『植物図鑑』/有川浩 ◎

水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!有川浩さんですよ~!
本作『植物図鑑』も、ばっちり高糖度な「ベタ甘ラブロマ」です。
もう~、きゅうきゅう言いまくりです。鼻が、鼻が鳴る!やっぱり、理性大崩壊なわけで。
毎回言ってるんですが、水無月・Rに有川作品の事を書かせると、大長文&大暴走なので、お付き合いいただける心の広~い方だけ、続きをどうぞ(^_^;)。

いやいや~、「じれったい愛炸裂!前半戦(←なんで戦いよ?)の健全ぶりは、主人公・さやかと一緒になって、すんごく焦れ焦れしましたッ!
ええと、イツキは気がないの?!イヤでも冒頭の方でいなくなった男に対する感情を心の内で爆発させてたし、これでラブロマ展開しない訳ないし?!って。
で、あれですよ。さやかが引き金引いちゃったら、イツキもまっしぐらですよ。怒涛ですねうふふ。

何て言うか、ストレートに愛情表現をするイツキが、カッコ良すぎです。 結構男前に仕事したり、ちょっかいかけてくる男性をやり込めたりするさやかが、イツキにメロメロになってるところがもう、素敵すぎてツボ。
中盤のラブラブっぷりも、砂吐く気にもなれず一緒に萌え萌えし、後半のイツキ失踪後なんて、ホントに胸を痛めた。
だから、帰って来た時には、ホントに涙が・・・。有川さん~、素晴らしすぎます~。

ああ~やっぱりもう、どうにもなりません、好きすぎて。
何でこう有川さんの作品は、水無月・Rの萌え魂にピタピタッと嵌るんですかね。女の子がはちきんだからかねぇ。ベタ甘ラブロマなのに社会派だからかなぁ。まあ、今回は社会派というより「道草生活」な植物学やお料理などの分野なんだけど。
〔恒例すぎてしつこい解説:「はちきん」とは、男勝りでサッパリとした気性の、芯がシッカリしている女性をさす、土佐弁です。有川さんの描くはちきん女性は、水無月・Rの目指すところであります。〕

東京で普通の会社員をやっているさやかは、飲み会の帰りに‘本能で叫んじゃうほど欲しくなった男‘・イツキを拾って、同居生活を始める。ところが超・健全なイツキは全くその素振りがない。イツキの趣味、お散歩で「道草狩り」を覚え、イツキの作る薄味だけどとっても美味しい料理に慣らされて、どんどん恋心の募るさやか。ところがイツキはバイト仲間の女性からブランドハンカチを貰ったりするもんだから、さやかの嫉妬が炸裂。喧嘩の果てに意地になって出た会社の飲み会の帰り道、送り狼な男に付きまとわれてるところに、イツキが登場し追い払ってくれる。さやかが勢い余ってイツキに自分の気持ちをぶちまける。引き金を引いたさやかと、止まらなくなったイツキが、男女の仲になったのは、当然の結果。

そして、2人の柔らかな季節が過ぎゆく。くっついたり、キスしたり、狩りに行ったり。ほのぼのとして、もう離れられない程に愛し合っている、二人。
だが・・・いつの間にか、影が差し始める。名前以外何も教えてくれないイツキ、何も知らなくてもいい、知らないことで一緒にいられるなら知らないままでいい・・・と思っていたさやか。なのに、突然姿を消したイツキ。
イツキの残したレシピと狩りの思い出をたどりながら、月日を過ごすさやか。
書留で返された、合鍵と「ごめん、待たなくていいです。」の手紙。それでも、待つのは自分の都合だと割り切って、ひたすら待つさやか。
そして・・・イツキが帰ってきた。さやかとずっと一緒に生きていくために、片づけるべきものを片づけ、未来への展望の道筋を付けてきて。

ホント、相変わらず、泣けました。
男のプライドなんですかねぇ・・・でもそれって、身勝手じゃありませんか。そりゃあ、きちんとカタを付けずに一緒にいることはできない、というのも分からんくもないが(←あ、土佐弁出ちった)、でも彼女の気持ちを思えば、「カタ付けてくる、待っててくれ」って言えばいいじゃん!と思うのである。
さやかが、どんな思いして、ずっとずっと待って待って、色々あってもレシピと狩りの思い出と実際の狩りの追体験を、してたことか。どんだけ、そのさやかの待ちがはちきんだったことか。潔いまでにキリリと、待ち続けるその姿勢が、名前の通り爽やかで清々しかった。だから余計に、辛かった。もちろん、最後はハッピーエンドは絶対はずさない、という確信はあったけど、それでも。
その辺に対する返事が「カーテンコール ゴゴサンジ」であり、「カーテンコール 午後三時」なんだと思う。
イツキも、小学生の女の子に見守られながら泣くほど、さやかを切望してたんだよな。この2篇がなかったら、確かにイケメンで家事が出来ちゃうすごい男子だけど、イツキに対してわだかまりを持ってたかも、私。
運命の、とか簡単に言いたくないけど、でもきっと、イツキとさやかは運命の二人で、ピッタリとはまる二人だったんだなぁ。相手なくしては、本当に生きていくことが出来ないほど、大事な。
ああ!ベタ甘ラブロマ万歳!!

では、道草生活について、いくつか。
水無月・Rんちの向かいにある土手に、毎年ノイチゴがわんさか生る。毎年勝手に、園児君だった次男と収穫し、ノイチゴジャムを作ってたのだが。今までほとんど見向きもしなかった小学生たちが、何故か今年になって急に登下校の際に狩りまくり、めぼしいのがなくなってしまって、今年作れたジャムはかなり少量でした。
おお?!道草生活が若い世代にも浸透してるってこと?!(だったらいいなぁ~♪)
それから、タンポポ食べられるのは知ってたけど、さすがにチャレンジしたことないなぁ・・・(笑)。なんか本作読んで、食べたくなってきたわ~。
クレソンは実家の池に生えてた。でも付け合わせに食べるぐらいだったなぁ。近所の川に生えてるんだけど、狩れるかな。どこから川に降りられるかなぁ。(←狩る気満々だよ、このヒト!)
ちなみに、ピーマン湯がいて胡麻和えっての、今日の夕食にやってみました。長男&次男、大喜び(もともと野菜好きですが)。実際、かなり美味しかった。ほほう~!ですね。
道草生活・・・してみたいです。だけど、見分けられる自信がない・・・。誰か師匠になってくれる人がいたらきっと、狩りまくりです。家計助かるし(笑)、楽しいし、子供たちも喜びそうだ。

あと・・・、イツキ、ウチの近所に落ちてないかなぁ?いやでも、拾ったらさすがにマズイだろ、配偶者持ちとしては!(笑)。
・・・独身時代に拾っときたかった!

(2009.07.21 読了)

ちなみに。
この作品読んで、物語とは全然関係ないこと・・・と言っていいのかなぁ、気づいたことがあります。
さやかとイツキは、比翼の鳥・連理の枝といった関係で、運命というか離れられないほどお互いが必要で大事な存在なんですよね。
私にとって、有川作品がそうだなぁ~と、思うのです。運命的に知り、毎作品に身悶えするほど感激し、どんな物語でも、私自身にピタッとはまってくる。以前にも書いたと思うのですが、自分の好みにぴったりと合う作家さんと出会えたことは、私にとってとても素晴らしい幸運で、比類なき幸福です。
私なんかの感謝では、いい迷惑かも知れないけれど・・・有川さんに「ありがとうございます」と伝えたいです。
そして・・・、これからも、素晴らしい作品を発表しつづけていってほしいです。


植物図鑑
楽天ブックス
著者:有川浩出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:単行本ページ数:359p発行年月:2009


楽天市場 by ウェブリブログ




"『植物図鑑』/有川浩 ◎" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント