『こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙』/田中啓文 ◎

いやぁ、まさかあの『こなもん屋うま子』の続編が読めるとは思ってなかったですわぁ♪
大阪のあちこちに現れてはいつの間にか消えてい〈ザ・大阪のオバハン〉な馬子の〈コナモン〉の店に迷い込む、訳アリお悩みを抱えてる人々に訪れる、爽快な解決とは!!
田中啓文さん、ありがとうございます!!本作『こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙』も、爆笑しながら読ませていただきました。
・・・そして、お腹が空きますよ!コナモン食べた~い!!(自分で作るのじゃなく、人が作ってくれたのが食べたい)

図書館で偶然この本見つけた時は、「うっひゃ~♪」って叫びそうになって、慌てて口を押さえました。出てたの、全然知りませんでした。もちろん即、借りましたとも。
前作を読んだのは、6年前。あらまあ…下の子がまだ小学校の時ですよ。びっくり~。あの時「ウチの近所にホットケーキの店出してくれないかな~通うのにな~訳アリの悩みもあるぜ~」とか思ってたんですけど、本作で出ましたねぇ、ホットケーキ。ああ…私も食べたかった…(笑)。お悩みですか?ええ、形を変えて抱えておりますわよ(笑)。

さてさて、内容ですが。
まあ先ほども書いたとおり、馬子の〈コナモン〉の店に悩みを抱えた人たちが来店し、馬子の提供する美味しいコナモンに癒されながら、悩み解決に至る…という連作短編です。
そして、本作では全編通して〈大阪市長・櫛田勝男〉がすべての店を訪れ、彼の抱える大阪市行政の問題や悩み、彼に恨みを持つ人々との和解?を描き、最後の章でとんでもない対立が発生、全てがファンタジーでぶっ飛ぶという、ハチャメチャな展開。
いやもう、笑わせていただきました。
そして、O阪市民としては、あらあらまあまあ!!と思うようなネタも満載で、どうしようかと思っちゃいましたよ(笑)。
まあ、そういうちょっと生々しい感想もあるけど、それはちょっと隠しておくことにしますわ。

「うま子とホルモン市長」
大阪市政に悩む市長と、ホルモン焼うどん。
「うま子とナポリタン先生」
国歌斉唱に悩む校長と、ナポリタン。
「うま子と正義の味方」
昔はよかった病のヒーローたちと、ホットケーキ。
「うま子とタイムトラベラー」
お笑いとの距離に悩む市長と、チヂミ。
「うま子と串カツ市長」
市長選に挑む市長と、意外な対立候補、そして馬子のパン。

いやあもう、どれも美味しそうで。お腹が空きました。特にホットケーキとナポリタンですよねぇ。
馬車のパン屋さんも、趣があっていいですなぁ。天王寺辺りですか・・・あの辺りを馬車でぽっくりぽっくり進んでたら、異様に目立つな(笑)。絶対ニュースになる。なったら、何が何でも行くんだけどな~、いやいや、これフィクションだから。

しかしねぇ。市長選に対立候補が出てきたところまでは、ほほう~で済んだんですけど、選挙戦が佳境に入るにつれ、だんだん櫛田市長の言動がアカン方向に向かいだして、どんな結末になっちゃうのよ?!と焦りましたよ。
最後の最後で、どでかいファンタジーがぶち込まれた時には、「えっ・・・??」ってなりました。
マジですか、そんなのありですか・・・。とボー然としたのは一瞬で、次の瞬間に「全部なかったことになるんか~~い!!」という盛大なツッコミを入れてしまいました。おお、O阪住まいも9年になると、自然とツッコミができるようになるもんですな(笑)。

まあ、一つ言えることは、この櫛田市長のモデルは「あの方」だと思うんですけど、私は「あの方」より櫛田市長の方がいいなぁ(笑)。櫛田市長の方が、ちゃんとウラなく大阪のこと思ってくれてそうだもん。

(2018.07.29 読了)


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