蒼のほとりで書に溺れ。

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zoom RSS 『ある小馬裁判の記』/ジェイムズ・オールドリッジ △

<<   作成日時 : 2015/08/20 22:06   >>

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森谷明子さん『花野に眠る』で、佐由留君が読んでいた本。
どんな結末になるのか気になって図書館で借りてきたのですが、これ・・・児童書なんですよねぇ?私には結構、難しかったんですが(^_^;)。
一頭の小馬(ポニー)の所有を巡っての『ある小馬裁判の記』、町を二分するほどの騒ぎになったその顛末が詳細に語られています。
著者はオーストラリアで少年時代を過ごしたイギリス人、ジェイムズ・オールドリッジさん。

冒頭書きましたが、私には難しかったんですよねぇ…。町の状況説明とか、ちょっと長々しくて、読み辛かった。
訳が古いからか、文章もやけに固く、普段どれだけ頭使ってないのか水無月・Rよ…って感じですが、理解にも時間がかかり。
物語の肝である法の適用の公正さとか、裁判の展開とかは、まあ何とかついていけたのですが。

感情論ではなく理性的に合理的な、最後の裁判のやり方を提案し関係者に受け入れさせた、クェイル弁護士の手腕と誠実さには、とても感心しました。
誰もが躍起になって罪の白黒をつけようとする中、少年が小馬を盗んだか否かの裁判ではなく、当の小馬がどちらの小馬であるかの裁判に変わるとなった後の、町の人々のそれぞれが二手に分かれるさまは、奇妙でもあり、納得もできることでもあり、丁寧に描かれていました。
ややスコティー側でありながらも、ジョジーにも配慮を怠らなかった、語り手であるキット・クェイルの公正さも父親譲りの誠実さがあったのだなあと感じましたね。

小馬がどちらのものか裁判で決した後、ジョジーがスコティーを訪れて「たまに来てくれ」と依頼し、スコティーもそれを承諾する最後のシーンが、とても印象的でした。
色々と思うところはあっても、二人の子供たちは大きく成長し、お互いの状況を受け入れられるようになったのだな、と清々しく感じられました。

(2015.08.18 読了)

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