テーマ:人と怪異と罪悪と始末

『虚実妖怪百物語(急)』/京極夏彦 ◎

いやもう、なんていうかすごいですよ、京極夏彦さん・・・。先が気になって気になって、グイグイ読んじゃいました、『虚実妖怪百物語(急)』。そして、読みながらやっぱり気になったのは(京極さん、各方面に許可取ってるんだろうか・・・)でした(笑)。この作品、権利関係が難しすぎて、映像化できないでしょうねぇ・・・(^^;)。 魔人・加藤は富士の樹…
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『虚実妖怪百物語(破)』/京極夏彦 ◎

『虚実妖怪百物語(序)』に引き続き、『虚実妖怪百物語(破)』でございますよ。妖怪馬鹿炸裂、事態はしっちゃかめっちゃかに混乱し、全く収拾が付かなくなってきてますよ、京極夏彦さん!!いやぁ、面白かったですね♪どんどん増える登場人物(しかも実在の人)に困惑しつつも、「この言動は、あの作家さんらしいわ…」「あの作家さんて、こんな人なのか…」と楽…
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『虚実妖怪百物語(序)』/京極夏彦 ◎

私的には京極夏彦さんで〈百物語〉と来たら〈巷説百物語〉シリーズだったんですが、本作『虚実妖怪百物語(序)』は、そちらのシリーズとは別物。これ、『帝都物語』へのオマージュ・・・なのかしら?史実の人や実在の人物が物語に登場してくるあたり、そんな気も??な~んてことを言ってますが私、『帝都物語』は高校生ぐらいの頃読んでいたものの、今となっては…
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『幽女の如き怨むもの』/三津田信三 ○

あれ~?ちょっと違うなぁ。 三津田信三さんの刀城言耶・主人公の『◎◎の如き●●もの』シリーズといえば、〈土着民族系ホラーミステリー〉で、二転三転する謎解き、最後に「真相らしきもの」は提示されるものの、解ききれない不可解な謎が全てをひっくり返しかねない、という息もつかせぬ展開なんですが。 本作『幽女の如き怨むもの』は、事件をじっくり追…
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『生霊の如き重るもの』/三津田信三 ○

三津田信三さんの〈土着民族系ホラーミステリー〉刀城言耶『◎◎の如き●●もの』シリーズでございます。相変わらず、怪奇を合理的に読み解き、二転三転する推理を経て、納得のいく真相「らしきもの」が出た後で、(でも、本当に…?) とひっくり返されるラストは、全くもって目が離せない! さて、本作『生霊の如き重るもの』(「いきだまのごときだぶるもの…
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『金色の獣、彼方へ向かう』/恒川光太郎 ○

鼬(イタチ)に似た金色の獣に関する、4つの物語。恒川光太郎さんは、様々な時代にひそやかに現れ、姿を消してゆくその獣と、それに関わった〈人間〉を描く。それらは、聖なるものか、邪なるものか、正邪を超えてただ〈在る〉妖かしなのか。『金色の獣、彼方へ向かう』、向かった彼方で、その獣は何を見たのだろうか。 「異神千夜」人里離れた山の中で暮らす遼…
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『西巷説百物語』/京極夏彦 ◎

京極夏彦さんの、『巷説百物語』シリーズ最新作!このシリーズ読んでたの、もう4年も前なんですねぇ。一人でやたら盛り上がってた記憶があります(笑)。本作『西巷説百物語』で主人公を務めるのは、靄船の林蔵(もやぶねのりんぞう)。彼もまた、これまでのシリーズの又市のように、口先三寸で相手を惑わし、仲間の能力を最大限に生かして事に当たる。「人のなせ…
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『数えずの井戸』/京極夏彦 ◎

は~、今回もぶ厚かったですなぁ、京極夏彦さん(笑)。本書『数えずの井戸』は、京極版「皿屋敷」である。まず番町・青山家に関してどんな噂が流れたかが語られ、そして実際の惨事の結果だけが語られ、序章となる。本編は、青山家で起きた惨事の関係者たちの性質とそれに関わる物語が、延々と語られていく。次第に歪みを増していく、彼らの事情と性質。読んでて非…
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『水魑の如き沈むもの』/三津田信三 ○

来ましたよ~。三津田信三さんの土着民俗系ホラーミステリー!(←水無月・Rの勝手なジャンル付け) ぞわぞわ~っとして、じわじわと迫って来る、恐怖がいいです。 そして、いつも通り二転三転する謎解き、真相の「ようなもの」が提示されるも、決して断言できない結末。 流浪の怪奇小説家・刀城言耶が出会った事件、『水魑の如き沈むもの』で解き明かし…
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『密室の如き籠るもの』/三津田信三 ○

土着民俗系ミステリー(注:水無月・R的勝手な分類項目です)の、三津田信三さんの、『◎◎の如き●●もの』シリーズ。 本作『密室の如き籠るもの』(みっしつではなくひめむろと読む)は、このシリーズ初の短編集。 ただ・・・おしむらく、短編にしたら「土着民俗」な部分が薄まってしまったような・・・。 陰鬱~に、めっとした怨念ぽい感じで怖い、っ…
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『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三 ◎

山魔(やまんま)に嗤われたら、終わり・・・。 えぇぇぇ!!ちょっと待て、終わりって何?!終わりって! 冒頭の郷木靖美(ごうきのぶよし)氏の原稿「忌み山の一夜」からすでに、〈夏にぴったり不穏な怪奇物語♪〉の風味たっぷりだったのですが・・・。 相変わらず三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズ、土着系民俗ホラーの怖ろしさを、遺憾…
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『首無の如き祟るもの』/三津田信三 ○

三津田信三さんの『◎◎の如き●●もの』シリーズの第3作目。 ・・・今まで探偵役だった主人公・刀城言耶(とうじょうげんや)は、途中でちらっと姿を見せたかと思うと、別の怪異の話を聞いた途端、それを追ってつむじ風のように去って行っちゃいました・・・。 冒頭の「編者の記」によれば、物語を書いたのは女流推理小説作家・媛之森妙元氏で、刀城言耶氏…
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『凶鳥の如き忌むもの』/三津田信三 ○

怪奇幻想小説作家・刀城言耶(とうじょうげんや)が怪異譚を求めて訪れた瀬戸内海の島で、次々と姿を消してゆく〈鳥人の儀〉の立会人達。それは、18年前の〈鳥人の儀〉と相通じるものがあった・・・。 『厭魅の如き憑くもの』で禍々しい土着民俗学系ミステリーに遭遇し、怖いけど読みたい!と思った三津田信三さんの、『○○の如き○○もの』シリーズの2冊目…
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『曾根崎比丘尼~新・雨月物語~』/富樫倫太郎 ○

上田秋成の『雨月物語』。水無月・Rが学生時代、一番真剣に取り組んだ文学です。なので、ついつい『雨月物語』ってつくと、チェックしちゃうんですよね~。いや、さすがにもう研究書の類は読みませんが、小説だと「読んでみよう!」って気になるんですよ。とはいっても本作『曾根崎比丘尼~新・雨月物語~』は、『雨月物語』の翻案とか、そういうものではありませ…
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『厭魅の如き憑くもの』/三津田信三 ◎

お・・・おどろおどろしいぃ~。 戦後間もなくの混乱期、とある山の奥にある、神々櫛村に続く殺人事件。同じ姿をした、村の守り神「カカシ様」と忌むべき存在「厭魅(まじもの)」。代々、美しい女性双生児の続く、憑きもの落としの巫女家系。 民俗学とホラーが融合した、異様な世界。・・・こういう怖さは、たまらない。逃げたくても、いつの間にかぴっ…
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『続巷説百物語』/京極夏彦 ◎

うおぉ~!とうとうきちゃったよ、『続巷説百物語』!!京極夏彦、『巷説百物語シリーズ』ですよ。「人のなす罪悪」を、「怪談になぞらえて」必殺仕事人さながらに始末をつける、又市一行の物語です。 そしてもちろん、水無月・Rの大好きな「若き知性派改め天然役者・百介さん」も出てきますよ~。相変らず、いい感じにトボケてます。前作『巷説百物語』では素…
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『前巷説百物語』/京極夏彦 ◎

ハイ、きましたよ~♪ 『巷説百物語』シリーズ!御行の又市さんが、青臭い若者なんですねぇ~。あの又市さんが、怪談になぞらえて人ならぬものの仕業として、物事の始末をつける、その発端を描いた物語です。思わず、「又市キターー!!」とつぶやきながら読み始めてしまった、水無月・Rです。(←最近、とみにアタマがゆるくなってきています{%tohoho_…
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『後巷説百物語』/京極夏彦 ◎

面白かった!!けど、読む順番違ってる~~!!悔しい~~。 『巷説百物語』を読んで、「人のなせる罪悪」を「人ならぬ者の仕業」として事を丸く治める、又市一行の素晴らしい手腕に唸らされ、図書館の書棚で「うわ!続編がある!」と発見してしまったが運の尽きである。前作とこの物語『後巷説百物語』の間に『続巷説百物語』があることに気付かなかった・・・…
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『巷説百物語』/京極夏彦 ◎

ほほ~、コレは【怪談になぞらえた必殺仕事人】、ですかい?いや、京極夏彦さんの『巷説百物語』ですッて。2話目から既に、仕組みは分かってるんだけど、今度の事件はどういう背景があるのか?どういう怪談になぞらえてるのか?というのが興味深く、1話1話、感心しながら読みました。 口八丁で物語の流れを見事に引き回す「小股潜りの又市」、怪談百物語を編…
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