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zoom RSS 『ナイン・ストーリーズ』/佐藤友哉 〇

<<   作成日時 : 2017/05/23 11:02   >>

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あっちゃ〜。ちょっと失敗したなぁ(笑)。
私、サリンジャー読んだことないのよねぇ。
〈鏡家サーガ〉シリーズも、『青酸クリームソーダ 〜〈鏡家サーガ〉入門編〜』と『飛ぶ教室』(読んだのブログ始める前)しか読んだことなかったりする。読んでたら、もっと楽しめたかしら・・・(^^;)。
佐藤友哉さんの〈鏡家サーガ〉シリーズ短編集、『ナイン・ストーリーズ』は、鏡家の様々な年代を通して描かれる、偉業で異能な彼らの日常(そういえば本作は事件的な物語はない)。

私的には、佐藤さんの作品って、サイキック風味のバイオレンス小説(なのに読み味は軽い)というイメージが強いんですよね。このシリーズでも、鏡家の偉業で異能な最強の兄弟姉妹(7人)は、凡人とはレベルの違う世界に居る。7人それぞれが、とんでもない異能の持ち主(まあ、公彦は平凡なようだけど)で、頭がよくて、そして常軌を逸している
でも彼らの中には、一本の芯が通っている。「お互いと強くつながり合い、お互いを本当に愛している」ということ。そのせいで、色々なトラブルに巻き込まれたり、巻き起こしたりしてるということ。
本短編集で、それがよくわかりました。

今まで読んだ2作で大体の世界観はなんとなくわかってました。本作にて、兄弟たちの年齢差が判明。それぞれの関係も見えてきました。
残念ながら、各人の特殊能力の詳細はまだ分からないのですが、その辺はほかのシリーズを読んで理解した方がよさそう。

9編の中では、「バナナフィッシュにうってつけの日」「レディ」が好きですね。
・・・ってことは、私は癒奈が好きなのかしら。
キャラ的にはたぶん、稜子が好きなんだと思うんだけどねぇ。
癒奈は人生の途中で壊れたんじゃなくて、最初から片足あちら側に突っ込んでた人なのだな・・・。あちら側って表現、曖昧だけど・・・たぶん凡人の私では絶対に理解できない領域に居るんだと思う。

那緒美、怖いな〜。ちょっと癒奈の系統が入ってるけど、たぶんまだこっちに半身以上残してる感じが、余計に怖い。この子が感情的になった時、天変地異が起こるんじゃないかという気がするな。そう簡単には崩れないと思うけど、<末っ子が実は一番能力が高い>ってのは、物語では定番だしねぇ(^^;)。

不条理で理不尽でバイオレンスに満ちた世界。
だけど、魅力的です。色々、知りたくなります。
サリンジャーはともかく、既刊の〈鏡家サーガ〉シリーズを早く読もうっと!

(2017.05.21 読了)

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佐藤友哉 講談社発行年月:2013年08月29日 予約締切日:2013年08月28日 ページ数:28


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