テーマ:自制の効いた矜持

『シェルシーカーズ・上』/ロザムンド・ピルチャー ◎

若き日をイギリスのコーンワル(コーンウォール)で過ごした、画家の娘ペネラピ。様々な人生の試練を経て、今は年老いてコッツウォルドに一人で暮らしている。 そのペネラピが心筋梗塞の発作を起こして入院した病院から退院してきたところから、物語は始まる。  おりしも、ペネラピの父「ロレンス・スターン」が再評価され、その作品の価格は想像も付か…
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『日の名残り』/カズオ・イシグロ ◎

『日の名残り』は、水無月・Rに自省することを思い出させた、と言ってよい。 あるとき、新聞の書評に『わたしを離さないで』が、掲載されていた。「不思議なムードを持つ作品」という書評に心惹かれたが、すぐには予約せず(水無月・Rは購入派ではなく、図書館から借りてくる派である)、時間がたった頃、また別の書評(今度は新聞ではなかったように思う)で…
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『博士の愛した数式』/小川洋子 ○

事故により、80分しか、記憶を維持できない老数学者と家政婦とその息子(ルート)の物語。『博士の愛した数式』は、映画化もされた小川洋子の代表作。 事故以前の記憶はあるのに、今現在は80分テープを重ね撮りし続ける様にしか、記憶を維持できない老数学者のところへ、家政婦会から派遣されて「私」が来る。博士は、維持できない記憶の変わりに体中にメモ…
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