを受けた菅さんは、かつて宇治原さんが~~「日本史の教科書は物語のように読めば絶対に忘れない」~~(本文より引用)と言っていたことを思い出し、本屋で買った教科書を持って、宇治原さんのところに押しかける。
テンション低めに語り出した宇治原さんにツッコミを入れつつ、物語の菅さんはタイムマシンに乗り込む。

ここから、菅さんの大冒険(笑)が始まるんだけど、ちゃんと歴史の流れは踏まえてるので、笑いながらもちゃんと日本史のキモが頭に入ってきます。
そして、時々差し挟まれる「士農工商漫談」や「四民平等漫談」、「歴史上の人物とのクイズ大会」などがもう、秀逸(笑)。賢い人たちって、どの時代でもクイズ好きっていうか、クイズになると我を忘れちゃう!というのが、リアリティがあってホントに笑えます。
クイズとなるとボケもツッコミも忘れる宇治原さんと、歴史上の人物(含・宇治原さんのおじいちゃん)の丁々発止のやり取りの末に、何故か回答権を得てしまった菅さんが答えをボケるてのに、誰もそれを拾ってくれないとかね(笑)。

最終章「土地は誰のものですか?」が、日本史を理解するうえで重要なポイントなんですね。なるほどですわ~。確かに、そこを踏まえると、ちゃんと流れが分かってくるわけね。うんうん。

歴史上の人物へのインタビューで一番印象に残ったのは、「ホトトギスが鳴かなかったら、あなたはどうしますか?」ですねぇ。信長、秀吉、家康の三人のテンポの良いやり取りの末に、秀吉に「ホトトギスが鳴かなかったらどうする?」と問われて「考えたこともないです」と正直に答える菅さんが、とてもかわいいと思いました(笑)。
インタビューじゃないけど、「幕府クローズ、オープンカントリー」の徳川慶喜や、「ビール飲みながら、ソーセージが食べたい」のドイツのえらいさんのロンリートークも、あまりにもグダグダな堂々巡りに、ニヤニヤが止まりませんでしたね。

子供が読みたいというので買った本なのに、私の方が先に読んでしまったわ~(笑)。
一応、高校生時代に日本史選択だったはずなのに、色々抜け落ちてる私、大変勉強になりました。
でも、この物語を全部抑えてもセンター入試は40点ぐらいで、巻末の「宇治原チョイス語句」を全部覚えても、70点かぁ…。ああ、私受験生じゃなくてよかったわぁ(^^;)。

あ、でも「宇治原チョイス語句」はちょっとずつ覚えていこうかな・・・という気になりました。ただ、問題が一つ。私の記憶力はかなりのザルだということです(笑)。

(2017.01.08 読了)

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