テーマ:エッセイ

『西方冗土』/中島らも 〇

この本の出版をもって、もう関西については書かない、と中島らもさんは本文中で宣言していました。関西の人が関西を語る、というのは〈関西礼賛〉だったり〈関西卑下〉だったりが多く、ニュートラルなものが少ないと私は感じているのですが、本作『西方冗土』は・・・というと、判断が難しかったですね。・・・ていうかですね、この本最初の出版が1991年、文庫…
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『倒れるときは前のめり ふたたび』/有川ひろ ◎(エッセイ)

有川ひろ(有川浩)さんの作品、久しぶりだなぁと思ってたら、今年の初めに『ニャンニャンにゃんそろじー』、読んでましたね(^^;)。アンソロジーですけど。本作『倒れるときは前のめり ふたたび』はエッセイ集第2弾ということで、まずは何故〈有川浩〉から〈有川ひろ〉にペンネームが変わったか、という話から始まります。 実をいうと、「ペンネームが変…
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『枕草子REMIX』/酒井順子 〇

酒井順子さんと言えば、私的に『源氏姉妹』で、「そうそう!そうなのよ!!分かるわ、酒井さん!!」となった、〈感覚同じ女性作家さん〉なんですけどね。本作『枕草子REMIX』も、若い方の言葉ですが「わかり味が深い~(笑)」って感じで、ヘッドバンキング並みにうなずきつつ、読みました。 清少納言。以前は「才気煥発・当意即妙の権化」みたいなイメー…
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『読書で離婚を考えた』(エッセイ)/円城塔・田辺青蛙 〇

伊藤計劃さんの構想を引き継いで『屍者の帝国』を書き上げた作家さんであり、『日本文学全集11』で雨月物語を現代訳していた円城塔さんとその妻の田辺青蛙さんのリレー書評エッセイ、『読書で離婚を考えた』です。いやはや、過激なタイトルですよ。いつ、そういう話になってしまうのか、回避は出来るのか、ハラハラしながら読んじゃいましたよ(笑)。 円城塔…
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『怖い絵』/中野京子 〇 (エッセイ)

中学生の次男が、7月下旬から始まる「怖い絵展」を見に行きたいと言い出した(通学途中でポスターか何かを見たらしい)。 何が彼の興味を引いたのかよくわからないが、美術館へ行きたいという文化的な要望(笑)だなんて素晴らしい!と急いでチケットを購入。ついでに図書館で、本書『怖い絵』を予約。 中野京子さんが、このシリーズを出していることは知っ…
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『京大芸人』/菅広文 ◎

高学歴芸人コンビ・ロザン。実は結構好きです。大阪ガスのCMとか、ホントほのぼのしてて(笑)。 で、宇治原さんが京大卒なのは、けっこう知られてる事実ですが、相方の菅広文さんだって、大阪府立大ですよ。ホント高学歴コンビですなぁ。 菅さん曰く〈高性能勉強ロボ〉な宇治原さんの京大合格計画&芸人として出発するまでを描いた『京大芸人』、大変読み…
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『倒れるときは前のめり』/有川浩 ◎ (エッセイ)

水無月・R大絶賛!読んだら即萌え!萌えの女神降臨!の有川浩さん!!・・・って、今までよく書いてましたけど、最近の作品は萌え全開ってわけでもないんですよね。まあ、そんなの全然関係なく、水無月・Rにとって絶対的別格作家さんなのは、変わりません♪その有川さんの初エッセイ集、『倒れるときは前のめり』。思いっきり堪能させ…
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『乙女の日本史 ~文学編~』/堀江宏樹・滝野みわこ ○

以前読んだ『乙女の日本史』の日本文学バージョン。 日本人の魂と愛の結晶(笑)を、乙女目線で読み解く『乙女の日本史 ~文学編~』、しっかり楽しませていただきました。 相変わらずの週刊誌ノリ、お手軽でいいです。これ読んで、日本文学も悪くないって思ってもらえたら、いいですよねぇ。日本文学のイメージ、固いとか暗いとか、マイナスにとらえられが…
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『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』/中村シュフ ○

奥様になる女性から「結婚して家庭に入って下さい」と言われた芸人、中村シュフさんの、主夫エッセイ。男子高から大学の家政科へ進学し、芸人さんになり、家庭に入って主夫になり、主夫芸人として再スタート(兼業シュフとして)を切ったという、なかなかに珍しい経歴の方ですな。 懸賞で入手した本です。主夫である、という事と芸人さんである事その他もろもろ…
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『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』/ジェーン・スー △ (エッセイ)

タイトル詐欺・・・とまでは言わないけど、ちょっとねぇ・・・。対象年齢&対象立場じゃなかった、ってことかしらん。ジェーン・スーさんという方は、作詞やコラム、ラジオパーソナリティなどマルチな活動をしてらっしゃる方のようです。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』というタイトルは、なかなか刺激的ですけどねぇ。 私ね、いいトシした大人の女が自…
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『乙女の日本史』/堀江宏樹・滝乃みわ子 ○

サラッと読めて、ニヤニヤ笑える、乙女発想(?!)の日本史。 冒頭に「さよなら「おじさん史観」」とありますが、まあ確かに歴史好きと言えばおじさんで、最近やっと[歴女]なる名称が台頭したぐらいですもんね。 『乙女の日本史』というタイトルが興味を引いた今夏カドフェスの1冊。 堀江宏樹さん&滝乃みわ子さん、大変楽しませていただきました♪ …
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『正しい大阪人の作り方』/わかぎえふ ○

私は、いわゆる〈エセ関西人〉である。 就職前は、子供のころから各地を転々としたが関西圏に住んだことはなく、大阪に本社がある会社に入社した時、ほぼ初めての関西経験をした。結構カルチャーショックを受けました(笑)。 数か月本社で過ごした後、東京の事務所へ配属されたんですが、周りの上司や同僚の半数以上が関西人。その中でもやはり、大阪出身の…
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『閉経記』/伊藤比呂美 ◎ (エッセイ)

伊藤比呂美さんは、詩人である。 だけど、水無月・Rにとっては〈肩の荷の降ろせる子育てエッセイスト〉なのだ。 長男妊娠時代から次男幼児期まで、伊藤さんの子育てエッセイにどれだけ助けられたことだろう。 妊婦&赤ちゃん&子育て雑誌からの情報過多で頭でっかちになり、パンパンに腫れ上がった育児への気負いを、「いい塩梅」「良い加減」という言葉…
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『生きる悪知恵』/西原理恵子 ◎

サブタイトルに「~正しくないけど役に立つ60のヒント~」とある本書、『生きる悪知恵』。さすが、水無月・R認定・はちきん漫画家西原理恵子さん、歯に衣を着せぬ真っ当さ、だと思います。〔恒例すぎてしつこい解説:「はちきん」とは、男勝りでサッパリとした気性の、芯がシッカリしている女性をさす、土佐弁です。〕私は、正しくない、なんてことないと思うな…
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『この世でいちばん大事な「カネ」の話』/西原理恵子 ◎

西原理恵子さんは、高知出身女流作家ということで、水無月・R的〈はちきん作家さん〉認定されておりまする。〔恒例すぎてしつこい解説:「はちきん」とは、男勝りでサッパリとした気性の、芯がシッカリしている女性をさす、土佐弁です。〕そんな西原さんが、自らの半生をたどりながら描く『この世でいちばん大事な「カネ」の話』。貧困が、いかにして貧困を呼ぶか…
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『シュミじゃないんだ』/三浦しをん ○ (エッセイ)

いやぁ・・・(笑)。小心者の小市民な水無月・Rは、ボーイズラブの深~い世界には、やっぱり踏み込むことが出来ないんですわ~(^_^;)。三浦しをんさんとは別の意味で、『シュミじゃないんだ』と呟きながら読んでしまいました(笑)。あ、でもね、このエッセイ自体は、全然不愉快じゃないです。っていうか、「おお~、しをんさんが熱く語ってるよ!」って楽…
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『桃色トワイライト』/三浦しをん ○ (エッセイ)

本作『桃色トワイライト』で、何が一番共感したって、「少女漫画タイトルの法則」話ですよ(笑)。常々、私も思っていた!「なんで少女漫画のタイトルって、漢字&カタカナとかの二つの名詞の組み合わせなの?」って。さすが三浦しをんさんだわ~!しをんさんとお友達のUさんが~~わかんない!意味、わかるようでわかんないー!~~(本文より引用)と、大爆笑し…
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『夢のような幸福』/三浦しをん ○ (エッセイ)

そういえば今回、「三浦しをんさん、年頃のお嬢さんがこれでいいんですかい?!」って突っ込んでないわ、私。だがもちろん、しをんさんのパワーが落ちたわけじゃない(笑)。以前にも増して妄想は暴走しまくり、夢は千里を駆け巡ってるエッセイ『夢のような幸福』、バッチリしをんさんである。つまりはアレですよ。私の妄想力も、しをんさんに慣れて来ているという…
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『しをんのしおり』/三浦しをん ○ (エッセイ)

やっぱり三浦しをんさんだよなぁ~。何というかもう、このお年頃のお嬢さんが、それでいいんですかい?!っていう妄想大暴走っぷりは、超尊敬しますデスよ(笑)。是非、師匠と呼ばせて頂きたい!『しをんのしおり』、元々考えてたタイトルは『人生激場』ならぬ『人生劇場』だったそうで(笑)。 弟の入学式スーツを買いに行って店員の胸毛に思いを馳せ、バクチ…
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『妄想炸裂』/三浦しをん ◎ (エッセイ)

・・・・。し、しをんさん。タイトル通り過ぎて、なんというか、・・・もう。こんなにセキララでいいんでしょうか、お年頃のお嬢さんが。私の心配なんて、要らんお節介なんでしょうけど(笑)。・・・やっぱり三浦しをんさんはスンバラシイ!まさにタイトル通りの『妄想炸裂』、大変堪能いたしました! いやぁ・・・。ホント、どうしてくれよう、この笑いの方向…
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『人生激場』/三浦しをん ○ (エッセイ)

『人生激場』・・・。もうタイトルからして、水無月・Rのツボ押しまくりです、三浦しをんさんったらッ!『人生劇場』でもなく『人生激情』でもない、「激場」ですからね~♪そう、人生は劇場(美しくも輝かしい舞台)でもなければ激情(激しい感情に揺さぶられる)でもない、激しい場なのだ!激しく色んな事があって、しかもそれに(脳内で)厳しくツッコミを入れ…
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『極め道』/三浦しをん ○

私、三浦しをんさんのエッセイ、好きなんですよねぇ~♪オタクな乙女が妄想の限りを尽くして日常を語る、というそのセキララ加減が、読んでてニヤニヤしちゃいます。本作『極め道』も、きっちりその路線。で、ですが、いいんですか?!大学卒業前後のお年頃なお嬢さんが、ここまであからさまに「胸毛」とか語っちゃって・・・(^_^;)。 さすがに、近年のし…
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『乙女なげやり』/三浦しをん ◎ (エッセイ)

いやぁ~、イイですね(笑)。三浦しをんさん、イイよ~♪しをんさんの妄想ダダ漏れな生活をつづった『乙女なげやり』、もう面白くって面白くって。タイトルも、「乙女」で「なげやり」って! 何で乙女?!何でなげやり?!・・・そういうツッコミを入れつつ、でもなんとなく、伝わるものがあります。「気持ちは乙女」「だけど乙女的な細やかさはなげやり」って感…
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『お菓子手帖』/長野まゆみ ○

自筆年譜と称する小説、ということなんだそうです。 実は、初出の『文藝』08年秋号を購入しておりましたので、前半分強は、既に読んでいました。 でも、小説というよりは・・・エッセイ、なのかなぁ? ――― お菓子は少女の心をとらえて離さない、美しくも美味しい栄養源。『お菓子手帖』は著者、長野まゆみさんを育てた、美しくて美味しいお菓子たち…
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『覚えていない』/佐野洋子 ○ (エッセイ)

基本、物語読みな水無月・Rであるが、たま~に、エッセイも読む。お気に入り作家さんのエッセイがほとんどだが、佐野洋子さんは、物語作家と言う訳ではなく。じゃあなんだと言うと挿絵画家&エッセイストだという認識です。 その佐野さんが1990年代前後に書いたエッセイをまとめのが本書なんだが、タイトルが『覚えていない』なんだから、笑っちゃう。 …
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『美女と竹林』/森見登美彦 ◎

これをエッセイと言うべきか否か、非常に迷うところではある。・・・だってさ~。森見登美彦さんの妄想大暴走で、事実を綴ったものとは言い難いではないですか(笑)。虚実入り交じりとは、この本のためにある言葉ではないかと思うことしきり(^_^;)。大体タイトルに『美女と竹林』とあるにもかかわらず、美女や実際の竹林が出てこない章があるんですよ?(ま…
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『定年ちいぱっぱ』/小川有里 ○

小川有里さんのエッセイである。 6歳年上の夫が、定年退職を迎えた。私は仕事をしているというのに、外出もせず家で一日「TVとお友達」で居座り続ける。い・・・息苦しいッ! かくなるうえは、夫こと「オジサン」の再教育を!ということに相成ったのだが、その顛末は。 『定年ちいぱっぱ』は、定年退職した夫を「ム~チを振り振りちいぱっぱ~♪」と、…
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『ほんたにちゃん』/本谷有希子 ◎

これは・・・エッセイなのか?自伝的自虐小説なのか?それとも全くのフィクション? なんてイタイ・・・。でも、そのイタさに共感を覚えてしまう私、・・・つまり私もイタイ人なわけ?! 本谷有希子さん、というと私的には『ダ・ヴィンチ』にエッセイ書いてる人で、劇団の主宰やってる人だよな~という感じなんですが。三島由紀夫賞の対象になったこともある…
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『桜庭一樹~物語る少女と野獣~』/桜庭一樹 ◎

『私の男』で直木賞を受賞、今をときめく、「少女」を描かせたら、現代作家で一番でしょう!とまで水無月・Rが思ってる、桜庭一樹さん。 受賞記念なんでしょうね、『桜庭一樹~物語る少女と野獣~』は。色んな桜庭さん情報が満載で、とっても楽しめました♪ 表紙に 日本文芸の彗星、直木賞作家のすべてがここに! なぁ…
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『三四郎はそれから門を出た』/三浦しをん ◎

メインは物語読みな水無月・Rですが、たまにエッセイも読みます。今回は、『風が強く吹いている』で走りの美しさで泣かされ、『きみはポラリス』であまりの「ただならぬ恋愛」で感心させられた、三浦しをんさんの読書にまつわるエッセイ『三四郎はそれから門を出た』です。 好きな作家さんの読書エッセイ・・・。すっごく気になりますよ!どんな本を読んで、そ…
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