「好きだよと言えずに初恋は、」/有川浩 ◎ (『野生時代 第69号(09年8月)』掲載)

うわ、このフレーズをタイトルに持ってくるとは、有川さんシブイなぁ・・・!
ちなみに、サビなら歌えるよ、私(笑)。甘酸っぱい、甘酸っぱいよ~!!
てな訳で、今回も理性投げ打って、萌えモードで参りま~す♪
皆さん、逃げてぇ~、萌え萌え無法地帯の水無月・Rが来るよ~!

この前に読んだ『植物図鑑』の番外編という話は聞いていた。さらに何かのインタビュー記事で『三匹のおっさん』と関係があるという情報も入ってた。
とは言え、スゴイですなこれは!
危うく騙されそうになりました。「川端康成」じゃなく「僕のお母さん」の言葉だ、というのがミソですね!
~~「お別れする人には、花の名前を教えておきなさい。」~~ (本文より引用)

しかしホント、有川浩さんは、水無月・Rの萌え心に直球投げ込んでくるなぁ。
「好きだよと言えずに初恋は、」も、甘酸っぱい初恋&引っ越し続き少女ってネタで、水無月・Rの心をわし掴みですよ!
なんせ水無月・R、父親・自分・夫の転勤で引っ越し三昧の人生を送ってますから。
そうよ!そうなのよぅ~!転校するとき泣く子って、引っ越した後手紙送っても、全然返ってこないんだよ!転校するたび、切り替えていかないと、やってられないの。冷たい女だなぁ、と自分でも思うけどさ。

あとね、女子(じょし)のイヤ~なところ、ホントリアルで。・・・私自身も、やられる方とやる方、知らんふりして見ないふりする事すら、全部やったから分かる。あの年代の女子って、結構残酷なんだよねぇ。大人の女ほど隠そうとしないから、やられる方としては余計に怖いというか、イヤなんだよね。集団の力とか、特定の男の子に対する絶対的な共同戦線とか、・・・えげつない思い出だけど、あったよなぁ~。ううう・・・。

「彼」が一生懸命、花の名前を主人公・潤子ちゃんに教えるのは、お母さんの教育の賜物だよねぇ!そして植物の知識はお父さんの教育で!あの人たちのハッピーエンドが、こうやって発展するんだなぁ~。
ス・テ・キ!
小学校6年生だもんね、爽やかな初恋だ~。女子達のやっかみに、気がつかないところも小六男子だわ。あのあたりの年齢って、急に女の子が大人びるというか大人の駆け引きを身につけて、策略なんかを展開したりするんだよね。男子はそれに気がつかないの。

・・・でもさ~、そういえばアレ?
潤子ちゃんは、『三匹のおっさん』で出てくるよね。
でも同級生の「彼」の年齢から考えて、『植物図鑑』とは全く年代が違うはず。
でも『植物図鑑』って、どう考えても現代だよね?・・・てことは???『三匹のおっさん』て、うぉ!? 現代ストーリーだとばかり思ってました~!いやいや、有川さんスゴイですよ!

短編だけど、長編のベタ甘ラブロマ並みにニヤニヤが止まらない有川節、切なく甘酸っぱ~い初恋話、非常に堪能いたしました!

(2009.07.24 読了)


野性時代 第69号 KADOKAWA文芸MOOK 62331-71 (KADOKAWA文芸MOOK 71)
角川書店(角川グループパブリッシング)

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辻村さんと有川浩さん ...

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