『魔王城でおやすみ(2)』/熊之股鍵次 ◎(コミックス)

先日読んだ第1巻が、可愛くて楽しくてニヤニヤしちゃったので、『魔王城でおやすみ(2)』もそれはもう、期待大で読ませていただきました。
・・・熊之股鍵次さん、素晴らしすぎる。
期待の数段上を行く、姫の〈安眠を求める徘徊〉、今作も大いに楽しませていただきましたとも!!

前作のレビューでも書きましたけど、ホントすごいわ(笑)。
人間界からさらわれてきたスヤリス姫が、魔王城でひたすら快眠を求める・・・だけなのに、なんでこんなにバリエーション豊かなの(笑)。
どのネタも、〈姫の快眠〉という本質から外れることなく、それでいて魔族たちを恐怖と混乱の極みに叩き落すという、安定感。
眠りに落ちる姫の安らかな寝顔に癒される魔族たち、可愛すぎる。
そして、姫はホントに帰る気ないですよね~。魔導書が「ボクを使って魔王城を脱出・・・」と言いかけると、「いいから」を何度も重ねるぐらい、魔王城ライフを満喫してらっしゃいますよ。

本作での注目は「人間と仲良くなりたいハーピィちゃん」ですね。
ハーピィの方は姫に興味津々「恋バナ」やら「パジャマパーティー」やらやりたくて仕方ないのに、姫に全く関心を示されないという(笑)。
でも、彼女の背中にあるふわふわの羽には心動かされた姫、言葉巧みに彼女の羽を布団代わりに。
でも、必要なのは羽だけ(笑)。背を向けさせられ、「体だけを求められました」と魔王様に報告するハーピィに、フリーズする魔王様(笑)。
うん、そのセリフは間違ってない、間違ってないけど・・・誤解は生むよね。

今まで出てきた魔族は、性別があるものはほぼ男性だったのが、前線交代で女族たちが戻って来たとのこと。今後、ハーピィ以外の他の女性魔族たちも出てくるのかしら。男性魔族たちが「うるさくなるぞ~」と言ってたから、かしましくて元気で、やっぱり姫に振り回されちゃう可愛いキャラが増えるだろうと思うと、ホントに楽しみです。

魔族だらけの大修練大会も面白かったし、迷走する勇者を導くはずのアイテムを次々壊していく姫の破壊王っぷりも凄かったし、金縛りにあった姫をでびあくまたちが連れ回す話も楽しかったけど、なんといっても秀逸だったのは〈幼児化した姫〉ですよ。
幼子構いたい欲発散祭りが開催され、魔族がみんな姫にメロメロになってとにかく構いまくってて・・・こいつら魔族だったよね?人間と敵対してるんだよね?って笑ってしまいました。
そんな中でも、ビクビクして姫を触れない魔王様が、一番姫にメロメロなんだろうなぁ(笑)。
別の話で、金縛りにあった姫を起こすのに「王子様のキスが必要」と言われ、ドキドキしながらキスしようとするとか・・・ビュアか?ビュアなのかよ魔王!!
もちろんキスは未遂で終わっちゃうんですけどね。魔王、不憫。

1日で一気に読み切って、ほっこりいたしました。あ~楽しかった。

(2019.01.26 読了)

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『魔王城でおやすみ(2)』(本稿)
『魔王城でおやすみ(3)』
『魔王城でおやすみ(4)』
『魔王城でおやすみ(5)』
『魔王城でおやすみ(6)』

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