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zoom RSS 『葛野盛衰記』/森谷明子 △

<<   作成日時 : 2010/09/14 22:23   >>

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重かったわぁ・・・・。緻密でねぇ・・・。歴史の知識もあんまりなくて・・・。こういうとき、無教養であることを大変悔いますね(^_^;)。
ただ、「みやこ」というものは、場所もそうだけど「人とその思いを含むもの」という物語性は、感じました。
森谷明子さんの描く、平安の「みやこ」には、様々な魔と人が棲みついています。

『葛野盛衰記』は、その葛野の地に三百年の長きにわたって栄えた「みやこ」と多治比のの一族の物語。
第1部では、多治比の娘・伽耶がのちに桓武天皇となる山部皇子の寵愛を受け、多治比の地が「長岡京」となるが、秦氏の策略により「長岡京」は打ち捨てられ、葛野川上流にあらたな「みやこ」が作られたことから、物語は広がってゆく。
伽耶の養い子である真宗は、病身の伽耶の代わりに桓武天皇の夫人として新たな「みやこ」についていくが、その内裏には不穏な松原があり、「守のお方」と呼ばれる不思議な女がおり、秘かに桓武天皇の寵を受けていた。
「みやこ」では、あまたの皇子が東宮になり・廃され・今上になり・譲位し、皇位を争う日々が続く・・・。
その趨勢に倦む真宗の子・葛原親王は、姓を賜り、臣下となった。
第2部には、その葛原親王から連なる「平」の一族の盛衰が語られる。「みやこ」の旧弊さを嫌い、新たな価値観を持った「平一族」は、白河法皇を始めとする、皇位にある人々に武力と財力を持って取り入り、勢力を拡大させる。
頂点を極めた清盛だったが、同じ気性を持った後白河法皇との対立を生み、院・上皇・今上を担いで遷都を試みるも都人たちがついて来ず、京の都にむざむざと戻ることに。そして、源氏に追い落とされ、平氏は滅亡する。

あ〜・・・。すみません、なんかどうも上手くついていけなくてですね・・・。
多治比の一族の悲願、都を一族の地に、一族から皇位につくものを・・・という怨念や執念は分かるんですけど・・・。
怨念とか怨霊とか、結構好きだと思ってたんですけど、どうも合わなかったです・・・。
アレかな〜、主役が「都」だったから、ですかねぇ。
どうもノリが合わず・・・でした。藤原宗子が忠盛に嫁いだあたりの、平氏の清々しさや宗子が今までの都風より平氏の武者風に慣れて行く様子なんかはすごく楽しめたのですが・・・。

(2010.09.14 読了)


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