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zoom RSS 『空棺の烏』/阿部智里 ◎

<<   作成日時 : 2016/01/19 20:30   >>

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阿部智里さんの八咫烏世界シリーズ最新作!(←シリーズ名は勝手に命名)
やっと図書館予約の順番が回ってきて、2日間で一気読み!面白い!ワクワクする!もうたまりませんなぁ♪
『空棺の烏』、今回は学園モノですね。少年たちの成長、八咫烏世界の広がり。思いっきり堪能させていただきました!

北領出身の平民・茂丸、西家の令息・明留(真赭の薄の弟)、南領貴族の下人・千早、そして雪哉、4人の少年の名を章タイトルに、彼らの勁草院(金烏と宗家を守る近衛衆を育てる学校)での日々が綴られていく。
それぞれが成長してるんですけど、一番変わったのは明留君ですな。真赭の薄の弟なんだから、もともとのポテンシャルは絶対高いと思ってたんですけど、・・・鼻持ちならない坊ちゃんから仲間たちの先生役を経て、若宮の側近まで成長しましたもんねぇ。
・・・雪哉が有能過ぎて、教えるのが下手ってのが笑えました。なんかもう、みんなそれぞれに補い合ってるのがいいよねぇ、学園ものだなぁ♪

いやしかし、本作だけ読んだら、どんだけ雪哉イヤな奴(笑)。
かつて、若宮(奈月彦)にいいようにこき使われ、宮中の女性陣には可愛がられ?てたあの少年が、勁草院に入峰し、若宮と共に山内を守る仲間を増やしていくんですが。
その過程が、全部雪哉自身が仕組んでることだって言うね、びっくりですよ。あの可愛かった雪哉はどこに(笑)。
まあこんなこと言いつつも、私は雪哉のこと大好きですよ♪本作では頭良すぎてあらら、って気持ちにはなりますが、一生懸命さは失われてませんもの。

好きといえば、本作で気に入ったのが、雪哉と茂丸の部屋の先輩・市柳(いちりゅう)。、いい味出してたと思います。名前は覚えてなかったけど、雪哉が故郷を離れなきゃいけなくなったきっかけ、たしか市柳とのトラブルですよねぇ(笑)。でもけっこう最初のほうから、いい先輩ですよ。雪哉と茂丸が西家一派や南家一派と揉めそうになったら、その場から引きずり出してくれたし、長束派の上級生との対立の際にも矢面に立ってくれたし。すっごい戦力ではないかもしれないけど、とってもいい人ですよ♪是非今後の物語にも出てきてほしいですねぇ。

真の金烏の条件を満たしきれていない若宮の即位に反対する神職・白烏達の気持ちも、分からないではないのですが、山内未曽有の危機、対処できるのは若宮だけだと思うんですよねぇ。若宮の「すべての八咫烏を守るという意思」に忠誠を誓う、雪哉たちのような側近がいて、若宮と彼らの行動が必要だと思うのですよ。八咫烏の世界には。

先の真の金烏がかの地で亡くなった理由、彼が何をしたかったか彼が何をなしたか・・・は、まだ解明されてません。若宮の記憶もまだ安定しない状態のようですし。ただ「小猿」の遺した言葉や思いから、山神・大猿・八咫烏・・・それぞれに大きくかかわるとてつもない事実が隠されていそう。ああ、早くその辺の設定も知りたいし、1作目の姫君たちがどうしているかの消息も知りたいし、シリーズの続きの物語、待ちきれません!
それにね、、前作『黄金の烏』のラストで「猿と相まみえるのは」という書き方してたのは、こういうことだったのか!!という驚き。
続きがとても気になりますが、大猿との死闘は、もうちょっと先の話となりそうですな。
巻末の次巻『玉依姫』の紹介文を読む限りでは、この手の話ではなさそうですんでね。でも『玉依姫』も楽しみ♪

(2016.01.17 読了)

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阿部智里 文藝春秋BKSCPN_【本ポイントアップ祭り】 発行年月:2015年07月29日 ページ数


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水無月・Rの〈八咫烏世界シリーズ〉記事
『烏に単は似合わない』
『烏は主を選ばない』 ◎
『黄金の烏』
『空棺の烏』 ◎ (本稿)
『玉依姫』 〇

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空棺の烏(阿部智里)
八咫烏シリーズ4作目。 ...続きを見る
Bookworm
2016/01/20 12:26
空棺の烏 阿部智里
空棺の烏著者:阿部 智里文藝春秋(2015-07-29)販売元:Amazon.co.jp オススメ! 八咫烏の一族が支配する世界山内で、宗家を守るのは山内衆と呼ばれる上級武官。勁草院という養成所で厳し ... ...続きを見る
苗坊の徒然日記
2016/01/21 22:29

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今までのお話とはちょっと雰囲気が違ってましたが、とっても面白かったですよね〜!
それにしても、雪哉って本当にイヤな奴でしたねぇ(笑)私、読みながら雪哉の頭を拳でグリグリグリ〜っとしたくなりましたよ^m^
すっごく気になるところで終わってて早く続きが読みたいですが、次はちょっと違うお話になりそうで・・・。でも、どんな風にこの世界が広がっていくのか、そっちも楽しみではあるんですけどね。
すずな
2016/01/20 12:49
すずなさん、ありがとうございます(^^)。
ホント、雪哉の高笑いがなんかもう(笑)。
そして、うわ〜気になりすぎる!というところで終わっちゃいましたもんねぇ(^_^;)。
でも、確固とした世界観はホントに素晴らしいですよね♪次作も楽しめそうです。
水無月・R
2016/01/20 14:26
こんばんは^^
最初は雪哉大丈夫かなぁなんて心配していたのですが、とんでもなかったですね^^;
ホント敵には回したくないやつです^^
そんな雪哉も仲間が出来て良かったですね。これから若宮とどうかかわっていくのか楽しみです。
でも次作は内容がちょっと違うみたいですねー。どちらにしても早く読みたいです。
苗坊
2016/01/20 22:09
苗坊さん、ありがとうございます(^^)。
勁草院での学生生活で、もまれながら成長する物語かと思ったら!(笑)怖ろしい子です(^_^;)。
若宮や新たな仲間たちと、山内を八咫烏を守る戦い、どんなことが起こるのか、予測が付きませんね。楽しみです♪
水無月・R
2016/01/21 18:42

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