『魔王城でおやすみ(5)』/熊之股鍵次 ◎ コミックス

熊之股鍵さんが描く〈魔王城でおやすみ〉シリーズの5冊目『魔王城でおやすみ(5)』
日々、快眠を求めて魔族たちを蹂躙するスヤリス姫(笑)。
ホントにホントに姫ったら、人間界に帰る気全ッ然ないよねぇ・・・!!
姫の傍若無人はとどまるところを知らず、魔族たちの姫大好きぶりもとどまるところを知らず、魔王城内の混乱は加速するばかり。
でも、みんなその混乱を喜んで受け入れてるよね(笑)。

5巻冒頭に、姫が自分が見た悪夢を語り出します。
幼馴染の「アなんとか君」、方向音痴でドジでおまぬけで・・・そして、姫の婚約者なのだという。その話を聞いた魔族十傑衆たちは、口々に「アなんとか君ヤバい」「アなんとか君今でもバカやってるだろうな」などと笑い合う。ただ一人、「あくましゅうどうし」だけは、その「アなんとか君」が誰か見当がついた様子(笑)。
勇者ア〇〇キと次に戦う「かえんどくりゅう」を思い切り激励してました。

だけど、勇者と戦ったかえんどくりゅうは、度重なる不運に見舞われ、ものの見事に敗退。
沢山持って行ったはずの回復ポーションは姫に飲み干され、アイテムは(アルラウネのうっかりにより)アボカドにすり替わり、魔導書は(レッド・シベリアンのうっかりにより)漫画にすり替わり、姫型戦闘ロボットは(魔王の姫へのおもねりにより)魔改造され、爆弾は(魔が差したあくましゅうどうしにより)自爆系の強力なものに変えられ、・・・負けちゃったのである。魔王城幹部たちは自分の仕業とわかってて、姫のせいにする…いいのかソレ(笑)。

いいことをして褒められてみたり、トイレを探して三千里だったり、巨大化して魔族たちを連れ歩いたり、保育園の社会科見学に紛れたり、ポセイドンと争ったり、快眠のために毎日元気に活動中の姫、やることなすことエッジが効きすぎだと思います(笑)。

そんな姫の傍若無人に「我輩たちは・・・人質を 甘やかしすぎている――!!」と思い立った、魔王城幹部たち。
「人質強化週間」と称して、まずは姫を無視する作戦・・・もちろん失敗。
次に、課題を与えて暇を持て余させない作戦・・・姫本気モード発揮でとっとと片付けてしまう(夏休みの宿題みたいな課題だった(笑))。
そしてトドメが、捕らえた人間の牢に連れて行き「本来の人質」を見せ、学ばせる作戦。だが、姫渾身の人質演技に魔族たちの心が折れた!・・・魔族たち、優しすぎだよ(笑)。

いちばん最後に、姫が「なんで人間と魔族って争ってるんだろうね・・・?」とのセリフを。すっごく、根源的な疑問だよねぇ・・・。
うん、こんなに優しい魔族と争う必要性が分からなくなってきましたよ、私も。

課題をバリバリ本気モードで片付けていく姫、ちょっとカッコよかったです(笑)。服装もいつもと違うし。
ところで私、子供向けの課題ばかりだったけど、いくつと思われてるんだろう、という姫の一言に我に返りました。
いつも「スヤリス姫??歳」と紹介されてるだけで、年齢不詳なんですよね。
10歳前後かな?って思ってたけど、姫の身で王宮で書類仕事をバリバリやってたなら、もうちょっと上?
アなんとか君(姫にはすっかり名前を忘れ去られている)と幼馴染であり婚約者ということは、案外もっと年がいってるのかも!!本当の年を知ったら、魔族たちビビりそう(笑)。

(2019.04.23 読了)

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水無月・Rの〈『魔王城でおやすみ』シリーズ〉記事
『魔王城でおやすみ(1)』
『魔王城でおやすみ(2)』
『魔王城でおやすみ(3)』
『魔王城でおやすみ(4)』
『魔王城でおやすみ(5)』(本稿)
『魔王城でおやすみ(6)』

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