『書店ガール』/碧野圭 ◎

本屋さんのお話、しかもアラフォー女性副店長が主人公、ときたら読むっきゃないでしょう!という事で読み始めた『書店ガール』
碧野圭さんは、初読み作家さんです。
最近、ホントにリアル本屋さんは大変ですよね~。私はリアル本屋さん大好きなんで、主人公たちを応援しながら読みました!

最初の方は〈これぞ女の泥仕合〉的な、うへぇってなるぐらいお互いを嫌いあってる主人公・理子と部下の亜紀のやり取りに疲れちゃったのですが、後半「お店を盛り上げていこう」と協力し合う展開になったら、異なる性質でお互いをカバーしあう、いいコンビになってきて、読んでて楽しかったです。

しかし、出て来る男性陣が、ひどすぎる・・・。揃いも揃って、女性蔑視と日和見。読んでてイラッとしました。キレたら負けなんだけど、多分私ならキレちゃうなぁ・・・。
まともなのは、お店のお客さんの星野氏ぐらい。その星野氏の意外な素性がラストで明かされて、みんなよかったね的な終わり方になるんだけど、それはちょっとうまい話過ぎるような気もするな…。

吉祥寺という場所柄がいいのかな~。古くからのお客さん、町に遊びに来る若者や学生、いろんな客層に向けての店全体でのイベント仕掛けとか、面白かったです。
大手のところはあんまり冒険しないし、小さいところはイベントは難しいしで、なかなかうまい具合の規模とお店の方針マッチした〈興味深い本屋さん〉て、なかなか実在しないのが残念だけど。あ、それと私が通えるような場所…って方がもっとハードル高いか(笑)。でも、こんな本屋さんが近くにあったら、しょっちゅう様子見に行っちゃうな~、絶対。本の情報を得るんだったら、リアル本屋さんが一番いろんな情報が入ってくるもんね~。ネットとかだと結局、探してる本を検索して終わりになっちゃうからね。
でもごめんなさい、経済的に厳しいので図書館派な私・・・。ちょっと、申し訳ない気もする(^_^;)。

後半「売り上げをUPさせて、閉店を阻止する」ために、理子と亜紀がすごく頑張る。他の契約社員やアルバイト達も、一丸となって様々なイベントを繰り広げ、あちこちから入るやっかみや妨害にも負けず、着実に売り上げを上げてお店を守ろうとするのが、とてもいい。しかし、ホントに嫌がらせが多くて、世の中酷いよなぁと思う。実際、多分こういう事っていくらでもあると感じてるから。

ちなみに、タイトルを『ブックストア・ウォーズ』から変更してるんだけど、私としては前のタイトルの方がしっくりくるな~。アラフォーな理子、結婚してる亜紀、共に「ガール」と呼ぶのはちょっとなぁ・・・。まあ「ウォーズ」と付けちゃうと色々悪いイメージになっちゃうのかしらん。

さっきちょっと調べたら、続きの巻が出てるようですね。
サブタイトルが「最強の二人」だそうで、理子&亜紀が新たに入社した書店でバリバリやってくれるのかな、と思うと楽しみです。本屋さんのお話、ホントいいですよねえ。
私、強気な女性、大好きですし♪

(2013.05.04 読了)

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