『ジョバンニの父への旅』/別役実 △ (戯曲集)

え~と。この作品、なんで〈読みたい本リスト〉入りしたんだっけ・・・(てへぺろ~)。
たぶん、新聞の書評とかなんだろうなぁ・・・。
別役実さんの『ジョバンニの父への旅』ですが、うん、全然、全く、記憶にないですなぁ(笑)。
  
しかも、これ戯曲集なんですよ。
ワタクシ、物語読みでしてね、この形式は大変読みづらかった。
誰のセリフかというところで、登場人物の名前ではなく「男1」「男2」ってなってて、どれがジョバンニのセリフで、どれがカンパネルラのセリフなのか、わかりづらい。
各場面の前に舞台の道具配置を説明してくれてるんだけど、逆にそれが邪魔して場面を想像しにくかったり。ト書きはまだ、想像の補助ぐらいなのでいいんですけど・・・。
・・・な~んて、文句言っちゃいけませんね(笑)。これは小説じゃなくて、戯曲として発表された作品なんですから。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の23年後、街に一人の男が現れる。
最初本人は否定するものの、周りの人間が彼を「ジョバンニだ」というので、いつの間にかそういうことになり、23年前の「ザネリ転落事件」が街に居なかったはずのジョバンニの父の犯行だといううわさが流れ・・・父の冤罪を晴らすためにジョバンニは街を彷徨うことになる。

で、結局どうなってるかよくわからないうちに、物語(演劇?)は終わってしまう。
・・・ううむ。現代演劇って、難しいよねぇ。TVのドラマすらロクに観ないワタクシには、いわゆる不条理劇は難し過ぎました・・・。
ついつい、ツッコミ入れちゃうんですよねぇ。「お前本当にジョバンニなのか?人に言われ続けてるからって、それに流されていいのか?」って。

2編目の「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」では、セリフの主は「牧師」「医者」となってて、少しは読み易かったです。
ですがやっぱり、不条理というかなんというか・・・(笑)。
患者を求める医者と祈りを捧げるべき死者を求める牧師が迷い込んだ宿に、2人の騎士とその従者たちが現れるものの、彼らの大食いに食料は全部消えるわ、決闘を始めたすえに流れ刃?で殺されてしまうわ、騎士たち以外みんな結局死んでしまって、「殺すのも生きるのも飽きてしまったよ」・・・て。いやもう、突っ込む気力も失われてしまいました。
ところどころ、クスリと笑える風刺もあるんですけど、なんかよくわからないよ~って気持ちが先行しちゃって、どうにも。

というわけで、反省。
1.演劇に親しみがない私は、戯曲集なんか読んじゃダメ。
2.〈読みたい本リスト〉に読みなれない作家の作品を書き込むときは、リスト入りのポイントを一言かいておく。

とはいえ、たまに慣れないジャンルを読んでみて、自分が〈物語読み〉なんだな~って再確認するのは、悪くないですね。

(2020.10.25 読了)





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