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zoom RSS 『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』/荻原規子 ◎

<<   作成日時 : 2010/04/11 22:17   >>

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いや〜、すんごい勢いで読了しちゃいましたよ、『RDG2 はじめてのお化粧』
とにかく、先が気になって気になって。主人公・鈴原泉水子(すずはらいずみこ)と同じく、〈姫神〉について知っていることが少なすぎるから謎ばかりで、何とかして少しでも真相に近付きたくて。
前作『RDG はじめてのお使い』で〈壮大な物語のプロローグ〉と感じたんですが、ホント、まだまだですわ〜。第2巻でも、全然見えてきません(笑)。
荻原規子さん、全体の構想はどうなってるんですか〜!!

郷里、紀伊山中・熊野の玉倉神社を離れ、東京の西端にある「鳳城学園」の高等部に入学した泉水子。一足先に中等部から編入していた相楽深行(さがらみゆき)、寮で同室で学園中の人気者の宗田真響(そうだまゆら)、その三つ子の弟・真夏たちとの、学園生活が始まるが・・・。

〈姫神〉の存在は相変わらず秘匿され、関係者の大人達はほとんど何も、教えてくれない。泉水子も、真実を知ることや、自分に悪意をもつ者の事を怖れるあまり、息苦しい日々を送ることになる。
それでも少しずつ、泉水子が自分の〈姫神憑き〉に向き合おうとし始めたのは、良いことだなと思う。ただ守られるだけ、何も知らないから、知ることが怖いからと目を背けていても、なにも進歩はないのだから。

学園に集められた生徒たちの中には、神霊とふれ合い呼び出せる者たちがいる。宗田姉弟も、三つ子のあと一人が霊的存在で、その力によって泉子たちや自分たちと敵対した同級生の陰陽師・高柳一条を抑え込む。
実は、学園の存在は国内外の〈霊的能力〉の高い希少な少年少女を集め、保護するプロジェクトの一環なのだと、非常勤講師として学園に来た相楽雪政は言う。
大地(自然)との対話が出来なくなった時、人間は地球環境から容易く弾き出されるだろう、そうならない為に、能力のある者を守り育てる・・・というわけだ。
物語のタイトルに、「RD(レッドデータ)」=絶滅危惧種、と付くのは、そういうことなのね〜。

学園の中でも、敵・味方が分からない。単なる霊的能力の系統の違いの優劣勢力争いなのか、政治的な背景をそれぞれ背負ってたりするんじゃないかとか、とにかく泉水子と深行の組み合わせに情報量が少ないことが、心配だ。何より私は、感覚的に雪政(深行の父)を信じられないので、泉水子が信頼し切っちゃってるのは大丈夫なんだろうか?と気になる。確かに、姫神の事を知っていて、学園についての知識もありそうだし、一応は姫神を擁する泉水子側の人間なんだろうけど。山伏勢力のために泉水子を利用したがってるのではないか・・・と思うのだ。
そんな父・雪政に反発する深行は逆に、所属する勢力というのが固まってないから、純粋に泉水子のために動けるんじゃないかなぁ。
深行は〈姫神〉にも認められた存在になったし、お互い必要なパートナーだと自覚したみたいだから、尚のこと。

・・・物語は、まだまだこれから、だと思う。深行ももっと成長しなくてはいけないし、泉水子はもっと色々な事を知り、己が身を守る術式か何かを身に付けた方がいい。
それと、優しい父・心強い母でなくなることを怖れる聞かないままじゃ駄目だと思う。是非、次巻には「勇気を持って知ろうとする泉水子」の姿があったらいいなと思う。
なにはともあれ、泉水子&深行のペアは情報量が少なすぎる!
そして、泉水子はもうちょっと前向きにならないとね♪

うわ・・・全然内容に触れてないよ(笑)。
「自然と融和した神霊」等がいる和風なファンタジー性、少年少女がお互いに反発したりしながらも成長していく姿、大変楽しく読めました。
烏に姿を借りた和宮も参戦、これから更なる神通力合戦になるのかもしれないですね。

そうそう、タイトルにもある「お化粧」ですが、前作で泉水子が前髪を切ったら、山の土地神である〈和宮〉が出てきました(←ちょっと語弊があるけど)。そして今回、母譲りの眼鏡を外したら〈ヒトにあらざる者〉が区別できるようになりました。
で、化粧をするのはまじないに近く、意識の切り替えの助けになる、という表現。
色々、これからの仕掛けになりそうですねぇ。
これからの展開が、とても楽しみです〜。続きが待ち遠しいなぁ(^^)。

(2010.04.05 読了)

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『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』
『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』 本稿
『RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた』
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『RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日』
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RDG レッドデータガール2 はじめてのお化粧 荻原規子 角川書店
うーん・・うーん・・。 読んだんですけど、何書いていいか、わからない(ほんなら 書かんでもええやん、って話ですが) 面白くない、というわけでは、ないんです。 ただなあ・・あまりにも、主人公の泉水子がぼ〜〜っとしてて(汗) もひとつ、面白味に欠けるというか、感情移入できないんですよねえ。 彼女は、姫神さまの、いわゆる憑坐となる人なので、その器としての 殻に縛られている事が多すぎる、という設定なんだと思います。 この物語は、その殻・・というか、自分の置かれている運命に 泉水子... ...続きを見る
おいしい本箱Diary
2010/04/13 21:09
RDG2 はじめてのお化粧(荻原規子)
なんだかバタバタと駆け足で日々が過ぎ去ってしまってます。気にはなってるんだけど、なかなか感想記事が書けないんですよねぇ。ということで、この作品を読んだのは2週間くらい前の事となってしまいました。・・・もう、すっかり忘れちゃったよー;;;やっぱ、感想は新鮮なうちに書くに限ります(笑)なんか、”思い”が色褪せてきちゃってるような、そんな感じです。うー;;; ...続きを見る
Bookworm
2010/04/14 12:34
荻原規子 「レッドデータガール はじめてのお化粧」
鈴原泉水子のピンチにあらわれた姫神。そして、最後に再び登場した和宮。なんだか乱打戦の模様になりそうな気がしますが、気になるのは宗田真響の今後の動きでしょうか。 ...続きを見る
ゼロから
2010/06/01 22:10

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは♪この物語、きっと随分長くなる事と思われます(笑)もうね、全然流れが見えない・・というか、主人公の泉水子のキャラクターが、ぼんやりしたままなんですよね〜。
これも、荻原さんの伏線なんでしょうか?
いきなり目覚めの時を迎えたりする事があるんでしょうか・・。
気になります。早く続き読みたいですよね(ノ><)ノ
ERI
2010/04/13 21:12
ERIさん、ありがとうございます(^^)。
そっか!泉水子がぼんやりさんなのは、目覚めの時への伏線!かもしれないですね、ナルホド!
ホント気になりますよねぇ。
続きが楽しみですよね♪
水無月・R
2010/04/13 21:50
泉水子のぼんやりさにちょっとイライラしちゃったんですが、伏線ってことなら納得です(笑)
私も雪政はイマイチ信用しきれなくって…。都合良く泉水子を利用して利用価値が無くなったら…と、そんな気がしてしょうがない。勘繰りすぎなんでしょうか(笑)
すずな
2010/04/18 09:06
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
そうですよねぇ、雪政は怪しいですよねぇ・・・(-_-;)。
親子の絆より主従の絆?!(笑)で、深行には頑張ってもらいたいものです。
水無月・R
2010/04/18 21:56

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