蒼のほとりで書に溺れ。

アクセスカウンタ

zoom RSS 『カクレカラクリ』/森博嗣 ○

<<   作成日時 : 2009/01/06 23:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

皆様、明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
今年も良い作品に、たくさん出会いたいです。
いえ・・・きっと出会えることでしょう!
そんな今年の記事・第1弾は、森博嗣さんの『カクレカラクリ』です。『スカイ・クロラ』シリーズで「現実感を削ぎ落とした〈キルドレ〉の儚さ」を描き、水無月・Rの陶酔を存分に引き出した作家さんですが、今作は、全く違った世界が展開。
とある村に隠された、百二十年後に動き出すという伝説の「カラクリ」をめぐる、ライトな青春ミステリ(ジャンル分けに自信がないんですが・・・)です。

実は森さんの作品は『すべてがFになる』などが合わなかったので、結構不安だったんですよね〜(^_^;)。
幸いにして今度は、理解できない数学の話や類稀な才能の話もなく、割と普通な工学部の大学生&物象部の高校生がメインに出てきて、いかにも楽しげにカラクリの謎を追っていく、というストーリーでしたので、気軽に楽しめましたね。

工学部の学生・郡司と栗城は、古い道具や建物に魅せられる「マニア」であり、同級生の真知花梨にあこがれている。花梨の故郷の村にある廃工場を話題にして、なんと彼女の実家に招かれることに。その村には、村の有力者の2家が、120年前に絡繰(からくり)の天才に依頼した「隠れ絡繰り」があり、今年の祭りの時それが動き出すという。
ただ、それがどこにあるのかは誰も分からないし、120年もの間どうやって時間をカウントしていたのかなども不明で、ほぼ唯の伝説と思われていた。
郡司・栗城・花梨・花梨の妹の玲奈・玲奈の友達の太一(真知家と対立する山添家の跡取り)の5人が、120年前の絡繰職人の子孫である磯貝先生(物象部顧問)の手助けを受けながら、「隠れ絡繰り」を探す。
磯貝家の資料を読みなおしたり、村に残る不思議な文様を読み解こうとしたり、カンを働かせたりして、ついに5人と先生は隠れ絡繰りの駆動部を発見するのだが、それはすでに動いていなかった。
ところが祭り当日、神社で「隠れ絡繰り」が動き出す。そして、駆動部には、ある秘密の文書が現れ・・・。真知家と山添家の対立の真の理由が明らかになる。

とまあ、こんな物語である。ミステリと言っても、誰かが死にそうになったり、トリックがあって誰かが騙されるわけではなく、5人の若者が「隠れ絡繰り」を探しながらも楽しい夏休みを過ごす、って感じ。
最初の方に出てきた不思議な文様の謎は、見ただけで解けちゃいました。逆に、途中でこれを解く暗号のカギとして出てきた「風静蝶休」の方が、分からなかったです。

両家の対立の真の理由、そして60年前に明かされた秘密、両家の現当主たちの過去の出来事なんかが、あっさりと最後の方で明らかにされるんですけど、それを隠すためにあの大がかりな「カラクリ」を作ったというのは、・・・なんか手が込み過ぎてて、なんでそこまで?って気もしました。でもまあ、そういうことなのかしらん・・・。今後は両家は仲良くやっていけるのかな?実は玲奈と太一は恋人同士らしいですし、ね。

一番最後に「この作品はコカ・コーラ120周年を記念した作品」というような書き添えがあったんですけど、・・・確かにコーラは頻繁に出てきたけど、全然ストーリーに関係がないような・・・。まあ、「謎のカギはコーラだ」みたいなことになると、それはそれでわざとらしいというか、うっとおしくなるから、こんな感じでいいのかしらん。

あっさり、サクサクと読めました。
・・・え?だったら、前の記事UPから時間が経ち過ぎ?
ダンナ実家に正月帰省、子供たち冬休みで、全然落ち着いて読めなかったんですよぅ〜(←言い訳)。
明日から学校、明後日から幼稚園も始まるので、もう少し落ち着けると思います(笑)。
あ〜あ、ダンナ実家・・・今年も疲れたよ(^_^;)。

(2009.01.05 読了)
カクレカラクリ
楽天ブックス
ダ・ヴィンチブックス 著者:森博嗣出版社:メディアファクトリーサイズ:単行本ページ数:301p発行年


楽天市場 by ウェブリブログ



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『カクレカラクリ』/森博嗣 ○ 蒼のほとりで書に溺れ。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる