蒼のほとりで書に溺れ。

アクセスカウンタ

zoom RSS 『Story Seller vol.3』(小説新潮10年5月号別冊)/アンソロジー ◎

<<   作成日時 : 2010/09/27 18:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

『Story seller』シリーズは今号で最後となるそうです。残念ですねぇ。
上質で気のきいた作品の数々、
読み応えは長編並、
読みやすさは短編並

っていう表紙のキャッチフレーズ、今回も、間違いなしですよ〜!

「男派と女派」沢木耕太郎
沢木氏は、女性から何かを学んだり得たりする、女派だそうですが・・・。
「ゴールよりももっと遠く」近藤史恵
『サクリファイス』の少し後、引退した赤城が1年前の石尾(『サクリファイス』の事件ではない)を思い出す。
「楽園」湊かなえ
過去に阪神大震災で、双子の妹を喪った雪絵は、絵に描かれた楽園を探してトンガを訪れる。ずっと胸に秘めてきた思い。楽園を見つけて、ある決意に至る。
「作家的一週間」有川浩
別に記事を上げているので、コチラをどうぞ。
「満願」米澤穂信
貧乏な学生に優しかった下宿先の主人の妻。犯罪容疑者になった彼女のために、弁護士となったその過去の下宿人が奔走する。だが、彼女の本当の目的は。
「555のコッペン」佐藤友哉
『Story Seller』から3編連続で〈謎の過去を持つ男・土江田〉の物語が描かれて来て、今回でピリオド。東京駅で殺人容疑者として追いまわされる土江田と、同行する女子高生探偵・赤井の駅内逃避行。土江田の過去がほの見えるラスト。
「片恋」さだまさし
ある日突然、全く知らない男の死が知らされる。その男は、私の連絡先を知っていたのだが、私は知らない。しかも何故か、その男の遺族から、通夜や葬式に呼ばれる。

「555のコッペン」の土江田の過去、案外簡単でした・・・いや、全然簡単じゃないけど、秘密工作員とか外人部隊のエリート傭兵とかそういうのかな〜と思ってたので。でも日本の警察にマークされてることは確かで、これからも「普通」を装って生きてかなきゃいけないのね・・・。赤井との関係は変わるのかしら・・・。
「満願」、ぞわ〜っとした・・・。奥さんの守りたかったものが分かった時。米澤さんてホント、こういう人の心の怖いところを書くのが上手いわぁ・・・。
「片恋」はもう、うわぁ・・・これは、私的にはナシです、絶対。物語としては読めるけど、自分が当事者だったら、ありえません・・・。色々事情はあるとはいえ、自分をつけ回してたストーカーのお葬式で、遺影を持つ役をやるだなんて・・・。これに絆される女を理想としてるのかしらん、さだまさしさんは。

今回は、ほぼ私が読んでる作家さんばかりだったので〈アンソロジーの罠云々〜!〉はないんですが、やっぱりアンソロジーってすごいなぁと思います。お買い得という意味でも(笑)。
これだけ著名な作家さんが競演ですもんねぇ。素晴らしかったです!

(2010.09.25 読了)



『Story seller』シリーズ
『Story seller』
『Story Seller vol.2』
『Story Seller vol.3』 本作

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Story Seller3
Story Seller (ストーリー セラー) Vol3 2010年 05月号 [雑誌]新潮社(2010-04-10)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 「男派と女派 ポーカー・フェース」沢木耕太郎 沢木耕太郎が旅先で経験したものを語る。 「ゴールよりももっと遠く」近藤史恵 現役を引退し、チーム・... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2010/11/01 00:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは^^やっと読みました。
どの作品も良かったですね〜濃かったですね〜。満足です!
有川さんの作品は、最初はびっくりしましたが^^;でも、S理論についてはとても面白かったです。
さださんのこの作品はナシだと思いますが、数冊読んでみる身としてはこういう作品も書くんだ〜って言う印象でした。現代っぽいと言うか。出されている本は素敵な本もたくさんあるので、是非お手すきの時に読んでみてください^^
苗坊
2010/11/01 00:38
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
アンソロジーという作家さんの競演は、ホントにいいですよねぇ!
S理論は腰砕け(笑)でしたが、有川さんらしい、楽しい物語でしたね♪
さだまさしさんの他の作品、読んでみようかしらん。おススメ、ありがとうございます!
水無月・R
2010/11/01 22:54

コメントする help

ニックネーム
本 文
『Story Seller vol.3』(小説新潮10年5月号別冊)/アンソロジー ◎ 蒼のほとりで書に溺れ。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる