『許されようとは思いません』/芦沢央 〇

・・・んんん?
帯の惹句に「このどんでん返しがヤバい!!」ってあったんですけど、すみません、物足りません(笑)。
京極さんとか真梨さんとか湊さんとかの、〈バリバリ嫌ミス〉に馴れちゃったダメダメ読者(笑)には、ちょっと・・・(^^;)。
いや、芦沢央さんの『許されようとは思いません』の出来が悪いとか、そういうことじゃないんですけどね。
本作、まだまだ優しいのです(笑)。世の中もっと、厭~なストーリーがたくさんあり、それに毒されちゃってるんですよねぇ、ワタクシ。

最もどんでん返しが鮮やかだったのは、「姉のように」ですねぇ。
最後まで読み終えて、慌てて冒頭に戻りましたもん。
う~わ~、読者の認識を最初に固定させて、微妙におかしい感じはしつつも、最後にガツンとゲンコツ落とされる感じ、実際に頭抱えちゃいましたよ。先入観って、オソロシイ。

怖ろしいといえば、「絵の中の男」の展開というか、真相。真相が明かされる過程の途中で「もしかしてこれはそういうことか・・・?」って気づいちゃったんで、「ヤバいどんでん返し」にはならなかったんですが、そういうことなのか・・・!妄執って怖ろしすぎる、って痛感いたしましたよ。ああ、怖い怖い。

「ありがとう、ばあば」も、その動機はそこへ繋がって行くんだ?ってことに戦慄を覚えましたね。
人間って、怖いなぁ~。子供って、怖いなぁ~。思考の道筋がズレてるのが、ホント怖い。

表題「許されようとは思いません」の、祖母への村人たちの嫌がらせの経緯が酷過ぎてむかむかしながら読んでたんですけど、ラストのどんでん返しでスッキリしました。
こうなったらいいのに!と私が思ってたラストになったので。そういう意味では驚愕のどんでん返しではなく、読者の希望に応えるどんでん返しだったんじゃないかなぁと(笑)。

ちなみに本書、コロナ騒動で図書館が閉鎖してしまったので、臨時に購入した文庫本です。私が有川作品以外購入するとか、なかなかない事態ですよ!!
予約、入れてたんですけど、解除しました・・・だって手に入るのは〈緊急事態宣言〉が終わる5/6以降の予約の順番が回ってきてからとか・・・そんなの、悠長に待ってられませんよ~。
ていうか、読む本が手元に無くなったら、水無月・R、イライラしちゃうと思うのですよ(笑)。
とにかく、常に〈積読本〉をキープしてないとたぶん心身が不安定になっちゃう(笑)。
コロナ騒動の弊害が、こんなところに出てしまう水無月・Rなのでした・・・(^^;)。

(2020.04.12 読了)

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