テーマ:ライトミステリー

『婚活中毒』/秋吉理香子 ◎

いやぁ、なんとも読後感の悪い・・・。でも、ここのところかなり読書スピードが落ちてた私がイッキ読み出来てしまったぐらい、グイグイ読ませる短編集でした!秋吉理香子さん、すごい!さすが!!『婚活中毒』というタイトルもなかなかに思わせぶりで、短編それぞれのタイトルもシンプルにして秀逸。じゃあ、話はライトなのかというと、ドロドロありゾッとするもの…
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『友達未遂』/宮西真冬 ◎

イヤミス感たっぷりの表紙にちょっと腰が引けつつも、「書評では爽やかな余韻ってあったし・・・」と読み始めた、宮西真冬さんの『友達未遂』。読み始めたら、痛いのなんのって・・・、グイグイと読まされました!すごい!! 山の奥にある、全寮制の私立女子校・星華高等学校。寮では、三年生と1年生が同室となり、マザー・チャイルドとして世話・指導・保護さ…
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『理由あって冬に出る』/似鳥鶏 〇

『彼女の色に届くまで』 を読んで、似鳥鶏さん面白いなぁ・・・となり、さっそく図書館で予約を入れた本作『理由あって冬に出る』。似鳥さんのデビュー作なんですってねぇ。テンポよく進むライトミステリで、初々しさも感じられる、いい作品でした!! 文化部部員たちが出入りする芸術棟に幽霊が出る、という噂が発生し、それを恐れた部員たちが練習できる場所…
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『彼女の色に届くまで』/似鳥鶏 ◎

似鳥鶏さんは、アンソロジーでちょっと読んだことがあるぐらいで、ほぼ初読みな感じの作家さんです。青春アートミステリーという紹介文の爽やかさに惹かれて〈読みたい本リスト〉入りしたこの『彼女の色に届くまで』、爽やかでいいですわ~。 将来はプロの画家になることを思い描いている画商の息子・緑川は高校で、天才的な画力を持った美少女・千坂桜と出会う…
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『僕は君を殺せない』/長谷川夕 〇

本の裏表紙の紹介文で、「驚愕のラスト」「二度読み必至」と煽られてたんですが・・・。う~ん、そこまでじゃなかったかなぁ。ラスト驚愕しなかったし(笑)。ちなみに、同じく裏表紙に〔問題:だれが「僕」で、だれが「君」でしょう?〕ってあったんですけど…、「僕」は作中で既に自らそう呼称してるし、「君」のほうもなんとなく途中で分かりました。ミステリー…
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『異人館画廊 ~透明な絵と堕天使の誘惑~ 』/谷瑞恵 〇

ついに、谷瑞恵さんの〈異人館画廊〉シリーズ、ターニングポイント。『異人館画廊 ~透明な絵と堕天使の誘惑~ 』は、とうとう主人公・千景の幼少時の「誘拐事件」の真相が判明します。本作のレビューは、私にはネタバレせずに書くことが出来ないので、申し訳ありませんがその旨ご了承くださいませ。 千景のもとに、図像術をほのめかすような脅迫じみた手紙が…
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『クリスマス・テロル』/佐藤友哉 〇

まさかの、著者・佐藤友哉氏ご本人による〈読者告発〉が物語中で行われようとは(笑)。いやいや、参るわぁ。『クリスマス・テロル』という、物騒かつ何となくメルヘンなタイトルからは、想像できなかったですよ全く。なんていうか、うん、攻めてるねぇ、佐藤さん。攻めてるけど、防衛線も張ってるし、告白も露悪もあるし、非常に混沌としてます。 衝動に突き動…
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『高校入試』/湊かなえ 〇

地方名門公立高校の入試前日、「入試をぶっつぶす」と書かれた紙が、会場となる教室の黒板に貼られているのが発見される。入試当日も、ネットへの試験問題流出、試験会場のリアルタイム実況・・・、対策に奔走する学校側だが、すべては後手に回ってしまう。湊かなえさんらしい映像的展開・・・と言いたいところですが、まず先にドラマ脚本があり、本作『高校入試』…
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『ドS刑事 ~井の中の蛙大海を知らず殺人事件~』/七尾与史 〇

死体愛好癖が極まり死体を見たいからと警官になり、捜査一課強行犯係に所属する刑事・黒井マヤ(父は警視監)。彼女に見初められ静岡県警から引き抜かれたイケメンな相棒・代官山(通称代官様)。少女のような可愛らしさを持つ、東大卒キャリア(ぽんこつ)の浜田。この三人が乗り込んだ豪華客船・リヴァイアサンに爆弾が仕掛けられ、機動隊爆弾処理のエキスパート…
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『火の中の竜 ~ネットコンサルト「さらまんどら」の炎上事件簿~』/汀こもるの 〇

車椅子の美青年所長・オメガ率いる、ネットよろず相談所「さらまんどら」。彼らの得意な分野は「炎上案件」。店のサイトが炎上してしまったパソコン教室の生徒を連れて行った「先生」こと「ぼく」も、その仲間に加わることになり、事件にかかわっていくことに・・・。汀こもるのさん、初読み作家さんです。勢いのある展開で、大変読みやすかったです。『火の中の竜…
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『異人館画廊 ~失われた絵と学園の秘密~』/谷瑞恵 〇

絵画に対する感性の鋭さや両親の養育放棄からイギリスへ留学し、スキップで大学で図像学を修めた此花千景は祖父の死後帰国し、祖母の営む「異人館画廊」で暮らしている。千景も一員である稀覯絵画鑑賞グループ・キューブのメンバーが関わる、図像が使われているという絵画にまつわる事件を描く〈異人館画廊〉シリーズ。5冊目にあたる本作『異人館画廊 ~失われた…
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『異人館画廊 ~当世風婚活のすすめ~』/谷瑞恵 〇

イギリスへ留学し、スキップで図像学を修めた此花千景は、祖母の営む「異人館画廊」で暮らしている。千景と画廊に集うキューブのメンバーが関わる、図像が使われているという絵画にまつわる事件を描く〈異人館画廊〉シリーズ。本作『異人館画廊 ~当世風婚活のすすめ~』では、千景の幼少時の誘拐事件の関係者も登場するのですが・・・。谷瑞恵さん、千景の誘拐事…
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『タンゴ・イン・ザ・ダーク』/サクラ・ヒロ △

いやぁ・・・久し振りに読了後、「え~と、だから、何?」って思ってしまいました。サクラ・ヒロさん好きな方、ごめんなさい。私には、このカオスな世界観が理解できませんでした。真の暗闇の地下室で音楽セッションする夫婦を描いた『タンゴ・イン・ザ・ダーク』、何がどうしてこうなって、そしてどういうラストになったのか・・・。 ある日突然、妻が「顔にや…
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『異人館画廊 ~幻想庭園と罠のある風景~』/谷瑞恵 〇

図像学の研究者である此花千景と、その祖母が経営する〈異人館画廊〉に集う絵画愛好家仲間・キューブのメンバーが関わる絵画の謎を巡る谷瑞恵さんの物語、〈異人館画廊〉シリーズ。本作『異人館画廊 ~幻想庭園と罠のある風景~』は、その3冊目。図像術が使われているかもしれないというブリューゲルの絵を調査するために、コレクターの元を訪れた千景と透磨は、…
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『水没ピアノ ~鏡創士がひきもどす犯罪~』/佐藤友哉 〇

偉業で異能な鏡家兄弟を描く、佐藤友哉さんの〈鏡家サーガ〉シリーズ第3弾、『水没ピアノ ~鏡創士がひきもどす犯罪~』。とはいえ、本作では鏡家から出演しているのは、次男・創士のみ。しかも、主人公は別の人物。とはいえ、サブタイトルに名前が入ってくる以上、創士も重要な役目を果たすわけですが・・・。 相変わらず〈暴力と偏狂〉に満ちている、〈鏡家…
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『エナメルを塗った魂の比重 ~鏡稜子と着せ替え密室~』/佐藤友哉 〇

佐藤友哉さんの〈鏡家サーガ〉シリーズ第2作、『エナメルを塗った魂の比重 ~鏡稜子と着せ替え密室~』。偉業で異能な鏡家兄弟の中でも、エキセントリックさで群を抜いている次女・稜子が事態の周辺に出入りする物語。そう、稜子が主人公じゃないってところが、すごいですよね~。だけど、稜子の存在感がとんでもないってことがよくわかる作品です。そして、鏡家…
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『お引っ越し』/真梨幸子 〇

真梨幸子さんらしいよなぁ(笑)。『お引っ越し』に関する、厭ぁ~な短編がいくつか並び、ちょっと登場人物や場所がリンクしてるなって気づいた辺りから、「あ・・・これはアカンやつ・・・」ってなり、帯通りの〈サイコミステリ〉がグイグイと迫ってくるわけですよ。はい。イヤミスの女王って称号、私の中でどの作家さんにするか微妙なところではあるんですけど、…
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『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』/真梨幸子 〇

百貨店の外商。外商部の顧客のためには、ありとあらゆる手段を使い、商品だけではなく様々なサービスも用意する、やり手のセールスマン(ウーマン)。 老舗の百貨店〈万両百貨店〉の外商部の面々が、顧客のために奔走し、顧客の望みを完遂する『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』。とあらば、 ちなみにサブタイトルは~万両百貨店外商部奇譚~。や…
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『ドロシイ殺し』/小林泰三 〇

『アリス殺し』の〈不思議の国〉、『クララ殺し』の〈ホフマン宇宙〉に続き、蜥蜴のビルがまた、異世界に迷い込んでしまったようです(笑)。今回迷い込んだのは、『オズの魔法使い』の世界・〈フェアリィランド〉。そしてタイトルは『ドロシイ殺し』。毎度のことながら、殺人や遺体の状態の描写がグロいですよ、小林泰三さん・・・。 冒頭、砂漠で干からびかけ…
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『俗・偽恋愛小説家』/森晶麿 〇

・・・夢センセ、月子さん、そして涙子さんも、メンドクサイ人だなぁ・・・。・・・すみません、ホント夢のない感想で申し訳ない。とはいえ、前作『偽恋愛小説家』を読んだ時、続編があるかな?と期待してたので、読めてうれしかったのは本当です。〈続〉でなくて〈俗〉なのがポイントともいえる、本作『俗・偽恋愛小説家』。森晶麿さんのおとぎ話解釈、興味深かっ…
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『異人館画廊 ~贋作師とまぼろしの絵~』/谷瑞恵 〇

谷瑞恵さんの〈異人館画廊〉シリーズの2冊目。前作『異人館画廊 ~盗まれた絵と謎を読む少女~』に引き続き、図像術で呪われた絵を読み解くことのできる千景が出会うミステリーです。本作『異人館画廊 ~贋作師とまぼろしの絵~』で彼女は、呪いの絵だと言われるブロンズィーノのまぼろしの絵に絡む事件に、深くかかわっていくことになります。 大きな画廊の…
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『異人館画廊 ~盗まれた絵と謎を読む少女~』/谷瑞恵 〇

独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、「図像」。その「図像学」をイギリスで学んだ此花千景が、10年ぶりに帰国。彼女に、盗まれた絵画の鑑定の依頼が入り、物語は動き出す。谷瑞恵さんって確か、コバルト文庫の人だよねぇ・・・、じゃあ読みやすいかな…と書評に惹かれての〈読みたい本リスト〉入りした作品です。『異人館画廊 ~盗まれた絵と謎を…
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『フリッカー式 ~鏡公彦にうってつけの殺人~』/佐藤友哉 〇

佐藤友哉さんのデビュー作、『フリッカー式 ~鏡公彦にうってつけの殺人~』。今まで何作か〈鏡家サーガ〉シリーズの周辺作品(『青酸クリームソーダ ~〈鏡家サーガ〉入門編~』と、『ナイン・ストーリーズ』(短編集)と『鏡姉妹の飛ぶ教室 ~〈鏡家サーガ〉例外編~』←ブログ開始前に読んだのでレビューなし)を読んではいたのですが、やっと本編?を読むこ…
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『大正箱娘 ~怪人カシオペイヤ~』/紅玉いづき ◎

紅玉いづきさんの〈大正箱娘〉シリーズの2冊目。勝手にシリーズと言ってますが、展開的に言って、これは続きますよね~♪本作『大正箱娘 ~怪人カシオペイヤ~』は、前作で少し取り上げられた「怪人カシオペイヤ」の事件に何かと関わりが出来てしまう、見習い記者・紺が体験する出来事と箱娘・うららの物語。 前作『大正箱娘 ~見習い記者と謎解き姫~』での…
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『大正箱娘 ~見習い記者と謎解き姫~』/紅玉いづき ◎

軽い謎解き系かと思いきや・・・様々な「箱」を開けることによって、新しい時代の中でも「ままならない状態に苦しむ女性たち」の物語が繰り広げられていく。紅玉いづきさんが大正時代を描くって、どんなだろう?と読み始めて、ちょっとびっくり。『大正箱娘 ~見習い記者と謎解き姫~』という可愛らしいタイトルからは想像もつかなかった、物語が始まりました。 …
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『この闇と光』/服部まゆみ ◎

隣国に侵攻され、囚われた国王とその娘の王女・レイア。レイアは侵攻からの逃亡の際に事故に逢い、失明している。目の見えないレイアを慈しみ、育ててゆく国王。しかしレイアは、ある日突然、全く違う事実に直面することになってしまう。『この闇と光』という不穏なタイトルや裏表紙のあらすじ紹介文から想像していた展開と全く違う、驚くべき物語へと鮮やかに変化…
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『人生相談。』/真梨幸子 〇

新聞の人生相談に寄せられた相談とそれに似通ったシチュエーションの物語、そして新聞での回答。そういう連作短編集の『人生相談。』。作者はイヤミスで有名な真梨幸子さん・・・本作も、うわぁ・・・って感じがてんこ盛りでした(笑)。 ただねぇ・・・。水無月・R、頭悪いんですよね。連作短編、あちこちリンクしてて、しかも時系列もばらばら、登場人物の名…
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『ドS刑事 ~さわらぬ神に祟りなし殺人事件~』/七尾与史 〇

前作『ドS刑事 ~桃栗三年柿八年殺人事件~』のレビューで「代官様のグラグラ感が物足りない」とか言ってたら、本作『ドS刑事 ~さわらぬ神に祟りなし殺人事件~』の冒頭、いきなりプロポーズ強要されてた(笑)。しかし、相変わらず猟奇殺人事件の一報が、代官様のピンチを救うのであった・・・。七尾与史さん、〈ドS刑事〉シリーズ、相変わらずグイグイ惹き…
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『楽園のカンヴァス』/原田マハ ◎

実は今まで、原田マハさんの作品、読んだことなかったのです。アンソロジーとかでもご縁がなかったんですが、いやいや、勿体ないことしてましたわ…!!少しずつでいいので、他の作品も読んでいきたいですね。というわけで『楽園のカンヴァス』、記念すべき初読み作品となりました。 岡山にある美術館の監視員・早川織絵のもとに、日本での「アンリ・ルソー展」…
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『ナイン・ストーリーズ』/佐藤友哉 〇

あっちゃ~。ちょっと失敗したなぁ(笑)。私、サリンジャー読んだことないのよねぇ。〈鏡家サーガ〉シリーズも、『青酸クリームソーダ ~〈鏡家サーガ〉入門編~』と『飛ぶ教室』(読んだのブログ始める前)しか読んだことなかったりする。読んでたら、もっと楽しめたかしら・・・(^^;)。佐藤友哉さんの〈鏡家サーガ〉シリーズ短編集、『ナイン・ストーリー…
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