『碆霊の如き祀るもの』/三津田信三 ◎

かなり久し振りの三津田信三さんの〈土着民族系ホラーミステリー〉、〈刀城言耶『◎◎の如き●●もの』シリーズ〉ですな・・・って、『幽女の如き怨むもの』を読んだの2012年?!ホントに?!9年を隔てても読みたいシリーズであり、読み始めれば一気にその世界に戻って行けるシリーズです。はぁ・・・堪能しましたわぁ。『碆霊の如き祀るもの』、怖ろしきもの…
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『総特集 森見登美彦 ~作家は机上で冒険する!~』/森見登美彦 ◎(KAWADE夢ムック)

いやぁ、確かにこれは〈永久保存版〉と銘打つべき、素晴らしいムック本でした。森見登美彦さんの総特集MOOK・・・。とにかく、情報量が多すぎて、溺れそうでした(笑)。『総特集 森見登美彦 ~作家は机上で冒険する!』、うん、日々冒険してるのね、モリミー♪大好きよ、ホントに。 単行本未収録短編3つ・対談・寄稿・論考・インタビュー、ご本人による…
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『クジラアタマの王様』/伊坂幸太郎 ◎

『クジラアタマの王様』というタイトルが、実はなかなかに意味深ですよね。〈クジラアタマの王様〉とはハシビロコウの英語名?学名?なんだそうですが、〈王様〉ねぇ・・・なるほどなぁ。伊坂幸太郎さんが描く、夢の世界と現実世界のリンクストーリー。主人公の岸がすごく普通の人なのが、好感が持てましたねぇ。 実は、ハシビロコウは結構好きな鳥類だったので…
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『58歳から日々を大切に小さく暮らす』/ショコラ 〇(エッセイ)

ネットで紹介されていて、なんだか素敵なタイトルだなと思って、図書館で予約してみました。著者のショコラさんが、「老前整理」の記録をブログに綴っていたところ、とあるムック本に取り上げられ、その後別の出版社の編集さんから書籍としての出版を打診されたとのこと。そして、生まれた作品がこの『58歳から日々を大切に小さく暮らす』。ショコラさんの「普通…
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『狂骨の夢』/京極夏彦 〇

いやもう、ホント勘弁してほしいですよ、この凶器レベルの製本(笑)。まあねぇ、京極夏彦さんだから、しょうがないんですけどね。ノベルス版で読んだんで、まだそんなに重くなかったのだけが救いですよ、まったく(笑)。頭蓋骨や生首が頻出し、登場人物たちのトラウマや執念が錯綜する『狂骨の夢』、なんというか・・・正直言って、大変疲労しました。でも、頑張…
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『間宵の母』/歌野晶午 〇

とてつもないどんでん返しで、読者の足元をすくってくる歌野晶午さん。警戒しながら読んでても、最後の最後に「うわぁ、さすが歌野さんだよ」と唸らざるを得ない作品多々。という訳で、本作『間宵の母』も、ガチガチに警戒しながら読み始めましたよ、私。間宵紗江子という不幸に見舞われ続ける女性の関係者たちの視点から、彼女やその周辺の出来事が描かれます。 …
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『痴情小説』/岩井志麻子 〇

岡山の女たちの、汗したたり情もねばつくような、痴情に溺れる13編。とはいえ、『痴情小説』とは、あまりにストレートなタイトルではありませんかね、岩井志麻子さん(笑)。あまりにあまりなタイトル故、家族にはタイトルを見られないように気を付けちゃいましたよ、ワタクシ(^^;)。一応、未成年な次男もおりますもので(笑)。 本書は、岡山弁がもつじ…
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『おまかせハウスの人々』/菅浩江 〇

あらまあ、私的〈いつもの菅浩江さん(〈ひと〉と〈機械〉の狭間で揺れ動く物語)〉とも、先日読んだ『ゆらぎの森のシエラ』ともちょっと違う印象でしたね。本作『おまかせハウスの人々』は、割とライトに「ちょっと未来の日本(?)で機械文化が進んだら」という世界を描いた短編集です。ライトなSFだけど、人の悲哀もしっかり描かれ、ホッとしたりゾッとしたり…
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『婚活中毒』/秋吉理香子 ◎

いやぁ、なんとも読後感の悪い・・・。でも、ここのところかなり読書スピードが落ちてた私がイッキ読み出来てしまったぐらい、グイグイ読ませる短編集でした!秋吉理香子さん、すごい!さすが!!『婚活中毒』というタイトルもなかなかに思わせぶりで、短編それぞれのタイトルもシンプルにして秀逸。じゃあ、話はライトなのかというと、ドロドロありゾッとするもの…
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『輪舞曲(ロンド)』/朝井まかて 〇

大正期に活躍した女優・伊澤蘭奢(いざわらんじゃ)。彼女の遺稿集の編纂に携わった、4人の男たち。朝井まかてさんによる伊澤蘭奢を浮き彫りにする物語、『輪舞曲(ロンド)』ですが、果たして彼女の本当の姿は描き切れたのか。それとも、彼女は真に〈女優〉として生き抜いたがために、〈女優としての伊澤蘭奢〉が浮かび上がってしまったのか。人は多面体である、…
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『メルサスの少年 ~螺旋の街の物語~』/菅浩江 ◎

私の中では、〈ひと〉と〈機械〉の狭間で揺れ動くものたちを描くSFファンタジーが菅浩江さんの最も美しいジャンルだと思っていたのですが、そんな思い込みを打ち破って〈少年少女の迷いと懊悩に満ちつつも、清々しい成長〉を描いた作品でした。いやぁ、素晴らしかった。なんというか、とても胸に迫る作品です。『メルサスの少年 ~螺旋の街の物語~』は、私の好…
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『楽園の烏』/阿部智里 〇

阿部智里さんの〈八咫烏世界シリーズ〉、第2部開始!です。1部で描かれた山内という世界とその危機、2部ではどう展開しているのか?と思っていたら、『楽園の烏』というタイトル。なんだか、意外なネーミングだと感じられました。 タイトルにに微妙な違和感を覚えながら読み始めると、だんだんにその違和感の正体が明らかになって来ます。気まぐれな養父から…
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『草々不一』/朝井まかて 〇

これは、江戸町人の日常を描いた『福袋』と対を成す作品ですねぇ。本作『草々不一』は、時代は同じく江戸期、描かれるのは武家社会。と言っても、華やかな職に就く有名な人々ではなく、牢人者だったり出世に悩む者だったり、「武士たるもの、こうあらねば」という面目を保つために、迷ったり苦心したりする、なんとも人間味の深いものたちの物語です。やっぱり朝井…
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『三千円の使いかた』/原田ひ香 〇

人によって、三千円の価値はそれぞれ。御厨(みくりや)家の祖母・琴子、母・智子、長女(既婚)・真帆、次女(独身)・美帆、それぞれにとっての〈お金とは〉を緩やかに描く原田ひ香さんの『三千円の使いかた』、それぞれ違う彼女たちの事情、考え方、その考え方の変わって行く様子、興味深かったです。 アラフィフで主婦の智子の章が、一番刺さったかな~。離…
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『姑の遺品整理は、迷惑です』/垣谷美雨 〇

ううう、身につまされすぎて、胃が痛いです、垣谷美雨さん(笑)。いや、まだ現実には両親・義両親ともに健在ですが、いずれはたぶん・・・、我が身です。『姑の遺品整理は、迷惑です』 は、急死した姑の住んでいた団地の3DKを引き払うために、その遺品整理をしなくてはならなくなってしまった望登子の奮闘物語。 最初の頃は、ひたすらため込み気質の姑を恨…
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『古生物 ビジュアル大図鑑 ~生命誕生から古生代まで 進化の謎と生命の神秘に迫る!~』/洋泉社MOOK ◎

先日『わけあって絶滅しました。』を読んで、なんて残念で愛おしい生物たちよ・・・と思ったものですが、こちらの『古生物 ビジュアル大図鑑 ~生命誕生から古生代まで 進化の謎と生命の神秘に迫る!~』は、CG復元イラストで描かれる、オールカラー図鑑です。真面目です(笑)。これ・・著者は誰だと言えばいいんだろう?・・・執筆・編集・CG制作・・・色…
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『ゆらぎの森のシエラ』/菅浩江 〇

読んでて、違和感があったんですよね。あれ、私何読んでるんだろうって。菅浩江さんの作品のつもりで読み始めたのに、何か違う。この違和感は何だろうと思いながら、『ゆらぎの森のシエラ』を読み進めていきました。 違和感の正体は、私の勝手な期待だったことが判明します(笑)。私にとって今までの菅作品は〈ひと〉と〈機械〉狭間で揺れ動く物語だったり、遠…
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『CAボーイ』/宮木あや子 ◎

あ~、面白かった!!楽しかった!!この作品は宮木あや子さんのノリテンポ良し系ですねぇ!読みながら色んなツッコミを入れたり、爆笑したり、大変忙しい読書となりましたよ♪主人公・治真は20代後半なので、『CAボーイ』というタイトルにはちょっと「ボーイ・・・???」ってなったんですけど、途中で『校閲ガール』をはじめとする〈校閲ガール〉シリーズと…
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『神様の暇つぶし』/千早茜 〇

物語の終盤に差し掛かって、「わからない・・・理解できない、いや、理解したいのかどうかも分からない」と思ってしまったのです。千早茜さんの描く、焼けつくような情動とそれが一気に去ってしまってもなお、生き続けてしまったうら寂しさに、焦燥と共に突き放されたような気持ちになりました。『神様の暇つぶし』というタイトル、誰が何が〈神様〉で〈暇つぶし〉…
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『ババア上等! 大人のおしゃれDO!&DON'T!』/地曳いく子×槇村さとる ◎

『ババア上等! 大人のおしゃれDO!&DON'T!』というタイトルと、表紙の凛としてカッコいい女性のイラストが目を引く本作。スタイリストである地曳いく子さんとスタイリッシュな女性を描かせたらピカイチの漫画家である槇村さとるさんがタッグを組んで、「おしゃれ更年期」でおしゃれ迷子になっている女性たちに、手を差し伸べてくれました!「おしゃれ」…
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