『三匹のおっさん ふたたび』/有川浩 ◎

あの、ご近所限定「正義の味方」 『三匹のおっさん』が帰ってきた~~!
三匹+αが、ご近所の人々のために、痛快、爽快な大活躍!
水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!有川浩さんが、今回もやってくれました♪
社会派だけど笑いどころもいっぱい、高校生たちの甘酸っぱいラブ話もあり、心温まる親子話あり、きゃあきゃあ大喜びしながら、楽しませていただきました!
『三匹のおっさん ふたたび』、文句なしにときめきます。ええ、おっさん萌えですとも(笑)。

定年退職し、嘱託でアミューズメント施設の経理監査をしている、剣道元師範・キヨ。居酒屋の元亭主で柔道家・シゲ。工場経営、機械なら任せろの頭脳派・ノリ。
前作同様、自分たちの身の回りにある悪をバッタバッタと解決。三匹には「人としての正しさ」があるから、本当にカッコいい。
でも、今回は三匹の大活躍だけじゃなく、子供・孫世代の事情も含めた物語も、結構印象的でしたねぇ。

特に、前作で「お嬢さん育ちで甘ったれな嫁」だった、キヨの息子の健児の妻・貴子が、ちょっと成長(失礼か)したのが個人的にとても印象的でした。パートに出て、働いてお金を得ることの大変さを知り、人間関係にもまれ、トラブルの当事者になり、そのパートを辞めた後、次のパートを探す、と言ったその心意気に、ガッツポーズをしてしまいました。このまままた家庭に逃げ込んで、お嬢さん嫁に逆戻りしなかった、うんいいぞ!って。
昨年の春から私もパートに出るようになり、まあいろいろと考えることも増え、「あ~、専業主婦に戻ったら気楽だよなぁ」なんて思ったり、「いやいやいかん、働くぞ」と自分を励ましたりで、ちょっと貴子に共感、なんですね(^_^;)。

立派な父(キヨ)を持った若い頃の健児の鬱屈、背広を着ない父(シゲ)をカッコ悪いと思ってた康生。
父を見直した「祭り」を復活させるために、商店街や町内会を挙げての活動に励む康生もすごくかっこいいですよ。町内会の活動とかって、大変なんですよねぇ。昨今は、町内会に理解がない家庭も結構あるし、大掛かりなことするのは、本当に大変ですもんね。寄進してない家の子にも太っ腹にお菓子を配るシゲ、お神輿を担いでカッコよく決めた康生、王道だけど、いいですよねぇ!

本屋の集団万引き、ゴミの不法投棄、放火魔、問題は次々と現れる。残念なことだけど、特別なことじゃなくて、私の身の回りでも発生している。例えいたちごっこであったとしても、一つ一つ、丁寧に解決していく三匹は、本当の庶民派正義の味方だと思う。
最後の章では、とうとう三匹に対抗して「偽三匹」まで現れる(笑)。と言っても、三匹のふりして悪事を働く人たちではないんですけどね。しかし、偽三匹発足のきっかけが、キヨの奥さん・芳江の一言、っていうのがいいです♪初恋の人に再会し、その助言&彼女のダンナへの対抗意識(のろけられた)から夜回りを始めた、偽三匹リーダー・松木。褒められたい一心で、行き過ぎた夜回りをしたりして、はた迷惑な人なんですが、初恋の芳江の可憐さにまいっちゃって、キヨと張り合おうとするなんて、ちょっと憎めない人かも、って気がしてきますね。
三匹&偽三匹が協力して放火現場での火事場泥棒注意の呼びかけ、いい感じの終わり方でした。
偽三匹も、頑張ってほしいな、と思います。

さてさて、高校生のさわやか恋愛も、いい感じで進んでます♪
ジイサンにちょっと手伝ってくれと言われたら、さっと腰を上げられるような状態でいたい、と地元に残って、早苗と一緒の大学へ行くことを選び、合格してニヤニヤしてる祐希、なんか目に浮かぶわ~。
大学生になって一緒に仲良く通学する二人の姿も見たいので、是非続編『三匹のおっさん みたび』を、期待したいですね~。

あ、そうそう。第1章の前に、今までのあらすじ的な漫画(もちろん挿絵の須藤先生作!)が載ってました。遊び心が効いてますねぇ!なんせ、前作読んだの3年前だったので、この漫画のおかげで、すらっと『三匹』の世界に入り込めました。

それから、「bonustruck」は以前雑誌で読了済みの「好きだよと言えずに初恋は、」です。
きゅんきゅんしますねぇ!ニヤニヤ怪しい人全開で読んだ私でございますよ♪

(2012.04.16 読了)


三匹のおっさんふたたび
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有川浩 文藝春秋発行年月:2012年03月 予約締切日:2012年03月27日 ページ数:443p


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